これは俺が呪術廻戦での最強の炎使いになるまでの物語   作:華々

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遅れました!


5話

 

火丸と話してから数日全ての当主候補に与えられていた任務が終了し、一次試験が終了二次試験である候補者たちによる御前試合が行われることになった。

 

そんな訳で今俺たち当主候補たちはは煉城家の稽古場にいる。ここは多くの煉城家の血を引く者たちが自身の力を鍛えるために古くから炎に対して強力な効力を持つ結界が張られている。そのため強力な力を持っている当主候補たちが力を振るうのに最適なためここが御前試合の場として選ばれた。

 

「これより次代当主選抜の御前試合を行う!」

 

「じゃあ、灯里行ってくるわ。」

 

「はい、健闘をお祈り申し上げています。」

 

煉城家に所属する老人の一人が声を上げて御前試合の開始を告げる。俺は近くに控えていた灯里に声を掛けて稽古場に足を踏み入れる。

俺の他にも炎司兄ちゃん、火花兄ちゃんや他の候補者2名が稽古場の中に入ってくる。

 

十人いたんじゃなかったのかって?そりゃいたがそのうちの一人である火丸は稽古場の外で俺達の事を肴にお付きの女にポテチを取らせてボリボリと貪って俺に手を振っていやがる

…これが終わったら手足をふん縛ってブタの丸焼きにしてやろう。

まあそんなことは置いといてほかの奴らは一次試験で呪霊に食われたり殺されたりしたり、俺達と戦って勝つビジョンが見えなかったのか辞退したりと様々な理由で二次試験に出る者が減った。

 

稽古場の外で憎々しげにこちらを見てくる雑魚どもの視線を感じ、そちらに視線を向けて俺達に挑戦する気概もない奴らの姿を一蹴に帰すとこの試験で警戒すべき相手を見る。

 

一人目は勿論炎司兄ちゃん。俺と同じ呪力特性である炎の性質を持ちなおかつ相伝である灼煉呪法を持ちフルで灼煉呪法を扱うことができ火力だけであれば俺と同等。鉄なら一瞬で消し飛ばすことができる、それに加えて最も警戒すべきが恵まれた体格。2メートル近くの体躯と俺よりも長いリーチ、体重。全てが俺という敵を刈り取るために駆動する。

2人目は火花兄ちゃん。火花兄ちゃんも灼煉呪法を持ち炎の灼煉化も行うことができ炎司兄ちゃんほどではないが他の候補者たちに比べて警戒しなければいけない。だが火花兄ちゃんは灼煉呪法を持ってはいるが呪力特性を受け継いでいないため灼煉をフルスペックで使うことが出来ない。そのため炎司兄ちゃんに比べれば警戒度は低くなるが2人が組んで俺に掛かってくれば厳しくなるだろう。

 

………………フフ。自分で考えといて何言ってんだか。

 

(厳しくなる?上等だよ。)

 

俺の目的はこの世界に生まれ変わってから一度も揺らがなくこの世界で最強の炎使いになること。

こんなところで止まっているわけには行かない。この戦いで得た経験はこの戦いの後での血肉となり一段俺を強くする。気合を入れろ燈真。

 

「御前試合開始!!」

 

開始の合図とともに灼煉を行いながら目の前にいる炎司兄ちゃんに向けて灼煉化した炎を収束した一撃を打ち込もうと腕を引くも。

 

「ちっ!」

 

俺に向けて炎を纏った斬撃の風が、炎司兄ちゃんに向けて炎纏った蛇の式神がそれぞれ襲ってきた。俺と炎司兄ちゃんはそれぞれ互いを攻撃するために用意していた呪力を使い襲ってきた術を弾いた。

 

「ぁ゙あ゙!!?」

 

攻撃が襲ってきた方に顔を向けると刀に炎の呪力を纏わせた男と周囲に炎を纏った蛇を漂わせた女がいた。

…そういえばあんな奴らもいたな。確か候補順位だと三位と四位だったか。あんまし強いわけでもないし俺や炎司兄ちゃんと対抗している派閥の奴らに術式の強さだけでヨイショされて来た雑魚だ。だから忘れていたが。

 

そんな奴らに俺の血肉にするべき戦いの邪魔をされた。

その事実に内心切れていると。

 

「ふむ…火花俺は燈真を抑える。お前はあの二人を片付けろ!」

 

「わかりました。やり方は任せてもらいますよ!」

 

「任せる。」

 

炎司兄ちゃんの言葉と共に刀を抜いて疾走した火花兄ちゃんが俺達を邪魔してきた二人に肉薄する。

 

「これで心置きなくお前に対処できる。」

 

炎を腕に灯しながらこちらを向いて構える炎司兄ちゃん。ビシビシと感じる炎司兄ちゃんから向けられる闘気に自然と笑みがこぼれる。

 

「いいね。上等だよ!」




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