百式観音を背負いて。 作:ルール
アニオリの地陸の術を視聴しました。
確かに百式観音に似た技でびっくりしました、この術が昇華したら仙人モードに至るかもしれません。
けど、
触手の集合体である角都と肉体改造で栄養取ってたらなんか死なない飛段とは相性悪いですね。
また、来迎千手殺、という地陸の奥義ですが、百発打っても百式観音壱乃掌を止めれるかどうか。
火の寺に行ったら、私めを弟子にしてください、に成りそうです。
波の国での長期任務(なんやかんやで半月ちょっと)を終え木の葉隠れの里についてから数日。
任務報告に報酬受取に知り合いに連絡など諸々の雑事を終えた夕方、我が自宅にて、
「えーー、第七班Cランクに偽装されたAランクどころか実はSランクだろうな長期任務から全員無事に五体満足で生還したことを祝して、
カンパーイ!!」
「「「「「「「「「「カンパーイ!!」」」」」」」」」」
「どこからツッコんだら良いかわからねえが、帰還ではなく生還なとこにヤバさを感じるな」
同期である第七班、第八班、第十班、今年の新人下忍十名は我が家でグラス(ジュースです)を掲げて一斉に乾杯した。
ただ第十班のシカマルはヤバさ極まる今回の任務を聞き冷や汗をかきながらドン引きしていた。
「いつもならナルトに野菜を食わせるために鍋ですが、本日はカカシ先生とサスケとナルトからお詫びに肉を提供されているので、庭でバーベキューもします」
「「「ウオオオ、バーベキュー!!バーベキュー!!肉ーーー!!」」」
「室内で鍋もやるんだ」
「ラーメンが無いとナルトが拗ねるから」
一度鍋の〆に雑炊にしたらブーブー言ってたんだよなあ。うどんでも駄目で、水餃子は〆にならなかった。
「つーかよ、詫びって何をしでかしたんだよお前ら」
「うむ、ナルトはともかくとして担当上忍とサスケが任務で失態を犯すとは考えられないが。なぜならナルトはアカデミー時代に散々やらかしていたからだ」
キバは詫びと聞いてニヤニヤ笑いながら、シノは純粋に気になるのかそう訊ねてきた。
「いやー、それは」
「なんつーかな」
気まずそうなナルトとサスケは俺とサクラをチラチラと見ている。
「詫びなんて気にしなくていいのにね」
「アレはアレで必要なことだったからさ」
鍋の面倒を俺がバーベキューの焼き具合をサクラが見ながら、どうして三人が詫びなんてしたのかを伝える。
「橋作りの護衛任務期間中の一週間、カカシ先生はチャクラの使いすぎで寝込んでいて、サスケとナルトは修行してたんだ」
何の詫びかと言ったら、その一週間護衛の仕事を押し付けていたこと。
「「「「仕事中に修行すんなよ!!」」」」
うん、普通に仕事としてはアウトな気がする。状況が状況だから仕方ないけど。
また、一週間の修行で劇的に強くなってしまうサスケとナルトの成長力がおかしい。
俺の場合は誤差の範囲だろうし。
「いや必要だったんだよアレは」
「再不斬の水分身を撃退できるくらい強くなる必要があったから」
一週間でチャクラコントロールの木登り修行でそうなるサスケはやはりおかしい。下手したらそこらの中忍より強いんだけど(サスケに撃退された鬼兄弟と比較して)。
「本当にゴメンナサイ」
「詫びをしないと気がすまなくてな」
こちらからサスケ達に不平不満など言ってないのだが、本人達から申し出たんだよな本当に律儀だ。
「気にしなくていいって。
私なんて護衛といってもタズナさんの側にいただけでなにもなかったんだから。
本当に側に居ただけで、退屈で、暇で・・・・・・・・・暇過ぎて死にそうだったなあ」
「「ゴメンナサイ」」
警備の仕事だから仕方ないけど、十二歳の時間が長く感じる年頃には辛かったよな。
俺なんかは前世の積み重ねと感謝の正拳突きの修行で慣れてるから平気なんだが。
思い出して辛くなり煤けた表情になるサクラに二人は再度謝罪。あのあとに二人も警備はしたから辛さが想像できたのだろう(ナルトは資材運びメインだったが)。
「なんで狭間とサクラは修行しなくてすんだんだ?いや狭間は修行オタクだから修行内容ができたからなんだろうが」
これもまた当然の疑問だろう。
サスケとナルトが修行してるのに俺達は警備をしていたのだから。
「チャクラコントロールの木登り修行は得意不得意がかなりあるみたいで」
「ああ、アレか。難しいもんな」
「そう?簡単じゃない」
「オレはラクショーだったぜ「ワン!」」
「オレは苦手だ。なぜなら常に虫にチャクラを与えなければいけないからだ」
他の班でもそれぞれ得手不得手はあったようだ。まあサスケとナルトが苦戦したのはチャクラ量の関係が大きいだろうしね。逆にサクラは水面歩行の修行で苦戦するかもしれない。
「やっぱ他の班でもやってたってばよ」
「カカシめ、指導不足だろアイツ」
木登り修行。
自分達だけの特別な修行なら日頃の指導不足に納得できたが皆がやってるありふれた修行なら不満を抱いてしまうようだ。
「ほらほら、話してばかりじゃなく肉食いねえ」
「バーベキューも焼けたわよーー!!」
「「「「「いただきまーす!!」」」」」
「肉ーー!!」
話に夢中になってた皆はそれぞれ好みの品を取り齧りついた。
食材の出汁が染み込んだ鍋の肉も美味いが、炭火で豪快に焼き上げて塩コショウだけの味付けのバーベキューも肉の味が弾けるようで美味い。
ガツガツと旺盛な食欲を発揮し、雑談しながらも掻き込んだ。
「ヒナタもアイツラの世話をありがとだってばよ。皆元気できちんとしてくれたんだな」
「ナ、ナルト君に頼まれたから(通い妻みたいだなあって思って嬉しかったし)」
「おかげでヒナタの柔拳の練度が上がったわよ」
「なんでだってばよ」
ナルトがヒナタに観葉植物の世話の礼を言えばヒナタは照れて俯き、疲れ切った表情のいのさんが苦笑していた。
「つーかよ、長期の護衛なんて退屈じゃなかったのかよ「ワンワン」」
「そうでもないよ。俺は影分身でナルト達の修行監督、護衛、波の国調査見回り、をそれぞれやったけどかなり楽しかった。波の国は木の葉隠れとは違う景色と海の上に建てられた家が興味深くて」
「働きすぎなのに、さり気なく観光を満喫してねえかコイツ。実質サボりだろ」
影分身の術は便利でした、教えてくれてありがとうナルト。
「霧隠れ、他里の強者に興味がある。なぜなら俺はまだ他里の忍と交戦したことがないからだ」
「シノ達第八班の様に感知タイプに特化した班なら再不斬の霧隠れの術に対応できただろうが、肉弾戦で勝てるとは思えねえな。
シノの虫も水遁で押し流されそうだ」
「アスマ先生ならどうだろ?(ガツガツ)」
「戦闘スタイル次第だが、霧隠れの鬼人桃地再不斬は強すぎだ。基本的に暗殺特化しているくせに、馬鹿みたいな刀を振り回すわ大規模水遁は使うわ、部下の育成能力は高いわでとんでもねえ」
あらためて考えると桃地再不斬って強すぎだよね。感知能力と接近戦闘力と忍術と高水準な技量がないと一方的に殺られる。
写輪眼と忍犬、雷切などの忍体術、写輪眼によるコピーがあるカカシ先生だから勝てた相手だ。
元守護忍十二士の猿飛アスマでも勝てるかどうか。感知能力は不明で、接近戦闘は強いが、忍術は火遁と風遁が得意みたいだから厳しいかもしれない。
「しかしそんな色々問題あった任務を同期相手にベラベラ話して良いのか?依頼人のランク偽証を考えたら口外禁止になりそうなもんだが」
「それは問題ないよ。タズナさんのランク偽証は無かったことにされて、今回の件は大々的に広めるってさ」
これは霧隠れの事情と、海運王ガトーの失墜を隠せないからだ。
霧隠れとしては各地の抜け忍達に戻ってもらいたく、抜け忍の中でも特に有名な桃地再不斬の帰順を大々的に公表したい。波の国もガトーに支配されていた悪評を早く払拭したいからだ。
「政治的な話か、メンドクセー」
「シカマルならどうせ将来里の中枢を任されることになるだろうし今のうちに学んだら?」
「ヤダよそんな未来。俺はダラダラと平々凡々に生きんだよ」
奈良家の跡取りで有能だと一部にバレてるシカマルがそうなるのは現時点でも不可能だと思う。
本人の性格にしても自分だけではなく他人の件でも危機的状況では率先して前に出るし。
原作の出来事なくとも頭角を表すって絶対。
そんな感じにワイワイガヤガヤと料理を食べては語り、ジュース飲んでは語り、を繰り返す。
カカシ先生達担当上忍の皆さんも誘ったが、こういった催しは同期達だけでやるから楽しいのだと断られた。
今頃は担当上忍だけで集まりどこかで一杯やってるのかもしれない(アスマ先生と紅先生の関係を考えたらカカシ先生は気まずそう)。
前世では正直苦手というか嫌いだったこの手の集まりも今は素直に楽しめていた。
そう思えるのはなんでだろう。
気にはなるがどうでもいいか。
この集いを未来で笑い話として語り合えたら良いなと願いながら俺は宴に身を浸す。
補足・説明。
今話はエピローグ的な同期の集まりの宴です。
こういった区切りとなる話も面白いかなと思いまして。
サスケとナルトもきちんと参加してこの集まりを楽しんでいます。
原作よりは良い関係、なのかもしれません。
桃地再不斬。
第八班、第十班だと勝てたんでしょうかね?
あらためて考えるとやはりカカシ以外は厳しい相手でした。
暗殺特化の筈が万能型な忍である再不斬はあまりにも隙がありませんね。
次からは中忍試験。
あらためてアニメを視聴してますが、我愛羅がね辛いのです。
さてどうしますか。