超かぐや姫! 〜彩葉の幼馴染のかぐや姫物語〜   作:ソール

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かぐやの運命を変えたいだけなのに

 

 

夏休みも、もう二週間くらいしかない、一ヶ月半なんてあっという間に過ぎるものだ。その間に対策を掛ける。どうにかしてかぐやを返さないために

 

そのために

 

 

「一花・・・・それ本当なのか?」

 

「はい。本当です。アキラさん」

 

「まさかかぐやちゃんが本物のかぐや姫だったなんて、そして・・・・・・」

 

「私!?未来のかぐやを推しにしていたの!?」

 

「まあ、そういうことだ」

 

 

俺はツクヨミで、今この場に居ないかぐやとヤチヨ以外のメンバー、アキラさん、雷さん、乃依、真実、芦花、そして彩葉のメンバーを呼んで

 

かぐやとヤチヨの真実を話した

 

このメンバーは常に俺と一番に仲良くしてくれた。そしてこのメンバーにあの月人を倒すための手助けを頼むために、かぐやとヤチヨの真実を話した

 

こうでもしないと、この前現れた月人が何者なのか、なぜあんなものが突然出現したのか、説明がないと困るだろうと思い、全て話した

 

アキラさんはかぐやが、本物のかぐや姫だったことに驚くが

 

彩葉はもうかぐやの正体は知っているが、ヤチヨが未来のかぐやだってことは驚いた

 

何もかもが驚く話だ。かぐやがかぐや姫で、ヤチヨは未来のかぐやだったと、信じられない真実に驚くしか何もできなかった

 

 

「それじゃあ、ここにかぐやが居ないのと。ヤチヨが居ないのは・・・・」

 

「ああ、かぐやは帰る気でいて、ヤチヨは・・・・・協力してくれなかった」

 

「かぐやはもう諦めているとして、ヤチヨは・・・・」

 

「今のヤチヨの話を聞いて、彼女の気持ちを察してくれ」

 

「・・・・・・・・一花。あんた、なんでヤチヨの手を取らないの?」

 

「かぐやが好きだから」

 

「「「「「「え!?」」」」」」

 

「俺はかぐやを好きになった。だから助けて欲しいんだ。あいつに帰らないで欲しいんだ?だからヤチヨの想いを受け止める事ができないから」

 

「っ!?一花は・・・・かぐやに恋をしたの?」

 

「ああ、ずっと過ごしてて、俺はかぐやのことが、好きになったんだ。あいつの笑顔がいつも眩してくて、ずっと楽しく過ごせるあいつが、どうしても好きなんだ」

 

「先輩・・・・・・」

 

「一花・・・・・・」

 

 

かぐやとヤチヨ以外に居るみんなにハッキリ言う

 

 

俺はかぐやが好きだとハッキリ言う

 

 

その言葉に彩葉、芦花、乃依?が微妙にショックな顔をしているけど、俺は本当にかぐやが好きだと、男としてハッキリ言う。

 

今までは妹のようだと思っていた。でも彼女がいつでも楽しいことを見つけて一緒に遊ぶ内に、だんだん俺がかぐやに恋をするようになった

 

ずっとかぐやと楽しい事をしていたい気持ちがだんだん強くなり、もう月に帰らなくてもいいと思うようになった

 

ヤチヨの気持ちを考えてない事になるけど

 

それでも俺は

 

 

「一花・・・・本気でヤチヨの手を取らないの?」

 

「ああ、彩葉なら文句を言われると思っていたよ。ヤチヨを推しにしているお前なら、馬鹿野郎って言って、俺を殴るだろう?それでも構わない、それでも俺は・・・・今のかぐやが好きだ」

 

「ヤチヨが・・・・あんたのために、八千年を生きたのに?」

 

「ああ、仮にもヤチヨの方を好きになって、かぐやを月に返そうと、かぐやの気持ちをも捨てて、別の女にすり替えろと?」

 

「そういうわけじゃあ・・・・・・」

 

「ヤチヨの気持ちも嬉しかった。ファンであるお前からすれば、ヤチヨの想いを答えなきゃ、許さないと思うかもしれない。それでもかぐやが好きだ。現実に戻ったら殴っていいぞ?」

 

「殴らないわよ・・・・・・私はあんたがかぐやを好きになるだろうと・・・・ヤチヨを好きになるだろうと・・・・・・私は嫌なんだけど・・」

 

「なんか言った?」

 

「べ、別に何も言っていない!」

 

 

彩葉にヤチヨの想いを踏み躙ったことに、多少は不満なことを言われる

 

反論もできない、当然だ。ヤチヨは俺に会うためにもう一度地球に戻り、そして失敗して八千年前に来てしまった。俺が生まれるまでの今の現代まで我慢して生きていた。全ては俺に会うために

 

ヤチヨだろうと、かぐやなのも分かっている

 

 

それでも俺はかぐやが好きだ

 

 

本当、恋愛は難しいとはこういうことだろうな、愛して欲しい二人が居て、その片方しか選べないことに、これが難しいと言わないで、なんて言えばいい

 

ヤチヨの想いも分かっている、それでも俺は選んだ。それはかぐやだ。

 

選ぶ権利はあるとは思うが、確かに俺はヤチヨを傷つけた、もう彼女に会うことは出来ない。会っても傷つけるだけだからな。俺はもう彼女に会うことはもう無いだろう

 

 

なんか彩葉が小言で何か言っていたようだが、ハッキリとは聞こえなかった

 

 

でもかぐやのことが好きだと言っても、かぐやは月に帰らないとならない、放ってきた仕事をしに戻らないとならないと、ほぼかぐやは月に帰ることに諦めていた

 

 

それでも俺は側に居て欲しいと、俺は月人に争ってでも、かぐやの月を帰るのを阻止したいと、皆の力を借りようとする

 

 

「でもかぐやは月に帰ってしまう。皆に力を貸してほしい。あの月人たちを倒すために、KASSENでバトルロワイヤルモードで倒すのを手伝って欲しいい」

 

「強いのか?」

 

「はい、雷さん。かぐやが言うには無限にも出せる、しかも一人一人が力もかなり調整できるようで、今までのCPUより、かなりの強敵だと」

 

「強敵か。こちらも本気で出さないとな。乃依!」

 

「何?帝?」

 

「落ち込んでいる所は悪いが、『アレ』の準備を頼む」

 

「今俺・・・・それどころじゃないんですけど?」

 

「っ!?アキラさん!まさか『あのモード』を使う気ですか!?そんな事をしたら運営からアカウント停止処分を喰らいます!?」

 

「いいんだよ。こうして一花が俺たちに頼んでいるんだ。ブラックオニキスはお前の力にもなる!お前を見捨てたりしないぜ?」

 

「ああ、俺たちはお前の味方だ」

 

「アキラさん、雷さん・・・・・」

 

「ほら、乃依。ショックなのはわかるけど、一花が助けてくれと言われているんだぜ?助けてやろうぜ!!」

 

「乃依、助けてくれないか?」

 

「っ!?むう・・・・・そんな事を言われたら、助けるしかないじゃないですか、分かりましたよ。先輩・・・・」

 

「悪いな・・・・」

 

 

アキラさんたち、ブラックオニキスが力になってくれると、月のアバターでも戦うと、かぐやを救うために戦うと、わざわざツクヨミで危険な『ツール』を使用してでも、戦うと約束してくれた

 

乃依が何にショックを受けていたのか知らないが、それでも俺が無理にお願いをしたら。乃依も戦ってくれると決意した

 

しかし、本当に大丈夫だろうか

 

アキラさんが、その時にとっておきの秘策を使うようだが、それはツクヨミでは何かの演出でない限りは使用禁止の秘策である。下手をしたらアカウントが停止処分にされるかもしれない

 

それでも俺に力になると、躊躇いはしなかった

 

 

「芦花、真実も頼めるか?」

 

「うん・・・・そうなんだ。あんたも決めたんだね」

 

「ああ、どうしてもな」

 

「わかった!私はやる!」

 

「芦花・・・・・」

 

「私は一花の友達だから、かぐやだって友達。助けないとね。そこまでKASSENは強くないけど」

 

「ありがとう。芦花」

 

「芦花がやるんじゃあ。私もやらないとね。でも一花。手助けするんだから、何か美味しいご飯を、奢ってよね!」

 

「なんでも一年分奢ってやる」

 

「来年も海に行こうね。かぐやと」

 

「ああ・・・・・」

 

 

芦花と真実も一緒に戦ってくれると約束してくれた

 

なんか芦花も少しショックな顔をしていたけど、それでも友人のために助けると、KASSENはそこまで上手くないとは言うけど、それでも力になると、共に戦ってくれる

 

真実もみんながやるなら自分もやると、一緒に戦ってくれると言ってくれる。その代わり何か美味しい料理を奢ってくれると言う、一年分奢ってやると、無茶なことを俺は言う

 

 

それでも来年もかぐやと一緒に海で遊べるようになりたいから

 

 

そして

 

 

「彩葉・・・・・一緒に戦ってくれ」

 

「・・・・・・・分かっているわよ。私もあいつとは家族みたいなものだしね。やってやろうじゃないの!!」

 

「かぐやの料理、美味いもんな。月人にあいつを渡したくない」

 

「ええ、ぶっとばしてやろうじゃないの!」

 

「お前もかぐやをやっと家族として受け入れたか?」

 

「まあね、家のことをたくさんしてくれるしね。オーバーナイトの仲間だしね」

 

「ありがとうな。彩葉」

 

 

彩葉も一緒に戦うと約束した

 

彩葉もなんだかんだでかぐやを家族だと思っている、その家族を、例えかぐやの居た月の者でも、返したりなどしないと共に戦ってくれる

 

オーバーナイトの仲間でもあるため、かぐやがかぐや姫であろうと、月に帰るのが正しいわけじゃない。俺たちは家族だ。離れ離れになる方が一番正しくない

 

だから戦うんだ。俺たちの家族を守るために

 

 

「みんな、ありがとう。相手は月人と言う、未知な存在だが、絶対にかぐやを守る。これは竹取物語じゃない。俺たちの物語だ!!絶対にあいつを助けるぞ!!決戦日はおそらく・・・九月の十二日!その日は満月だ。その日にかぐやも卒業配信をするはずだ、その時はみんなの力を貸してくれ!!!」

 

「「「「「「おう(ええ)!!」」」」」」

 

 

 

決戦日は、九月の十二日

 

その日は満月だ。確かこの前ディスプレイにそのような数字を出されて操作できないと言われた。おそらくその数字の意味は迎えの日だ

 

その日にかぐやを迎えに行くと言う、ある意味の宣戦布告だ。

 

かぐやもそれに合わせて、その日に卒業配信をしたいと言うはずだ

 

その時に奴らもやってくる。出てきたら容赦なく奴らを倒す

 

 

どうなるかは俺たち次第だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とは言っても、まだそれは少し先の話、今はまだ夏休み、楽しめる時とは楽しまないと。思い出はしっかり作ろうと、

 

八月の下旬で、大きなイベントがあった

 

花火祭りだ

 

 

「ふふふ!!一花!似合う?」

 

「ああ、似合っているぞ。彩葉は?」

 

「お待たせ・・・なんか変じゃない?」

 

「いや、お前も似合っているよ」

 

「そ、そう・・・・ならいいか」

 

「一花は着ないの?」

 

「悪いけど、勘弁してくれ。昔着たことあるんだけど、歩きづらくて」

 

 

近くの街で、花火祭りが開催され、遊びに行くために、浴衣を借りれるお店にレンタルを頼んで、かぐやと彩葉は着物を借りて、ちゃんと髪も決めて遊ぶ

 

俺はレンタルしなかった。昔に着たことがあるんだが、下駄も含めて歩きづらいからと、俺だけ断った

 

おめかしをした二人で、俺たちは花火祭りを楽しむ

 

 

りんご飴を買って食べて、たこ焼きを買って食べて、景品を取る鉄砲撃ちもやったり、それで俺が運よく一等賞の『スマコン』を打って当てたりして手に入れたり、綿飴を食べたり、輪投げをして一等賞の『ヤチヨのぬいぐるみ』をゲットして、彩葉にあげたり、そしてかき氷を買って

 

花火を近くで見れる、川沿い近くの斜めな坂で、ブルーシートを広げて敷く。その上でかき氷を食べながら、花火が打ち上がるのを待つ

 

その間にかぐやと彩葉に話をする

 

 

「楽しかったか?かぐや?彩葉?」

 

「うん!すっごく楽しかった!」

 

「そうね、また今日みたいに、この三人でどこかへ遊びたいわ」

 

 

今日の花火祭りはどうだったかと聞く、まだ花火も上がってないからまだ終わりじゃないけど、それでも聞いてみたい

 

今日三人で遊ぶ花火祭りは楽しかったと聞く、返事はとても良く、二人とも今日のお祭りをすごく楽しいと喜んだ感想が出た

 

こんな楽しい時間に、最後に限って、俺はここで聞くべきじゃない事を話す。それでもかぐやに諦めて欲しいから

 

 

 

「それじゃあ・・・・・かぐや、このまま俺と彩葉の側に居てくれないか?」

 

「っ!一花・・・・・」

 

「そうだね・・・居たいかな、私も・・・」

 

 

 

もう少しで花火が打ち上がるタイミングで、俺はかぐやに帰るのを拒むような、明らかに困らせるような質問をする

 

もうかぐやは月に帰ることに諦めていた。だったら帰りづらくなるような、地球の娯楽を味合わせて帰りたくないと、俺たちに助けを求めさせようとする。

 

卑怯ではあるが、それでもかぐやが帰りたく失くなるような意欲を出させようと、このような誘惑に近いことを言った、意欲だけでも、かぐやに帰ることを諦めて欲しかった

 

もちろん口では帰りたくないと、言っている

 

しかし

 

 

「ありがと、一花。それでも私は・・・帰らないとダメなの・・・・・・」

 

「っ・・・・・これだけ楽しい時間を味わっても・・・・・ダメなのか?」

 

「うん、一花とは思えないくらい少しズルい質問するね?」

 

「悪かった。それくらい、お前には帰ってほしくない。気落ちだけでもいいから帰りたくないって、俺たちに言って欲しいんだ」

 

「帰りたくはないよ・・・でも・・・・これが運命なんだよ・・・・一花」

 

「っ・・・・・・」

 

「一花・・・・・・」

 

 

気持ちとしては帰りたくないと、しっかりあった

 

それでもかぐやはかぐや姫、この運命は変えられない、かぐや姫は月に帰る、これは誰も変えることのできないことだと。決まっていることだと。気持ちがどうであれ、無理なものは無理だと、宣告される

 

まるで俺が子供だな。今のかぐやが大人に見える。帰らないでくれと頼む子供が俺で、それでも帰らないとならないと、使命感で帰ろうとする大人のかぐや。俺もこんなに情けなくなるとは、思いもしなかったよ

 

 

「どうしてそこまで帰りたくないって、かぐやに言って欲しいの?一花?」

 

「お前のことが大好きだから」

 

「っ!?」

 

「本気で言っている。前に言ったろ?俺と結婚するって・・・・・・本気で今になって俺も望んでいる」

 

「そ、そうなんだ・・・・・」

 

「顔が赤いなら、受け入れてくれないか?」

 

「そ、そうだね・・・・でもさ」

 

「ダメか・・・・・」

 

「うん、すっごく嬉しいけどね!これで彩葉に勝ったって感じ!」

 

「ちょ!?」

 

「なんだよそれ・・・・」

 

「それでもありがとう・・・・・だから言うね」

 

「・・・・・・・」

 

 

 

「一花!大好き!!!!」

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・・ああ、嬉しい」

 

 

バーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!

 

 

俺に大好きとしっかり笑顔で言ってくれた。そのタイミングで花火が上がり始めた

 

そこから何も言えずに俺たちは花火を見上げた。なんでそれ以上何も言わないのかと言うと。かぐやは花火に夢中だったかもしれないけど

 

俺と彩葉は、花火を見ながら、こう思う

 

 

 

 

 

 

大好きと、かぐやは言った

 

 

それは『ごめん』と言う意味でもあった

 

 

 

 

 

気持ちは嬉しいけど、この結末は変えらない。その意味を知っていた俺と彩葉は、花火を見ながら、もう無理なんだなと。かぐやにその気があっても、抗うことはできないんだなと思った

 

それだけでなく、俺は

 

 

 

ビイイン!!

 

 

「っ・・・・・・」

 

 

またも未来視が見えた。このタイミングで見せる。その光景は

 

 

 

「・・・・・・・・・くそ・・・」

 

 

 

最悪なものだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「返したか?」

 

「うん!」

 

「お金払って返したよ、全然汚れてないから、料金はそこまで取られなかったよ」

 

「そうか、ちょっと先に帰ってくれるか?」

 

「え?なんで?」

 

「俺、トイレ行きたくなったから、近くの公衆トイレ寄りたいし、コンビニで適当なお菓子と飲み物が欲しいから、先に帰ってくれるか?」

 

「え!?かぐやも行きたい!」

 

「時間がかかるから、俺一人でいい、彩葉頼む」

 

「あ、うん、わかった・・・・」

 

 

花火大会は終わり、帰りにレンタルしか浴衣を返して、もう家にまっすぐ帰るところだ

 

だが、俺がさっき祭りでいろんなものを食べすぎたせいか、トイレに行きたくなったから、先に帰るよう頼む。かぐやも行きたいと言うが、トイレも長いだろうからと、先に帰れと行って先に帰らせる。

 

彩葉を何かを察したのか、かぐやを無理に連れて帰らせる

 

 

実はトイレなど、行きたいわけででも。コンビニに行きたいわけじゃない

 

 

公衆トイレに着いて、中に入らず、近くのベンチに座り、その誰も居ないその場所で

 

一人

 

 

 

「どうすればいいんだよ・・・・・」

 

 

 

頭を抱えて嘆いた

 

花火が上がった時に、未来視を見た。その光景は、このまま戦っても、予想以上の月人の強さに

 

 

 

敗北した未来だった

 

 

 

笑顔で羽織を着られて去っていくかぐやを見た。それがヤチヨの体験した過去でもある。結局このままでは勝てないってこと。それを知って、俺は絶望する

 

そんなにもかぐやが月に帰らないとダメなのか。運命だとしても、そんなに変えることができないなんて、俺たち人間ってそんなにも愚かだったのかと思うと、どうしても俺は耐えきれなかった

 

かぐやと一緒に居ることがこんなにも許されないのかと。もうあんなのを見せられて。対策もかなり考えたのに、無駄に終わると見えて

 

納得できずに敗北を思いしられる

 

 

 

 

「俺に・・・・・力があれば・・・・」

 

 

 

この気持ち、懐かしく思う

 

『あの時』もそうだった。俺には何もできなかったことが、どれだけ虚しかったか、俺にもっと抗う力があれば、あの月人に勝てるだけの力があればと。俺は自分の無力に憎しみを抱いた

 

こういう時こそ、力があればと。何度も思ったことが、こんなにも無力な自分に

 

 

価値ないと思った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな時

 

 

 

『おや?ここまで来て諦めるのか?』

 

 

「っ!?なんだ!?」

 

 

 

突然、誰かの声が聞こえた

 

でも、周囲には誰も居ない。誰も居ない公園だ。スマホからでもない。誰の通話もない。しかし、確かに声が聞こえた

 

いや、『頭』から?

 

 

『天人くん、『月人』に勝ちたいなら。今から君の実家に来なさい。君の両親と共に待っている』

 

 

「っ!?あんたは・・・・いや・・・この声は・・・・・・まさか!?」

 

 

頭の中で、誰かが話しかけてくる

 

これはいわゆるテレパシーと言うのだろう。確かに誰かが俺に話をしてきた。しかもこの声の主、俺は知っている。なんでこの人が俺に、そんな話をしてくるのか、月人のことを知っているのか知らないが、少なくとも俺たちの事情を知っている

 

なんでこの人が、こんな話をしてくるのか、俺はこの声の主を知っているからこそ、信じられなかった

 

 

 

 

けど気になって、俺は急いで実家に、今から向かう

 

 

 

 

 

 

 

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