造の魔法使い   作:星のニースケ

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第14話 恐怖の歩田

 俺はささっと着替え脱衣所を出る。ちなみに、脱衣所を出ると何故あるのかがよくわからない廊下が現れる。両隣り部屋があるわけではなく、白で塗装された木材の壁が続く。これを見ればなんだか、変な家の家の間取り図を思い出す。まぁ、おそらくこの家にはそう言った意味はないのだろうが、ビビリな俺は変な家で出てくる、○原の推理を思い出しただけでも何だ鳥肌が立ってくる。

 この不気味な廊下の先には、すぐに台所がある。多分メリーさんは台所にいるだろう。と思って廊下を抜けたが、そこにメリーさんの姿はなかった。また用事はありえないだろう。きっと、いや絶対にこの家のどこかにいるはずだ。

 俺は何か意味があるわけではないが、メリーさんを探すことにした。

 

歩田「メリーさーん!!!Marleyさーん!!」

 

 俺はひとまず、近所迷惑で通報されそうなほどの大声で、メリーさんを呼ぶ。まぁ、ここは森の中なので通報されることはまずないのだが。

 

歩田「・・・メリーさーん?」

 

 俺はあれほど叫んだがメリーさんが出てくる気配は全くない。

 おかしい・・・。たしかにこの家は普通の家と比べると少しばかり大きい方だとは思うが、あれほどまでに叫べばどこに居たって、必ずめりーさんには俺の叫び声ご聞こえるはずなのだ。もしかしたら、メリーさんは家の中で行方不明になったのかもしれない。

 おそらく緊急事態だ。あの短時間でいなくなるなんてこと、ほとんど起こりえないことだ。

 叫んでダメなら、やはり家中を探索する必要がある。だから、俺はまず初めに玄関へ向かった。メリーさんが外出しているかどうかを確かめるためだ。

 

歩田「・・・靴はあるな。」

 

 靴がある。つまりメリーさんが外にいる可能性はゼロに等しいのだ。メリーさんは絶対、この家のどこかにいる。

 俺は次に俺がこの家に来た時、最初にいた部屋へ向かった。廊下を渡ってすぐにある、俺が元いた場所へと辿り着く。襖を開けるがぱっと見誰もいない。勉強机みたいな机に中出しがついているが、ドラ○もんじゃああるまいし、メリーさんが入れるわけがない。・・・一応確認するけど。

 

ガラガラ

 

 ペンとかしかない。うん、当たり前だ。これで机からメリーさんが出てきていたら、絶対に気絶する自信がある。何ならショック死まであるかもしれない。まぁ、ありえないことを考えていても時間の無駄なのだが・・・。とりあえず次はメリーさんの部屋であろう所に行こう。俺のいた部屋を出て、廊下を渡ったところのひだりにある部屋に入る。俺の部屋と同じ感じのTHE 和室って感じの部屋だ。俺のいた部屋とは違って家具などがたくさんあるところから、ここはメリーさんの部屋だとわかった。その家具たちも日本を思わせるような雰囲気を出していてとても落ち着く。・・・いや、落ち着いている場合じゃない。部屋を見渡したがこの部屋にもメリーさんはいなかった。どうやら一階の部屋にはいないらしい。

 となったら次は2階だ。そう思ってメリーさんの部屋から出る。

 

歩田「・・・ん?」

 

 俺は部屋を出た瞬間この家に違和感を感じた。よくよく考えてみれば、この家の一階の構造は外から見たときの一階の大きさと比べてみれば、廊下と部屋がこの家の中心を取り囲むようにできているのだ。廊下もそれほど広いわけではない。部屋だってこの家の大きさに見合った広さじゃなかった。つまり、真ん中には謎の空間があるということだ。

 ・・・怖い。この推理と呼べるかわからない推理は俺がしたものだが、めちゃくちゃ怖い。まぁ、そんなこと今は関係のないことか。

 続いて2階に行くために階段のある台所まで戻る。今までは落ち着いた雰囲気だったこの廊下も今となってはとても恐ろしい。「何かが出てくるんじゃないか?」と怯えながら台所に戻ってきた。そして少し急ぎながら階段を駆け上がる・・・

 

ビンッ!

 

歩田「あれっ?」

 

 しかし途中で何かに通るのを阻まれてしまった。俺はその阻まれたところに指を近づける。

 

ビンッ

 

 すると、俺の指は先ほどより少し弱めにはじかれた。どうやらこの見えないものが俺を強く拒んでいるみたいだ。次に、俺はこのはじいてくるやつに思いっきり、タックルをかました。

 

ビンッ!!

 

 まぁ、予想はできていたが俺の体ははじかれた。すると、俺の体は軟弱なもんで弾かれると同時に、体が宙に浮いてしまった。ちょっと走っていたぐらいではこんなことにならなかったから、おそらくぶつかった勢いで、弾かれる強さは決まるのだろう。こんな誰でも思いつくような推理をしていたらあることに気づいた。

 

歩田「あっ、」

 

 ここは階段だったのだ。階段で体が宙に浮いてしまったということは、階段からの転落はおそらく免れることはできない。さっきまで簡単な推理をしていたせいで、俺は転落しないように抵抗することもできずに階段に直撃した。

 

ダンッ!ズダダダダダダダダッ!!!!

 

歩田「ギャャャャーー!!!」

 

 何段落ちただろうか、身体中がとても痛い。どこかの骨は確実に折れているだろう。階段から転げ落ちるという経験はなかなかしてこなかったから全く慣れていない(慣れてる方がおかしい)。

 俺はしばらく体が痛くて動けずにいたが、俺の便利な能力のおかげで俺の体は完治した。ただしかし、少し足の小指だけは痛むが・・・。

 すると、今までに全く関係ないが非常に俺はトイレがしたくなってきた。たまに急な尿意が込み上げてくることってあるよね?俺は誰に届くかもわからない問いかけをしながら、トイレに駆ける。トイレは脱衣所の横にあるので案外台所からは近い。一気に気味悪くなった廊下を走りトイレの中にはいる。

 

〜5分後〜

 

歩田「ふぅ〜、スッキリしたぁ〜。」

 

 おっと、言ってなかったが俺は結構トイレをするときに時間をかける派だ。なんかトイレって落ち着くんだよなぁ・・・。

 

ガラガラ

 

 俺はトイレを出てメリーさん探索へと、また行こうとすると声が聞こえてきた。

 

???「歩田君?どこにいるのぉ?」

 

 この声、メリーさんだ。この家にメリーさんの声が響くということはメリーさんがこの家にいるということだ。俺はとても安心した。

 

歩田「ここでーす。」

 

 おれはめりーさんを呼び、廊下に出る。すると、

 

メリー「あっ、そんなところにいたんだぁ。少し探したよ?」

 

 あっ、そうだったのか。俺のトイレが長いばっかりにメリーさんに迷惑をかけてしまった。申し訳ないことをしたな。

 

歩田「って、え!?」

 

 俺は目だけはいいので多少廊下が暗くても20mくらい先まで早く見える。

 その俺の目がとらえたものは包丁を持ってにっこりと笑っているメリーさんだった。「あっ、これ死んだわ。」俺は瞬時にそう思った。再生能力があるから死なないかもしれないが、この能力は不死というわけではない。頭、首、心臓をやられたら普通の人間のように死んでしまうんだ。

 死ぬかもしれない俺に対して脳が出した指令は、

 

退避指令?・・・否!!!

 

防御指令?・・・否!!!

 

反撃指令?・・・否!!!

 

 俺に出された指令は・・・気絶指令だった。

 俺は死を覚悟しながら、深い眠りについた・・・。

 

ドタンッ!




 歩田が頭の中で何かを考えているときに、おかしな言葉が出てきても気にしないでください。それは歩田の頭が悪いからです。
 後、しばらくはこんな感じのクソみたいな投稿頻度になるかと思われますが。学校だったりで色々あるのでそこら辺をご理解いただけると助かります。休日のどちらかの日に必ず投稿しますので、1週間まるまる投稿されなかった時は、投稿主が死んだと思ってください。
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