一方、別世界『ツクヨミの無い世界』
別世界の俺はどうしていると言うと
「あ、一花が作ったアニメのcmをやっているよ?愛花、一葉」
「わあ!この子!可愛い!」
「ばうばう!」
「大ヒットしているんだって?しかも映画にもして、グッズも売り切ればかりとか?」
「ああ、おかげで今日も映画館に行って、原作者のインタビューもしないとならないから、まさかここまで人気になるなんてな」
別世界の俺は、小説家になった
いろんなライトノベルの小説やミステリー小説など、作家として有名な文豪になった
別世界の俺が作る小説がアニメになり、映画にもなった。特に『現代版のかぐや姫』の小説を描いて、これを映画にしているのが、今大バズりしている。グッズもかなり売れていて、今では原作者としてインタビューーが多くて大変だ
他の小説でアニメや漫画もあると言うのに、小説家で多忙だ
「パパの小説は面白いもん!」
「ありがとう。愛花。楽しめているなら嬉しいよ」
「一花。小説は面白いから、いろんな奥さん達の間で話題に上がっているのよ?」
「そうなんだ。俺の小説は上手くやれているんだな、初めは作曲家になろうとしたのに」
「お父さんと同じ道を行くだけが償いじゃないよ。一花」
「一応、作曲もしているけどね」
「今の映画の曲も作っているんでしょ?CDにもなって、それも売れているじゃない。もう十分、お父さんの跡を継いでいるわよ」
「それならよかった」
本当は作曲家を目指したかった、でも、あの別世界の俺が『輝夜と八千代』とか言う、かぐや姫の出会いを物語にした方が、彩葉にも楽しんで貰えるのでは無いのかと。俺が変な光を操って別世界に行ったその世界の俺を小説にして本にしたら、人気を発揮し
それ以降は作曲家ではなく、小説家となって生計を建てることができる収入を手にしている。いろんな小説の作品を描いでアニメにしては、今ではテレビの小説人気ランキングや、アニメ人気ランキングの上位を取り続けている
有名な小説家になった
無理して朝久さんの償いをするよりは。彩葉が読んで楽しいものを作る方がいいと。作曲家は諦めた。でも一応作曲もできるため。有名なアーティストと声優さんに歌ってもらい。それも人気が出ている
俺はみんなが楽しめる作家になれたわけだ
「この前、お母さんとお兄ちゃんが夢中で一花の小説を、仕事休みに読んでいるよ」
「ふん、嬉しいな。俺の小説を楽しんでくれて」
「あとお兄ちゃんの友達の雷さんと乃依くん、それと・・・・・奥さん仲間の真実と、『あんたの愛人の芦花』ね?」
「ぶ!?芦花は高校からの友達だっての!!俺はお前以外愛していないし!芦花と浮気なんてしていない!」
「本当に?」
「本当だよ!その証拠に!」
チュ♡
「む!」
「こうやって、お前にしかキスしない!」
「まあ・・そこまでするなら信じようかな」
「まったく、ここで俺を疑うなよ」
「でも、なんだかんで食事に誘われることはあるんだよね?」
「ああ、でも、その時はお前達も一緒だ。一人であいつと食事に行くのは怖くて無理!」
あの別世界に行って。別世界の俺からあの人の願いを叶えるべきだと喝を入れられて、自分の世界に帰った後は。彩葉のために前向きに生きた
それでから別クラスから。芦花と真実と言う、美容系と料理が好きな女の子と友人になり、大学も一緒に進学して。彩葉を大学で紹介して、四人で仲良くやっていた。それだけでなく東京で一人暮らししている朝日さんもとも遊び、朝日さんのゲーマー仲間である雷さんと乃依とも知り合って。男同士遊んだりと、もう過去に囚われない生き方をしている
でも、まさかの芦花から告白を受けてしまい。俺は彩葉のことが好きだからと断ったが、せめて愛人でも頼むと言われ、勘弁してくれと。今でも断り続けているが
食事に何度も誘われたりと、少し気まづい関係になってしまっている。真実にはそれでもいいんじゃないって言われるけど、それでも俺が愛しているのは彩葉だ
「もう28だ。俺たちは大人になったんだな。あの人みたいに」
「そうだね。見て欲しかったね?私たちと、この子たちも」
「そうだな。でも、俺たちは生きて証明すればいい、どうせあの人も、今頃天国で笑っているだろうしな」
「そうね。お父さんのことだからあり得そうね」
「ふん、今頃、愛花と一葉を抱きたいなって羨ましがると思うよ」
「お父さんのことだからあり得そう・・・・あ、そうだ。今度。お母さんとお兄ちゃんがまたウチに遊びに来るから」
「え?またいろんな物を買って来るのかな?」
「そうみたい、お兄ちゃんは結婚する気ない癖に、うちの子である甥っ子にはすっごい好きらしくて、また必要なものをいっぱい買って行くって、お母さんも」
「あの二人、本当に子供には甘いな・・・・・」
俺たちは28となった。あと七年経てばあの人の歳に追いつくなと、時が過ぎるのは本当にあっという間だ
俺と彩葉の間に生まれる子供を見て欲しかった。でも会えない。もうあの人は亡くなったから、その分を俺は生きないとならない。これが俺の贖罪だ。彩葉を守って幸せにする。そのあの人の約束がある限り、俺は生きていかないとならない
あの人の娘への愛と切なる愛は。俺が繋げる
もう過去に囚われることはない。俺たちは未来を生きていく。それがあの人の願いなんだ。
あの人がくれたこの歌でどんどん豊かにする。
「喜んでくれるかな?あの人?」
「喜よ。絶対に」
「そうだよな。そうだと信じよう」
「ねえ?本当なの?高校生の時、私たちの知らない世界に行って、そこで過去の因縁を乗り越えたって?」
「ああ、信じる?」
「う〜〜〜〜ん。まあ、あんたのことだから、あり得そうかも」
「俺だからって・・・・・・」
「並行世界なんだよね?私は居た?」
「ああ、俺も居た。こっちの俺と同じくお前を大事にしていたよ」
「そうなんだ・・・・・」
「ああ、もしかしたらいろんな世界でも。俺が居たら、彩葉を大事にするだろうな」
「きっとそうよ。だってあんたも、これから老いて死ぬまで私を愛してくれるんでしょ?」
「その後もだよ。俺は絶対に天国へお前と一緒に行って、あの人の所で、今までに起きた楽しい思い出、これからも含めて話すんだ。俺は永遠にお前を愛するって言ったろ?」
「一花・・・・・・・・」
今大人になって、幼馴染である彩葉と結婚して、二児の子供を得て幸せだ
これも、あの別世界の俺のおかげだ。別世界の俺が、そいつ自身の記憶を見せられただけだけど、こっちの世界の朝久さんじゃないけど、別世界のとはいえ、朝久さんにこれからも彩葉を頼まれているんだ。これからも俺は彩葉とこの子達を永遠に愛する
あの人と同じ天国に行くのは、まだまだ先。その時にいろんな思い出を話せるよう。これからいろんな思い出を作っていく
死ぬまでに自身の人生を小説にするのもありだな
と言う感じで、俺は彩葉のために、この子達のために、これから楽しいこと。たくさんしようと思う
天国に行くお土産にしては十分だ
まあ、まだまだ先の話だけどな
「あ、そろそろ行かないと」
「一花。これお弁当」
「ああ、ありがとう。行ってくるよ、今日も愛している」
「もう!言わなくても私も愛しているから!」
「ああ、悪い悪い、それじゃあ『愛花』と『一葉』も良い子でな?」
「うん!パパ!お仕事頑張れ!」
「バウバウ!」
「ああ、行ってくる。夕飯までに帰る!」
別世界の俺も、幸せなハッピーエンドを送れた
かぐや姫の物語もこれが一番なはずだ。みんなと居て、みんなと楽しいことをする
これがかぐや姫が望むハッピーエンドだろ?
「ふん、こっちの世界の俺も幸せそうだな」
この先は気になるだろうけど、どうなるかはみんなの想像に任せる
それじゃあ、またどこかで会えたらな
俺はしばらくこの家族でゆったり過ごすから
半年以上、ご愛読ありがとうございました