感想くれてもいいのよ!(血涙
お待たせしました。
原作キャラが助かる方向で話が進んでしまった…
今後出番もあるかもしれません。
原作キャラ救済タグ入れといたほうが良かったか…
行き当たりばったり小説で申し訳ないです。
ではどうぞ。
食事処 風鈴。
トウヤが営んでいる個人経営の小さな店の名前である。
帝都に移り住んだと同時に開業した経緯を持つ新米店舗だ。
スラム街に住むしかない住民にも優しいリーズナブルな値段でおいしい食事が食べられると開店後少しずつ常連客ができている。
アレドもその一人だ。
しかし、立地が悪いためか客入りはあまりよくない。
経営的に見れば赤字といってもいいだろう。
そんな店がつぶれずに営業できている理由は定かではない。
そのため、いろんな噂が出回る始末である。
そんな店の前にトウヤの姿はあった。
「泊まっていっても構わないんだがな、本当にいいのか?」
トウヤは目の前にいるイエヤスとサヨにそう言った。
イエヤスとサヨはそれに対し首を振る。
「元々やることもありましたから。それに食事をタダでいただいたのにそこまでお世話にはなれません」
「タツミも探さないといけないからな!うまい飯も食えたし力が沸いてきた!」
先ほど帝都のメインストリートに繋がる入り口で唸っていた二人からはもう悩みの色は見えなかった。
そんな二人の勢いに押されたのかトウヤはしばらく考えていたが、ため息をつき軽く微笑む。
「………わかった。何かあれば、また来るといい。歓迎するよ」
トウヤにそう言われたイエヤスとサヨは笑顔を浮かべながら大きな声でいう。
「「ありがとうございました!!」」
手を振りながら帝都の街へと消えて行くイエヤスとサヨ。
それを見ながら手を振り返していたトウヤは二人の姿が見えなくなると先ほどまでの笑みが消え険しい表情になったのであった。
Side:トウヤ
「………最初に会う原作キャラがあの二人とはね…」
誰もいなくなった店に入りイエヤスとサヨに出していた食事の後片付けをしながらつぶやく。
色々と気を使ったのは内緒だ。
まさかあんなところで出会うとは思わなかったからね…
帝都で原作キャラであるイエヤスとサヨに出会ったのは本当に偶然だった。
タツミに最初に会うばかりだと思っていたから余計に驚いた。
だが、そこから分かることがある。
そう、原作の一話目がまだ始まっていないということだ。
すでにタツミが帝都に来たころにはイエヤスとサヨはすでにアリアたちに捕まっていただろう。
事実タツミがレオーネにアリアの家の本性を見せられたときにはサヨは死にイエヤスは手遅れだった。
タツミがイエヤスたちとはぐれて帝都に着くまでにどれだけの時間がかかるかは正直分からない。
それでもこうして出会ってしまった以上彼らを行かせないほうが良かったのかもしれない。
だが、俺は二人を
引きとめようとすればできたはずだった。
でも、俺はしなかった。
理由は分からない。
いや、分かりたくないのかもしれない。
引き止めないにしろ注意を促すことはできたはずだ。
「……心のどこかが……誰かの破滅を願っている、か」
自分の特典を思い返し過去の幻影が頭に浮かぶ。
自分の戒めであり後悔するべきものだ。
そして、俺の力を発現させた出来事だ。
「俺は…どうしたかったんだっけ…」
『相変わらず辛気臭い奴だ…もう少しは力抜けっつの…』
気分が沈んでいる最中に誰かが声をかけてきた。
まぁ、誰かは分かってるけど。
「うるさい、こればっかりは昔からなんだ。気にしないでくれ」
『まぁ、何言っても治らないもんにケチ付けても仕方ねぇか。よっと』
どこからともなく聞こえてきた声の主が言い終わると同時に俺から分離するように姿を現す。
出てきたのは少年だ。
全身が緑がかった黒で染められ袖がだぼだぼの上着を羽織り、なぜか脚には装甲のようなものを付けている。
青白い不健康そうな肌は見る人を不安にさせるだろう。
俺の白髪とは真反対の黒髪が左目を覆い紫色の木の年輪のような不気味な目が覗く。
輪廻眼に近いと思ったのは俺だけじゃないはずだ。
そんな人物は空中で寝そべりながら俺に話しかけてくる。
【しかしだ、俺様が言いたいのはそういうことじゃねぇんだよ!】
子供の声にしてはやけに低い声に耳を傾ける。
「脈絡がおかしいし話が全然繋がってないぞ…で、何が言いたいんだ?」
【過去に思いを馳せるのはいいぜ、大いに結構。だがな、拘りすぎるのはよくねぇな?】
「…………分かってる」
【そうか。ならいいぜ。さて、これからの予定立てと行こうじゃないの!】
さっきまでの真面目な雰囲気はどこへ行ったのか…
しかし、こんな彼の性格に助けられている自分もいる。
姿かたちは変わってもどうやら
…え?今おかしな事言わなかったかって?
何も変な事は言ってないだろ。
この少年の正体は俺を転生させた神様(邪神?)である。
そりゃあ、疑いたい気持ちは分かるけど…
本当のことだから仕方ない。
俺も最初信じられなかった。
どうやらあの時気を失って目覚めた後俺はこの神様によって助けられたらしい。
記憶が曖昧で何が起きたかはわからなかったけど自分の黒髪は色が抜け落ちたように白くなっていたしちょっとした傷なんかあっという間に治っていた。
危険種と戦ったときには腕が取れたけどくっついたし首が折られても生きていたから不死の制限も消えたようだったし。
勿論ここにいるのは神様本人ではないが、神様の一部であることは間違いないから神様で問題ないだろう。
神様曰く【俺の力不足で課した制限だが俺が取っ払ってやったぜ】とのこと。
…なんだかチートになった気がする。
それでも神様は俺の特典の制限を取っ払うのに力を使い果たしたらしく今後期待するなと釘をさされた。
本体に残っていた力を全部俺に与えたらしいから十分だと思う。
特典の力は使いこなすまで時間がかかり俺が思っているよりも複雑みたいだからそっちの補助をしてくれるだけでもありがたい。
あと神様についてひとつ分かったことがある。
「分かった…それじゃこれからの動きについて話そうか、クルード」
――――――――――――――――side:トウヤ to be continude
「あれから一週間…か」
トウヤがイエヤスたちと別れて一週間が過ぎた。
その間トウヤは帝都中を巡りつつ原作で騒動が起きた場所を確認していた。
実のところ原作介入をするかどうかは決めていないトウヤだったがそれでもある目的のために利用できるものを利用する考えを持っていた。
その過程で原作の出来事に介入せざるを得ない状況もあるだろう。
そのための第一歩であるタツミとナイトレイドとの接触は避けられない。
「時期的にはもうすぐなんだが…」
そう考えているトウヤは帝都を見渡せる塔の上に立ち、日が沈み月夜に照らされている帝都を眺める。
「これだけ見れば、綺麗なんだけどな…残念だよ、本当に」
目を伏せ見えない誰かに語るようにつぶやく。
そんなトウヤの周りに風が吹くといつのまにかクルードがトウヤのそばに座っていた。
【ずいぶん待たされたがようやく動けるってもんだ。場所は見つけた。少し早いがナイトレイドも動くらしい】
「ナイトレイドが?どうして…」
【どうやら奴らの仲間の一人がお前のお仲間らしい。タツミが屋敷に入ったその日を狙ったみてぇだ。それに、あの少年少女もかろうじてだが生きてるみたいだぜ】
トウヤが感じた疑問にクルードが答える。
トウヤはそれを聞いて複雑な表情を浮かべた。
【まぁだ迷ってんのか?】
「…まだ帝都での活動をしてないからね…人を殺すって感覚は慣れてないから」
【ハッ!諦めろって。いい加減覚悟決めろ、トウヤ】
浮かない顔をするトウヤにクルードは厳しく言い放つ。
【所詮この世界はお前ら人間が作り出した御伽噺だ。だがな、お前はもうその御伽噺の登場人物。この世界に生きる人間の一人としてお前は失って力を得た。確かに俺はお前に転生者を狩れとは言った。だがそんな俺はもう力も失って転生させたやつの体を借りて存在している。助けもしない神様の言うことなんざ聞く必要はねぇだろ?だから、お前はお前の物語を書いてみせろ。ここはお前の知っている世界じゃねぇ。少なくともお前と同じような人間がいる時点で何かしらの変化が起きるはずなんだ。それも何人もいるならそれこそお前の知っている物語は確実じゃなくなる。自分で物を見て聞いて考えろ。後は好きにやんな、その行く末を俺様が見てやる】
そう長々というクルード。
トウヤは目を丸くしてフッと笑った。
「…それは、クルードなりの励ましか?」
【さぁねぇ~?言っただろ、お前の行く末を見たいだけだ。たまーに体を借りるがな】
「そっか…ありがとう、クルード」
【ケッきもちわりぃ…】
トウヤのお礼にクルードは悪態をつく。
トウヤは深呼吸して気持ちを楽にするとクルードに言った。
「それじゃ、行きますか」
【ケケッ!派手にいくぜぇ!】
クルードはそういうとトウヤの影へと飛び込む。
クルードの姿が完全に消えると今度は影がトウヤへと伸び彼を包み込んでいく。
トウヤの周りをうごめく影は風に乗って煙に変わり消える。
姿を現したトウヤは全身を黒に包みフードと白い仮面で顔を隠した裏家業のスタイルになっていた。
仮面の下からは碧眼ではなく血のように赤い二つの眼が見えていた。
仮面によって表情は見えないがトウヤは帝都自体に語りかけるようにつぶやく。
『今宵より開幕だ…終わりのない無限の悪夢のね…………いくぞ』
風と共に悪夢が目覚める瞬間であった。
帝都を屋根伝いに駆け抜けトウヤは目的地であるアリアの屋敷に着いた。
敷地内に進入し自身の目で
『どうやら、もう終わったみたいだ…』
(らしいな)
トウヤが見た光景はまさしくタツミがアリアを切り捨てている場面だった。
原作主人公としての最初の仕事を果たしたのだった。
傍らにはイエヤスとサヨの姿も確認できる。
『助かったみたいだね…』
(よかったか?)
『さぁどうだろ…さ、今度は俺たちの出番だ…少しばかり付き合ってもらうとしようか』
そういいながらトウヤはゆっくりと歩き始める。
ちょうどタツミたちが背中を向けている場所なのと木々によって月明かりが遮られているためあまり見えていないようだ。
一歩一歩物語を進める感覚を踏みしめると同時に今なら戻れると自分の中で警告が聞こえる。
だが、引き返すわけにはいかない。
「―ッ!?誰だ!」
どうやらトウヤの気配に誰かが気づいたようだ。
それでもトウヤは進み続ける。
徐々に視界が開けていく。
進んでいる間くもが月を隠し少しあたりが暗くなる。
だが開けた場所に出ると雲によって隠れた月が顔を出した。
目の前には毛布を被せられたイエヤスとサヨの姿と同時に主人公のタツミの姿も確認できる。
その横には禍々しい刀を構える少女-アカメとファイティングポーズをとった金髪でネコミミのようなものが生えた女性-レオーネ。
そして片手剣を構え足に装甲をはめた見知らぬ女性もいた。
どうやらあれが転生者のようだ。
トウヤはその全員に姿を見せたところで足を止める。
何も言わないまま自身の視界に映る人物を見渡す。
「気をつけな、アカメ、レオーネ。こいつ得体が知れない」
「…分かってるよ、キサラギ。あたしもここまでやばそうなやつに会ったことはないから…」
「……邪魔をするなら、葬る」
自分をみて殺気を向けてくる三人に対してトウヤはびくともしない。
そして三人を見据えながらこう言った。
『少しばかり付き合ってもらおうか。寝ても覚めても魘され続ける夢の開幕式に』
ナイトレイドと邂逅しました。
サヨ、イエヤスが生存しました。
一人目の転生者が出てきました。
トウヤの特典の制限を解除したのはなんと神様だったのだよというオチ
しかし戦ってはいないという
これ以降神様としての力は使いませんが能力の補助などのサポートに回ったり二重人格として出てきたり。
キャラ設定などは作ったほうがいい気がしてきましたがどうでしょう。
今のところ登場する予定の転生者などのオリキャラに関しての設定等がほしい!というか作れ!という方いらっしゃいましたら感想、またはメッセージをくださいな。
小説の感想も本当にお待ちしてます。
そしてある方のメッセージ協力により転生者が一人参戦します。
ワイルドハント所属の転生者です。
いつだそうかなぁと悩んでる最中ではあります。
皆さんもぜひアンケートにてご協力いただけるとうれしいです。
長々と書いてますが特典の資料やキャラの性格などでいいので送ってくれると飛んで喜びます。
次回は対ナイトレイド戦です。
字数が減りそうではありますがトウヤがどう戦うのかを楽しみにしていただければ幸いです。
次回もよろしくお願いします。