夏の中旬、暑い日差しと言う、暑過ぎるが天気は良い日だ。そんな暑い中で
とあるドームにて
「みんな!アースヘブン・フェスへようこそ!!!今年のフェスも、俺たちが盛り上げる!!みんな!楽しんでくれよな!!!」
『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!』
8周年記念のアースヘブン・フェスが開始された
二日間行い。アースヘブン所属の全ライバーが参加し、リスナーやファンやお客を楽しませる。いろんなスタッフが売店を接客を行うなど。今年のフェスも大忙しだ
全ライバーは各自担当をしているイベントに専念している
各自担当をしているイベントを、ライバーたちがお客に披露、またはサポートしながらお客に体験して貰おうとするイベント
その中で俺の担当は
「そう!その調子!いいよ!だいぶ乗ってきた!」
「うん!そういう感じ!音楽のリズムに合わせればいけるから!音に釣られれば!揃うよ!」
俺と彩葉の音ゲーダンス
地面に置いてある足で押すボタンをタイミング良く押すゲーム。俺と彩葉がライブでダンスする曲や、アースヘブン所属の全ライバーが披露した今までのダンス曲を全部用意してあって盛りだくさんだ
「よし!次は俺といろPと一緒に踊ろう!」
「私たちのダンスを真似してみて!」
今度は俺といろPと一緒に踊る。
そうすることで、お客も俺といろPと一緒に踊れるような感覚を味合わせるのが目的のイベント。俺といろPと一緒に一曲を踊ると言うイベント。中にはツクヨミライバーじゃない人やファンの人たちと一緒に踊れるイベントを開催させた
俺といろPと一緒に踊れるとなると、是非とも参加したいのか、列ができる程並んでくれて参加してくれる
そんな感じで、どのイベントも長い列ができる程、俺たちのフェスは人気を出し、いろんな客がたくさん来て、今年のフェスも大忙しだ
「パパ!おかえり!」
「バブバブ・・・・」
「あ!一花お兄ちゃん!」
「彩葉お姉ちゃん!」
「あら、一花。休憩?」
「あれだけ人気だったのに、もう交代か?」
「ああ、今、オタ公と八千代に代わって貰っている」
「お母さん、お父さん、ごめんなさい。愛花と一葉の面倒を見てもらったりして」
「いいわよ。久しぶりの孫と遊べて楽しいもの」
「二人の面倒も、真実ちゃんの子供たちも、面倒は俺たちに任せろ」
イベントが終了して、俺と彩葉は休憩に入って、控え室に戻る
そこで、俺の親父と母さんが、俺と彩葉の子供である愛花と一葉と、真実とあいつの子供二人の面倒を見ていた
俺と彩葉と真実とあいつの子供の面倒をどうするかと悩んだ時、やっぱり親父と母さんに頼むしかないと思って頼んだら、簡単に引き受けてくれた
母さんは元保育士で子供の面倒は楽勝であり、親父も久しぶりに孫と遊べると思うと、わざわざ会場の控え室で面倒を見てくれた
「輝夜は?」
「王里と真実とあいつ(真実の旦那)と一緒に飲食店の方で調理をしている。輝夜の料理は美味いからな、買いに行った?」
「ああ、今みんなに食べさせているよ」
「美味しい?三人とも?」
「美味しい!!」
「「これパパとママの料理だ!」」
「一葉はまだ赤ん坊だから、まだミルクね?」
「バブバブ・・・・」
「おふくろ、俺はもうしばらく休憩に入るから、一葉は今は俺に任せてくれ」
「大丈夫よ。私と『紅葉』が面倒を見るから」
「え?紅葉さん?」
「え!?お母さんが来ているんですか!?」
「ウチがなんやって?」
「お母さん!?」
「来てたんですか?」
「そりゃあ孫の面倒を見たいのと、娘たちの活躍を見たいからな、当然や」
「私が連れてきたの。面倒を見たいって紅葉が言ってね」
「紅葉くんも連れてきた」
なんと紅葉さんも来ていた
紅葉さんも愛花と一葉の面倒が見たいと母さんと親父に連れてきたようだ。真実とあいつの子供も居るだろうし、三人で四人の子供の面倒を見てくれるのは有り難い
それだけでなく、俺たちの活躍を見たいと言う理由も含めて、会場にやってきた
「一花。ウチの娘を泣かしたりせえへんやろうな?」
「ちょ!?お母さん!」
「大丈夫です。俺は彩葉に勝てませんので、なんかしたら逆に俺が殺される」
「不老不死が何を言っているんや。他の子たちもやで?」
「わかっています。夫としての勤めは果たしてますよ。できなかったら朝久さんにどやされます」
「その心得を常に忘れんことや」
「もうお母さんたら・・・・」
「ああ、お婆ちゃん!パパに厳しい!」
「愛花。お前のお父さんは卑怯者でもあるんや、これくらいせねばあかんのや」
「へえ・・・・・パパ?何かしたの?」
「ま、まあな・・・・・」
「お母さん!もうやめて!」
「紅葉君。もう一花も、姿は変わらなくても、ちゃんと大人として、父としてちゃんとしているよ」
「相変わらず厳しいわね。あなたは」
「咲夜は甘いのよ。三人の妻を取るなんて、弁護士としても変やろ。それもうちの子を取るなんて」
「主にそれが理由だろ?」
そりゃあ、弁護士の娘を嫁に迎えておきながら、別の女二人を嫁に迎える、弁護士の前で重婚した愚か者
確かに俺に厳しくされても、文句は言えない
これで彩葉だけ蔑ろにしていたら、殺されてもおかしくない、不老不死だから死なないけど。とにかく、俺は三人の嫁をしっかりと幸せにしないとならない。不老不死のもう一つの苦労である
「朝日はどないしたん?」
「イベントの主催者をやってます。今レース系の主催者をやってます」
「今日はゲーム系のイベントだけで、明日は最後にライブをするんだよな?みんなで?」
「ああ、あんまり雑談配信しかしない彩葉と真実とあいつ(真実の旦那)も、アース・ヘブンのライブ衣装で全員で出る。一年に一回は全員で出ないとな」
「お母さんたちは、特別にこのテレビでライブを見れるから、ライブ会場で見れない場合はこっちで見てね?」
「ええ、そうさせて貰うわ」
一日目はゲーム系のイベントをする
二日目は最後に全員揃って音楽ライブをする
普通の配信で全員で揃うことは正直全然無い。彩葉は子育てで忙しく。雑談配信しか全然しない。それは彩葉だけでなく、グルメインフルエンサーだった真実やその旦那、自身の自信作の料理を出して徐々に人気を出した王里が案件ばかり増えて、普通の配信ができないなど
アース・ヘブン所属全員が、普段から配信しているわけではない
しかし、このフェスは全員が揃う
フェスは流石に全員揃えないとならない。アース・ヘブンのお祭りは全員で揃えて楽しませないとならない。全員で元気よく揃う姿を見せるのも、俺たちのライバーの仕事であるため、全員を揃えた
まあ、うちは結婚しているライバーも居るため、こういう日はベビーシッターを頼むこともある。今日は親父と母さんと紅葉さんに頼んだ
明日のフェスは特に全員で揃っての音楽ライブ
これだけは何があろうと、全員で揃わねばならない。アース・ヘブンの合唱曲がある。フェスの最後のライブの締めに歌う曲、それは毎年恒例である
だが、それだけがアース・ヘブンのフェスの楽しみではない
「一花。そろそろ時間だよ」
「そうだな、じゃあ行くか?愛花。一葉。良い子にしているんだぞ?真実の子も?」
「はーい!」
「ばぶばぶ!」
「「うん!わかった!」」
「でも、本当にやる気?」
「勝てるだろ?俺と朝日さんくらい?」
「一花!あんたとお兄ちゃんが二人で組むだけで、どれだけやられると思っているのよ!」
「大丈夫だよ。そっちには八千代も居るし」
「まったく・・・・・あんたと来たら・・・」
「一花?今スケジュール見たけど・・・・」
「これ本気かい?」
「ああ、盛り上げるにはこれくらいやらないと」
次のイベントの時間が迫り、イベント会場に向かう
だが、次のイベントは彩葉がかなり無茶だと、本当に楽しめるのかと不安があると言われるが、問題ないだろう。だって俺と朝日さんだけだし
次のイベントに関して、なんでか彩葉は不安が巻き付く。そのイベントには彼女でも無理があるのではないかと思う企画イベント
それは
天龍一千花&帝アキラのKASSENレイド戦!!!
「さあ、俺とアキラと言う、二人の帝を倒してみせろ!!」
「この帝様と龍帝様に!お前らの力を合わせて試してみな!!」
一日目のフェスの特大イベントは
俺と言う龍帝のコスチュームを着た天龍一千花
と
鬼の帝にして俺の義兄である、帝アキラ
二人の龍帝と鬼帝を倒すKASSENのレイド戦を行う
参加者は俺とアキラさん以外のアース・ヘブン所属のメンバーと、今回お客様も参加できる。会場にアバターを操作できるコントローラーとディスプレイを用意し、一回やられたら後ろに並んでいる人に交代するような形
KASSENにて唯一ランキング上位の二人を相手にできる企画、団体戦で一位を取り続けているアキラ義兄さんと、個人戦で一位を続役の俺、
その二人を相手に全員で力を合わせて倒す、イベントのゲームだ
二人の帝に挑めるゲームだ
俺とアキラ義兄さんを倒せばクリア。そんな簡単に倒せると面白くないため、かなり本気でやるが、倒し切れずにゲームクリアできないのは流石に面白くないため、アース・ヘブンの所属のメンバー俺とアキラさん以外の全員がお客の味方になって、俺たちに挑む
「いいか!相手が二人しか居ないとはいえ!油断するな!!」
「敵はあの帝と龍帝だ!!固まって応戦して!」
『はい!!!』
客を引っ張るリーダーはウチらのプロゲーマーの雷と乃依だ
二人がリーダーとなって、的確に客プレイヤーに俺たちの攻略法を指示する。対戦ゲームで常に腕を上げている二人なら、リーダーとして適役
しかし
そんな二人でも、俺とアキラ義兄さんをやるのは難しい。俺たちのライフは一回のみ、一回でもやられればゲーム終了。だがその一回でも難しい。一人で挑めば簡単にやられてしまう
俺も社長としてゲームの腕も上げている。不老不死だから夜更かししても体調は崩さない。むしろ寝なくても問題ないため、寝ないで腕を上げたこともあるため、今では俺もプロゲーマーに負けないエイムの腕を持っている。
まあ、でも
「行くよ!かぐや!ヤチヨ!」
「うん!先に一花を倒さないと!」
「ヤッチョたちが一花を抑えます!その間に帝様を!」
「そりゃあ、彩葉たちは俺を狙うよな」
当然ながら、いろP、かぐや、ヤチヨは俺を真っ先に狙う。そりゃあ嫁だ。夫が敵になったら、真っ先に嫁が対応する。当たり前なことだ
社長としてこの企画を受け入れたけど、この三人を相手にするのはキツイな。だって嫁だもん。夫からして嫁を敵にしなきゃいけないとか、俺には気が重過ぎる
やっぱりこの企画は、俺にとっては受けるべきではなかった
「一花!覚悟しないよ!」
「一花!悪いな!ここは嫁のためにも倒れて貰うぜ!」
「一花〜〜!!覚悟〜〜〜〜!!!」
「はいはい、全員まとめて相手になってやるよ!!」
芦花も、あいつ(真実の旦那)も、真実も真っ先に俺を狙おうとしているし、客をサポートするのが仕事なのに、あいつら全員絶対俺に何か執念があるだろ。マジで
まあ、この企画を引き受けた以上はなんでもやるけどさ
まったく、少しは手加減しろよ。マジで!!!
「はあ・・・はあ・・・・はあ・・・」
「一花?大丈夫か?」
「不老不死でも、これは辛いですって、アキラ義兄さん。だってあいつらほとんど、俺を狙ってしますし」
「それだけ・・・・・お前のことが大好きってことや」
「命を狙われる好意って嬉しくないんですけど」
フェスの一日目が無事に終わった
最後のイベントでだいぶ疲れた。最後のイベント、みんなほぼ俺しか狙ってこないから、怖くて最終的にほぼ逃げてたし
そんなことをしたせいで
『逃げるな卑怯者!!』
『地の果てまで追いかけてやるからな!』
『置いてけ!その首を置いていけ!!』
『〇〇さんは負けてない!!』
とか
なんかボロクソなことを言われた。お客はともかく、ウチのメンバーがほとんどが俺を狙ってくるから怖かったんだけど。しかも、なんか途中から俺ばかり狙ってきたような、アキラ義兄さんは雷さんと一騎打ちしてなかった?
なんで客まで全員で俺に挑んで来るんだよ。アキラ義兄さんも居たろ。こういうゲームの形式だから当然最終的に俺もアキラ義兄さんもやられたけど、俺を倒した時の歓声がめちゃくちゃ凄かったような
もしかして俺、嫌われているのかな?
「一花?今日は流石に悪あがきが凄いんじゃない?」
「そりゃあ凄い形相で攻撃してくるから、怖くて、逃げたし」
「一花!輝夜たちの愛をしっかり受け取るんだよ!」
「これも愛なのです!一花!」
「その割にはなんか・・・・・私怨が混じっていたような・・・・・」
正直、なんで俺がこのイベントで収集的に狙われていたのかわからない、俺はこのイベントで撃墜数が千を超えるって言う、KASSENの撃墜数ランキングを上位に上った。
でも、なんでだ?
本当に彩葉たちが集中的になぜ俺を狙うのか?なんか俺したのか?
「一花。こういう物が売られていたんだが、これが原因じゃないのか?」
「この本が原因だな」
「なんです?雷さん、照琴」
雷さんと照琴がある物を持ってきた。みんなが集中的に俺を狙う理由ではないかと、そうして二人が持ってきた物は
本だった
フェスでは売店もあり、グッズだけでなく、本もある、それはイラストレーターさんが描いてくれた同人誌でもあるんだが、公式に認めた。同人誌として発売したんだが
その中に
『俺がいろんなライバーに寝取られている本』
『俺がBLされている本』
が売られていた
「はあああああああああ!?知らねえんだけど!?なにこれ!?こんなの知らないんだけど!?」
「どうやら、ファンの人たちも、お前を奪うことしか考えてないようだ」
「お前が配信で結婚していると聞いて、みんな、お前を奪うことしか考えてないみたいだな」
「だからか!?やけに女性ライバーと女性客しか狙ってこないのか!?それで俺を倒しても、俺が景品で手に入るわけじゃねえんだぞ!?」
「みんな、これ読んでムカついたか、もしかしたらお前と浮気できるかとか、変なことを考えたわけだな」
「知らねえ!?誰だよ!?こんな本を書きやがって・・・・・って!?俺の知っているイラストレーターさんじゃねえか!?あいつか!?密かに入れやがったな!?」
物販でこんなものを売ったせいで、公式だと勘違いして、俺と浮気しているか、女の敵かなんかだと勘違いして、俺を集中的に狙ったようだ
しかもこれ俺の知り合いのイラストレーターさんじゃねえか、いつもポスターとか、いろんなイラストを、俺たちの広告のイラストを描いてくれる人
実は女性で、リアルで俺に会って、何度か仕事をしていく上で、いつしか俺に好意を抱き、告白されたこともある
もちろん彼女の告白は受け入れることなく、断ったが、その叶う事のない想いを、今回本にしたようだ。
そのせいで、俺とんでもなく今回被害受けたんだけど!?
「一花。浮気はいつでも受け入れているってことでいいのかしら?」
「んなわけあるか!!」
「一花?一花も俺に興味があるんですか?」
「ちげえ!!知っているイラストレーターの鬱憤を晴らしてできた物だ!!」
「一花!浮気は許さないよ!!」
「これが公式ってことはそう言うことですよね!?」
「一花。この後お話いいかしら?」
「くそ!!あいつのせいで、フェスは今回も上手くいったけど、俺が最悪な被害を受けたんだが!?」
今回はフェスは上手く終わったが、俺に被害が及んだ
物販までなにが売るのか確認すればよかった。あれ?そういえばその確認は芦花がやってくれたような・・・ああ、そう言うことか。あいつが通したんだな、自分が俺の愛人になれるかもしれないからと、少しでもその気分になろうと、その浮気らしい本を物販に一つ入れたんだな
なんてことをしてくれたんだ。本当に
こうしてフェスは上手くいったけど、また妻たちに、もう一度愛を確認しないとならなくなった
本当に不老不死になっても、俺の苦労は消えることはありませんでした
ピピピピ
「ん?・・・っ!?」
『明日、迎えに行くよ、一花』
「またか、でも文章が違う。一体誰なんだ?」
スマホから、あの例のメールがやってきた
しかも文章も違うとなると、明日その本人が出てくるようだ、一体誰なんだろうか、俺の名前を書いているってことは、間違いなく俺を知っている人間だ
明日、その姿を現す
でも、それが
『新たな戦いの始まり』だとは、この時は俺は知らなかった