また少しお気に入り増えてる…
本当にありがたいです…
最初のタツミ視点はダイジェスト形式。
そしてトウヤの初戦闘描写。
いや、本当に難しい。
全然戦闘場面で文字数稼げないんですよ…だれか教えて、偉い人…
どこか物足りなく感じる人もいるかもしれませんがどうぞ…
side:タツミ
「どうなってるんだよ…何もかも…」
何がなんだかわからない。
それが今の俺の心境だ。
今起こってる全部がわからない。
俺たちは帝都で一旗あげるために村を出た。
勿論村を救うためにだけど、帝都に来る途中で夜盗に襲われてサヨとイエヤスと離れ離れになってしまった。
それから危険種を狩りながら帝都まで来たは良いものの帝都の雰囲気に圧倒されちまったぜ…
まぁ、それはともかく。
俺は帝国軍の兵士の志願に行ったんだ。
サヨとイエヤスはもう帝都にいるかまだ来てなくてもそのうち会えると思っていたから。
でも、受付の男に追い返されちまって…
落ち込んでたら俺の目の前におっぱ…じゃなかった金髪美人が話しかけてきて…
俺の金全部持っていかれたんだ!
仕官するのにいい方法があるっていわれて飯おごって危険種を狩った報酬を渡したらどっか消えやがった!
店の店主に言われるまでなんとなく嫌な予感がしつつも待ってたんだぞ!?
そしたらどうだ、騙されたとか言われて…
途中なんか絡まれたりしたけど野宿覚悟して座り込んだんだ。
「もし泊まるアテがないんだったら、私の家へ来ない?」
そしたらアリアって子にそう言われて。
そんときの俺はあの金髪美人のせいで疑心暗鬼になってたわけだけど…
まぁ厚意に甘えさせてもらったんだ。
そしたらすっごい豪邸に招待されてアリアの両親と話した後軍の知り合いに話通してもらえることになってサヨとイエヤスの捜索も手伝ってくれるって言ってくれて。
帝都に来て散々だったけどこの家の人たちみんなが俺に優しくしてくれて嬉しかった。
警備の人と少し話した後すっかり意気投合して部屋まで案内されて二人のことを考えながら寝ようと思ったら、すごい殺気がして。
そこからはまるで景色が流れるみたいに進んでいった。
部屋を飛び出して窓の外を見ると警備兵の人たちがどんどん殺されていったんだ。
帝都で噂になっている殺し屋集団…ナイトレイド。
急いでアリアさんを探しに行って見つけたはいいんだけど今度はナイトレイドの一人のアカメってやつと戦う羽目になって。
死ぬかもしれないってところをあのおっぱいともう一人の女に救われて。
知らない女のほうが小屋のほうに行きながら俺に言ったんだ。
「コレを見ても、まだそんなこと言えんのか?」
そういいながら扉を思いっきり蹴飛ばして中を見せる。
「…何だよ…コレ…!」
俺は小屋の惨状を見せ付けられて絶句した。
こんなことをあの家族がしていたのかって信じられなくて…
小屋の中にはサヨとイエヤスもいて急いで助けたんだ。
そうしたらアリアが狂ったみたいに叫び始めて、こんなことをしたやつだからとか騙されたとか…
そういう感情よりも先にサヨやイエヤスにこんなことをしたアリアが許せなくて体が動いてアリアを斬っちまった…
でも、後悔はしてないしサヨとイエヤスを助けられて本当に良かったと思った。
そうしたら急に体中から虫が這い出てくるような寒気に襲われて、月明かりに照らされた不気味な奴が現れたんだ。
本当に一体、帝都はどうなってるんだ?
――――――――――――――――――――――side:タツミ to be continude
月に照らされたアリア邸の小屋の前でトウヤとナイトレイドが向かい合う。
両者は動かずただ対面の相手を見るだけ。
違うとすれば、ナイトレイドは武器を構え臨戦態勢をとっているにもかかわらずトウヤはただ立っているだけだというところだろうか。
武器も持たず何をするわけでもなく赤い瞳を光らせるだけ。
しかし、身にまとう雰囲気はただただ不気味だと思えるほどあたりの空気を濁らせる。
重たく夜であるにも関わらず生暖かい空気はその場にいる者たちの意識を飲み込もうとしてくる。
鉛のような静寂は一秒を一分、一時間も延ばしたように進まないような気分だった。
「―――――――葬る」
静寂を破ったのはナイトレイドの一人、アカメだった。
自身の持っていた刀を突き出し、距離をつめる。
狙うはのど。
しかし、トウヤは慌てることなく体を横にずらすだけでその攻撃をかわす。
アカメは突進の勢いを左足で変えるとトウヤに向け背を向ける形で体を反転させトウヤに向けて回転切りを繰り出す。
『”無名刀 白”』
トウヤがつぶやくと左手に一瞬光が集まり武器を形成する。
横から来る一刀必殺の剣閃は目にも留まらぬ速さで防がれた。
トウヤは体を使ってアカメを武器ごとはじくと刀を鞘に戻しつつアカメとの距離をつめ高速の居合い剣術で攻撃を始めた。
低い体勢から繰り出される居合い切りは一回受け止めると剣閃がその軌道を再び攻撃してくるという不可思議な光景にその戦いを見ていた全員が息を呑む。
鍔迫り合いで顔を近づけるとトウヤはアカメに対してこういった。
『…少し本気でいく。うまくいなせよ』
「――――ッ!!」
そこからは防戦一方だった。
まるで幽鬼のように不安定ながらも正確で迅速な攻撃はまさに鎌鼬のように風と共に何もかもを切り裂こうとしてくる。
一太刀振るえば三回攻撃がくるような速度の居合い切りにもアカメは冷静にすべてを最小限の動きで対処する。
鉄と鉄がぶつかる音は次第に苛烈さを増していき、まるで銃撃戦が行われているように火花が散っていく。
やがてアカメが剣速の弱まった瞬間に刀を振るいトウヤとの距離を無理やり開くと両者の間に再び静寂が訪れた。
「アカメ!大丈夫か!?」
「あぁ。それよりも…」
後ろで待機していたレオーネとキサラギがすぐに合流する。
眼前に佇むトウヤに対してどうでるか決めかねているようだった。
「アカメに対してあそこまで戦えるなんて、強さは雰囲気以上だな…」
「武器をどっから取り出したんだろうねぇ…もしかして帝具の類?」
「分からない。だが、勝てないわけじゃない」
「次は俺たちもいくぜ。準備はいいよなレオーネ!」
「あいあい!任せてよ!」
そう言ったアカメは再び刀を構える。
それに同調して二人も態勢を整えた。
彼女らの背には戦えないサヨとイエヤス。
そして、二人を護るように武器を構えるタツミがいた。
トウヤは目の前の三人を見ながら腰を低くし柄に手を置く。
『”君子殉凶”』
トウヤがそう言うと身にまとっていた服装が光を帯びていき、その光がはじけると黒い装具と紫と白によってまとめられた衣服のような甲冑を纏っていた。
先ほどまでの全身を黒の暗殺者装束のような服とレインコートに似たフード付の外套は消え白髪と仮面が完全に見える形となった。
「え…あれってまさか…!」
その衣装を見たキサラギは一瞬思考を目の前の対象から外してしまった。
その一瞬をトウヤは見逃さない。
ドンッという音と共に地面がくぼみトウヤの姿が消える。
「キサラギッ!」
「なっしま!ぐはぁ!?」
レオーネがその動きをいち早く察知し警告したが、あまりの早さに対処が遅れる。
そして動くのが遅れたキサラギは刀の鐺によって腹を付かれそのままタツミたちの横までトウヤによって吹き飛ばされる。
さらに、受身を取ろうとした瞬間に地面に叩きつけられ踏みつけられることで体の自由を奪われた。
レオーネとアカメは助けようとするが、キサラギの首元に当てられた刀を見て動けなかった。
「ゲホッ、ゲホッ…たいした腕だなお前…」
『…………』
「なんだよ、黙りやがって。というかその力、姿………お前、もしかして俺と
『…………』
トウヤはその言葉に何も答えない。
ただ、自分が押さえつけている相手を見下ろすだけ。
キサラギはそれでも言葉が返ってくることを期待した目で仮面の奥の赤い瞳を見る。
『…お前は…』
「ん?」
『お前は、何が目的でここに来た…』
そうした状態がしばらく続き、トウヤがようやく口を開く。
キサラギはその言葉に首をかしげて言う。
「目的?そりゃここの家族を『そうじゃない』…何?」
『お前は、何が目的で
「…………」
その言葉は彼らの中でしか分からない言葉だった。
現にタツミたちはその言葉の真の意味を理解できていない。
その言葉にこめられた意味も。
やがて、キサラギはこう言い放つ。
「俺は、ただ守りたいだけだ。それが、それがたとえ
『…………』
その言葉を聞いても、トウヤは何も言わなかった。
だが、右手で構えていた刀を何も言わずに振り上げる。
「キサラギ!」
「っ!!」
ナイトレイドの二人はそれを見て駆け出す。
だが、その行き先はキサラギではなく
大きな音を立てて槍が吹き飛び、トウヤは飛び上がってキサラギたちから距離をとる。
「…変な殺気が一瞬したから何かと思ったら…」
「どうやら、イレギュラー…ってやつっぽいねぇ。大丈夫?アカメちゃん、レオーネ姐さん、キサラギ」
『なかなか苦戦してたみたいだな。俺たちも加勢するぞ』
そういいながら現れたのは姿を見せていなかったナイトレイドのメンバーだった。
飛来した槍は鎧の男-ブラートが所持している。
銃口をトウヤのほうに向けて険しい顔を見せるピンクの少女-マインと糸で宙に浮いたままこちらを見るゴーグルをした緑髪の少年-ラバックもどうやらやる気らしい。
『…帝都の殺し屋集団、か。なるほど、帝具使いというのは厄介な相手が多そうだ』
そうつぶやかずにいられないトウヤ。
気がつけば後ろにもメガネをかけ馬鹿でかいハサミを持った長髪の女性-シェーレが陣取っていた。
「わりぃみんな、助かった」
「気にしなくていいわ、それよりもそこの仮面!今度はアタシ達全員相手にする?」
『…………』
トウヤは何も言わなかった。
だが、ナイトレイドのメンバーは全員がトウヤに向けて殺気を放つ。
しばらくにらみ合いをしていた両者だったが、根負けしたようにトウヤが構えを解いて武器を消した。
『…大きな歓迎、そして付き合ってくれてありがとう。これにて今日は閉幕だ…』
そう言ったトウヤに対してナイトレイドはさらに強い殺気を向ける。
「何言ってるんだ?ここから逃げられると思ってんの?」
『悪いが素性も分からないようなやつをはいそうですかと逃がすわけにはいかないぜ?』
「さっきは仕留められなかった。次こそは葬る」
まるで自分たちよりも強いというような言い草がどうやら癇に障ったようだった。
だが、トウヤは首を振る。
『…先に攻撃してきたのは君らだろう。確かに俺は反撃したが、本気で殺すつもりなら君たちの仲間の一人は今頃首と体が分裂してここの住人たちの仲間入りだ。それに、俺は敵対するつもりはない。今のところは、だがね』
「そんなこと信じられるわけないでしょっ!」
『それで結構。信じる信じないは勝手だ。だが、生憎帝国の警備隊相手に動くするのはまだ早い。大臣をこの手で殺す復讐劇はもう少し時間を置いてからだ』
その言葉を聞いたナイトレイドの面々は困惑する。
なぜ警備隊が動いていることが分かったのか。
それよりも彼らはトウヤのことをこの家の外道家族に手を貸していた、もしくは帝国につく人間だと思っていたからだ。
だが、先ほどの言葉は帝国につくどころか大臣を敵対視している。
むしろ殺意を抱いているのだ。
だからこそ、分からない。
「なら…なんでアカメちゃんやキサラギを攻撃したんだ?
『あぁ、知っていたよ。革命軍に所属し帝都に蔓延る
「…どんな理由があろうとも、お前は危険だ。なんとしてもここで「ちょっとまった、アカメ」…キサラギ?」
アカメの言葉に全員がトウヤへと攻撃しようとしたところをキサラギが止める。
意外な人物によって制止されたことに戸惑うメンバーに対してさらに言った。
「こいつの言ってることも間違っちゃいねぇ。現に俺は殺されてもおかしくなかった。それに帝国に対していい思いを抱いていないってのは嘘じゃないはずだ。でも、こいつの力は本物だ。いつ帝国に味方するかも分からない。だから一度アジトへつれていきたんだ」
「な、何言ってるわけ?!アンタ、アイツに殺されかけてたのよ!!それにあんなやつ信用できるわけが!!」
「頼む!ボスには俺から話を通す。それにアジトなら最悪暴れられても全員で対処も出来るだろ?警備兵が来てるかもしれないし目的を終えた今ここにいるのは得策じゃない。それに、あの子たちの手当てもしないと」
怒鳴り散らすマインに対して拝むように頭を下げるキサラギ。
その様子を見てマインやラバックたちが何か言おうとしたが、ため息をつくと自分の帝具をしまい撤収の準備を始めた。
「ハァ…アンタは言い出したら絶対にアタシ達の話なんか聞かないんだから…責任はちゃんと取りなさいよ…まぁいいわ、それなら早く帰りましょ」
「…作戦終了、帰還する」
マインがみなの心を代弁する形でそれぞれ速やかに撤収していく。
もちろんタツミたちを回収するのも忘れない。
「ごめんみんな。悪いがそういうことだ。一度アジトまで来てもらうぜ」
『…先ほどまで殺されそうだった立場のやつの言葉とは思えないな』
「そうか?今生きてるんだから関係ないだろ?それにお前全然殺気という殺気を飛ばしてなかったしな!じゃ、ついてきてくれ」
『……はぁ……』
こうしてトウヤはナイトレイドとの邂逅を果たし、彼らのアジトへと赴くこととなった。
はい、それでも5000文字超えました…
何してんだ私ェ…
というわけで記念すべき最初の戦闘では”無名刀 白”、石田三成の力でアカメや転生者の一人キサラギと当たりました。
見てもらったとおり普通の戦闘では武器を、技などを使うときは武将の四字熟語を口にしてキーをはずすといった感じになりました。
あとキサラギは一応強いんですが、今回は不意を突かれた形で敗北。
特典は一体何を持っているのでしょうね。
次回はワイルドハントに入る転生者が少しだけ登場。
そしてアジトでのトウヤとナイトレイドのやり取りがあります。
トウヤの目的が明らかに?
余談ですが感想が来なくて結構モチベーション保つのがきついので、お待ちしてます…
誤字報告、設定のミス、アドバイス、本編への純粋な感想などできたらくださいな
誹謗中傷などは本当にやめてください…
キャラ設定などは次回を更新する前に投稿する予定です。
それでは