修学旅行から過ぎてから、何週間か過ぎた
それで今どうしているかと言うと、俺たちは俺の実家に居る。理由は
「・・・・・・ホンマかいな?」
「はあ、そういうことをするってわかっていたや」
「一花。あんた。ぶっとんだことをするわね?」
「輝夜ちゃんに八千代ちゃんもお嫁にしておいて、今度は彩葉ちゃんにも迎え入れるなんて。男として、浮気者だな」
「う・・・・・・言い返す言葉もございません」
「だって!パパ!ママ!一花のことが好きだもん!」
「そうです!これは仕方がないことなのです!」
「不老不死になった一花は、今取るしかないもん」
「一花。いくら不老不死とはいえ、それはアカンで」
「わかってますよ。朝日さん。でも、彩葉のお願いを拒めませんでした」
「先輩不潔です!」
「まだ高校生だろ。一花」
「その通りですが、すぐ結婚するわけじゃあありません。雷さん。あと乃依!俺そこまで不潔なことは・・・・・・・・したわ」
「罪なことをするね、一花」
「お前だって彼氏が居るだろうが」
「私のことも考えてよね?」
「芦花、お前は勘弁してくれ」
俺の実家で、修学旅行で買ったお土産を渡すために戻ってきたのだが、いつの間に
まだ高校生なのに、両親にこれから三人と結婚すると、これから頑張るようとりあえず報告することになった。原因は彩葉なのだが
まだ高校生だから早い上に、知って貰うとはいえ、わざわざ今話すことなのか。しかも紅葉さんも居る、彩葉が修学旅行から帰ってお土産もあるからと、それを受け取るためにわざわざ俺の実家に来てくれたようだ、って俺は思っていたけど、彩葉が呼んだらしい、親に報告するのが早いよ!?朝日さんまで居るし、しかも他も居るし!いくらなんでも、こんな集まるってことある!?
まだ高校生で結婚報告するにしても、これからそうするつもりで、今するわけでないと、そのために色々将来どうするのかと話をするのだが
雷さんや、乃依、真実、芦花まで居る
俺のお付き合い報告にここまでみんな集まることある?しかもなんで、俺の実家だよ。修学旅行のお土産を渡すにはちょうどいいけど、なんで芦花や真実まで、こんな大勢集まることある?
「だって気になるもん、あの一花が輝夜と八千代だけでなく、彩葉まで嫁にするなんて・・・」
「完全に一夫多妻制だな」
「うぐ、その通りでございます」
「このまま、三人と結婚するんですか?先輩?」
「いや、流石にそれをどうするか・・・・ていうか、お前、不機嫌だな?」
「そうですよ、先輩がそこまで不埒なことをするなんて、それなら俺も入れてくれていいんじゃないですか?」
「だからお前は男だわ!」
「でも、朝日の妹を嫁に入れるとは、朝日はどう思うんだ?」
「・・・・・・正直、わかってたや」
「やっぱり、朝日さんは気づいていたんですね?」
「そりゃあそうやろ。前に彩葉が一花と同じ高校に通いたいって言い出したと母さんに聞いた時は絶対に一花を追いかけに行ったんだとわかったや。それで輝夜ちゃんだけでなく、八千代ちゃんにまで、嫁に入れる。一花。いくらなんでもモテすぎや」
「怒ったりはしなかったんですね?」
「まあ、兄として怒ることはたくさんあるんや。でも・・・彩葉を任せられるのは一花だけやと思ったんや。親父に認められているからな」
「朝日さん・・・・・・」
「彩葉のことを・・・・・頼んだで。一花」
「はい!!」
「もう、お兄ちゃんってば・・・・」
朝日さんは俺が彩葉と付き合うことに、そして将来結婚してもいいと認めてくれた
なんだかんだで朝日さんは俺が彩葉に任せられる人間だと、俺を幼馴染としてよく彩葉を守ってくれたと、朝久さんが俺を想う気持ちに、自分もわかっていたようだ。余程妹である彩葉の気持ちも兄ながらわかっていた所もあるのかもしれない
俺個人としては、兄として、不埒な男に妹は渡さんと、朝久さん代わりの父親代わりとして怒るのかと思ったが、そんなことはなく、ちゃんと俺がしっかりしているからこそ。俺に任せると、朝日さんは彩葉を俺に託す
俺を認める朝日さんに、彩葉は微妙に兄に呆れる。朝久さん代わりにするなと言いたいのだとわかる
「まったく、朝日は・・・・・一花くん!」
「あ、はい!!」
「っ!?お母さん・・・・」
「一花くん。朝久からの約束もあって、ウチの彩葉を守るよう言われているやもしれへんけど、不老不死とはいえ、ウチの娘を守るだけでなく、幸せにもするんやろうな?」
「もちろんです!俺はこの消えない命で、彩葉が命尽きるその日まで、幸せにすると誓います!その後も俺は彩葉を永遠に愛し続けます!」
今度は紅葉さんに問われる。この先、彩葉を幸せにしてやれるのか、朝日さんに比べて、母である紅葉さんはかなり厳しい。当たり前なことでもある。女三人を嫁にしようって、どんだけ貪欲で、この国のルールを無視してんだよって話だ
弁護士である紅葉さんなら尚更の話だ
けど、今の話は『母親』としての話をしている
娘を幸せにできるのか?それは間違いなく弁護士ではなく、母親として俺に問いている。夫を奪っておいて娘まで取るなんて、母親から許し難いことだろう。でも、娘に告白されたことだから、彩葉の意志で、進んだ話。彩葉が俺が欲しいと受け入れてしまった話だ
娘が望んだことなら、娘ではなく、それを受け入れた俺の意志が本物なのか問われる
その答えは一つのみ
「はい!必ず彩葉を幸せにします!生涯を賭けて!」
「・・・・・・はあ、本当にムカつく子や」
「すいません、それでも俺は、あの人の約束でもありますから」
「・・・・・・・泣かせたら許さへんで」
「お母さん・・・・・」
紅葉さんの許しはなんとか得られた。
重婚をする俺なんて、弁護士として許されるはずがないのに、それでも俺以外、彩葉を幸せにできる人なんていないのだろう、紅葉さんも俺なら果たしてくれると。嘘ではないと俺の本気を信じてくれた
嫌いではあることには変わりない。夫の想いまで俺に持ってかれ、今度は愛娘を持ってかれるんだ。正直恨まれてもしょうがないから、許しを得た分は必ず彩葉を幸せにする
「一花!彩葉の結婚は認めて貰って嬉しいけど、輝夜も!」
「ヤッチョもです!!ヤッチョは現実世界で体を得たんですから、絶対に現実で一花と結婚式をするんです!!!」
「それはわかるけど、まだ先の話だから。まだ俺も彩葉も高校生だし」
「と言うか、輝夜と八千代って戸籍とかあるの?」
「ああ、この前親父が作ってくれた。一応家庭関係は俺の義理の妹の双子として、市役所に登録してある」
「だったら、三人まとめて結婚するのは、流石に無理だぞ。一花」
「この国じゃあ、重婚は許されないからね」
「わかっているよ。だから・・・・・」
三人と付き合うにしても、三人と結婚することはこの国では不可能。一夫多妻制は認められない
父の言う通りであり、それは流石に話は通らない、三人まとめての結婚は不可能だ。ここはどうするのか、重婚は流石にどんな理由であろうと許されない。輝夜と八千代の希望である三人まとめての結婚は不可能だ
だから
「先に彩葉と結婚しようと思う。輝夜と八千代はその百歳先で」
「「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!彩葉が先!?」」
「仕方がないでしょ!私は人間で、あんた達みたいに百年先まで生きられないんだから!!」
彩葉と先に結婚して、百年経って彩葉が老死したら、その後で輝夜と八千代と結婚する
彩葉は人間で、今でなければ一緒に生きられない。でも将来彼女との結婚すると約束はしている。その約束を違えないためにも、百年先も生き残れない彩葉を先に嫁として迎え入れるべきだろ。鍵屋と八千代は百年先まで生きる。後回しにしても問題ない
彩葉を先に結婚をするしかない。輝夜と八千代の結婚をみんなには見せられそうにないけど、長生きできる分は先回しにしても問題ないはず。どうせ千年先まで生きていけるんだから
「え〜〜〜!私の方が、一花を先に好きになったのに!!」
「こんなのBSSです!!」
「俺たちは千年先まで生きるんだ。百年も生きられない彩葉に合わせて、彩葉と先に結婚する方がいいだろ?」
「そうですけど!」
「彩葉!ずるい!!」
「何がずるいのよ!あんた達は一花といつまでも一緒に生きていけるじゃない!この八十年くらいは一花を渡しなさい!」
「親友なのに奪われた!」
「彩葉の裏切り者!!」
「うるさい!今は一花を私に渡しておきなさい!」
「やれやれ、ウチの息子がここまで三人に愛されるなんて。一花、未来では大変になりそうだな?」
「輝夜と八千代と結婚するところを見たかったな」
「一花の馬鹿・・・・・」
「芦花、一花に文句を言っても、愛人になるのは難しい」
「やっぱり先輩は不潔です」
「そういう乃依は、一花と一緒になりたかったそうだな?」
「でも、これは先輩の恋だから、俺は諦めるよ。兄ちゃん。その代わり、これからの活動で先輩には俺と一緒に遊んでもらうけどね」
「まったく、モテモテやな。一花」
「これから大変になりそうやで、一花くん」
「ええ、本当に、ある意味退屈しませんよ。まだ高校生なのに」
彩葉と先に結婚すると決まる。
輝夜と八千代がかなり反対気味だったけど、二人は俺と同じ長生きできるんだから、この数十年は我慢して貰う。親父や母さんや他のみんなが、彩葉が老死してからの結婚になるかも、そんなみんなに祝って貰えないけど、二人は俺が不老不死になったことで一緒に居られる。死ぬことができない分の永遠の共存ができるんだから、これで我慢して貰うことにした
結局この話は結婚報告になってしまったな、まだ付き合いたてな訳で、まだ高校生なんだけどな
修学旅行から終わってから、こんなことになるなんてな。
彩葉とも付き合ってからの高校生活は、なんか大変になった。俺が不老不死になったからだろうな。三人の言う通り、俺の見た目が本当に良いんだろう。今までクラスメイトや他の生徒から何度か告白を受けるようになった。こんな真白になった俺がいいのかね?もちろん全部断ったし、その度に言い訳で彩葉と付き合ってるからと、幼馴染と付き合っているからと言って、それ言われてみんな納得して、引き下がってくれる。彩葉は優等生で俺とは幼馴染なら仕方がないと、何も手を出されずに済んでいる
なんでそんなことを言うのかって、中には『既成事実を作った方が良い』とか、怖いことを言うから、女って欲しい男が出たら恐ろしいことをするんだなと、女は恐ろしい生き物だとこの日は思った
それだけでなく、いろんな男子生徒に恨まれていたな、優等生である彩葉を取ったことで恨まれることもあった。彩葉はなんでもできる優等生だから、他の男子からかなりの人気を持っていたからな、そんな人気者の彩葉を取ったことでかなり恨まれているが、それでも俺は譲る気はないけどな
『既成事実みたいなことをもうしている身』で、そんな簡単に彩葉を渡すかっての
まあ、そんな感じの高校生活をそれからも送った。クリスマスに、正月、みんなで現実世界、ツクヨミなど、楽しく過ごした
高校三年になっても変わらない。この四人と楽しい毎日を送った。運動会、夏休み、海水浴、文化祭、またもクリスマス、正月と、楽しい一年間を送った。ブラックオニキスと参加するライバーとバトルロワイヤルをするなど、楽しい日々を送った
月日は流れ
そして卒業式
「みんな、同じ大学だね?」
「ああ、これからもよろしく頼む。真実、芦花」
「うん、これからも楽しく遊ぼ!」
「勉強も頑張ってやるのよ」
俺たちの高校生活はあっという間に終わった
高校を卒業をしたら俺たち全員は同じ大学に進学する。試験勉強を何度もしたりして、同じ大学に行けるのを苦労したよ。でもおかげでなんとかみんなと同じ大学に行けた。勉強会は大変だったけど、なんとか行けた
バイトしながらとはいえ、なんとか大学に進学できてよかったよ。これから楽しいこともあるけど、忙しい日々もあるだろう
例えば
「一花はさ。大学に入ったらいろんな曲を作るんでしょ?この前も有名なアーティストさんに作曲依頼されたんでしょ?」
「ああ、資格とかないからなれたけど、いろんな曲を作ったことで、人気になって念願の『シンガーソングライターのライバー』になれたよ」
「これからによろしくね。一花」
「これから事務所も作るんだから」
「ああ、任せておけ」
そして俺は高校を卒業するまでに、シンガーソングライターのライバーになって、輝夜、彩葉、八千代、真実、芦花、朝日さん、雷さん、乃依のメンバーにいろんな曲を作ってあげた。その曲がかなりの人気を出して、この高校を卒業をするまでにシンガーソングライターの名乗りを上げられた
ネットとツクヨミでは大評判、有名なアーティストさんと配信したり、作曲を依頼されたりと、オーバーナイトと俺の個人チャンネルが大幅に上がった
この調子で、大学でもみんなを人気にさせる。ここからライバー事務所を作るんだから
「一花!カメラ撮るよ!」
「集まって!」
「ああ!それじゃあ元気に!!」
「「「「卒業!!おめでとう!!!!」」」」
高校を卒業した
輝夜と八千代と出会い、そして朝久さんの苦しい過去を乗り越える、とても良い三年間だった。この高校生活の思い出は忘れることはないだろう。
大学もこの調子で楽しい日々を送れるよう頑張りたい。でもここからが大変だ。なにせライバー事務所を立ち上げるんだから、そのための資金集めだって必要。みんなで一緒に居られるライバー事務所をなんとか立ち上げて見せる
月日は更に流れて、大学を卒業して社会人
大学卒業後、ツクヨミで活動しつつ、色々大学の課題もあって大変だった。しかも就職を確実に決めないとならないから、在学中に事務所を作るしかないと、俺と彩葉と朝日さんと八千代でなんとか事務所を立ち上げるために色々した。犬DOGEとFUGEIにも力を借りてなんとか事務所を設立した
もちろん事務所の場所も、空いている建物を改装したりして、場所を作ったりなど、事務所設立した
その名前は
事務所名『アース・ヘブン』
輝夜と八千代は月人。だけど地球に住んでいる。ここが楽しめる場所であることを示すために作った事務所だ。地球で辛いこともあるけど楽しいこともあるって、俺たちの居場所と言えるような事務所名。なんとか大学を卒業するまでに、事務所を設立した
俺たちと歌の人気と、ブラックオニキスの人気、芦花と真実のインフルエンサーとしての人気。そしてツクヨミ管理人本人である八千代の人気もあって、設立してからたった半年で公式チャンネル、登録者数など、いきなり人気チャンネルになった。
ヤチヨだけでなく、アキラさんたち、ブラックオニキスも所属しているんだ。
人気が出ないわけがなかった
「みんな!今日も元気?アース・ヘブン所属!オーバーナイトのリーダーの天龍一千花だ!」
「かぐヤッホー!アース・ヘブン所属のかぐやだよ!」
「はーい!アース・ヘブン所属!いろPです!」
「ヤオヨロ!アース・ヘブン所属の月見ヤチヨだよ!」
「はーい!アース・ヘブン所属!グルメインフルエンサーのマミマミだよ!」
「はーい!アース・ヘブン所属!美容系インフルエンサーのROKAよ!」
「よお!お前らの帝様だぜ!アース・ヘブン所属!ブラックオニキス・リーダーの帝アキラだ!よろしく!」
「うむ、アース・ヘブン所属、ブラックオニキスの雷だ。よろしく頼む」
「はーい♡!!アース・ヘブン所属、ブラックオニキスの乃依だよ!今日の俺も映えるでしょ?」
「今日はアース・ヘブンが全員揃っての配信ライブだ!みんな!!楽しめ!!!」
「「「「「「「「「「うおおおおおおおおおおおおお!!!」」」」」」」」」
今日のようにアース・ヘブン全員で配信する時もある。
事務所を立ち上げたからには、ツクヨミでライバーやリスナーを楽しませる。アースヘブンを設立してから、人気がかなり大きくなっている。この勢いでどんどん配信して楽しい時間を作る。案件とかも多くて、大学卒業をしても、多忙で収入は多くばかりで、時間が取られるばかりだ
少しでも時間が欲しいんだけどな
彩葉と結婚式挙げるから
次回、一応最終回にします