超かぐや姫! 〜彩葉の幼馴染のかぐや姫物語〜   作:ソール

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学園祭 フィナーレ

 

時刻は夕方になる

 

出し物は17:00までであり、それからは生徒やお客は体育館であるステージへと移動する。この学園祭の目玉である、ステージ披露イベントが開催される

 

ライブ、劇、見せ物と言った、格クラスではなく、ステージの出し物が出せる生徒のみだけで出場できる

 

 

「さて!始まりました!この学園祭の大目玉!ステージイベント!!今日は誰がどんな出しものを出すか楽しみだ!みんなもそうだろ!!」

 

 

「「「「「「イエエエエエエエエエエイ!!!」」」」」」

 

 

「さあ、今年も盛り上げていこう!学園祭の最後のイベント!ステージお披露目を開催します!」

 

 

司会が開始の合図をしてみんなを盛り上げる。

 

このステージで参加する生徒は何を出すのか、ウチのステージはそれなりに広いから、大人数でダンスする事もできる。だから各生徒がいろんな劇や楽器演奏を行う

 

その度に生徒たちは盛り上がる、他の生徒の出し物もかなり面白く、生徒たちだけでなく、この学園祭にやってきた客まで良い盛り上がりを見せる

 

 

「すげえな、他の生徒たちの出し物も」

 

「ああ、どれも面白い」

 

「でも!もう少し一花たちの出し物だよ!」

 

「一体何をするんだろうね?」

 

「え?芦花?真実?一花から何をするのか聞いてないのですか?」

 

「うん、秘密にされて教えてくれなかったのよね」

 

「だから私たちでも何をするのか、知らないのよ」

 

「確か、俺と朝日を驚かせるとか言っていたな」

 

「一体何をする気なんだろうな、一花、彩葉、乃依は・・・・」

 

 

ステージイベントで俺たちが何をするのか、芦花や真実にも何も説明していない。

 

驚かせるサプライズとして敢えて何も言っていない、ただ朝日さんと雷さんが一番驚く出し物を出すとしか言っていない

 

果たして、俺たちが何をするのか

 

 

「さて、次の出し物は・・・・・・これだ!!」

 

 

ボン!!

 

 

「うお!?なんだ!?」

 

「煙!?」

 

「ステージに煙が舞った!?」

 

 

ステージイベントの司会が次の出し物を紹介した途端、ステージの上から煙が舞う。その煙がステージ全体を包む

 

しばらく煙が舞い続けると、ステージの中心で、三人の人影が見える

 

煙が消えると、ステージには

 

 

「よう!元気にしていたか!子兎共!お前らの帝様が来たぜ!」←帝アキラのコスプレした俺

 

 

「「え!?一花!?」」

 

「な!?俺のアバターのコスプレ!?」

 

 

「また、祭りが始まるな」←雷のコスプレをした乃依

 

 

「乃依!?俺のコスプレを!?」

 

 

「きょ、今日も俺の作画良すぎ、でしょ?」←乃依のコスプレした彩葉

 

 

「嘘!?あれ彩葉!?」

 

「乃依君のコスプレしてる!?」

 

 

「なんと!?煙が消えたと思いきや!出てきたのはあのブラックオニキスのコスプレをした、我らの生徒だ!?」

 

 

「「「「「「「「「うおおおおおおおお!!」」」」」」」」」」

 

 

これが俺たちの出し物、アキラさんたちのアバター体のコスプレだった

 

朝日さんたちのコスプレして盛り上げようとする。コスプレは全部俺の手作りでなんとか作った。俺がアキラさんで、乃依は兄である雷さんのコスプレ、乃依はブラックオニキスのメンバーでそのまま本人の役をやらせればいいと思ったが、身バレしても困るため、兄の方をやってもらっている。それで代わりに彩葉が乃依のアバター体のコスプレをして貰っている。

 

 

「は!?俺たちのアバターのコスプレをするとか、言わなかった理由がこれかよ!?」

 

「しかも、まさか乃依が俺のコスプレをするとは・・・・流石の俺も驚く・・・・」

 

「嘘!?一花の帝のコスプレカッコ良すぎ!?本人よりかっこいいんだけど!?」

 

「あの帝様なら結婚したくなります!!」

 

「酷くない!?輝夜ちゃん!?八千代ちゃん!?」

 

「彩葉が乃依君のアバターのコスプレするなんて!?」

 

「だから、恥ずかしがっていたのか。乃依君のアバターのコスプレをするから」

 

「確かに、乃依君のアバター。生足が出るからね。スカートもかなり広いし、だからコスプレするのが嫌だったんだね」

 

「しかも、化粧もしている」

 

「誰かに化粧して貰ったのかな?」

 

「ああ、真実。それ多分一花。一花、手が器用だから化粧ができるんだよ、輝夜も出かける時は毎日して貰っているし」

 

「そう、八千代もネイルもして貰っていますし!」

 

「嘘!?あいつネイルできんの!?」

 

「一花は女子力まであるのか!?」

 

 

朝日さんと雷さんは特に驚く

 

それはそうだろう。まさか自身のアバター体のコスプレをしてくるなど、思いもよらないことをされて、二人は驚く。コスプレの衣装もウィッグも化粧もした。彩葉には乃依のコスプレだから、ネイルもしているから、ネイルも俺が入れた。

 

リアルでブラックオニキスが出ているかのような演出、声真似は流石に無理だが、姿だけでもそれぽくした

 

 

更にそれだけでなく

 

 

俺たちはアキラさん達、ブラックオニキスのコスプレをして、ブラックオニキスのテーマ曲を披露する

 

 

「ブラックオニキスが夢を見させてやるぜ、さあ、聞け!!『OnyXXX』」

 

 

「なに!?俺らのテーマ曲を歌うのか!?」

 

「なん・・・・だと!?」

 

 

「なんとブラックオニキスのテーマ曲を披露だ!?」

 

 

それで終わりではなく、ブラックオニキスのテーマ曲である、『OnyXXX』を歌う

 

当然ながらブラックオニキスの本当のメンバーである朝日さんと雷さんにおいては驚き、まさか自身達の曲を、メンバーの一人と妹とその幼馴染に取られるなど、ショックを受けている

 

 

「「「お前の手に届けるのか?ささやかなる♩俺の喜びを♬」」」

 

 

「ちょ!?俺より上手い上に、乃依が楽しそうなんだけど!?俺たちと歌うより!?」

 

「ここまで盛り上げるとは、パフォーマンスもかなり上手い。俺たちと全然違う!?それに乃依が俺の声真似を若干しているが、俺はあんな感じなのか!?」

 

「輝夜は!一花が帝なら結婚したい!」

 

「八千代も!一花が帝様なら婚姻します!」

 

「だから酷いよね!?輝夜ちゃんも八千代ちゃんも!?」

 

「真実?一花バージョンの帝アキラはどう?」

 

「わ、悪くないかも・・・・」

 

「浮気はやめなさいよ。あんた彼氏が居るんだから」

 

「わ、わかっているよ!?」

 

 

朝日さんと雷さんがかなりショックを受けている。テーマ曲を自分たちよりも上手く歌い、踊るパフォーマンス、朝日さんは俺が歌とダンスが上手いのは知っているが、ここまで自分たちのテーマ曲より上手く披露するなど、二人の物だった曲が取られて、かなり落胆する

 

しかもそのメンバーである乃依が、自分たちと歌うよりも楽しそうに歌い、若干乃依が雷さんの声真似をしている。兄弟だから微妙に声が似ている。自分がそんな感じなのかと、弟が兄の真似をして、兄である雷さんは意外な気持ちを出す

 

輝夜と八千代は、朝日さんではなく、俺が帝アキラのコスプレしているなら結婚したいと言う、輝夜に関しては俺と付き合っているから、結婚したいもなにもないと思うが

 

真実は帝アキラのファンだ。しかし、そんな帝アキラのコスプレしている俺も悪くないと言う、しかし真実には彼氏が居る。彼氏が居る身でありながら、俺の帝アキラのコスプレに浮気はしないで欲しいと俺も思う

 

 

「「「この世の全てを見る♩勇気はあるか?ロマンに飲まれるな♬理性の進化!あの盆が火蓋を切る♩来世を見たか!!祭りが始まるな!準備はいいか?」」」

 

 

「「「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」」」」」」」」

 

 

「どうしよう雷!?俺たちの曲乗っ取られたんだけど!?しかも一花が俺のコスプレしているだけなのに、俺よりカッコいいんだけど!?」

 

「なぜ俺たちよりもあんなに上手い!?」

 

「乃依も俺たちよりも楽しそうだし!?あの裏切り者!!!」

 

 

もう俺たちが本物にして、リアルに出てきたかのように、ブラックオニキスを、本人よりもカッコよく表現して歌う

 

それで生徒達は盛り上がり、朝日さんと雷さんは落胆する。もう完全に自身のユニットを奪われる気分だった。自身よりも歌とパフォーマンスも上手く、乃依は朝日さんと雷さんよりも楽しそうと思い、もう自身のユニットが解散したような感覚だった

 

でも、俺たちの出し物は上手くいった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後はもう普通の学生服に着替えて、朝日さんと雷さんに文句を言われる、まあ、当然のだが

 

 

「おい!?何俺たちのコスプレしているんだ!?しかも乃依なんか裏切りじゃねえか!?」

 

「いやあ、俺。朝日さん達の歌を歌いなと思ってまして、せっかくならコスプレをして歌おうかと思いまして」

 

「乃依君のアバター体のコスプレ恥ずかしかった。生足を出すし、スカートは意外に広いし」

 

「でも似合っていたぞ」

 

「それは俺よりも?」

 

「まあ・・・・・彩葉の方がね・・・・」

 

「むう!俺が男だから、女の子が良いって事!!」

 

「普通はそうだろ」

 

「乃依、俺はいつもあんな感じなのか?」

 

「兄ちゃん、いつも無愛想な感じだよ?自分の性格くらい自分が一番わかるでしょ?」

 

「ぐ!?流石に何も言えない・・・・」

 

「一花が帝だったら良いよね?八千代?」

 

「はい、帝様が一花だったら、すぐに婚姻するのに」

 

「だから輝夜ちゃんも八千代ちゃんも俺に失礼だよね!?」

 

「俺がアキラさんになれってか?俺、さっきは演出として派手な感じにいったけど、あんな荒々しい性格は難しい・・・・」

 

「でも、カッコよかったよ。一花。一花版帝アキラもカッコいい」

 

「一花、輝夜と八千代に聞いたけど、ネイルもできるんだね?」

 

「コスプレするのは今回で初だけど、そのために母さんとバイト仲間に教えて貰ったんだ。乃依のアバター体はネイルをしているからな。ある程度はできるようになったな」

 

「へえ、じゃあ今度は私にもして欲しいな」

 

「ああ、美容系インフルエンサーの血が騒いだか?ある程度だから、全部はできないぞ?」

 

 

校内の庭に出て、さっきの俺たちのステージの出し物の感想を言い合う

 

当然ながら、朝日さんから自身達よりも上手く歌うことに嫉妬して文句を言ったり、雷さんに関しては、普段の自分がそんな風に見えているなど、思いせず、乃依に問い詰めたら、無愛想な感じだと、弟ながら兄の性格をわかっていた

 

輝夜と八千代は朝日さんに失礼な言葉を連発する。ツクヨミに出る帝アキラが俺だったら良いなと、本人を目の前に失言する

 

真実も俺の帝アキラのコスプレはとても似合っていると褒めてくれる。真実はこう見えて、帝アキラのファンだ。本人が近くに居るけど、前々もそうだけど、ファンだからなのか。話し掛けることができない

 

芦花は美容系インフルエンサーとして、俺がネイルができるなど、男でありながら意外であり驚き、もしできるなら自分にもして欲しいと、俺がどこまでネイルができるか、美容系インフルエンサーとして気になっている。とは言っても今回が初だ。いろんなネイルの形の種類も教わったけど、そこまでプロみたいにできないと、あまり期待するなと言っておく

 

 

そんな感じで学園祭ももう終わりが近づく

 

 

「さて、もうそろそろ終わりか」

 

「あ、そろそろダンスの時間だ。行くか。彩葉、芦花、真実」

 

「もうそんな時間か」

 

「うん、行こう」

 

「最後のイベントだ」

 

「なんかあるの?」

 

「俺らだけな」

 

「学生同士で社交ダンスをするの」

 

「え!?輝夜もやりたい!」

 

「八千代も!」

 

「悪いけど、これは俺たち学生だけだから」

 

「そういうこと、二人はここで待ってて」

 

「「そんな!?」」

 

「後で、やってやるから、今は待て」

 

 

学園祭はまだ終わっていない。今度は俺たち学生だけのイベント、クラス内で社交ダンスをすること。生徒は今日一日働いてばかりで、遊ぶことはあまりない、だから最後は学生だけで楽しめる

 

運動場に出て、中心にキャンプファイアみたいに大きな丸太を並べて燃やし、その周りを回るように踊る。当然二人一組を組む。俺は彩葉と

 

去年の学園祭

 

 

「今年もお前と踊っているな?」

 

「何?悪い?」

 

「そういうわけじゃあねえよ。他に踊る奴とか居なかったのかと聞いているんだよ」

 

「あんたしか居ないわよ」

 

「そ、そう・・・・・」

 

「ねえ?」

 

「何?」

 

「あんたさ。このまま輝夜と結婚するの?」

 

「そうするつもりだけど・・・・・」

 

「ずるいと思うけどさ・・・・」

 

「わかっているよ、言わなくても・・・」

 

「だよね。あんたも女の気持ちわかるようになったんだ」

 

「まあな。ごめん。彩葉。お前の気持ちに応えられなくて・・・・」

 

「いいわよ。あんたが決めたことなんでしょ?」

 

「ああ」

 

「大事にしなさいよ」

 

「分かっているよ。もしかして俺と輝夜が付き合い始めたから、気まずいから出て行くつもりなのか?」

 

「それとは別よ。聞きたかったの、あんたの言葉からしっかりとね」

 

「そうか、けど・・・・・ありがとう、俺のことをしっかり想ってくれて」

 

「届かないのが、悔しいけどね。あんな無茶苦茶な月姫に取られるのがね」

 

 

踊りながら、彩葉が俺にこれからの話をしてきた

 

実質輝夜は月に帰らなくなった。それで今では俺と付き合っている。このまま輝夜と結婚するのかと聞かれる。一応そのつもりではいる。その場合八千代はどうするか、考えるべきだが

 

それと彩葉のことも諦めることを選んでいる

 

本当に親父に喝を入れられて、俺に恋をする女の気持ちがわかるようになった。だからこそ、彩葉の気持ちも、本当は俺のそばに居たいが為に転校したことも、彩葉の恋心を理解したけど、それでも俺は彩葉の気持ちを受け取らずに輝夜を選んだ

 

こんな先を選んだ俺を、あの人は怒るかな

 

 

 

 

最後には彩葉の気持ちを断る形と言う、今年の学園祭は、最後だけは虚しい形で終わることになってしまった

 

来年は、最後まで楽しくやれたらなと

 

 

 

 

 

これで今年の学園祭は終わった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、教室からバック持ってくるから待っててくれ」

 

「うん、分かった」

 

 

学園祭は終わり、片付けを済まして、教室に戻ってバックを取ってくる

 

だが

 

 

 

「ん?なんだこれ?・・・・手紙?」

 

 

 

バックを取りに自身の教室に戻ると。俺の机に手紙が置かれていた。誰宛なのかも書かれていない。それを開いて見ると

 

 

「これは!?・・・・・・」

 

 

 

とんでもないことが書かれていた。それは俺がもう『乗り越えたと思っていた』事を、今になってなぜ蘇るのか、いや、なぜこんなことを知っていて書かれているのか

 

それは

 

 

 

 

 

 

 

 

『あの人を殺したお前が、幸福になれると思うなよ』

 

 

 

 

 

 

「誰だ?本当に?・・・・・なんで俺の過去を知っているんだ!?」

 

 

 

これは俺の過去を知る人物の手紙だった。今日の昼過ぎに乃依の教室に居た、あの不吉なことを言った奴が書いた手紙なのかもしれない

 

 

一体誰なんだ?俺の過去を知っている、俺の永遠の罪でもあり、俺の人生最大の汚点を知っているのか

 

 

 

この手紙の送り主は、俺を憎んでいるのか

 

俺の過去を知った上で

 

 

 

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