造の魔法使い   作:星のニースケ

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投稿遅れてすみません


第12話 絶望の歩田

 俺は風呂から上がり、服を着替え・・・あれ?服は?風呂から上がると何故か俺の服が消えていたのだ。俺がその場で混乱していると、横から、ウィィィンという音が聞こえた。少々嫌な予感がしながらも横を見てみると、そこには洗濯機がありその洗濯機はまわっていたのだ。

 

歩田「What?」

 

 その洗濯の残り時間を示している場所であろう場所には、18とかかれていた。

 

歩田「What?」

 

 俺は城を出た際着替えを持ってきていない。なんなら俺は現世から着替えを持ってきていないから、これまでずっと同じ服だった。今思えばとんでもなく不潔なことだろう。

 いや、今心配すべきはそんなところではない。俺は着替えを持っていない。そして今その唯一の服は洗濯されている。つまり、俺はこの選択が終わり、服が乾くまでは全裸ということだ。

 

歩田「Oh,it’s over 」

 

 俺は学校帰りで異界に来ているため、学校のジャージを着ていた。ジャージだから他の服よりもまだ乾くのが早いだろう。しかしメリーさんが帰ってくる時間によっては、俺の生まれたままの姿を晒すことになる可能性もあるのだ。

 

歩田「Oh my god」

 

 さぁ、どうする俺。服がない状態でどうやって生きていくか。服が乾くまでに少なくとも5時間ほどはかかってしまうだろう。だが、5時間と言ったら案外短い時間のような気がする。メリーさんは用事でいないから、おそらく6時間程度は帰ってこないだろう。つまり客人でもこない限りは全く問題ないということだ。「それなら大丈夫か」と俺は安心する。

 メリーさんには好きなことしててと言われたけど、意外には俺の趣味(ゲーム)はあるのか?そう思いつつ俺はこの家を探検してみることにした。閉められた脱衣所のドアを開けた瞬間に、今俺が聞きたくなかった音ナンバーワンの音が響く。

 

ピーンポーン

 

歩田「なんで!こんな時に!客人が!来るんだよ!!!?」

 

 俺はイラつきのあまり声を荒げてしまう。思えば最近、フラグを立てては回収するということが結構続いている。人生、こんなワンパターンなことが続いていいのか!?と心で叫ぶ。

 

???「おーい、メリー?いるのは分かってんだぞ?早く出てこい」

 

 やばい、急かされている。どうする!?このまま出るか?

 

歩田「はーい」

 

ガチャ

 

???「メリー遅いぞ?って!!!え!?裸!?しかも男!?あっ、すみません。そうゆう時に訪ねてきたのは私が悪かったんですけど、全裸で平然と出てくるのはどうなんでしょう?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・絶対だめだ。変なやつだと思われて、しかもメリーに誤解までうんでしまう。

 じゃあどうする?メリーの服を着てメリーのフリをして出ていくか?

 

歩田「はーい」

 

???「メリー遅いぞ?って、お前、メリーじゃないだろ」

 

歩田「いや、メリーだけど失礼だな。」

 

???「いや、お前男だろ。流石に声が太いしそれに、喉仏が見えてるぞ?」

 

歩田「あっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まぁ、女装するのは少し大変か。じゃあどうする?

 ・・・いや、普通にメリーの服を着て歩として出れば良くね?

 でもなぁ、女性の服を着るのはちょっと抵抗があるな。メリーはスカートだし男がスカートは少しきついか?あっ、これは別に個人的な意見だから、男性でも別にスカートは履いてもいいと思うぞ。

 いや、でもやっぱりスカートは・・・

 

歩田「はーい」

 

 歩田は結局、スカートを履いて外に出た!

 

???「遅いぞメリー、って、お前メリーじゃねぇじゃねぇか!?メリーのスカートまで履いて・・・不審者だったらこの場で殺すぞ!」

 

歩田「ちょっ!話を塩!」

 

???「ん?なんだ?流石に話くらいは聞こうじゃないか。」

 

歩田「俺は確かにメリーじゃないですけど決して不審者ではありません!」

 

 俺は必死に弁明をする。

 

???「そんなことなら誰でも言える。お前が不審者ではない証拠は?」

 

歩田「俺の名前は針井歩田です!」

 

 確か、栞?だかといったやつが俺に無許可で新聞に載せたらしく、しかもそいつの新聞は結構人気らしいから、おそらく自分の名前を言えばなんとかなるだろう。という算段で俺の名前を言った。

 

???「なるほど、君は異界の新入生の歩田くんか。君は私のおかげで有名人になったのだから、このことも報じればきっともっと私の新聞わかってくれる人が増えるだろう。」

 

歩田「は?私のおかげ?・・・あなたの名前ってもしかして栞ですか?」

 

栞「いかにも、私はウィルバーグ報連新分社の印付栞だよ。」

 

歩田「・・・お前か!!俺に無許可で新聞に載っけたやつ!結構、国全体に名前が知れ渡るって迷惑だからな!?」

 

栞「そんなに迷惑かな?」

 

歩田「迷惑だわ!お前はされたことがないから分かんないだろうけどな!」

 

栞「まぁ、うちはそうゆう感じのコンセプトだからね。そっちの方が内容が本当のことだとわかるから、うちの新聞が売れやすくなるからな。」

 

 なるほど、異界版○春って感じか。

 

栞「私は本来なら、新聞置いたらメリーと遊ぶつもりだったんだけど、今はいないから帰らせてもらうよ。」

 

歩田「ちょっと待て、話はまだ終わっていないぞ」

 

 こいつの態度から、おそらく逃げようとしているわけではないだらうが、俺は一旦こいつを引き留める。

 

栞「なに?自分が不審者だということを話したいの?」

 

歩田「違うわ、俺が不審者ではないということを説明させてくれ。」

 

栞「はいはい、早くしてね、メリーがいないんだったら早く帰りたいんだ。」

 

歩田「まず初めに、ここにきた理由を説明するからな。最初に俺が魔導書を見て暴走しちまったんだよ。それで館をぶっ壊しちゃって、館が修理されるまでの期間は、別の家に住むことになったんだ。しかしその別の家ってのが曲者で、犬小屋よりも酷い家だったんだ。館を壊したのは俺だから、仕方なく寝ようとしたんだが、家の中にGが居たから外で寝ることにしたんだ。で、外で寝ようと目を閉じたら、ヌールスに噛まれて気絶したんだ。それで気絶している間にめりーさんがたすけてくれて、この家に来たんだ。分かった?」

 

 俺はここに来るまでの経緯を出来るだけわかりやすく説明した。だが、こいつがちゃんと分かってくれるかどうかはわからない。

 

栞「ふーん、それは災難だったね。まぁ、歩田君がここにきた理由はわかったんだけど、その服装なのは何故?」

 

歩田「それは、俺が異界に来る時に着替えを持ってきていなかったから、服が来た時に着てたジャージしかなかったんだ。で、今日この家で風呂に入ったら、メリーさんにいつの真中洗濯されていて、まだ服が乾かないから全裸でいようとしたんだけど、栞さんがさっき来たから、全裸で行くと変態になっちまうから、ここに元からある服を着たんだ。」

 

栞「服がないからって全裸でいようとしたところは、ツッコみたい気持ちはあるけど、我慢しておくよ。まぁ、女性服を着ている時点で変態なことに変わりはないんだけどね。」

 

 確かに女性服を着るのは変態かもしれないけど、この状況だと仕方ないですやん・・・。

 

栞「もうわかったから帰るね。」

 

歩田「さようなら。・・・あの、このことって新聞にしませんよね?」

 

栞「いや、こんな特ダネ逃すわけないでしょ。」

 

歩田「それだけはやめてください!!!!」

 

 俺は必死に叫ぶ。「異界の新入り、女性服を着る変態だった!?」みたいな新聞の見出しは絶対に嫌だ。

 

栞「じゃあ、私を捕まえられたらいいよ。」

 

 そうゆうと栞はなんか翼?みたいなのを出して浮遊を始めた。

 

歩田「その翼は?」

 

栞「知らないの?私は吸血鬼だからね。吸血鬼には翼があるだろう?」

 

歩田「吸血鬼、か。」

 

栞「じゃあ始めるよ。10数えてから来てね。」

 

 そうゆうと栞は空に向かって飛び始めた。・・・これ、どうやって捕まえるの?おれ、空飛べないよ?

 俺は心の差から絶望しつつ、諦めずにそれに向かってジャンプして、浮遊を試みたが出来るはずもなく、そのまま夕方まで栞に弄ばれた。

 そして、翌日の新聞の見出しは「異界の新入り、女性服を趣味で着る変態だった!?」という見出しだったらしい。

 

 まぁとりあえず、めでたしめでたし〜

 




学校新学期が始まってしまったため投稿頻度遅くなります(元から)。
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