原罪 諦囚者 【アキラメニトラワレタモノ】   作:oldsnake

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面倒事と嫌な奴

 

朝を覚まし、刀を腰に差し私は朝食を食べに食堂へと向かった。

ショウコはまだ寝ていた。昨日の午後ショウコは他の人達と一緒牢屋敷を探索し疲れていたらしい。あと天日干しをしたマットレスが結果気持ちよくグッスリ眠っていた。

 

今日は……。一番乗りってことは……。豪華な朝食にありつけるって事か。

 

よっしゃ。最高だ。

野草やら木の実とかクロノちゃんと昨日食べたけど量少ないしゲロみたいな味よりマシってだけだ。

早い者勝ちの朝食は味噌汁に生姜焼き、ほうれん草とベーコンのバター和え、それに山盛りのご飯だ。匂いで涎が口から流れ出てくる。

ショウコとかクロノちゃんにも分けてあげたいが規則で分かるを禁止されて分けたら懲罰房に入れられてしまう。

 

私は朝食のトレイに手をかけようと手を伸ばす。

 

「私の朝食にしてるの?」

 

「……? …いや食べるに決まってんじゃん。」

 

不機嫌そうに話すのは気の強そうな青髪と黒のメッシュの入ってる少女。たしか3〜4人でグループ作ってるリーダー?で脱出しようって言ってる人だったか?

 

というか……。何言ってんだコイツ?

私はトレイを手にした。

これで朝食は私のものと確定した。後の祭り状態にしてしまえばこっちの勝ちだ。

 

「貴方ね…!ふざけないで頂戴よ!私達で順番で回してたのに……!」

 

「ごめんそうなの?すまん。」

 

グループで独占してた感じだったのか。関係ないや面倒臭い。

私はテーブルにつきご飯に生姜焼きを乗せて頬張った。

 

うんっま!美味い!美味いぞ!これなら毎日早起きしてでも食べたい程に美味過ぎる!

これならブチギレでもしょうがないな。

 

「はぁ……。確か貴方は……。藤宮チサトさん、だったかしら?私、可哀想よね?せっかくの朝食を貴方に奪われて……。【朝食をあげるから刀をよこしなさいよ。】いいでしょ?どうせ貴方みたいな頭悪そうなゴミが持ってたら意味ないだろうし。」

 

「え?」

 

それは……。

 

そうなの… か……?

 

……??

いや……。

 

等価交換になってないクソ好感じゃないか。なんだコイツ?

私に【頭悪そうなゴミ】なんていう当たり前な事をわざわざ言ってくるのはなんなんだ?

 

「いや、やらないが?」

 

「へぇ〜…。効かないんだ。……どんな精神してんの?もしかして馬鹿過ぎて話理解出来なかった?」

 

「バカ過ぎて理解出来なかったごめん。今度からバカでも分かるように言ってくれると助かるよ。」

 

当たり前のことを言い並べて何が言いたいのか。

私は味噌汁を飲む。はぁ…… 五臓六腑に染み渡る……。

うるさい奴さえいなければ完璧なんだけ。

 

「私思うだけどさ〜…。なんであのキモい厨二病と一緒にいんの?15になって厨二病とかキモいでしょ。キモい奴より【私のグループ入ってくれない】? オタクなんてキモいだけでしょ?」

 

決まった。コイツは敵だ。

個人の趣味と個人の否定……。私はそれを許さない。私がされて嫌だった事だからだ。

もうコイツに関わる事すらめんどくさい。

私は残りの朝食をかき込んで一気の完食する。勿体ないなゆっくり食べたいのに……。

 

「確か… 雫石…ミ…… ホ?だった?ごめん名前覚えるの苦手なんだ。」

 

「私は雫石(しずくいし)ミオよ…!名前も覚えられないの?

…っというかなんなのコイツ?【魔法】は効かないし…。どう言う精神と性格してんの?」

 

「社会不適合者のリサイクル不可の生ゴミだが?」

 

「…………。貴方それ言ってて悲しくならないの?」

 

「変えようがない事実を言っただけで悲しくなるの?」

ドン引きし始めた。それに【魔法】?

さっきの変な感じになったのは魔法なのか?

ミ… ミ………。ミオの魔法は【精神に干渉する魔法】と言う事なのか。

 

なんか気不味い空気になった。

そんな時、食堂にむにゃむにゃと目を擦りながら入って来た人物がきた。

 

「剣士殿ではないか。おはよう。

こんなに早く起きれるとは流石は我が【暗黒騎士(ダーク・ナイト)】だ。やるではないか。」

 

「うん、さっさと朝食食べて探索行こう。コイツに構ってると時間の無駄だし。」

 

胸を張りふふふ…。と小さい彼女は……。庇護欲というか母性というか〜……。

とにかく私の癖に突き刺さっていた。可愛いな本当に……。

面倒臭いタイミングでクロノちゃんが来ちまった……。それに朝食を食べに他の人達も集まって来ている。目立つのは嫌だし人が沢山いるのは苦手なんだよ。

 

「思ったんだけど、その刀は何処で手に入れたの?危険な武器を手にして……。【怪しいんじゃないかしら?】殺人事件起こったら貴方のせいになっちゃうわよ?」

 

「貴公、この刀は「私が探索して見つけた奴だよ。クロノちゃんそうだよね。」

 

私は別に虐められようが関係ないがクロノちゃんが虐められる可能性が増えるのは避けたかった。ちょっと心苦しいが圧を強めにクロノちゃんの言葉に被せて言った。

 

「はぁ……。あと、使えない人が使っても怪我したり怪我させるだけでしょ。まぁ、私に剣道で勝てたら刀をあげるよ。出来たらの話だけど。」

 

ミオは周りに聞こえるように私に話しかけた。

周りの目は私を怪しむ目が向けられた。嫌な記憶が呼び覚まされる。

コイツ………。まぁ、当たり前か。

だけど構うだけ無駄か。1対多数なんてリンチに近い。

 

やるだけ無駄だし抗えば抗うだけ悪い印象しかならない。なので、私は席に立ち上がり食堂を出ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食堂を出て、私はベランダでクロノちゃんを待つ為に私はソファに寝転がる。

朝っぱらから嫌な目にあった。なんなんだアイツ。人の尊厳や趣味をキモいと言いやがって。ザ・いじめっ子という感じで嫌な奴だった。

 

今日は午前はクロノちゃんと探索して午後は湖方面で渡さてから一度も抜いていない刀の状態みたりでもしようか。あと素振りでもしよう。

 

 

 




雫石(しずくいし)ミオ
敵、なんか性格悪い奴、関わりたくないし関わるつもりはない。
精神なか干渉する魔法を持ってるみたいだけどなんなのかわからない。
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