超かぐや姫! 〜彩葉の幼馴染のかぐや姫物語〜   作:ソール

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これからの将来

 

 

明朝、俺は京都の病院で退院した。一度は死亡扱いされたが、なんとか息を吹き返したとか、まだ脈があるとかで、親父は適当な言い訳をして、俺の死亡を記録をなんとかして抹消した

 

そんなことができるとか、親父の階級のおかげなんだろうけど、本当になんでもありだな

 

そんなこんなで、俺の死亡は隠蔽し記録として抹消されて、俺は病院を退院した。

 

あ、でも、その前に色々検査したけどね。親父が本当に不老不死になったのか、体を検査されたけど、異常は何もなかった。いや、異常は確かにある、でも良い方だ

 

 

それは視力が良くなった事。眼鏡も掛けてないのに

 

 

検査の時に、親父に鏡を貰って、カラーコンタクトもしていないのに、眼が赤くなっていた。三日月眼が随時発動しているわけではない。髪の毛と肌まで白くなって、眼が赤くなるなんて、ウサギになった気分だ。試しに指にメスで切って見たところ、傷は入るけど瞬時に傷が治る。けど痛みはしっかり感じて、痛覚は消えてないと分かった

 

と言う感じで、親父と母さんが持ってきた、先祖達が使わずに取っておいてくれた霊薬によって、俺は本当に不老不死を果たしてしまった

 

 

とまあ。親父がなんとか病院に誤魔化したことで、これで俺は無事退院した

 

 

そして

 

 

 

「帰るんだな?」

 

「ああ、こっちの彩葉が待っているからな」

 

「でも、そんな包帯だらけで大丈夫?そっちの世界のおじさんとおばさんが心配しない?」

 

「変な所の崖で落ちてこうなって別の病院で診て貰ったとか、言い訳はなんとかなる。それよりもいつまでもこっちに居ても、あっちが心配される。こっちの世界の彩葉の実家のドアを使わせて貰う」

 

「彩葉の実家のドアに月光を流せば帰れるの?」

 

「ああ、その月光と呼ぶのかは知らないが・・・俺の体に流れる力をどんなものでもいいが。エレベーターでも、ドアでも。とりあえず入り口になりそうな奴に、俺の体に流れる光を流せば、俺の世界に帰れる」

 

 

別世界の俺が帰る

 

いつまでもこっちの世界に居るわけにもいかずに、いい加減自分の世界に帰る。俺との殺し合いで体全体が包帯で巻かれていて。そっちの世界に帰ったら、そっちの親父と母さんになんて言うのだろうか、適当な言い訳をして帰るらしい。

 

今ここは彩葉の実家、彩葉の実家の玄関ドア前で、月光を流して帰るらしい

 

未だにこれが月読様から与えてくれた力なのか、別世界の俺は信じられないが、とにかく自分の世界に帰るには自分の月光を入り口になりそうなものに流せば、自分の世界と繋げて帰れるらしい。空間系の月光を持っていると、こんなこともできるんだな

 

そして、もう別世界の俺と会えるのもこれで最後だ

 

 

「迷惑をかけたな、こっちの俺」

 

「俺も罪悪感に囚われていたから、別世界の俺が来なくても、病んでたよ。でも来て良かっただろ?」

 

「ああ、これであの人を殺してしまった罪悪感を乗り越えて、俺は彩葉のためにこれからも生きる」

 

「絶対に、あっちの私を迎えに、会いに行って?」

 

「ああ、必ずあいつの所へ行く」

 

「別世界の一花、元気でな」

 

「別世界の一花。あの人の約束を違えたら許さへんからな?」

 

 

「大丈夫です。こっちの朝日さんや紅葉さんも、どうかお元気で、俺はこれからも生きてい来ます」

 

 

「一花。そっちの世界でも元気にするのよ?」

 

「朝久君の想いを無駄にしてはならんぞ?」

 

 

「ああ、分かっているよ。こっちの母さん、親父」

 

 

自分の世界に帰る前にお別れを言う

 

あっちの世界に戻ったら、必ずあっちの彩葉に会うこと、あっちはツクヨミが無いから、彩葉は東京の高校に入学できなかっただろうし、だからここである京都の高校、実家に居るんだと思う。必ず迎えに行くよう色はに言われる

 

彩葉だけでなく、朝日さんや紅葉さん、親父や母さんにもお別れを言う

 

 

 

「それじゃあ、帰るか」

 

 

ブウン!!キイ!!

 

 

「開いた!?中は変な空間!?」

 

 

「じゃあな、このペンダントに誓って、これからも生きていく。もうここに来ることはない」

 

「ああ、さよならだ」

 

「元気きで」

 

 

そう言って、別世界の俺は、ドアに月光を流してドアを開けると、虹色の空間が広がっており、その中に入ってドアを閉めた。別世界の俺は自分の世界に帰った

 

再びドアを開けると、あの虹色の空間ではなく、外の景色だった。

 

 

「無事に帰ったか・・・・・・・さて、月読様?」

 

「何か?」

 

 

 

 

「俺をどうするつもりです?」

 

 

 

 

「どうするとは?」

 

「輝夜と八千代の聞きましたよ。本来は俺を死なせるよう、神々に俺を生き返らせるよう言われてたんですよね?俺が月読様の力を使いこなしたことで、月人だけでなく、神々にも脅威になると」

 

「うむ、しかし、我は姉とは犬猿の仲、其方を死なせるつもりはない」

 

「それで?俺をどうするつもりで?」

 

 

俺は別世界の俺が無事に帰った所で、リビングに戻って、お茶をしている月読様に

 

 

俺をどうするのか聞いてみる

 

 

あの後で、輝夜と八千代に聞いた。事故で死んだとはいえ、本来なら俺を生き返らせるべきではないと、月読様以外の神々に言われたと聞く。俺が月光が神々にも脅威になる程の力を発揮する。俺は神々の敵になったりしないが、俺を野放しにするとは思えない

 

不老不死になったわけだしな、どうするのか、とりあえず月の神様の指示を聞く

 

 

 

「うむ、正式に我の眷属になって貰いたい、不老不死になった其方を、神々の脅威にもなる其方を眷属に迎えたい」

 

「なるほど、危険視されるより、味方である方が良いと言うわけですか、わかりました。その指示に従います」

 

「月読様!一花が月読様の眷属になるなら輝夜も!」

 

「ヤッチョも!」

 

「うむ、ではそうしよう。一花、輝夜、八千代、これを」

 

ブン!!!

 

「これは紋章?」

 

「月読様の紋章!?」

 

「ヤッチョたちの左手に!?」

 

「それが我の紋章だ。眷属の証として受け取ってくれ」

 

 

俺たちを正式に眷属に迎え入れるとして、月読様の右手から光が放出し

 

 

俺。輝夜、八千代の左手裏に、『月の紋章』が刻まれる。これが月読様の眷属である証、俺と輝夜と八千代は千年先まで生きる。俺たちは未来永劫を生きることになるなら、神の眷属となって。いつまでも月読様の僕として仕える

 

不老不死に近い俺と輝夜と八千代のこれからの未来だ

 

更に

 

 

「それと百年後、我の総神社の神職と巫女をやって貰いたい」

 

「それってあの長崎の小島の・・・・」

 

「うむ、我の眷属になるわけだ。それに百年経っても若いままでは。周りの人間に変に思われるだろう。だからその小島なら、あまり人も少ないため、百年経っても若くても、あまりに不死であることを疑われないだろう。百年経ったら我の総本社を頼みたい。良いか?」

 

 

「「「わかりました。月読様」」」

 

 

眷属になるだけでなく、長崎の近くにある小島に、月読様を祀る神社の総本社がある。百年経ったらそこで職務を営めと指示をされる。百年経っても俺たちはこの姿のまま。この都会とかに居続けたら、周りの人間に化け物扱いされる可能性も高い

 

あまり自分達が不老不死であることを隠せるために、小島での生活をした方がいいのと同時に、眷属として自分を祀る神社の神職と巫女になるよう指示をされる。常に眷属として本社の方も営むよう指示された

 

俺とかぐやとヤチヨは不老不死だからな、いつまでも東京に居られないだろう。化け物扱いされる。これは月読様の指示が的確だった

 

 

 

「さて、我はこの体の持ち主を東京に返し、我は天に戻らねばならない。天ですることが多いのものでな、ここ数十年はここ地球には戻れないだろう、我が眷属よ。百年後、我の神社に必ず営むように」

 

 

「「「承知しました、月読様」」」

 

 

「うむ、良い返事だ。では桜花よ、咲夜よ、紅葉よ、我は失礼する。次会える時は其方達が生きているとは思えない未来先かもしれん。もう其方達とこれでお別れかもしれぬが。子供達の成長を大人として見届けるがよい」

 

 

「はい、わかりました」

 

「ええ、天でもお元気で」

 

「娘達の成長を大人として見守るつもりです」

 

 

「うむ、ではな」

 

 

月読様は彩葉の実家を出て、東京に戻って、体の持ち主を返して天に戻るようだ

 

もうここで見届けるべきことは無いと、しばらくはこの地球で誰かの体を借りて接触する時は今後ない、次会える時は未来先かもしれない。親父と母さんや紅葉さんが生きているとは思えないこの数十年先で、地球に降りてくるかもしれない。

 

とにかく、月読様は総店長の体を返して天に帰り、次に会えるのは百年先かもしれないと、ここ数十年は月読様に会うことは無いと言うことだ

 

天でやるべき事があるのだろう。例えば俺が味方になったと他の神々に説得するとかな

 

 

「さて・・・・・・どうするか」

 

「一花!もう過去を乗り越えたわけだしさ、せっかく京都来たんだし!観光したい!」

 

「まあ、休みだしな。せっかくここまで来たわけだし、遊ぶか」

 

「明日は学校だしね」

 

「じゃあ今日の夜には帰らないとね」

 

「ええ〜〜〜、もう帰るの?」

 

「だから今の内に楽しんでおこうよ」

 

「そうだな、親父、母さん、紅葉さんも、俺たちちょっと街に出かけるけど、親父達は?」

 

「俺たは多少紅葉君と話してから、今日の午前まで東京に帰る」

 

「色々話をしてからね」

 

「出かけるのはかまへんけど、気をつけるんやで?」

 

「分かってます」

 

「一花達は観光してから、新幹線で東京に帰る?」

 

「うん、明日も学校だしな」

 

「サボらない?」

 

「コラ真実!」

 

「修学旅行もあるから、サボるわけにはいかないだろ」

 

 

日曜の今日は、せっかく京都に居るわけだし、真実の望み通り観光をしていく

 

俺がやっと過去を乗り越えたわけだしな、肩身が広くなって、やっと心にも穏やかさを取り戻した。羽を伸ばして遊びたい。けど、今日の夜には帰らないとならない。

 

明日は学校で、文化祭が終わったら、修学旅行もある。それも含めて休みを取るわけにはいかない。親父と母さんは一度は休んだらと病院に居た時は言われるが、不老不死である俺にもう疲れは存在しない。もう感じないしな。休みは事なく、今日の夜には東京に戻る

 

だから

 

 

 

「今日の夜までには帰るとして、今の内に京都を楽しむぞ!!!」

 

 

「「「「「「「「おう!!」」」」」」」」

 

 

 

俺たちは京都の街を観光をする。

 

楽しい時間はあっという間だ。早くこの街に行き楽しもうとみんなで外へ出る。あの人の罪悪感が消えてからまたこの街に戻ってきた。あの人と過ごした昔の楽しい思い出をもう一度見ることになっても心が苦しむことはない。もう過去を乗り越えた俺は懐かしさを感じるだけだ

 

むしろもう一度、故郷の街を見たい。中学の時からどれだけ変わったのか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふう、久しぶりの京都は外国人も多くて賑やかだな」

 

「あんたも、東京に引っ越してから一度も戻ってなかったんだ?」

 

「ああ、また昔のあの事故を思い出してメンタルが病むだろうと、何度かあの人の墓参りをしようと戻ろうとしたら、親父に止められてたからな。お前だって紅葉さんが怖くて、ここに戻ってなかったんだろ?」

 

「まあね、お母さんのことが苦手だったし」

 

「凄えことを言うな、母親を苦手意識するなんて、それで今は?」

 

「少しはマシな関係になったよ・・・・」

 

「今回で、少しだけ良好になったか。相変わらず素直にならない所だけは親子そっくりだな」

 

 

京都の街を観光をして、久しぶりに昔の思い出を思い出しつつ、楽しんでいた

 

歴史ある建物があるから、外国人観光客が多く、歩く場所も少ないほどの人の多さだった。一応そうじゃない場所もあるけど、相変わらずの賑わいもあって、京都の街は本当に退屈しない

 

中学二の時から引っ越して以降は、この街に戻ることはなかった。まあ、本当は何度か戻ろうとしたけど昔のことを思い出すだけでトラウマが蘇るかもしれないと、あの人の墓参りすらさせてもらえなかった。今日昨日が久しぶりに戻って来れたんだ

 

昔のあの苦い記憶も思い出すけど、もうトラウマになることはないから、今を懐かしく思える

 

 

でも、久しく帰ったのは彩葉もだった。

 

 

彩葉もまだ母親に苦手意識があるのか、昨日俺が京都に行くと言わなかったら戻るつもりなかっただろう。なんでそこまで紅葉さんと仲が悪いのか俺には理解できないけど、今回の俺と別世界の俺の件で、少しは仲はよくなってきてはいるらしい

 

俺は過去を乗り越えたのに、彩葉はまだ紅葉さんに苦手意識がまだあるようで、この親子も相変わらずである

 

 

「なに、二人で話してんの?」

 

「一花!彼女である輝夜を放っておいて何やってんの!」

 

「もっとヤッチョ達を構って!!」

 

「悪かったって、少し昔を懐かしんでいた」

 

「あんた達、少しは一花を貸しなさいよ」

 

「「ダメ!!」」

 

「な、なんでよ!?」

 

「最近の彩葉は一花に近すぎだもん!」

 

「輝夜の純愛は絶対!!寝取られは許さない!」

 

「なんてことを言うのよ!?」

 

 

「やれやれ、今日も彩葉と輝夜と八千代は楽しそうだな」

 

 

「そう言っているけど、三人をこんなふうにしたの、お前やで。一花」

 

「まあ、そうですね・・・」

 

「先輩が居るから、この三人が居るわけですから」

 

「久しぶりに、オーバーナイトの楽しい所を見れたな」

 

「最近は一花の過去で、楽しい気持ちになれなかったから、余計よ」

 

「そう言われるなら、あの三人に迷惑をかけたな」

 

「そうだよ・・・あむ・・・・だから・・・・・あむ・・・・一花には・・・・あむ・・・・ご飯を・・・・あむ・・・・・・奢る・・・・あむ・・・罰をして貰わないと」

 

「あんたはもっと京都のご飯を食べたいだけでしょ?それと食べるか喋るかどっちかにしなさい」

 

 

「分かった。買ってやるよ。迷惑をかけたのはそうだしな。何食べる?」

 

 

「やったああああああああ!!」

 

「一花!真実を甘やかさない!」

 

 

「迷惑をかけたことは変わりないから」

 

 

過去を乗り越えたことで、やっとこれで楽しい日々が戻ってこれた

 

その結果で輝夜と彩葉と八千代と楽しい小さい喧嘩をする。久しぶりにこんな楽しい光景が見れてよかったと思う。でも三人がこの楽しい小さな喧嘩をするようになったのは俺のせいだと、朝日さんたちに言われる。まあ、俺が輝夜と付き合っているからこその原因だが

 

それでもやっとこれから四人で楽しく過ごせる。最近の俺は過去の苦しみで心が病んで、元気になれなかったからな。

 

みんなに心配かけさせたわけだし、食べたい京都の飯は俺が奢ると財布を出す

 

 

 

「ねえ?あの人。カッコ良くない?」

「うん、あの白髪の人。いいよね?」

「日本人だけど、アルビノかな?」

「でも、綺麗よね?肌も白い」

 

 

 

 

「・・・・・やっぱりこの体だと目立つな?」

 

「眼鏡をしてないから余計よね?」

 

「それでも数倍イケメンになったよね?一花?」

 

「はいはい、ありがとう真実」

 

「言っておくけど、お世辞で言ってないからね?」

 

「そうだよ!一花はかっこいいもん!」

 

「そうです!世界一イケメンなんです!」

 

「恥ずかしいから、そこまでしてくれよ。輝夜、八千代」

 

「メガネはもうしないのか?」

 

「不老不死になったことで、視力まで再生したのか、眼が良くなってよく見える。眼鏡はいいかな。もう」

 

「羨ましいやな、眼鏡なしで過ごすのは」

 

「そういえば、朝日さんも眼鏡をしていましたね」

 

「眼が悪いからな」

 

「でも、もう眼鏡はしなくていいかな。これだけ眼がいいと」

 

 

不老不死になって、全身白くなったことで、周囲の人間はちらちらと俺の方を見る。

 

外見としては日本人のアルビノだ。ハーフ外国人だと思われるような外見で、物凄くチラチラと見られる。特に女の人に。流石に化け物になると、ここまで注目されるのか、明日学校だけど、どうなるんだろうな

 

眼鏡はもう掛けない。不老不死になって視力までも戻って眼鏡を掛ける必要もないからな。おかげでよく見えるし、眼鏡はもうこれから掛けることはない

 

 

「なんか俺のせいで注目は集まっているな、場所を変えないか?」

 

「うん、そうだね。じゃあ懐かしい場所へ行かない?一花、お兄ちゃん」

 

「懐かしい場所?」

 

「あ!もしかしてあそこか?」

 

「うん!」

 

「「「「「ん?」」」」」

 

 

あまりにも観光客から注目を浴びてしまい、ちらちら見られることに耐えかねて、別の場所に移りたいと頼む

 

そこで彩葉が行きたい場所があるらしく、俺と朝日さんが知る場所らしく、俺はわからないけど、朝日さんはそれを言うだけでどこだか気付き

 

その場所へと移動する

 

彩葉の言う懐かしい場所とは、果たしてどこなのか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわあ!高い!」

 

「久しぶりだな、『ニデック京都タワー』」

 

「よく親父と桜花のおじさんによく連れてって貰ったやな」

 

「ここか?お前が連れてきたかったのは?」

 

「うん、綺麗でしょ?この場所?」

 

「ああ、俺たち家族と彩葉の家族全員で、暇があったら、ここに来てこの高さを眺めていたな」

 

「凄い高いです!京の街が一望です!」

 

「有名な場所に来れるなんて!」

 

「ほう。これは絶景だな」

 

「凄い!綺麗な場所!」

 

「凄い〜〜!高〜〜〜い」

 

 

俺たちが向かった先は『ニデック京都タワー』だった

 

ここは俺と彩葉と朝日さんの思い出の場所。ここで俺たち天人家と彩葉達酒寄家と何度も街を一望して楽しんでいた。子供の時は高い所がどうしても大好きで、俺も彩葉も暇な時は必ずここへ行こうって、お互い親を頼っていつもここに来ていた。

 

またここへ来ると楽しいな、街が一望できるから、今度は友達と一緒だけど

 

 

「でもなんか良い匂いする?」

 

「あ、このタワー内でレストランとバーがあるから、この後夕飯にどうだ?」

 

「マジ!?行く!行きたい!」

 

「もう!真実は食べ物ばっかり!」

 

「グルメ系インフルエンサーだからね」

 

「みんなでなんかするのが楽しいね?一花?」

 

「ああ、そうだな。本当に・・・・・・・」

 

「一花?」

 

「どうかしたの?」

 

「いや、輝夜、八千代。俺たちは百年先まで生きるけど、彩葉達は生きられないんだなと思うと、このメンバーで居られるのもそう長くないのかななんて、思った」

 

「っ・・・・・・・・そうだね」

 

「月読様の眷属になったヤッチョたちだけは百年先まで生きる。この光景が未来に進むと寂しくなりますね」

 

「ああ、本当に・・・・・」

 

 

この懐かしい場所で、みんなで京都の街を一望できて楽しい気分をしているのに、俺はそんなみんなを見て。少し悲しい気持ちができた

 

 

 

それは、俺と輝夜と八千代は人間じゃないから、彩葉達と過ごせるのもいつまでもじゃないと、彼女達があと数十年したら老死しれ消えることに、俺は寂しさを感じていた

 

 

 

俺はこれからも彩葉を守る、それだけでなく、朝日さん、雷さん、乃依、真実、芦花と、このメンバーでいつまでも遊べるわけじゃない。いつまでも一緒に居られるわけじゃない。彼女達は人間で、俺と輝夜と八千代は百年先まで生きる人外だ。寂しいな。こんなメンバーがたった数十年しか保たないなんて、俺は人間じゃあ無くなったのだと、今になって不老不死に感覚に目覚める

 

当然ながら彩葉達の寿命はどうしようもできない。せめてどうにかして、このメンバーで居られる方法はないか

 

 

だから、俺は『将来』を決める

 

 

「なあ?みんな良い?」

 

 

「「「「「「え?」」」」」」

 

「何?一花?」

 

「どうしたの?」

 

 

 

「これからの話なんだけどさ、俺たちメンバーだけの、『俺たちだけの事務所』を作らない?」

 

 

 

 

「「「「「「「「俺たちだけの事務所!?」」」」」」」」

 

 

「まあ、俺たちメンバーでチームで会社を作るみたいなものかな・・・・・」

 

 

 

俺たちだけのライバー事務所を作る

 

俺。輝夜、彩葉、八千代、芦花、真実、朝日、雷、乃依の九人だけで事務所を作って、これからも一緒に遊ぶ。このメンバーとできる限りいつまでも居たい。ブラックオニキスはスポンサー企業も付いているけど、俺たちの事務所に入って貰う。これからはこのメンバーで楽しくやるために

 

 

「俺と輝夜と八千代は、本当に百年先まで生きる。変わらずこの姿で。みんなと居られるのも今だけ。だから思い出作りのために、このメンバーでこれからも遊んでいたいから、遊べるように事務所を作りたいと思う」

 

「本気なんか?一花?」

 

「それはブラックオニキスを事務所所属にさせると言うことか?」

 

「ええ、そうです。所属すれば・・・・俺がブラックオニキスと共に歌ったり、KASSENも出来るってことですが?」

 

「な!?」

 

「マジか!?」

 

「っ!?兄ちゃん!朝日!所属しよう!先輩が居たら、もっとブラックオニキスが大きくなるよ!」

 

「これから作るんだけどな」

 

「資金とかどうするんや?」

 

「無論、俺と八千代ので、八千代?いいか?」

 

「そうですね。ツクヨミ製作したことで、利用者がかなり増えて世界一のVRシステムになったことで、いろんな企業で課金もして貰って、お金もたんまり増えました。事務所を建てるのも可能です!」

 

「面白そう!みんなで集まれる事務所!輝夜も入る!」

 

「輝夜と八千代は決まった。どう?彩葉?真実?芦花?事務所が大きくなれば、いろんな会社から案件も貰えるかもな。八千代もやる気満々で入ろうとするし、入ってくんねえか?」

 

「あんたが、そんなことを考えるなんて・・・・でも、このメンバーなら楽しそうかも、わかった!私も入る!お兄ちゃんも居るし、なんとかなるかも!」

 

「良さそうだけど・・・・あの帝様と同じ事務所とか・・・緊張するんだけど」

 

「今更でしょ!?散々ここ最近一緒に居たじゃない!?しかも帝・アキラが彩葉のお兄さんだし」

 

「事務所が大きくなれば、食品系の会社の案件も貰えるかもな?」

 

「な!?う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜入ります!!」

 

「よし、これで真実も決まった。芦花は?」

 

「もちろん入るわよ。こんなメンバーでなら楽しくやれそうだからね」

 

「決まりだな、朝日さんたちは?」

 

「そうやな、まあ、お前が居るわけだし・・・・入るか!!」

 

「ああ、お前なら俺たちをもっと多くしてくれそうだ」

 

「うん!先輩が居れば、ブラックオニキスはもっと楽しくなれる!」

 

「もちろんブラックオニキスの曲と作るつもりですよ。俺も入る曲なども」

 

 

こうして、俺の急提案ではあるけど、これから作るライバー事務所に所属してくれるとみんな決断した

 

どうしてもこの好きなメンバーで終わるその時まで、俺はこのメンバーで遊んでいきたい。八千代と共に事務所を立ち上げるために、これから忙しい毎日を送ることになる。別に構わないさ。俺は不老不死だ。寝不足とかも疲れも感じない、実は昨日から眠れていない。眠気も感じない、痛覚だけは感じるのに、わりかし不老不死になったことで、体の負担が一切感じないのか、物凄く体が楽だ

 

しばらくは徹夜しなくてはならない事態にもなるかもしれないけど、それでも事務所を必ず立ち上げる

 

みんなで一緒に居られるために

 

 

「そろそろレストランに行くか?」

 

「うん!!行く行く!」

 

「行こう!お腹空いた!」

 

「真実?あんたさっきも何か食べてなかったけ?まだ食べる気?」

 

「まだ私のお腹は全然満たせない!」

 

「やれやれ、流石はグルメ系インフルエンサーだ」

 

「一花、食事するついでにその事務所の事で色々話し合おうや」

 

「ええ、そうしましょう」

 

「あと事務所の名前も必要ですよね?」

 

「ああ、それも含めて話し合うか」

 

 

夕飯の時間にも近いため、少し早いがレストランに向かう

 

食事している途中で、その事務所についていろんな話をしなくてはならない。もちろん肝心の事務所の名前とかなんとか決めるとか、色々しないと話さないとならない。事務所を作るのはいいけど、色々話し合って決めないとならないことがあるから、今集まっている時に話し合う

 

 

「百年先まで生きる・・・・」

 

「ん?どうした彩葉?」

 

「あ、ううん!なんでもない!行こう!」

 

「ああ・・・・・・」

 

 

レストランへ向かうのに、彩葉だけなぜか立ち止まっている

 

何か思うようなことがあったようだが、俺に声を掛けられて、我に帰ったのか彩葉もレストランの方へと歩く。確か百年先まで生きる・・・なんて呟いていたが、もしかして俺が人間で無くなってしまうことに何か恐れる事でもあったのだろうか?

 

それも含めて食事の時に話をしたが、特になんでもないと言われて、話しては貰えなかった

 

 

レストランで過ごした時間はとても楽しかった

 

もう過去は乗り越えたから、いろんな美味しい料理を食べると、いろんな甘美と呼べるような味を体で味わえる。数日前は朝久さんを殺してしまった過去の罪で、罪悪感で何を食べても美味しいとも感じず、全然お腹も空かなかった。でも、今ではいっぱい食べれるし、味も感じられる

 

 

やっと11年経って、やっと過去の苦しみが消えて、前へ進める

 

 

食事をしながら、事務所について、この先どういう方向で始めるのか。将来を決める話をどんどんしていく、その話を大体して、食事を済まして、京都駅に行き。東京へと帰った

 

 

「ねえ?一花?」

 

「本当にやるの?」

 

「一人で大丈夫?」

 

 

「ああ、それでもやりたいんだ」

 

 

東京に帰る新幹線の中で、俺は輝夜と八千代と彩葉に、これからのオーバーナイトの話をする。俺の過去の罪悪感で、ツクヨミで活動を休みにしていたが。久しぶりに活動しようと動くのだが、ここで俺が一人であることをしたいと、メンバーに頼む

 

それは

 

 

 

 

 

 

 

「俺のソロライブ」

 

 

 

 

 

俺は数年ぶりに、自分のソロライブをする

 

俺がツクヨミでライバーになってソロライブは何度やっても、人気は上がらなかったけど。今度はそんなことは考えていない。俺は自分のためにやる。今度は自分で楽しいことをしたいんだ

 

あの人と歌った修行の成果を見せてやる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、別世界の京都

 

 

ピンポーン!!

 

 

「はい・・・・・・え!?一花!?」

 

「ああ、久しぶり彩葉」

 

「久しぶりだけど!?どうしたのこの傷!?」

 

「いや、ちょっと・・・・・休みに山行ってて、崖に落ちたんだよな」

 

「大丈夫なの!?」

 

「大丈夫・・・・・・あのさ・・・・・」

 

「なに?」

 

「今日ここへ来たのは、紅葉さんを説得するためでもあるんだけどさ・・・・」

 

「お母さん?何?」

 

 

 

「高校卒業したらさ、俺と一緒の東京の大学行かないか?それでお前は俺の家で一緒に住まない?」

 

「・・・・・・・・え?」

 

 

「親父や母さんの許可は取れている。一緒に住んでもいいって。俺は一緒にこれからも彩葉と居たいんだ。どうかな?」

 

「それって・・・・・・・」

 

「ああ、そうだよ。俺は・・・・・あれ以来、どうしても俺は忘れられなかった。だから俺はお前と一緒に居たい・・・・・どうかな?」

 

「っ・・・・・・・いいよ!でもお母さんを説得しないと!」

 

「ああ、だから休みの今日の日に、彩葉の所に来た」

 

「うん、一花!」

 

「っ!?」

 

 

 

「寂しかった!!」

 

「ああ・・・・俺もだ!!」

 

 

別世界の俺は、約束通り彩葉に会いに行き。抱き合って今度は一緒に居るって約束を建てる

 

やっと別世界の俺も彩葉のために生きると前へ進んでいる。俺も負けてられないなと思い、今を生きる

 

 

 

これで俺も別世界の俺も、あの人の約束に誓って、前を生きる

 

 

これで11年に渡る、己への憎しみがやっと消えた

 

 




原作では、彩葉が将来、輝夜の体を作るための研究会社を立ち上げたけど

こっちの世界ではみんなで一緒に居て遊べる、会社にしてライバー事務所を立ち上げる

と言う一花たちの将来と言う設定



あと、まだこの章は続きます
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