最近、油っぽい食べ物ばっか食べてる気がする…
ラーメン、ケバブ、二郎系ラーメン、叩き丼、あんぱん、コーヒー、あんぱん、侍マック、チー牛、あんぱん、ハイチュウ、あんぱん、あんぱん、あんぱん、あんぱん、あんぱん、あんぱん、あんぱん………………
本編どうぞ
「おじさーん!これ頼むー!」
今日は商売繁盛!
おじさんも張りきって商売しちゃうよ!
……っとまあ、最近来るようになったカラカラヘルメット団やスケバンちゃんたちの掘り出し物を捌く日だ。
まあ、つまりは平日運転ってヤツで……
「はい、みんなお疲れ様。合計60万円だよ」
「うおぉぉ!!」
「すげぇ!すげぇ!」
現金60万円の入った封筒を彼女らに渡し、受け取った彼女たちは大興奮。
ちょっとしたお祭り騒ぎだ。
けれども、それは当然とも言えよう。
キヴォトスにおいては学籍=人権であり、退学処分などで学校から追い出されてしまった不良生徒達は、それまで利用していた銀行口座や住宅を失う。
結果、不良生徒達はブラックマーケット等、日の当たらない世界に身を置く事になるのだが、理不尽なことに彼女たちに本来の学生としての復帰チャンスはほぼないに等しいのだ。
キヴォトスの各学園を統治する連邦生徒会の怠慢……かは分からないが、少なくとも不良生徒達の受け皿も更正チャンスもない故に不良生徒は増える一方であるし、それが結果として治安悪化にも繋がっていた。
いや、マジでなにやってるの?
どこぞの文句しか垂れ流せない政治家や活動家のような、故郷で見たことのあるようなガバ統治で頭が痛くなるが、俺とて治安の悪さで自由に生きれている身だ。
あまり大層なことは言えない。
「けれど、不良の彼女たちもれっきとした子供で、救ってあげるべき存在なのになぁ」
まあ、後は本人達次第であるだろうが……
そんな憂慮する俺に、挨拶しながら拠点に帰っていくカラカラヘルメット団の少女達に軽く手を振って見送りつつ、俺は自衛で常備している【ブリュッガー&トーメ】の軍用モデルのメンテを行う。
ようやく最後の客の相手を終わらせたのだ。
ちょっと空いた時間で最近はご無沙汰なコイツとサブウェポンの【レ・マット・リボルバー】を手入れし始める。
外套の下にいつも常備しているおかげで、最低限の筋力と体力を確保できているのは幸か不幸か。
ついでに同じく常備している
消耗品とはいえど、いざって時に
キヴォトスで生きる以上、銃火器は必需品であり、そういう背景から銃火器類は基本的に安いのは、キヴォトスに流れ着いたばかりの俺にはありがたいものだった。
最初は扱いやすさからアサルトライフルを選んだが、今はマトモに撃ち合わず、一撃必殺で粉砕して逃げる為の武器構成にしている。
「こんにちは~!」
「おっ、二人とも来たか」
ちょうど良いタイミングで、アビドスの二人が来店する。
手入れが終わった二丁の銃を脇にどけて、カウンターに置き場所を作る。
「あら、今日は不作かな?」
ユメちゃんの背負う袋の膨らみは大きくなく、ホシノちゃんのもあまり膨らんでいない。
今回はあまり取れなかったのだろうか?
「最近、ヘルメット団とかスケバン一味が狩り場を取り合ったりして取れないんですぅ…」
「…有名人は辛いね」
「本気で殺しますよ?」
おおう、ホシノちゃんの絶対零度の視線が俺を突き刺す。
だがしかし、俺の店が有名になってしまったのは事実。
このままではアビドス高校の借金はまた膨れてくる事に……
「いや待てよ?」
「「?」」
思わず口に出たが、意外とこのままで良いのかもしれない。
それは何故か、とホシノ達に聞かれると俺は答える。
「基本的にならず者な不良生徒達は、強い者や金を払ってくれる人物に従う。となると、ホシノちゃんが不良生徒達をシバきまわしてアビドス高校に勧誘すれば、人手が増えて復興により現実味があると思うんだ」
「え、嫌です」
「「ええっ!?」」
「ユメ先輩ィ!?」
真顔で拒否するホシノちゃんに、俺とユメちゃんが驚き、ホシノちゃんは驚愕するユメちゃんに信じられない、という顔でガン見する。
「ならず者をかき集めるなんて、正気ですか!?」
「ひぃん、良い案だと思うんだけどぉ…」
怒り顔のホシノちゃんと、そんな彼女に気圧されるユメちゃん。
いつもの光景っちゃ、いつものではあるけど今回はちょっと口出しせざるを得ない。
…自惚れと言われたら認めざるを得ないかもしれないが、言い出しっぺは俺なのだ。
言わなきゃならないだろう。
「まあまあ落ち着いてホシノちゃん。別に絶対って訳じゃないし、懸念の通りアビドスにいながら不良ムーヴする可能性は否めない」
「じゃあなんでそんなこと…」
当然の疑問だろう。
勿論、答えは用意してある。
「君達から話を聞く限りアビドスには、足りないものだらけだ。マンパワー、財力、権力、統治機能、対砂漠化…だからこそ、多少汚く見えても合法であるならやってみる価値はある」
「……非合法で商売してる人に言われたくないですね」
「そこ突かれると痛いけど、同時に今のアビドスにそれを止められるだけの力もないって事でもある」
「むぅ」
ムキになってる所は、やっぱり大人びているように見えて子供だ。
特に正しいやり方で復興しようという、その理想的思想は。
「部外者だからあまり突っ込めないけど、まず目の前の借金問題を片付けるなら、まず人手を集めないと何も始まらない。特に組織としての問題を解決するならね」
その組織を作ることを忌避してる俺が言えた口ではないが。
大人でありながら、情けないことだ。
そんな自嘲も多少混ぜた言葉は、やはりホシノちゃんには受け入れがたいようだ。
「まあゆっくり考えていけば良い。まだ夏手前だぜ?新入生にしろ、途中入学にしろ人手の問題はまだ先に送れるからね」
とりあえず、ホシノちゃんの荒立った気持ちを収めなければ。
このままだと、怒りのあまり外に出ていきそうでちょっと危ない。
ユメちゃんも察してか、ホシノちゃんをなだめてなんとか本来の目的に移る。
「今日はこれだけだね」
「みたいだねぇ…」
ユメちゃんの言葉に、俺も同意する。
明らかに数が少ないし、質が低いのもある。
やはり、人が増えたのが原因か。
「ほんじゃ、いつものように特別な物から鑑定行こうかぁ」
最初に手に取ったのはペロロ人形。
またオメェかい。
何度もこのネタ擦ってくるな、この砂漠。
「デザインは……蒸気機関車のボディなのになんで蜘蛛の足が生えてるんだぁ?」
「顔がペロロだから余計に意味が分からないよぉ」
嘆くユメちゃんを背景に、記憶を探る。
蒸気機関車といえば、かの有名な【機関車トーマス】だがおぞましい足を生やした機関車がソドー島で働いてるとか、たまったものじゃない。
ていうか、線路の意味がないやんけ。
「あっ、思い出した。コレ、【チューチューチャールズ】だ!」
「チュー……チャールズ??」
二人が首をかしげる。
カワイイ!(某伝説の野菜人並感)
「俺の故郷で配信されてた、ホラーゲームだな。機関車の化け物を退治するために、化け物から逃げたり迎撃しながら問題を解決して討伐を目指すってゲーム」
「はえ~」
「汽笛の音で近いって分かるってのが実に怖いんだ」
「そ、そうなんですね。では次に行きましょう」
おや、声が震えてるなぁ?ホシノちゃん。
ホラー系は苦手かな?
いつもの無表情がちょっと引き攣っているように見えるのは、錯覚ではないだろう。
からかっても可哀想だし、撃たれそうだし彼女の言う通りに次のものに移る。
「…CDなのは分かるが、【ドリームキノコ】ってなんだ…???」
何かのアニメらしく、悪役っぽいキャラクターをメインにしたパッケージが目を引く。
がしかし、これがなんなのかまるで分からない。
というわけで中身も開けてみると、これはまたパッケージ絵にいる男性の悪役キャラクター。
あ、でも歌詞や歌手が書いてある紙が入ってる。
「堀内○雄!?キャラクターは煙!?あっ、コレ【ドロヘドロ】やん!!!」
驚愕に次ぐ驚愕!!
思わず大声で叫んでしまったが、慣れてしまったのかホシノちゃんもユメちゃんも苦笑して俺を見ている。
うむ、ちょっと寂しい反応だぞ…
「おや、こりゃあ……」
そして次に手に取ったのは―――
「妖怪ウォッチじゃん!いやぁ、懐かしい!」
白い、初期の頃の主人公が使っていた時計【妖怪ウォッチ】である。
今でも覚えているぞ。
じんめん犬の脱走劇やアンドロイド山田のへそビーム、看板キャラであるジバニャンや自称妖怪執事のウィスパーの過去、うんちく魔のうんちくの実、ハナホ人のクソ強な取り憑き……
アカン、ポケモンより妖怪ウォッチ世代だから泣きたくなってきた。
「クソぅ、目頭が熱いぞ。おじさん、年甲斐もなく泣きそうだぞ……」
手触りはやはり玩具。
プラスチックで出来た子供の玩具。
だが、それに関する俺の思い出は……やはり俺の人生で大事な思い出だ。
「ゆ、ユメ先輩」
「ホシノちゃん、今は一人にしてあげよ……?」
ギミックのカバーを開けたり閉めたり、設定上では妖怪を見えるようにするサーチライトを光らせたり、目に熱を抱えながら俺は妖怪ウォッチを弄くり回した。
結局、涙が流れてて情けなさと、思っていた以上に俺は涙脆くなったらしいことを認識したのだった。
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Rio After...
今、私は横たわったロボットを見下ろしていた。
アビドス砂漠から掘り出されたソレは、15mという巨体ながら
そして、目の前にあるその機体の名は【
三つのパーツに分けられ、また装備を追加しやすいように設計されたハードポイントによる汎用性、取り回しの良さと良好な整備性が特徴のガンダム、と解説した彼には驚かされたものだわ。
あんな嬉しそうに語る彼の姿は見たことがなかった。
正直、そんな彼に心が揺れ動きそうになったけれど、なんとか押さえ込んだ。
ネルは気付いていなさそうだけど、彼女もまた彼の事が好きな筈。
私だって…いえ、この気持ちは目の前の問題を片付けてからと決めたの。
振り回されてはいけない。
……でも、やっぱり久しぶりに会ってしまってから彼の事を想う事が多くなってしまった。
冗談混じりに「相変わらず肉欲煽る肉付きだねぇ」等とセクハラを受けたけれども、そんな下品な事も許せるくらいに彼の事が好きになるなんて、過去の私に言っても信じないでしょうね。
むしろ、そうして見てもらえる事に嬉しさを感じてしまう。
そうでなくても、私は彼の言葉を流していただろう。
何故か、と考えると彼と私が似た者同士だからと思う。
勝手な同情だけれど、私も基本的には一人でいることが多い。
彼もまた、一人でいる時間が多いはず。
でも彼の過去をある程度、知っている私は彼の孤独は私以上だと察するに余るものだわ。
その孤独を癒せるのは、恐らく今は目的のために動いている私では無理でしょう。
それでも、彼の一番になれれば……そんな悶々とした感情を抱いていた。
それにしても、昨日の彼は何故だか顔は青ざめているし、余裕の無さそうな表情だったけども。
「朴念仁…」
手元のタブレットに映し出された最後の問題の答えを書き終え、私は無意味だと理解してても、愚痴を呟いた。
いえ、私もあまり人の事は言えないわね。
もっとハッキリ、説明を省かない。
そんな彼の説教も今となっては懐かしさを感じる。
彼が去ってから感情が大きくブレていたのもあって、ヒマリとは別れるといった形になってしまったけれど、後悔はしていない。
あの時はお互いに気持ちを整理する時間が必要だった。
まあ、それはそれとして彼が私の気持ちに気付いてくれないのも少しばかり呆れが入ってしまったけれど。
「また思考が別の方向に…まだアバンギャルド君の最終調整が終わってないのに」
横たわるVガンダムの隣に鎮座するキャタピラのロボットは、私が製作した兵器【アバンギャルド君】だ。
とはいえ、まだプロトタイプ。
まずは稼働させてデータ取りしなければならない。
この為にどれだけの資金を強権で調達した事やら……
だからこそ、失敗は許されない。
まだ建築の基礎段階である【要塞都市エリドゥ】予定地で、私は静謐に浸りながらインスタントコーヒーを飲むのだった。
「リ オ さ ま ?」
「あ、あらトキ…帰ってきたのね?」
あ、待って。
今片付けるから雑巾と掃除機は待って!
買取屋…アウトローをメインに有名店となってしまい、繁盛はしているものの、倉庫の残りスペースに日々悪戦苦闘している。売るより在庫が増える!!あと妖怪ウォッチは良いぞ。おや、買取屋の様子が……?
ホシノ…初めて泣く所を目撃した一人。流石にその後はアレコレ言える筈もなく、彼の過去を気になり始める。
ユメ…以下略。割と買取屋の案は良いと思っているが、ホシノの懸念も正しいと、頭を悩ませている。
ブリュッガー&トーメ…社名でもある。見た目のイメージに近いのはラピュタのパズーやドーラが持っていたグレネードランチャー。
レ・マット・リボルバー…リボルバーとしては多めの九発装填。そして銃身下部、またはシリンダー中央に仕込まれた、隠された第十の弾が油断した敵を散弾で粉砕する。
ドリームキノコ…堀内賢雄さんが歌うキャラソン。ひたすら茸に関するワードが出てくる。カオスだぁ、でもそれがいい、ドロヘドロ。
チャールズ…ホラゲ。卵生っぽいが、マジで生物なのかも良く分からない存在。
妖怪ウォッチ…初期のウォッチである。流石にメダルないし砂まみれで音は鳴らないが、大切な思い出の品である。
Vガンダム…買取屋の裏で掘り出されたモビルスーツ。黒富野全開のアニメとは思えない、爽やかで元気の出るOPと「姉さん……!(ガコン)」で有名。たぶん。
アバンギャルド君…プロトタイプ。データ取り用、というオリ設定。Vガンダムの技術はまだ組み込まれていない。なんなら買取屋が死ぬと使われない。
リオ…ネルとの繋がりで知り合った。自身を理解してくれつつ、突き放してもいい感じに距離をまた詰めてくる上に、自分と同じ孤独な人間故に親近感から買取屋に次第に惹かれる。買取屋が肉欲を解放すると、ネル√とあまり変わらない√に入る。
トキ…一体どこの完璧美少女メイドなんですかね?(すっとぼけ)