よう実世界に超絶天才美少女にTS転生   作:アークナイツ民1

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よう実にわかです。風呂入ってたら突然この概念がでてきたので書きました。地産地消のお裾分けです、よかったらどうぞ。
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よう実世界に超絶天才美少女にTS転生

 

 

前世の記憶に気がついたのは5歳位の時で、いわゆる憑依転生というやつではなく、いつの間にか美少女に転生していた。

 

記憶を思い出しただけで記憶を思い出す前も自分であるという感覚があるだけでなく、根拠は本来一度も聞いたことがない言葉を昔からたまに喋っていた事に起因する。

 

いくらこの体が天才過ぎると言っても聞いたことのない言葉を喋る事はないだろう、もしかした自分が死に赤子になったことを受け入れられず記憶を封印していたのかもしれない、その証拠になぜ死んだか理由を思い出せない、まあ事実かどうかは分からないが。

 

世界が違うということに気が付いた理由は聞いたことも見たこともない会社や学校、などと違和感を感じることが多く前世で住んでいた所をスマホで調べたら色々な所が変わっていたのだ。

 

そのことを知った時絶望した。

 

まだ高校一年生になったばかりでやりたいことも色々あったのに死んだというショックやもう二度と前世の人達に会えないという絶望感。

 

また前に進めたのはただ絶望していても何も変わらないと思っただけでなく、今世で今まで生きてきたのは間違いなく自分で、今世の親も自分の親であると思えたからかもしれない。

 

ようやく前世に踏ん切りがついた時に、当然の出来事が起こる。

 

当たり前だろう、知らない言葉を話したり、周りの子供より遥かに大人びていて、天才の二文字で表しきらないほどの天才だと思っていたとしても。

 

子供いきなり引きこもったと思ったら、外に出てくると前と違う、考え方、少し変わった言動、雰囲気が少し違う、それが重なれば別人に見えても仕方ないだろう。

見た目は全く同じで癖は変わらないとしても、共通点は幾つもあれど。

恐怖や違和感を全くもって感じないなどと不可能に近いのだ、娘を愛していたからこそ尚更無理な話だろう。

 

 

私は前世の記憶を思い出しただけで、前も今も自分である事に全く疑問をもっていないのだ、今世の記憶に前世の記憶が追加されただけ、上書きではなく、積み重なって今があるのだから。女の子になってたとしてもそう違和感はないし、受け入れられた、だけどあれは受け入れられなかった。

 

記憶を思い出す前のあれだけ変わった子供でも自分達の娘だと。

 

自分達の誇りだと言ってくれた、優しい両親の心の奥底に恐怖を感じて以来、親に前世の記憶を思い出したと、今世の記憶もあって今も昔も私のままだと言おうとしたけど、あんなに優しかった両親から拒絶を感じた時諦めてしまった、もしその事言って拒絶されたら、もし恐怖が酷くなったら、私の心は二度とはもとに戻らないだろうから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記憶が戻る前からの友達なんていないし、学校に友達を作ることで心の安寧を守ろうとしたが失敗した。

 

女子のグループに入ろうにも前世の記憶があるせいで馴染めず、男子のグループに入ろうにも、女子だからという理由で拒絶された。

 

もし受け入れられたとしても精神年齢の違いや、才能の大きすぎる差で馴染めないのは目に見えて明らかだからすぐに諦めた。

 

 

 

 

 

 

 

次にしたことはあらゆる思いつく事を身に余る才能を使ってした、そうすれば親に向き合わなくて済むし、理解者がいないどころか、まともに会話出来る人すらいない現状をみなくていいから

 

 

 

ピヤノで全国コンクールで優勝した 空手の全国大会で1位になった 子役になり色々な賞を貰い、人々に称賛された 柔道の全国大会で優勝した 全国模試で1位になった 中小規模のアイドル事務所に入り全国的なアイドルグループにした 歌で世界を熱狂させた 絶対に人が勝てないと言われた将棋AIに勝った 革新的な特許を取り莫大な富を得た 未解決問題を解決した 様々な世界のギネス記録を塗り替えた 世界に例外と言われた

 

 

 

その道のプロに何もしてないのに勝てた、勝てない相手はほんの少しでも練習すれば勝てなかったのが嘘みたいに圧勝した

 

 

先に上げたこと以外にも色々とやった、これが出来ているのはこの体が天才という言葉ではあまりに生ぬるい程の天才だったからだろう、前世の自分だったら逆立ちしたってこんな事出来ないが、まるで現実世界に漫画やアニメ、ラノベの中からそのまま出てきたような馬鹿げた才能があるが故に、こんな事今の私なら出来て当たり前だと心の中で思ってしまっている。

 

それを前世の記憶が客観的に自惚れではなく事実だと告げているのだから。

 

もし才能がこれ程、馬鹿げたものじゃなかったら、あるいは何らかの分野に特化したものだったら、色々な物事で1位を目指し走れただろう、何らかの分野に特化していたらそれを極め、誇りに思っていただろうが。

 

 

だからだろうか、今世の私も自分であると認識しているのに世界が称賛、畏怖するようなことが出来ても自分の心は未だ空虚なままだ

 

この体に自分が転生せず、そのままの赤子として生を受けたらこんな性格じゃなくもっと相応しい性格になっていただろう

 

例えば、自分に絶対の自信を持ち周りを見下す傲慢な性格 例えば、周りの人を出来の悪いペットを愛でるように愛す一種の博愛主義のような性格

例えば、人との関わりが一切なくても問題にならない他者に全く依存しない性格

 

だけど結局のところ所詮自分は普通の凡人の精神でしかない、結局のところ自分一人で生きるのは不可能だ、なのに今は日本で知らない人のほうが遥かに少ないほど有名になったから「月宮 綺夏」として見られる。

 

そのせいで友達を作るのは高校生でも難しいだろう、精神年齢が、前世と同じになって小中学生の頃と比べたら友達を作りやすいはずのに、まあ所属するグループや、才能の問題などと色々あるから有名になっていなくても、実際に友達が出来ていたかは分からないけど。

 

はあ...向き合わず逃げ続けた結果がこれなら相応の報いなのかもしれない

 

 

 

混雑したバスの中でこんな事を考えているのにバレないのは、雰囲気を変えて気配を薄くしているからだ。

 

気配を完全に消すとたとえ他人の家の中にいようが、目の前に立ち塞がろうがただあって当然のようにみられる。

 

やろうと思えばもっと気配を消せるが、交通事故など色々な事故に繋がるからあまり使おうとは思わない、なのであえてマスクやサングラスなどかけずある程度気配を消し、雰囲気を変えることで周りからバレずにバスに乗れているということだ。

 

 

混雑しているバスの中に、偶然隣の席が空いた所に人が入り込んできたので目だけ軽く動かし見る。

 

同じ制服の同級生だろう、なぜ、そう決めつけることができるのかと聞かれたら、もちろん才能のおかげ!というわけではなく、まあ才能を使っても、外すことなどないだろうが、私が今から3年間通う学校と同じ制服を着ているからだ。

 

東京都高度育成高等学校は特異な点が大きく分けて二つある1つは進学率・就職率100%を誇る国策の進学校ということ。

他の生徒はほとんどこっち目当てで入学するだろうが、私にとって大事なのはもう一つの方だ。

 

3年間全寮制で厳格な全寮制を敷いており、家族や学外の友人等への連絡・面会等は一切出来ない。

通常の全寮制の学校にあるような、長期休暇中の帰省も認められていないため、生徒は卒業もしくは退学するまで学外へ出ることは許されず、学外へ出ることが出来るのは、部活動の大会だけである、という点だ。

 

これによって未だ向き合えていない両親に向き合う時間を稼ぐ事や面倒な取材や色々な人達の目から逃れるが出来るのだ。

まあ中にいる人達は私を知っている人がほとんどだろうが、3年間も全寮制生活してたら学生達も慣れるだろうし、外の世界で3年間何の音沙汰も無かったら少しは熱も冷めるだろうから。

 

あの学校で私が求める物があるのだろうか、可能性は低いだろうけど。

そんな事を考えていると自然とため息が出た、こんな事滅多にないんだが、高校入学したことにそれだけ感傷的になっているということだろうか?

 

 

ため息に反応して隣の席の男子高校生がこちらを見る、今は雰囲気を変えて、気配を薄くしてるからため息ついたぐらいで気づかれないはずなんだけど...視線を感じるのでそちらを向き話しかける

 

「あの、今ここに私が居るということをばらさないで欲しいんです」

すかさず口止めしようと周りにバレないよう小声で喋りながらそちらを見ると

 

 

その瞳はテーマパークに行く子供のような純粋さと何処か歪んだものが混じっていて、その雰囲気も合わさって他の人達とは明確に違うと理解する。

 

少しの恐怖を感じ、体が身構えていた事を理解し力を抜いた。

周りと違うからといった理由で友達が出来なかった、私が周りと違うと区別するのは違う。

 

 

 

不思議そうにこちらを見ている。

 

もしかして私のことを気づいてなかったのだろうか。だったらしくったなあ...冷静に考えれば今の見た目でバレるわけないし。

 

終わったぁ...こんな知ってること前提で話しかけたらすぐに私の正体を理解してしまった事だろう。

 

 

 

ん....?未だポカンとしている。もしかして気づいてなかったんじゃなくて、私の事知らない?

 

 

 

私のことを知らない高校生がいた嬉しさと、私のことを知らない人に知ってる前提で話しかけた恥ずかしさで顔がほんのり赤くなっている気がする。

 

このままじゃ友達どころか突然意味の分かんない言葉を話けてきた変人だ。直ぐに気を取り直して喋りかける。

 

「ごめん、今の言葉忘れて...」

 

そう謝ってから言葉を続けようした矢先、静かな車内によく声が通った、言葉を続ける前に反射的に言葉の聞こえる方向に目を向ける

 

 

「席を譲ってあげようって思わないの?」

 

「そこの君、お婆さんが困っているのが見えないの?」

 

優先席に座った同級生にOL風の女性が優先席を老婆に譲って欲しいと思ってるらしい。

 

出来れば私も譲りたいが目立てば私だとバレるから出来れば譲りたくない。

周りの反応でこの同級生に私が普通じゃないとバレて友達になれないかも知れないし、ようやくゲットした友達候補なのだ。

 

「実にクレイジーな質問だね、レディー」

ニヤリと笑い足を組み直してからこう言った

 

「何故この私が老婆に席を譲らなければいけなんだい?どこにも理由がないが」

 

「君が座っている席は優先席よ。お年寄りに譲るのは当然でしょう?」

 

「理解できないねぇ。優先席は優先席であって、法的な義務はどこにも存在しない。この場を動くかどうかそれは今現在この席を有している私が判断することなのだよ、若者だから席を譲る?ははは、実にナンセンスな考え方だ」

 

「私は健全な若者だ。確かに、立つことに然程の不自由を感じない、しかし座っている時より体力を消耗するのは明らかだ。意味もなく無益なことをするつもりにはなれないねぇ。それともチップを弾んでくれるとでも言うつもりかな?」

 

事実だ、義務も無ければ、本人にそのつもりが無いならメリットなど有りはしないだろう。一般人や私が好ましく思えるかは別だけど。

 

ぼんやりとそんな事を考えていると

 

そんな事を考えて居ると、とっくに少年の勝利で終わり新たな展開が始まっていた

 

「皆さん。少しだけ私の話を聞いてください。どなたかお婆さんに席を譲ってくれないでしょうか?誰でもいいんです、お願いします」

 

その言葉を聞き、席を譲るために席を立とうとする直前、隣の席の生徒の行動が私の動きを止める

 

「あの、おれの席でよかったらどうぞ」

 

そんなふうに私の代わりに名乗り出てくれたのだ。

 

元は席を譲る気がなかったのにも関わらず、月宮だと知らないのに、そう考えた時、冷え切った心の奥底が少し温かくなった気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスを降りてしばらく先の自分のクラスが書いてある掲示板の前にさっきから探していた、同級生を見つけると喋りかける。

 

 

「さっきはありがとう!私は月宮 綺夏、3年間よろしくね!」

 

久しぶりに、演技じゃない本心からの笑顔ができてる気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少しの間ぼーっと私の顔を見た後、返事を返してくる

 

 

「ああ、同じDクラスの綾小路 清隆、これから3年間よろしくな」

 

 

 

何となく。これからは今までと何かが変わる気がした。

 

 

 

 

 

 




誕生日7月7日
学力  A+
知性 A+
判断力 A+
身体能力 A+
協調性 E

面接官からのコメント

学力や身体能力は申し分なく、そのポテンシャルの底を見ることができないほど。
積み上げてきた実績は今までの生徒受け入れてきた生徒と比べても、比類ないほど高いものばかりだが小学校や中学校の登校合計回数が10に満たない。
また友人が居らずその高すぎる能力故に、全くと言っていいほど交友関係を築こうとしない。
その他、別資料や面接時の発言を踏まえて本来予定されていたAクラスではなくDクラスとする。
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