超かぐや姫! 〜彩葉の幼馴染のかぐや姫物語〜   作:ソール

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かぐや卒業配信 防衛戦

 

「なあ。やるのか?本当に?」

 

「うん・・・・・どうしてもやり遂げないとダメだと思って、もう終わりも近いだろうから」

 

「もう決めているの?」

 

「うん、ごめんね・・・・ここまで一緒にやってくれたのに」

 

「いいさ。お前が決めたことなら・・・・・」

 

 

夏休みは終わり、俺と彩葉が新学期を迎えて再び学校に通うようになった九月の初旬

 

 

 

かぐやが、12日に卒業配信したいと頼まれる

 

 

 

かぐやもおそらく、その日に迎えが来るとわかっていてのこと、前のコラボライブで姿を現した。出てきたと言うことは、月に帰る日が近いと悟り、こうなった以上は最後はしっかり終わりを作ると

 

別れの配信をしようとしている

 

それでも俺は

 

 

「でも、帰らせねえから」

 

「え?」

 

「配信を終わりにしたいなら、別にいいけど。俺はお前を月に帰らせるつもりないから」

 

「まさか・・・・・・月人を倒す気?」

 

「ああ、みんなでな」

 

「無茶だよ。だって彼らは・・・・」

 

 

「みんな、お前ともっと遊びたいだってさ・・・・」

 

 

「・・・・・・」

 

「俺だけじゃねえんだよ。お前ともっと居たいのは、アキラさんたちはお前とたくさんKASSENをやって、芦花と真実は来年も一緒に海に行きたいって言っている」

 

「みんなが・・・・」

 

「俺も彩葉もだ」

 

「っ!」

 

「俺もお前と居たい。俺はお前を愛している。だから絶対にかぐやの故郷の連中が相手でもぶっ潰す」

 

「あんたが居るおかげで、助かっている上に、楽しい。あんたはもう私たちの家族なんだから・・・」

 

「一花・・・・彩葉・・・・」

 

 

卒業配信するにしても、月には帰らせない

 

かぐやが月人の力がどれほどものなのか、一番わかっているはず、勝てないほどの強大な力を持っていることも承知している

 

 

それでも俺たちはかぐやと地球に残って貰いたいから、最後まで抗う

 

 

相手が異形な存在であるにしても。俺たちはそれでも勝つ方法を持ってきて挑む。負けるつもりはない

 

 

「挑むくらいはいいだろ?これが最後になるなら」

 

「・・・・・・わかった。でも無理はしないでね」

 

「悪いが今回は断る。無理してでも、俺はお前を地球に居させる。もし連れ去られたら、月まで行って今度はこっちが攻めに行って、お前を攫ってやる」

 

「どうしてそこまで・・・・」

 

「かぐやは月の人間だから知らないかもしれないが、地球の人間が諦めが悪くてね」

 

「それだけ、あんたが大事ってことよ」

 

 

かぐやに月人に立ち向かう許可は貰った

 

月人を倒す演出をかぐやの卒業配信に披露するのも、良い演出として他の視聴者とファンを騙せる。戦うには問題ない

 

仮にかぐやを月に連れ去られたとしても、月読様に土下座して、月へ連れてって貰う。それでから二回戦目をして、かぐやを攫う

 

地球人は諦めることがどうしてもできない愚か者なんでね、理解されないかもしれないが、それでもやってのが俺たちだ

 

 

「かぐや、その卒業配信で歌う曲は、別れの曲じゃなくて、盛り上がる曲を作るからそれを歌ってくれ」

 

「盛り上がる曲?」

 

「ああ、戦闘BGMに負けない曲を作るから、俺たちの応援曲として、披露してくれ」

 

「卒業配信なのに・・・・・・」

 

「それくらい、俺たちはお前を月に返す気はない」

 

「わかった。歌うよ・・・・一花や、みんなのためになれるなら」

 

「よし、彩葉。今回も一緒にやるぞ?」

 

「ええ、あの月人に報いるような曲を、作ってやろうじゃないの!」

 

 

こうして、残り一週間で曲作りをする

 

別れの曲ではない。戦闘を盛り上げる曲だ。月人とやり合うんだ。戦いを盛り上げるためには歌が必要だからな、ぶっちゃけ卒業配信なのに別れの曲なんて歌わせる気はない

 

それくらい、俺たちは負けるつもりはない。負けたとしても月に行って倍返しだ

 

竹取物語では、月人に勝てなかった。でも、ここは大昔ではない、奴らと戦えるだけの力はもう手に入った。もう昔のように思い通りになるとは思わないことだ

 

 

まあ、全ては俺たち次第だがな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

九月十二日   決戦の日が訪れた

 

 

「かなりの数だな・・・・・・」

 

「オーバーナイトは優勝もしたから、そのメンバーの一人が卒業することになるんだから、こうなってもおかしくないかも」

 

 

かなりの数のファンたちが集まっていた

 

かぐやの卒業ライブステージは、天守閣の天辺。これはあくまでKASSENでもあるため。俺たちは陣地の本格地である天守閣の天辺で、会場に集まるファンとユーザーたちを見下ろす

 

ネットでお知らせを軽くしただけで、かなりのユーザーとファンが観客席に集まっていた

 

ヤチヨのコラボライブよりも集まっている、あれ以降、まだファン数が増えたからな、俺たちはかなりの人気を治めた

 

でもここで終わるかもしれない。一人欠けるかもしれない

 

 

そうならないかは俺たち次第だから、ドッキリで終わらせるか、本当に卒業するかは俺たちのこれからの戦いで決まる

 

 

それで俺はみんなに

 

 

「みんな!これを使ってくれ!」

 

「これって!?」

 

「新しい武器!?」

 

「ああ、俺が作った。月人に有効の武器だ。今持っている武器じゃあ勝てない。みんな、これを使ってくれ」

 

「リボルバー二拳銃、双刀、太刀、大斧、火縄銃、ハンマー、槍。全員分作ったんですか!?」

 

「相手は天の者だ。こっちも装備を整えておかないとな」

 

 

月読様から貰った武器を取り出してみんなに渡す。月読様は俺一人ではなく、戦ってくれる仲間の分まで用意してくれた。本当に最高の神だ

 

感謝するぜ、月読様

 

彩葉は双刀、アキラさんは太刀、雷さんは大斧、乃依は火縄銃、真実はハンマー、芦花はハンマーと。俺はリボルバー二拳銃を使う

 

それぞれの武器は、全部月人に対応の武器だ。確実に奴らを倒せる武器。勝てる見込みとしては十分なものだ

 

 

「乃依、俺と同じく銃だが、それは特別制で弾は無限だ。弾を込める必要はない、遠慮なく打て」

 

「すご!?無限に打てるとか!?俺、銃は久しぶりだけど、なんとかやってみます、先輩!」

 

「一花のリボルバーは?」

 

「俺は使い終わったリボルバーの中の弾を一々捨てると、シリンダーの中に自動的に弾は装填される」

 

「一花の銃も無限か、あんた、こんな凄いものを作ったの?」

 

「俺らの武器はそんなもんだろ。そして、アキラさん。本当に『アレ』を使うんですか?」

 

「当然だろ。相手はてはそれだけ強敵なんだろ?使ったとしても、かぐやちゃんの卒業配信の演出として使ったって言えば、言い訳はなんとでもなる」

 

「助けると決めた以上は、俺たちは引き下がる気はない」

 

「先輩のためにも、俺は頑張りますよ」

 

「すまないな、アキラさん、雷さん、乃依」

 

 

銃は無限に撃てる、俺と乃依の武器は、一々弾を装填する必要もない、月人を見つけたら撃ちまくるのみ

 

 

そしてアキラさんたちは、『禁止ツール』を使用する

 

 

そのツールは、正式試合では使ってはならない。今回はかぐやの卒業配信の演出として使うため、大会ではないため使うことに問題はない。

 

でもそれは、万が一アカウント停止をされる場合もある、それでもかぐやを助けるために使うと、友人のためにアカウントを賭けてでも戦うと決める

 

 

「一花、ヤチヨは?」

 

「来ないさ、あいつは言うならあっち側だからな」

 

「もし私たちが勝てそうになったら、管理者として邪魔されるかな?」

 

「かもな、その時は俺が説得する・・・・」

 

「できるの?」

 

「説得と言うか、謝罪がしたいしな」

 

 

彩葉にヤチヨは来るかと言われるが、当然ながら来ないだろう、でもどこかに見張っていて、俺たちがもしも月人に勝てそうな時は邪魔しに来るだろう。何があってもかぐやを月に返すのが、この世界の歴史だからな

 

もし邪魔しようものなら、その時は俺がなんとかするつもりだ。謝らないといけないしな

 

皆の準備が整ったところで

 

 

 

「一花、彩葉、みんな・・・・やるんだね?」

 

 

 

「ああ、お前が何を言っても諦めねえから」

 

「私たちは、あんたともっと居たいから」

 

 

最後まで俺たちがやることに、微妙な反対なかぐや

 

無理して欲しくないのか、真意はどうであれ。月人には敵わないと、どうしても俺たちのやることを止めたい感じだ

 

どうしても、月に帰ろうものなら、最後になるかもしれないなら

 

俺はやっておきたいことがある

 

 

「かぐや、一瞬で良い。俺と一緒に一旦ログアウトしてくれるか?」

 

「良いけど、なんで?」

 

「最後になるかもしれないんだ。やっておきたいことがあるんだ」

 

「わ、わかった」

 

「ちょっと抜ける。すぐ戻ってくるから待ってくれ」

 

「・・・・・・・」

 

 

俺とかぐやは一旦ログアアウトする

 

その時に、若干彩葉が険しい顔をするが、それでも俺とかぐやは一時ツクヨミからログアウトする。かぐやは何をされるかわからないまま、ログアウトする

 

 

そして俺たちの家である配信部屋に戻り

 

 

「なに、一花?」

 

「最後になるかもしれないから、これをさせて貰う。強引にな」

 

ガシ!!!

 

「え!?」

 

「暖かいな、お前の体。とてもデータできた体とは思えない」

 

 

俺はかぐやを抱きしめる。

 

ログアウトしたのは、かぐやを抱きしめるため、かぐやを愛しているんだ。これくらいはする。本人の許可は取ってないけどな

 

月に帰ろうとするなら、最後にこれくらいはさせて貰う

 

 

更に

 

 

 

 

 

 

「お前がどんなことを言おうと、月に返さない。愛している。かぐや」

 

チュ!!

 

「む!?」

 

 

俺はそのままかぐやの唇にキスをした

 

 

人生初めてのファーストキスだ

 

 

かぐやは物凄く顔が真っ赤だ。それでも俺は恥ずかしさなどなく、堂々とかぐやの唇にキスをした

 

そこまで長くしないように、短めにして離れる

 

 

「どうだった。初めての俺のキスの味は?」

 

「えっと・・・・・気持ちよかった・・・」

 

「味の話をしているんだけどな、まあいい、それくらい愛しているってこと。男と女が恋人になったらする行為だ。それを最後になるかもしれないから、しておきたかった。悪かったな」

 

「い、良いよ・・・・かぐやも嬉しいし」

 

「だから、俺は本気でお前を月に返すつもりないから」

 

「う、うん・・・・・」

 

 

本当にかぐやは恥ずかしそうだ

 

俺がここまで大胆なことをするとは思えなかったのだろう、今までに見たことが無いからな、かぐやが恥ずかしそうな顔なんて。今でも唇を指でさすっている。流石に大人の行為をこんな早めにするとは思わなかったのか、結構戸惑っている様子

 

少し早すぎたようだ

 

まあ、やるべきことはした。ツクヨミに戻る

 

その前に

 

 

「彩葉?お前見たな?」

 

「え!?なんでわかったの!?」

 

「スマコンが光ってねえからな、ログアウトしたのを気づいているっての」

 

「ちょ!?彩葉!?今の見たの!?彩葉のエッチ!!」

 

「な!?別にたまたま偶然、ログアウトしただけだから!」

 

「偶然ログアウトしたわけねえだろ、お前が気になって戻ったんだろ」

 

「そんなことより!あんた!私たちの家で何いやらしいことをしているのよ!」

 

「愛しているってことを示すために、行為しただけだ。やましいことはしていない」

 

 

 

彩葉もログアウトして、さっきの俺とかぐやの抱き付いてキスをしているところを見ていたようだ。

 

若干涙目になっている。それだけ俺を想っているのだと、もう親父に喝を入れられたら自覚をするようになった

 

俺とかぐやのキスをしたところを見て、涙目になっていることから、勘違いでなければそうだろう。だから、これだけ言う

 

 

「彩葉、ごめん、お前の気持ちに答えられなくて、それでも自分の気持ちを本気に出したいから・・」

 

「っ!別に私は・・・・」

 

「俺はこれでもお前の幼馴染だから、わかるんだぞ。それでも俺はかぐやを選ぶ」

 

「・・・・・・・良いわよ。あんたが決めたことなら・・・・」

 

「悪いな、本当に・・・・」

 

 

彩葉には気持ちに答えられないと伝える

 

彩葉も俺にそんな気持ちを抱いてたなんて、親父に喝を入れてくれて、やっと彩葉の気持ちがわかるようになったから、今度は察せる。

 

彩葉はそれに対して、あっさりと受け入れた。本当の気持ちでしっかり答えたからこそ、応援してくれた。

 

幼馴染として。俺の背中を押してくれた

 

 

それでもこのゲームに勝たないと

 

 

「じゃあ、負けられないね。余計」

 

「ああ、かぐや、俺は諦めないからな」

 

「・・・・・わかった。そんなことをされたら、私もここに居たいもん」

 

「今度はしっかりと望みを言ってくれたな」

 

「うん、私だって、一花が大好きだもん。本当は一緒に居たいもん。彩葉ともね」

 

「かぐや・・・・・」

 

「じゃあ勝つぞ。もう俺たちは前を進むだけだ。何度でも言う!これは竹取物語じゃねえ!俺たちの物語だ!!結末を変えるぞ!!」

 

「うん!」

 

「ええ、やるわよ!!」

 

 

オーバーナイトの合図ポーズである。手で狐の顔を作って、人差し指と小指を合わせる

 

オーバーナイトの危機でもあるが、こう言う時だからこそ、みんなで力を合わせてかぐやを連れ去る月人を倒す

 

竹取物語じゃない。俺たちの物語だ。

 

 

結末を変えて、ハッピーエンドを作る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして、ツクヨミに戻って、天守閣の前で待機している。かぐやはそのまま卒業配信のステージとして、天守閣の天辺と言うステージに居る

 

 

「時間だ。かぐや!」

 

 

「うん!みんな!今日は来てくれてありがとう!オーバーナイトは一千花といろPがこれからも続けるけど、かぐやはここまで!みんな!私の最後の配信!どうか楽しんで!最高のライブにして見せるから!!!」

 

 

『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!』

 

 

 

時間の合図を伝えると、かぐやが卒業ライブを開始する。今日と言う日を最高にしてみせると宣言、今日で最後になるかもしれない。最後にして全力の演奏をする

 

オーバーナイトは終わらないが、かぐやが終わるかもしれない言葉に。誰もが息を呑む

 

その中でかぐやは

 

 

「私はみんなや!!彩葉や!一花が!大好きだから!!このライブを!最後で最高のライブにするよ!!!」

 

 

「たく、名前で呼ぶなよ。あいつ」

「だよね」

 

 

 

それでもかぐやはみんなや、俺や彩葉が大好きだと、このライブを最高のものにすると宣言

 

そう簡単に終わらせないと、俺と彩葉は武器を構える。その証拠に

 

 

「っ!来たぞ!!」

 

 

「「「「「「っ!!」」」」」」

 

 

 

ブウン!!!

 

 

『我ラノ姫。迎エニ来タ。人間ヨ。下ガレ!!』

 

 

ブウン!!!!




 

 

『我ラノ姫ヲ返セ!!!』

 

 

 

「あれが・・・・・」

 

「ああ、あれが俺たちの敵だ」

 

 

俺は三日月眼を物にして、月人の力がわかるようになった、どこから来るのか反応して。天守閣前に月人が来たとみんなに伝える

 

 

かぐやの卒業ライブを始めた瞬間、その瞬間、ツクヨミの空から月が現れ、その月から、月人のボスと思われる、菩薩の姿をした付人が現れる。いかにもボスらしきの大きさ

 

その菩薩の付人が、かぐやを返せと言語が話せるのか、俺たちにかぐやを引き渡せと要求する、それと同時に他にも月人が現れる

 

ライブに出てきた提灯の頭をした月人が無数、手には軍配のような武器を持っている

 

金魚の体をした狛犬の頭部と前足を付けた獣のような月人が一匹

 

大きな腹をした布袋のような月人が一人

 

マッチョな体格をして、シンバルと棍棒のような武器を持つ人型の月人が二人

 

天女の姿をした、琵琶と笙を持つ、遠距離系の武器を持つ月人が二人

 

その軍隊が、月から降りてきた。彼らはかぐや姫を取り戻すために、人間は下がれと武器を持ってやってきた、かぐやの言う通り、迎えが来たのだ

 

しかし

 

その月人の問いに対し

 

 

 

俺たちは

 

 

「「「「「「断る!!!」」」」」」

 

 

「月の侵略者共。お前らに渡すものはない!かぐやは俺たちの家族だ!!」

 

 

その問いに俺たちは断りを入れる

 

渡すものななんてない。かぐやは俺たちの家族だ。月に帰るべきなんだろうが、月になんて返さない。かぐやの居場所はこの地球だから。そして俺の愛しているお姫様だ

 

それでも

 

 

「それでもウチらのかぐや姫を奪おうとするものなら・・・・・・・俺たちを倒してみろおおおおおおおおおおおお!!」

 

「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」」」」

 

 

 

『行ケ!我ラノ姫ヲ取リ返セ!!!』



 

 

『ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!』

 

 

「なんと!月から謎のCPUが現れた!?そのCPUにかぐや以外の一千花たちが立ち向かう!見たことのない武器を持って!戦場を駆け抜ける!!!」

 

 

俺たちはフィールドに出て、月人達を押し返す

 

同時に月人達も、俺たちを潰そうと前に出る

 

 

他のみんなにはただの演出だと思っている。その証拠にオタ公と照琴が実況の解説を行っている

 

俺たちはたった七人。相手は軍勢、数としては絶対に勝てないと思う戦いだ。本来ならミニオンや牛鬼や鬼など、KASSENのCPUを使うべきなのだが、月人と言う月から来た未知に敵うはずもない

 

しかし、こっちは七人で十分

 

なぜなら

 

 

「ふ!!は!!」

 

「は!!」

 

ドカン!!ドカン!!!ドカン!!!

 

「凄い!?私もそこまでKASSENは上手くないけど、敵が簡単に倒せる!?」

 

「この武器!最高に使える!!」

 

 

 

「おっと!?見たことないCPUに一千花はどんどん敵を倒していく!?持っている新しい武器のおかげか!?敵がたった七人の一千花たちに押されていく!!」

 

 

『ナンダ!?アノ武器ハ!?』

 

『我ラノ力が押サレテイル!?人間ナンゾニ!?ナゼ!?』

 

 

「今こそ武器を取れ♫みんなの幸せのために♪」

 

 

「かぐやが応援しているぞ!このまま追い込むぞ!!」

 

「「「「「「おう!」」」」」」

 

 

始まったばかりだと言うのに、戦況は俺たちが優勢。かぐやが応援の歌を歌っているんだ。頑張れないはずがない

 

月人達が俺たちにどんどん薙ぎ倒されていく。どんな敵も一撃で倒されていく。月人の攻撃まで跳ね返せる。相殺できる。それもそのはず、その月人の神でもある、月読様が用意してくれた武器

 

月人有効の武器だ。月人達には天敵だ

 

その証拠に、彩葉は両手に持っている双刀で四方の敵を切り刻む。二刀流捌きを見せる

 

真実が持つハンマーで何度も月人達を潰して遠くへ殴り飛ばしたりと薙ぎ払う。

 

芦花の槍が、どんな敵のガードも貫通し貫かれる、四方の敵も槍を回して振り回して斬り裂く

 

乃依が火縄銃でどんな遠くに離れた月人も撃ち抜く。弓の扱いもエイムも上手い乃依は、百発百中だ

 

雷さんは、どんな敵も大斧で一刀両断。彼に斬れないものはない。どんな敵も半分になって斬られていく

 

更にこの戦いに特攻を務めるのは。ブラックオニキスのリーダーであるアキラさんだ、先行を取って猛特攻する。地面も壁すらも、どんな敵も太刀で蹴散らすように斬り裂く、もうこの鬼を止められる者はいない

 

 

そして俺は

 

「そこ!・・・逃さん!・・・後ろを狙っても無駄だ!」

 

バン!!バン!!バン!!

 

『グハ!?』

 

『ガハ!?』

 

 

「一千花は二拳銃を振り回して、四方の敵を撃ち抜く!視線をも向けずに、腕だけを動かして敵を正確に狙う!!一人だけガンカタみたいなことをしているぞ!?」

 

 

俺の眼は三日月眼に変わっている

 

やっと三日月眼の使い方を覚えたのか、随時に使えるようになって、正確に月人がどんな動きをするのか、未来を先に見通して、先を読んでいるため、視線を向けずとも月人の動きはもう見抜いている

 

 

たった七人だけの俺たちが、月人の軍勢を押し返す

 

 

「芦花!あの天女みたいなのを倒そう!」

 

「ええ!ここは私たちに任せて!」

 

 

「頼む!」

 

 

提灯の頭をした月人はもう俺たちの敵ではない。ある程度を蹴散らすと、芦花と真実が天女二体を相手にすると、二人合わせて中ボスに挑む

 

 

それ以外は、どんどん軍隊を蹴散らして、あの奥に居る菩薩を叩こうと敵陣に進む。あの菩薩のような月人が無限に月人を異次元から召喚している

 

 

「くそ、押しているとはいえ、あの菩薩を倒さないと、このゲームは終わらない!」

 

 

『ココハ通サナイ!!』

 

 

「く!邪魔をするか!」

 

 

 

菩薩を倒さないと、どんどんミニオンのような月人を出されてしまうため、数をより減らすために、大ボスと思われる菩薩を倒そうと思ったが、布袋とマッチョな体格をした人型の月人が通せんぼになって邪魔をする

 

そんな時

 

 

「一千花!!彩葉!!下がれ!」

 

「アキラさん!!」

 

「お兄ちゃん!?」

 

「雷!乃依!やるぞ!」

 

「御意!!」

 

「はーい!!」

 

 

『チートモード起動!!!』

 

 

「行くぞ!ブラックオニキスが前に出るぜ!!」

 

「ああ!先陣は俺たちが切る!!」

 

「ここからブラックオニキスのステージだ!!」

 

 

ガン!!!!!

 

 

『『『ヌウ!?』』』

 

 

「チートモードだ!?ブラックオニキスがKASSENの禁止ルールであるチートツールを使用!?かぐや姫のライブを盛り上げるために!チートモードを使用!!」

 

 

「アキラさん!雷さん!乃依!!」

 

「お兄ちゃん!?そこまで!」

 

「アキラさんたちが時間を稼いでくれている!この隙を逃すな!行くぞ!彩葉!!」

 

「うん!」

 

 

アキラさん達が『チートモード』を使用した

 

アキラさんの頬に赤い文字が流れ、赤い髪が長くなり、雷さんも頬に赤い文字が流れ、乃依にも赤い文字が頬に流れて、鬼の角が伸びる

 

乃依に準備をさせたのはこれ。『チート・ツール』。ゲームをプログラム側から弄って、攻撃力を限界以上に上げる。当然ながらツクヨミでは禁止だ。それでもかぐやのために戦うと、アカウントが失うかもしれないのに、使用して壁となる。月人を蹴散らす。チートモードを使用して攻撃力を限界突破している上に、月読様の武器。この二つの力を前にして、壁になっていた布袋とマッチョな月人が、アキラさん達に押される

 

その間に俺と彩葉は菩薩を倒そうとする

 

しかし

 

 

『ガアアアア!!!』

 

 

「金魚がいきなり龍に!?」

 

「同じ龍同士だ。俺が相手になる!」

 

「一人で無茶しないで!私もやる!行くわよ!」

 

「ああ!頼む!」

 

 

まだ月人の中ボスらしき。金魚の体をした白犬が、突然金魚の体が四腕四足の半人半龍の姿に豹変した。しかも手には槍を持っている

 

同じ龍として、俺が相手になるが、こんな大きな敵に一人で挑むのは無謀だと、彩葉も加わって、二人でこの槍を持つ龍に立ち向かう

 

 

戦況は明らかにこちらが有利であり、押している。もしかしたら本当に月人に勝てるかもしれない

 

芦花も真実も、アキラさん達も、どんどん中ボスも倒していく、月読様の武器を与えてくれたおかげで、勝機が見えてきた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、ヤチヨは・・・・・

 

 

「本当に月人に勝てている。何?あの武器は、一花が作ったのかな?」

 

 

遠くの方の高台で、ヤチヨは俺たちの戦いを見ていた

 

俺たちが付人を圧倒していることに驚いている。ヤチヨが月に帰る時は、ここまで月人を圧倒していないだろう。しかも彼女が見たことのない武器を俺たちが手にしていることに驚いている

 

このままだと、かぐやが月に帰ることはできないかもしれない。本当に俺たちが月人に勝ってしまう

 

これでは未来が変わってしまう

 

そのため

 

 

「一花。私のことは恨んでくれてもいい、それでもタイムパラドックスを作るわけにはいかないから」

 

 

歴史通りにするために、ヤチヨは管理者権限で、俺たちにアカウントを一時停止しようとする

 

俺に恨まれてもいい、それでもかぐやが月に帰すことを歴史にしなければ、タイムパラドックスが生まれる、ツクヨミの存在と月見ヤチヨと言う存在が、これから別の世界へ行くはずの歴史と言う輪廻が無くなるかもしれない。そんな歴史改変をさせるわけにはいかないと、管理者の力を使う

 

嫌われる覚悟で、ヤチヨは画面を出して、俺たちの動きを止めるために、アカウントを一時停止しようとする

 

 

しかし

 

 

 

 

「八千年経った、月姫。一花達のすることを止めるか?」

 

 

「え!?」

 

 

 

突然、後ろからある男が現れる

 

ヤチヨが声を掛けられるまで、気配で気づくことができずに、ヤチヨの背後に現れた。しかし、その男はヤチヨが知っている。いや、『忘れることは月の者として決して許されない』程、ヤチヨはその男を知っている

 

なぜなら、その男は

 

 

「月読様!?・・・・・・・」

 

「久しいな、一万年以上は経っていると思うが、我のことを覚えていたとはな」

 

 

月読様だった

 

月の神が、八千年過ぎた月姫に接触する。月の神と姫が面を合わせをすると言う奇跡。こんな事が起きるほど、今の事態は急激だと言うのだろうか

 

あるいは月の神が姫に接触しなければならない程、ヤチヨのすることを止めねばならないのか。神として見過ごせないのか、ヤチヨのやることに問いかける

 

 

「なぜ貴方様が・・・・・まさかあの武器は貴方様が!?」

 

「いかにも、我の眷属の子孫が、天人一花だったため、我の従者の一族に願いがあったため、力を与えたまで、月の神である我は月の民よりも、従者の一族を大事にする。我に仕えてくれたのだ。当然であろう?」

 

「一花が月読様の・・・・あの月兎の血を引く一族だなんて、八千年生きた私でも知らなかった」

 

「それだけ悟られぬようにして生きていたからな、もしくはその力を発揮出せる子孫があまり居なかったのもある」

 

 

月人に対抗できる武器を渡したのが、月読様であることをヤチヨは気づく、そうでなかればここまで追い詰めることはできない。俺たちに月人に勝てる力はないことはヤチヨは知っている

 

それでも勝てているなら、誰かしらの力を借りているとは思っていたが、まさか自身の故郷の神に力を借りているとは知らず

 

更に俺がその神の従者の一族だったなんて、この八千年生きる彼女において、驚く話だった

 

 

「しかし、月読様。今のかぐやを月に返さねば、歴史は変わってしまいます!」

 

「それはこの世界ではない。これから行く別世界での話。八千年月姫。其方はそのために一花達のすることを止めるか?歴史が変わるのが怖いか?それとも一花に想いを受け止めて貰えなかったからと、逆恨みをするか?」

 

「そ、それは・・・・・・・」

 

「我に嘘をついても無駄だ、神に嘘を付いても無駄である。月の生まれである、月姫であろうと、其方は人間と変わらぬ故にな。たかが長年若く生きるだけの存在よ」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

 

正直に言うと、ヤチヨは歴史通りにかぐやを月に返すと言うが

 

 

本当はこのままだと、俺が今のかぐやに取られるのが嫌だから。邪魔しようとしているだけ

 

 

想いを受け止めて貰えなかった。もしもこのままかぐやが月に帰らずに地球に残ったら、確実に俺とかぐやが結ばれる。過去の自分に嫉妬すると言うことをしているが、それでもやはり俺が誰かに取られるのが嫌だった

 

だから邪魔しているだけ

 

仮にかぐやが月に帰ったとしても自分が結ばれるわけではないけど、それでも俺と過去の自分が結ばれることが気に食わない。ヤチヨは八千年無理して生きて、会いに来たのに、今の自分に取られる。今まで八千年無理して生きた自分の想いが無駄になる

 

体の生成の力を無理して地球に来たのに、水の泡になる。せめて歴史通りにして、少しでも自分に目を向けて貰いたいだけの

 

自分のワガママである

 

 

「なるほど、それだけ一花が愛しておるか?八千年月姫よ・・・・・」

 

「・・・・・・・はい、私は寂しいんです。今の自分に想い人を取られたくないです。正直タイムパラドックスのことは気にしておりません」

 

「八千年。長きに渡る年月を生きた。しかし、想いは受け止めて貰えなかったようだな、そのあとで、彼を止めても、其方の物になるわけではないぞ?」

 

「わかっています。かぐやを月に返せば、おそらく一花を次に取るのは『彩葉』。それでも私は・・・・」

 

 

やっぱりヤチヨは俺を諦めることはできなかった

 

このまま月に帰すのを阻止したら、俺とかぐやは結ばれる、八千年前の自分が俺と結ばれることに我慢ができない。八千年経った自分よりも、その前の自分が俺のものになるのが、まるで若い自分に負けるようで、納得いかない

 

こういうワガママである所はかぐやと変わらない

 

 

「そうか、それが其方の答えか・・・・だが」

 

 

月読様はヤチヨの気持ちを理解し、何がなんでもこの戦いを止めさせ、かぐやを月に帰すと、管理者の権限でアカウントの一時停止をしようとする

 

しかし、月読様が恐ろしいことを言う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「その前に、天人一花が、月人たちに殺されてしまうが、それでも構わないか?」

 

 

「・・・・・・・・・・・・え?」

 

 

 

 

 

ヤチヨが俺たちを止める前に、俺が月人達に殺されてしまうと、月読様が不吉なことを言う

 

どういうことなのか、ヤチヨは月読様の言葉にかなり動揺する、当然なんのことだが、わからない。なぜ俺がこのままだと、月人たちに殺されてしまうのか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

菩薩の月人が、何もせずに俺をジーと見ている。その理由は、考察していた

 

 

『オノレ、天人一族。アノ武器ハアノ一族ノ用意シタノカ、我ラノ邪魔ヲスルカ』

 

 

菩薩の月人が戦況を見て、明らかに月人達は押されていて、敗北してもおかしくないと戦況は悪くなっていると、まさか人間に力で負けるなど、菩薩の月人は屈辱を感じていた

 

まさかここまで、未知の武器を持つだけで、ここまで戦い負けするなど、月人達においては不服だった

 

 

これも全て、天人一族が悪いと決めつける。

 

 

菩薩の月人も天人家を知っているため、人間でありながら月の神の力を持っている事が気に食わない。更に我らの姫を攫って地球に馴染ませて、月に返そうとしない

 

月人達の姫を攫って返そうとしない。そう考えれば確かに俺のやることは犯罪であり、月人に仇を出すなど、俺の横暴であることは明白

 

それと月の神の力を持つ、人間を彼らは見下す

 

そして彼らが崇拝する月の神の力を使って、自分たちに反旗を翻すのが気に食わない

 

 

だから、その怒りのあまり、全軍にとんでもない指示を、菩薩の月人は送る。

 

それは

 

 

 

 

 

『全軍!予定変更!!コノ天人家ノ人間ヲ排除セヨ!!集中攻撃ダ!!コノ人間ヲ生カスナ!我ラノ脅威ヲ逃スナ!!!』

 

『『『『『『『『『『御意!!!』』』』』』』』』』

 

 

 

 

「え!?」

 

「「「「「は!?」」」」」

 

 

「・・・・・・・やっぱり、『こうなるか』」

 

 

他の月人たちに、菩薩の月人は俺を集中的に狙えと、俺をリンチしろと指示をする

 

月の神の力を使う人間など、烏滸がましいのか。来にくわわないのか。俺を消すことを指示をする

 

 

俺の存在は彼らにおいては生かしておけないのか、ここで排除しようと、彩葉達を無視して、一斉に俺に襲いかかる

 

 

実は俺も三日月眼で、このまま戦えば、俺の恐ろしさに、俺をここで仕留めようと俺をリンチすることを先の未来をわかっていた。それでもかぐやを月に変える目的を変えられるなら、俺を集中的に狙ってくるなら、構わないと、三日月眼で未来読みをした通りの未来にした

 

 

ビュン!ビュン!ビュン!!

 

 

「く!わかってはいたが、この数を一気に一人でやるのは・・・・・キツイな!!」

 

 

「一花!?」

 

「一花を守れ!!」

 

 

「なんと!?突然CPU全員が一千花をリンチにして、集中的に狙う!?どういうことだ!?」

 

 

 

俺は彩葉から離れる、彩葉を巻き込まないために。四方八方から攻め込んでくる月人に対応する。

 

アキラさん達や、芦花と真実と戦っていた月人達まで俺を狙い出す。俺の存在が彼らにおいて厄介なのか、彩葉達を狙わずに一斉に俺の方へ集まってくる。彩葉達に目もくれていない。

 

 

ガキン!!

 

「く!」

 

 

『オノレ!!コノ誘拐犯メ!!』

 

 

「俺が?俺はかぐやを拾っただけで誘拐したわけじゃあねえ!」

 

 

『ダトシテモ!貴様ハ我ラノ姫ヲ誑カシタ!ソレガドレダケノ罪カ!貴様ニハワカラナイノカ!』

 

 

マッチョの体をした月人が、攻撃しながら、俺を罪人扱いする言葉を交わしてくる。かぐやを月に返さないことが、どれだけの罪なのかと、たかが一人の少女を月に返さないだけで罪人扱いされるなど

 

そんなことを俺の知ったことではない

 

そもそも

 

 

「月に返したとしても、それがかぐやの幸せになるわけじゃないだろ!かぐやが月の人間でも!」

 

 

『ダカラ!我ラノ姫様ヲ帰ス気ハナイト言ウカ!?』

 

 

「地球はかぐやの居場所としても馴染める!月に帰る必要はない!勝手に罪を押し付けるな!!かぐやの幸せはかぐやが決める!!やりたくもない仕事をさせるために彼女の自由を奪うな!!」

 

 

『オノレ!!天人一族ウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!人間メエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!』

 

 

マッチョな月人は俺がかぐやを返さないことに対しての口論で、怒りを露わにする

 

でも今の口論でわかった。かなり人間を見下していることがわかった。竹取物語もそうだったが、月の者からすれば、俺たち地球の人間など野蛮人にしか見えないんだろ。かぐや姫の美しさに見惚れて争いを起こす醜い俺たちなど、その程度でしか思ってないことくらいは大体わかっていた

 

 

ビュン!!ビュン!!

 

 

「く!本当に一斉に来やがる!?ぐう!?」

 

 

「一花!!」

 

「くそ!倒しても倒しても増える!?」

 

「それどころか私達にやられても、目もくれないで、一花ばかり狙っている!?」

 

「卑怯よ!!こんなの!?」

 

 

天女のような月人も、後ろから遠くからビームを飛ばしてきたり、横から布袋のような月人。体当たりしてきたり、上と下から、マッチョな月人が棍棒とシンバルを振り回して攻撃してくる。提灯の月人は持っている軍配を投げくる。投げるとその軍配は爆発する。

 

更に、菩薩から手から花火を飛ばしてくる

 

 

 

四方八方から集中攻撃のコンボされていて、二拳銃を持っていても対応できない。流石にかぐやを月に帰す意識と目的を変えるために、俺が無茶に力を晒して俺の厄介さを知って俺を排除する意識と目的を変えたとはいえ

 

それでもやっぱり軍隊を相手に俺一人で防ぐばかりで反撃もできない

 

彩葉たちが助けてくれるが、彩葉達が倒しても別の月人が召喚されて、彩葉達を無視して、俺を狙う、彩葉達にやられてもまた新しいのが現れる

 

アキラさん達、ブラックオニキスがチートツールを使って圧倒しても、新しい月人が現れるから、本当にキリがない

 

 

『ナゼ邪魔ヲスル!?アノオ方ノ従者デアル貴様ガ我ラノスル事ニ首ヲ指ス!?』

 

 

「そんなもの!俺がかぐやを愛しているからに決まっているだろ!」

 

 

「マタカ!?貴様ト言ウ天人家モ!不純ナ事ヲ言ウノカ!?大昔ト変ワラン!我ラノ姫ノ美シサニ見惚レテ争ウダケノ人間ガ!!」

 

 

「竹取物語と一緒にするんじゃねえ!そのかぐやも俺と居たいって言っているんだよ!つまりはかぐやも地球に居たいと望んでいるんだよ!だから自由を奪うな!!かぐやの自由を!だから俺が守る!この命に賭けてでも!!」

 

 

「一花・・・・・・・」

 

 

『オノレ!!我ガ姫ヲソコマデ誑カシタカ!?ヤハリ貴様ハ生カシテオケヌ!!貴様サエ居ナケレバ、我ラガ安全ニ姫様ヲ我ラノ月ニ帰レタノダ!!ソレヲ貴様ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!』

 

 

菩薩の月人が俺に怒りを向ける。顔に出るほどに

 

自分たちの邪魔することに対してなぜかと問われ、それはかぐやを愛しているからと言う。しかし、月人はその愛を信じない。大昔と変わらんとその愛は無駄だと断言する

 

竹取物語ではかぐや姫の美しさに見惚れて無駄な争いを起こしたことを、菩薩の月人は知っていた

 

 

だが、それでもかぐやも地球に残りたいと、自分の意志で言っている。彼女は自由を求めていると、かぐやを想うならこの地球に留ませろと俺は言い、かぐやのためなら命を賭けてもいいと、俺の本当の愛を伝える

 

 

しかし、菩薩の月人は信じない。そんな人間の愛など信じない。そしてかぐやが地球で自由に生きたいと言う望みも信じない。所詮AIで生きている生き物の意志なのか。人間の愛も。かぐやの望みも信じない

 

むしろ俺が誑かしたからこうなったと

 

 

それでも俺を悪人にする

 

 

『貴様ハココデ消ス!!貴様ハ存在スルベキデハナイノダ!!!』

 

ピピピピピピピピ!!!

 

「っ!なんだ!?あの菩薩。何かしようとしているのか!?」

 

 

突然菩薩は何かを唱えたのか、奴の周りにいろんな画面が表示されて展開される

 

何か仕掛けてこようと、月人たちも必殺技があるのか、俺がどんどんHPが少なくなっいてきているタイミングを狙って。確実に俺を消そうとしているのだろうか

 

それもアカウントごと

 

 

 

 

 

 

それよりも『もっとまずい事をしよう』としていた。

 

 

 

 

それは『現実世界』に関係する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現実世界

 

今現実世界でとんでもない事態となっていた。主に『海外』で。ホワイトハウスの大統領室で、世界にパニックとなる出来事が発生した。それは

 

 

「おい!?どうなっている!?」

 

「わかりません!!それでもジャックされています!操作できません!」

 

「大統領!!!大変です!!我らの国だけでなく!ロシア、中国、イギリス、フランス、インド、パキスタン、イスラエル、北朝鮮も!乗っ取られた模様!標的は全て『日本の東京』に打ち込むつもりです!!」

 

 

 

 

「一体何がどうなっている!?我らの国だけでなく、『核ミサイル』の管制システムをハッキングされただと!?」

 

 

 

核ミサイルの管制システムがハッキングされる

 

狙いは日本の東京、主に『立川市』

 

 

俺たちが居る住まいに向けて核ミサイルを撃ち込もうとしている。しかもアメリカだけでなく、他の各国まで乗っ取られて操作ができず、各国のミサイルまで日本の東京へと撃ち込もうとしている

 

こんなことが起こるのかと、アメリカ大統領は信じられないと驚愕するばかり

 

 

「大統領!!日本の総理大臣から連絡です!!」

 

「っ!繋げ!」

 

「は!」

 

『アメリカ大統領!!これはどういうことか!?なぜ我らの国に核ミサイルを撃ち込もうとする!?しかも他の国まで!?』

 

「日本総理!私たちもわからんのだ!突然核ミサイルの管制システムが乗っ取られた!鍵も無しに、暗号化された発射コードだけで核ミサイルが君の国に標準を合わせて撃ち込もうとしている!他の国もだ!!」

 

 

当然この事態に、俺たちの国の総理大臣がアメリカ大統領に連絡する

 

核ミサイルを日本に撃ち込むのは何故なのか、核ミサイルはそれを撃ち込むには鍵と暗号化されたコードが必要だ。それをコードとシステム、いや、それを動かすための『機械』まで操作を乗っ取られ、勝手に核ミサイルが日本に標準を合わせて撃ち込もうとしている

 

他の国も同じ状況で、止めようにも何故かシステムが起動せず、反応すらしない

 

 

これも全部

 

 

 

 

 

『菩薩の月人』の仕業である

 

 

 

 

月人のハッキングと言ったところだろう。奴らは高度なテクノロジーでできた存在、地球の文明より進化した月の文明だ

 

地球のシステムを乗っ取ることくらい、造作もない

 

 

「大統領!!緊急カバンが、鍵も無しに!鍵穴が勝手にONになっています!!」

 

「なに!?」

 

「あとボタンが押されるだけです!!」

 

「止めろ!!ボタンの裏に何かで押さえて止めろ!!鍵を持ってくる!!OFFにしなければ!」

 

ギギギギ!!

 

「硬い!?何故ここまで硬いんだ!?」

 

「鍵がOFFに戻りません!!」

 

「このままでは日本に打たれる!!」

 

 

もういつでも核ミサイルが撃たれる準備まで整っていた

 

現実でも俺を生かすべきではないと、現実世界でも俺を殺すために、菩薩の月人は地球のシステムの操作を奪い、俺を仕留めようとする

 

 

 

これが月読様の予言である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「核ミサイルのハッキング!?」

 

「ああ、現実世界でも、あの月人の者たちは一花を殺すつもりだ。もはやこのまま野放しには出来ぬということだ」

 

「そんな・・・・・・・」

 

 

この事態はヤチヨも通達していた。その原因が菩薩の月人が犯人であることも。彼らはかぐやを取れ戻す前に、俺を殺すために全力で現実世界にも影響を与える

 

このままでは、本当に俺は殺される。こんな事態になるなど、完全にヤチヨは想定外の事態に戸惑う。こんなことになるなど。

 

もうここでヤチヨが俺を止めらたら俺は殺される。もうかぐやを返す云々の状況ではない

 

 

「さあ、どうする?八千年の月姫よ。一花は危機だぞ。もう今の月姫を月に返す暇はない。このままであれば彼は殺される。それでも一花を止めるか?」

 

「私は・・・・・・・」

 

「其方は八千年生きたのは、月に帰ったにも関わらず地球に戻ったのは何故だ?其方の答えはもう決まっているはずだと思うが?」

 

「・・・・・・・・」

 

 

月の神はヤチヨに問う

 

俺はこのままだと殺される、これを避けるためにはこれからヤチヨはどうするべきなのか、それはもう決まっているはずだと、月読様は断言する

 

一度は月に帰った。でも地球に戻った。そして八千年前に着き、この時代になるまで無理して生きた

 

 

それは何のためか

 

 

 

 

 

 

「ぐう!?」

 

 

『貴様ハ、ココデ滅ボス!!死ヲ刻メ!!』

 

 

「まずい!?」

 

 

「一花!?」

 

「ダメええええええええ!!」

 

 

ビュウウウウウウウウウ!!!

 

 

「ここまでか!?」

 

 

俺はいろんな月人の攻撃を受けまくって、残り10%のHPで、菩薩の月人がトドメを刺そうと、手からビームを出される

 

もう避けることができないほど、ビームが迫っていた

 

そして

 

 

ドカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!

 

 

「「一花ああああああああああああああああああああああああああ!!!」」

 

 

かぐやと彩葉の悲鳴が叫ぶ

 

菩薩の攻撃をまともに受けてしまい、その衝撃で爆発を起こして煙が舞う。俺はやられたのかと、この光景を見て誰もが見る

 

 

『ッ!ナニ!?』

 

 

否、菩薩の月人は険しい顔をする。俺は確実に攻撃はまともに受けたはず、しかし、それでも俺はやられていなかった

 

その理由は

 

 

 

 

 

 

「一花は・・・・・・私が守る!!」

 

「ヤチヨ!!」

 

 

 

戦闘服を着て、和傘の武器で菩薩の攻撃を防いだ。月見ヤチヨが俺の前に出て、俺を守った

 

あれだけの関係に決裂したのに、それでも俺を守るために、月人たちの敵になる

 

もちろんヤチヨが出たことで、月人たちは慌て出す。まさかの彼らの姫が敵になるなど、前代未聞だからである

 

 

『マサカ・・・・姫様!?』

 

『ナゼデス!?ナゼアナタ様ガ、天人家ヲ守ルノデス!?』

 

 

「ヤチヨ・・・・どうして!?」

 

「ヤッチョは・・・いいえ・・『かぐや』は一花を愛している!その一花を狙うなら!かぐやは貴方達の敵です!!」

 

「ヤチヨ・・・・・・」

 

 

「なんと!?月見ヤチヨも参戦だ!?一花のピンチに彼女が加わる!!」

 

 

ヤチヨは、俺を守るために、自分の仲間である月人を敵に回すことを選んだ

 

なんのために八千年を生きたのか、なんのために再び地球に戻って、ツクヨミまで作ったのか。

 

 

全ては俺に会うために、ここまでやってきた

 

 

その俺がピンチを迎えているなら、もう自分の気持ちに正直になって、関係が拗れたとしても、それでも俺を守ることを彼女の意志が動いた

 

 

「八千年生きたかぐやは・・・・・一花のために、ここまでしてきた。彼を殺そうなら、かぐやは許さない!!!」

 

 

ヤチヨが月人の敵になる。ここから反撃を開始すると、ヤチヨが戦闘体制になる

 

今現実世界で危機を迎えているこの事態をなんとかするためにも、今度はヤチヨも戦ってくれる。

 

 

もう振られてショックを受けている場合ではないと、ヤチヨが自分の気持ちが届かなくても、俺を愛しているが故に、俺を守ろうと戦場に出る

 

 

 

 

 

 

 

 

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