原罪 諦囚者 【アキラニトラワレタモノ】 作:oldsnake
ネコになったエマはかわいいですね。
「あっ…… 人がいっぱい…… えっと、改めまして。
この屋敷で管理を任されているかわいいフクロウ。
ゴクチョーと申します……。」
私達はゾロゾロと看守に後を置い。ラウンジに入ると自己紹介を軽くした。しばらくして天井の通気口から一匹のフクロウが現れてテーブルにちょこんと着地し挨拶して来た。
スピーカーでも服話術でもない。映像に映っていたフクロウから声が聞こえてくる。
ホログラム?いや実際にあるのか?あるにしても大掛かりで分かりやすい機材が置いてあって分かりやすいと思うから違うか?
「定時とかもありますので……。
さっさと、説明していきますね……。」
この状況についてフクロウは説明してくれるらしい。それにしても私の本能は二人以外にももう一人警鐘を鳴らしている。
さっきからイライラしてるのが顔に出てる少女だ。容姿端麗でいかにも令嬢という感じの……。たしか身代金とか言ってた人だったか。
【危険】【攻撃】
【怒り】【混乱】
嫌な予感がしかしない。
下手したらこれは……。
嫌な考えはやめよう。そんな事にはならない筈だからきっと
…取り敢えず。だ今はフクロウの話に集中しよう。この状況がどんな状況なのか気になるし。
「すごく申し上げにくいのですが……。
皆さんは【魔女】になる因子を持っています。」
周囲がざわめく。
魔女?
漫画やアニメとかで聞くような単語に私はフクロウの話を聞き入る。
「エラい人が決めた話では【魔女】はこの国にとって災厄をもたらす【悪】らしいんです。」
【悪】か……。まぁどうでもいいか。
「我が国の法に基づいた全国調査によって皆さんはその因子が大きく検出された存在。」
そんな検査した覚えない。
「この国にとってあまりにも危険と判断され、この牢屋敷への収容が決まってしまったんです。」
もう、めんどくさい。なるようになれ。
そこからの説明で魔女因子持って魔法使える少女は殺意と妄想に取り憑かれ、殺人衝動で人を殺して殺人事件が起きるって事が分かった。
そんな説明をしている最中、令嬢みたいな人が怒鳴りながらフクロウの話に割って入った。
「いい加減にしてくれるかしら……ッ!貴方方のお遊びに付き合ってる暇はないの。信濃財閥の一人娘の私にこんな事して許されると思ってるわけ?」
「いや、私に文句言われても……。私はただのかわいいフクロウなので。」
あれはヤバい。
止めようとしたらこっちもヤバい。
そっと火かき棒を手にする。
人懐っこそうな人が何か苦い顔をする。
「ふざけるな……!死ねぇ……!!
私の上に立つな……!死ねぇ……!」
火かき棒を手にフクロウに向けてフルスイングかまそうとしてる。
私は……
【傍観した】
【咄嗟にわって入った】
看守から本能的に【危険】を感じている。もし何もしなかったらこっちまで嫌な予感。
しかし、動けない。
動ける訳がない。
冷や汗が止まらない。
アレは死ぬ。
絶対死ぬ。
「私達は…」
「死ねぇ……!!」
フクロウの脳天に火かき棒が叩き込まれる。
機械部品じゃなく血が噴き出て嫌な音と共に肉が見える。
その瞬間……
振り上げられた腕ごと首が胴から離れた。
血が首から噴き出て…………
…
…
…
…
…
「え……?」
嘘だ。こんなの嘘だ……。
両腕と首がボトリと床に落ちて偶然にも首は私の方へ向き目線なあってしまった。
「あぁアァァァァァッッ……!!」
感情を殺し尽くした。
そう思っていた私でもこれは……
ダメだ吐きそう……
…
…
「ウロロロロ……………!」
…
私はこの日、人生で初めて殺人現場と死体を見た。
この後の事は飯が不味かった事意外、頭に入って来なかった。