百式観音を背負いて。 作:ルール
原作で草隠れの忍に成りかわった大蛇丸の付き人二人は誰だったんだろうか?
当作品では片方はあの人です。
あとこの時にはもう雨隠れの三人は我愛羅に殺られて十班はテマリのおかげで九死に一生を得ています。またヒナタは我愛羅にナルトと似たようなものを感じました。
オリジナル設定、独自解釈、原作改変あり、閲覧注意です。
凄まじい暴風が吹き荒れる。
自然発生ではありえないこの風は風遁によるものだろう。
風遁を得意とする忍が多い砂隠れとてこれほどの風遁を使える忍はどれほど居るか。
巻き上げられた粉塵で視界を奪われ、砂利が身体に傷をつける。ナルトは吹き飛び、サスケとサクラは風から逃れるために茂みへと身を潜めたようだ。
俺もまた側の木を壁にして身を守る。
纏で充分に防げるダメージだが、それができることをこちらを窺う大蛇丸に教えてやる必要はない。
「サクラ」
「サスケ君!」
身を伏せていたサスケがサクラと合流したようだ。
「寄るな!まずは合言葉だ。『忍機』!」
警戒を怠らず苦無を構えて問うサスケに、サクラはサスケだけに見えるように人差し指を立てチャクラで1の数字を作りながら、
「あ!うん、
大勢の敵の騒ぎは忍びよし。
静かな方に隠れ家もなし。
忍には時を知ることこそ大事なれ。
敵のつかれと油断する時」
と、スラスラ答えた。
凄いな。
「二人とも無事?」
それに合わせて俺も木の陰からでる。
立てた人差し指に[ナルトはあっち⤴近くにさっきのヤツのチャクラ]と言うメッセージと数字の7を作る。
「「!?」」
「待て、合言葉だ」
近くに敵がいる。
その驚きを出さぬように二人は必死に己を取り繕う。
「大勢の敵の騒ぎは忍びよし。
静かな方に隠れ家もなし。
忍には時を知ることこそ大事なれ。
敵のつかれと油断する時。
だね」
「よし」
「ホッ」
最初からわかっていても合言葉で本人だと確認した、というポーズを敢えてとる。
それは、
「いってー、おいみんな大丈夫か?」
変装したコイツに合言葉が有効であることを示す為でもある。
「ナルト、ちょい待ちなさい!
合言葉!」
そう急かすサクラの言葉もいつもより震えていた。この時点で偽物であることは判明していたからだ。
「わかってるって、
大勢の敵の騒ぎは忍びよし。
静かな方に隠れ家もなし。
忍には時を知ることこそ大事なれ。
敵のつかれと油断する時」
スラスラと答える偽物に三人揃って「「「ナルトが一度聞いただけで覚えれるわけないだろ」」」と思う(スゴクシツレイ)。
サスケについて調べていた大蛇丸も、どうやらナルトの成績についてはノーマークだったようだ。
いや、木ノ葉隠れのアカデミー在学中から天才と名を馳せていた大蛇丸にとって、こんなことはできて当然でドベの再現ができないのかもしれない。
偽物確定。
忍歌を諳んじてる時もその後もチャクラで数字を作らない。
さらに変化にも問題はあった。
風遁が放たれた時、ナルトは頬に傷ができ血を流した。それが無くなっていることも偽物と示す要因だ(うずまき一族にして人柱力であるナルトなら治りかねないが)。
三人同時に苦無(先ほど雨隠れの下忍から頂戴した起爆札付き)を投擲。
「うわぁ!」
と悲鳴を上げてナルトの振りをするが、その容赦ない攻撃すらあっさりと躱し苦無から離れる。
本物だったらどれかは当たる。
そういった理由でも偽物確定だ。
「よくわかったわね・・・・・・」
変化の術の解除と起爆札の爆発が同時に起こる。
「なぜわかった、私が偽物だと」
「てめーが土の中でオレ達の会話を聞いてるのはわかっていた。合言葉が筒抜けになることもな。
だからわざとあんな合言葉の話を振った、逸れた時の本人確認のモーションなんて事前に決めてあるのにな」
今回は違うが、たとえば逸れても再会した時には額当てを3回叩く、そういったモーションを事前に決めておけば本人だと確認できる。
現実世界の忍者でも風魔一族の【立ちすぐり・居すぐり】が有名だろう。
合図と共に立ちか座る。
事前に知らねば成りすましたと判明する確認方法である。
「なるほど、つかれも油断もないってわけね。思った以上に楽しめそうね」
網笠を外しながら草隠れの忍に扮した大蛇丸は言う。
しかし相変わらずもどかしい体質だ。
原作知識から眼の前の人物が、手配書レベルSの超危険人物である大蛇丸であることは知っている。
しかし、それを確認し確定するまで語ることができない。
原作知識を用いて事前に悲劇や事件を防ぐことは、うちは一族滅亡の時に不可能だと判明し、もはや諦めているがそれでももどかしくなる。
「私達の【地の書】欲しいでしょ。キミ達は【天の書】だものね」
取り出した地の書を長い舌で巻きこみ飲み込む。隙を見て懐から掏り奪うことなんて出来ない。殺さないと地の書を奪えない。
そう思わせるための演出だろう。
でも胃に入った(胃に収納されたか疑問だが、別の臓器の可能性もある)地の書は普通に要らないです。
「さぁ始めようじゃない。巻物の奪い合いを」
「命懸けで」
指で押し広げた眼。
それは紛うことなき捕食者の眼であった。
「覇っ!!」
即座に俺は二人の前に立ちふさがり【練】を発動させる。
大蛇丸の眼差しから放たれる死のイメージ、心胆震わす殺気から二人を守る壁となるために。
チャクラと念は近しいものだと俺は感じていた。念能力者の使う技法と似たような現象をチャクラを修めた忍はできるのだと察していた。
今起こっていることもそうだ。
かつてヒソカが天空闘技場200階に到達したゴンとキルアにしたオーラを込めた威圧。
それとほぼ同じか、それ以上のことを大蛇丸はこちらにぶつけているのだ。
さながら極寒の地に生身で佇むような、否、それよりたちが悪い状況に二人は置かれてしまう。
だから俺が壁になった。
チャクラとは身体エネルギーと精神エネルギーの混合エネルギー。
このチャクラにて凶悪さを増した殺気という精神エネルギーの産物も、調和し防ぐことは可能。
「ぐっ」「あ、いや」
あくまである程度でしかない。
二人が纏を習得していれば別だったかもしれない。原作のように嘔吐から尻もちに失禁などよりは遥かに増しだが、まさしく蛇に睨まれた蛙(この世界の蛙はアレだから鼠が妥当か?)という状況だ。
・・・・・・でも動けはするな。
俺が【練】を使い壁になったからか、それとも俺の存在で成長したからなのか、二人はまだ恐怖に震えながらも動ける状態だ。
ならまだなんとかなるか。
「二人とも俺がコイツの相手をするから逃げろ」
ナルトの気配がわかりにくくなってる、さては蛇に呑まれたか。
「狭間?」「狭間君」
ここは二代目火影扉間様に倣うとしよう。
「一番強いヤツが殿を務める。それが撤退戦の基本だろ?言ってる意味、わかるなサスケ」
大蛇丸の先程の殺意とは異なる、覚悟を試す圧をかける。
「狭間・・・・・・・・・、オレは」
「霧隠れの鬼人桃地再不斬よりも悍ましい殺気を放つコイツは下忍なんかじゃない。
だからナルトを回収して逃げろ」
「で、でも」
全員でやればとサクラは口にだしそうになる。
かつてあのはたけカカシにも通じた総力戦。
それならば勝機はあると思ったのだろう。
「・・・・・・わかった。
すぐに助けを呼んでくる。
だから、
だから」
死なないでくれ。
そう呟いてサクラを抱えサスケは跳んだ。
「うん、良い逃げっぷり」
これで俺が死んだら、今のが最後の言葉になるのかな?
開き直りに近い心境で俺はそう思った。
なぜか口元には笑みを浮かべて。
「さぁ、やろうか?
どっかの誰かさん」
抱き締めるように両手を広げて、観察を続けていた大蛇丸(まだそう呼べないが)へと向き直った。
「死地でこそ笑う。
アナタの父親にそっくりね」
やっぱり知ってるか。
さて谷間さんはこの人にナニをやらかした?場合によっては開戦前に土下座はしなくても謝罪はしよう。
「私の目的はサスケ君で、あの変態の息子であるアナタとは関わりたくないのだけど。
まあいいわ、相手をしてあげる」
・・・・・・ナニをやらかした谷間さん!!(同期である綱手の胸に飛び込み続けた時点で変態呼びは妥当)。
「来なさい、千手狭間君」
「ならば、遠慮なく全力で」
千手狭間の一連の動作はこの上なく流麗かつ緩やかに行われたように大蛇丸には感じた。
広げた両の掌を祈るように合わせる。
ただそれだけの動作が何億何兆回も繰り返し行われたと察することができるほどに淀みがなかった。
大蛇丸は油断も慢心もしていなかった。
あの変態の息子を舐めてかかるなど、千手谷間に散々不快な目に合わされた大蛇丸にはあり得ない。
ゆえに一瞬たりとも目を離してないにも関わらず、
【百式観音 参乃掌】
不可避の速攻であるその一撃を棒立ちしたままくらうのであった。
「(何を、された?
私は今、何をくらったっ?!)」
「(地面に潜られる可能性を考慮して挟み叩く参乃掌にしたが、仕留めきれていない。生きてるか)」
巨大な観音像が振るう神速の掌打。
加減してなお白の全身の骨を砕いた(かなりの重体にはした)一打とは異なり、叩き潰すつもりで打ったにも関わらず殺せていない。
「やるわねえ、何かしらその術は」
「(堪えた様子はないか)」
あらゆる肉体改造が施されている大蛇丸の身体は人体とは呼べない域にある。
弱体化してなお尾を複数開放したナルトと渡り合えた存在。
屍鬼封尽で両腕を失ってない代用品(多分)ではなく選出された今の肉体ならばその強さは計り知れなくて当然か。
「百式観音、これはそう呼ばれてます」
自分で名付けたなんて一度死んでるけど死んでも言いたくない。
「初動すら読めぬ、恐ろしい技ね」
「・・・・・・恐ろしい?
恐ろしさを知るのは今からです。
すみません、耐えられてしまうなら、耐えきれなくなるまで叩き潰させて頂きます」
一撃で屠れないことは想定していた。
想定していた通り、死ぬまで叩き続けるのみ。
大蛇丸がサスケに呪印を刻むこと。
それが先の未来で大きな意味を持つのだと俺は知っている。
蛇みたいな強者から付けられた悪趣味なキスマークなどでなく、サスケが原作のように強くなるためには必要なことだと知っている。
・・・・・・足止めなどせず、傍観して原作通りの流れにすべきかもしれないと葛藤している。
でも、
俺が変えられることは俺が直面したその瞬間だけだから、
その瞬間に全身全霊を尽くすと誓ったんだ。
日向一族の悲劇も、うちは一族の慘劇も防げなかった。
ならばこの瞬間にただただ全力で。
【百式観音】
「(また、あの挙動。
両の掌を合わせる祈りのような所作)」
大蛇丸は千手狭間の挙動を見逃さずに観察し続ける。戦闘者としても人外の域にある大蛇丸だがその本質は研究者、観察し分析することを彼は得手としていた。
数度の百式観音の掌打をくらった彼は自らを攻撃する巨大な観音像のその掌に気づく。
「(あの祈りのような所作で観音像を生み出し、次の所作で攻撃させる。忍術の印を結ぶより遥かに速く短い動作)」
蛇は実は打撃に強い。
車に轢かれた蛇が即死しなかったこともあるくらいだ。
その身体の造りが柔軟で衝撃を逃がしやすくできている。
巨大蛇のような姿形になれる大蛇丸はその程度でなく、ゆえに百式観音の掌打にすら耐えていられる。
大蛇丸ほどの人外的強者に、一方的に攻撃を当て続ける時点で百式観音がどれほど恐ろしい技なのかはわかるというものだが。
「(これはもう、忍術ではない、
仙法と呼んでも過言ではないわね)」
血筋を考えればおかしくはないか。
そう大蛇丸は考え、自身がこれからどうするかを決めた。
「(勿体ないけど、死んだ方が使いやすくはあるのよね。もう器としては使えないのだから)」
「あの変態の千手一族の血。
そして重吾と同郷の女の自然エネルギーを取り込みやすい体質。
それらが合わさり独自の修練法と組み合わさった結果創り出された仙法。
もう、武仙だか拳仙じゃないアナタ」
・・・・・・!?
まさか母さんが呪印の元になった重吾と同郷だと。さらに百式観音は仙法だなんて。
「変態の息子じゃなきゃ研究素材として欲しかったけど、趣味じゃないわね」
どれだけ大蛇丸に嫌がられてるのさ谷間さん。
もしかして谷間さんが死んだ原因はこの大蛇丸か?
「ああ、あの変態の死に私は関与してないわ。
殺そうとは何度も思ってたけど、私が殺す前に死ぬなんて、思わなかったわ」
任務での殉職に大蛇丸は関わってない。
しかし、今の切なげにも見えるこの反応と表情はもしかして、
「貴方は父に恋「そういうトコは父親そっくりなのねアナタ違うわよ鳥肌立つじゃない」」
どうやら恋ではないらしい。
よかったよかった。
「その百式観音を破るのは私でも至難。
アナタを殺すには時間がかかる。
でもこれ以上続けたらサスケ君に逃げられてしまう」
鳥肌をさすりながら状況整理の為に大蛇丸は思考を溢す。
「本当に恐ろしいわね百式観音。
いかなる忍術より速く敵を叩き潰す観音像の掌打。私であってもあとどれくらい持つか。
ソレを破るのには掌打に耐えられる肉体が不可欠ね」
そう、だからHUNTER×HUNTERでも埒外の耐久性のあるキメラアント以外には勝ち目すらない必殺技にして最強の念能力だったのだ。
「だから、あとは任せたわ。
君麻呂」
は?
「承知いたしました大蛇丸様」
現れた網笠を被った覆面の草隠れの忍はその変化を解き、白髪白衣の青年が現れた。
かぐや一族の生き残り。
大蛇丸の狂信者。
音の五人衆のリーダー。
骨芽細胞・破骨細胞を自在に操る血継限界、屍骨脈を持つ忍。
死病でさえなければ大蛇丸の器であった存在。
地の君麻呂。
「呪印の使用も許すわ。命の限り足止めなさい」
「は。ただ大蛇丸様、一つお願いが」
膝をつき頭を垂れる忠実なる下僕は乞う。
「なにかしら?」
「足止めではなく、大蛇丸様に害をなしたこの者を誅する許可を」
狂信者たるこの男が主を攻撃した俺を許すわけがないか。
「私がサスケ君に呪印をつけて戻るまでにできるなら、そうなさい」
「ご寛大なる御言葉に、心より感謝申し上げます」
まったく。
「そういうわけで、あとはこの君麻呂が相手よ」
最悪の事態だ。
かぐや一族の君麻呂。
考え得る限り最悪の相手。
強く硬い骨格。
血継限界使用時に再生する肉体は百式観音に大蛇丸以上に耐えきれる。
加えて大蛇丸とは違い、自然エネルギーを取り込む呪印を使いこなし状態2ですら完全に制御している。
死病さえなければあの我愛羅とて殺しきれただろうNARUTO原作でも最強に至れた可能性のある人物。
「行くぞ」
百式観音との相性は悪い。
ネテロ会長とメルエムの決戦と同じ事態になりかねない。
オーラ操作を駆使した肉弾戦でも勝ち目は無い。
そして一番最悪なことに。
「(俺はコイツを殺してはならない!!)」
大蛇丸が屍鬼封尽に両腕を奪われていない健全な状態で穢土転生が使用可能な状態で、君麻呂が死んでしまったら最悪の事態になる。
穢土転生。
もう扉間様を吊し上げてリンチにしてよくね?ってくらい最悪の術。
しかしこの最悪の術の欠点として、穢土転生された存在の自我が強すぎれば術者の支配から逃れられる、というものがある。
原作アニオリではサソリとの戦いで使用された三代目風影が、原作コミックでもサソリが自力で術から開放された。
ゆえに穢土転生体は本来の実力を発揮できなくなるが自我を失わせ操る必要があるのだ。
だからこそ三代目火影は初代火影と二代目火影と大蛇丸と戦い相討ちに持ち込めたのだ、
だが、
その欠点を起こさない方法が一つだけある。
それが、
【百式観音 弐乃掌】
「唐松の舞」
死を厭わぬ絶対の忠臣を穢土転生すること。
そうすれば自我を縛り、実力を損なう必要などないのだから。
木ノ葉崩し。
その戦いに穢土転生体君麻呂の参戦は断固として防がねばならない。
「すまない、サスケ。皆」
もっとも、それは俺がこの君麻呂を倒せたらの話だが。
怒気漲らせる大蛇丸最強の配下。
一手しくじれば死ぬのは俺の方だ。
「先が要る」
「なんだ?」
「百式観音のその先がなあ!!」
俺は弱い。
忘れていたその事実を、俺は直視することになった。
補足・説明。
今話は、大蛇丸襲撃からのオリジナル展開となります。
狭間は大蛇丸からサスケ達を逃がし、大蛇丸と戦い百式観音で優位に立ちますが、最悪の一手で窮地に陥ります。
原作では木ノ葉崩しに病欠し、アニオリ展開では四代目風影を刺殺していた君麻呂。
当作品では四代目風影暗殺成り代わりは、二次試験後から本試験移動中予定です。
なので君麻呂は死病を発覚してますがまだ動ける状態です(アニオリだと風影暗殺で限界だったようです。まあ我愛羅に勝てるなら羅砂にも勝てるか)。
狭間の想定外の実力に、君麻呂使い潰して良いかサスケ君居るしと大蛇丸は決断しました。
穢土転生。
もう扉間様吊し上げよう。
君麻呂クラスの忠臣が穢土転生されたら手におえません。原作でも解除されるまで状態2でもないのに無双してましたし。
だから三代目火影が屍鬼封尽して大蛇丸が穢土転生を出来なくした状態でないと殺せない状況です。
そもそも今の木ノ葉に状態2の君麻呂を殺せる可能性があるのは下手したらガイさんくらいですが。狭間も百式観音の使用経験が少ないせいでギリギリです。
大蛇丸と谷間。
自来也二号で理由わからん理由で殴りかかってくるから嫌いでした。
ただ谷間は大蛇丸がファザコンマザコン拗らせただけだと察知し、だからやり直せると決めつけ拳でわかりあおうとしてました。
大蛇丸の四代目火影就任に賛成した数少ない人物だったりします。
ダチが嫁といちゃつく時間を減らしたくなかったのもありますが。
千手狭間の原作改変の諦め。
かつて自分の未来を投げ捨てても原作を変えるために足掻いたことがあります。
話せないなら、記憶を見てもらえば原作知識で起こり得る未来を伝えられると考えました。
しかし、山中いのいちに見て貰っても原作知識は発見できず、日向ヒザシ、うちは一族救済はなりませんでした。
これもまた狭間が修行に打ち込んだ理由です。