造の魔法使い   作:星のニースケ

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今回からちょっと文章量を減らしてその代わりに投稿頻度を上げたいと思います。


第15話 歩田君は構われたい!

歩田「うん?」

 

 明るい。確か俺は包丁を持って俺を殺そうとしていたメリーさんを見て気絶したんだっけ?それだったら明らかに生きているのはおかしいが・・・。そんでここはどこだ?メリーさん家のような襖ではない。洋館のような感じだ。

 ・・・もしかして、もう館直った?いや、そんなはずはない。最低でも1週間かかると言っていたから、館が直っているとしたら俺は5日気絶したことになる。そんなわけ流石にないだろう。確かにこっちにきてから気絶することがとんでもないくらいに増えたが、いつかは流石に長すぎるんじゃあありませんか。

 しかし、なんだろうこの感じ。布団じゃなくてベットだし、洋風の家の作りだし、でも館は多分直ってないよな?

 とりあえず探索に行こう。

 

歩田「よっと。」

 

 ベットから降り扉を開ける。

 

ギィィィ

 

 扉を開けると廊下に出て周りにはたくさんの部屋があった。その瞬間俺は確信した。「あぁ、館直ったんだな。」と。つまり俺は五日間気絶していた。いや、もっと長い期間だったかもしれない。下手すれば一年とか?・・・それは流石にないか。

 そんなことを考えながら、俺はとりあえずエシュを探すことにした。エシュが普段どこにいるかなんて知らないがとりあえず全部屋を探したら、見つかる確率はほぼ100%だ。 

 俺は全部屋を探す決意をしたがエシュは案外すぐに見つかった。3階に館を直すと同時に新しくできたであろう部屋風月さんと乃愛さん?だったかと一緒にいたのだ。

 見た感じ、どうやらここはくつろぎスペース的な感じの部屋らしい。バットゲームなどができるようになっている。エシュと風月さんと乃愛さんはトランプをしているみたいだ。トランプをテーブルに広げて1人1ターンにトランプを2枚引いているところから、おそらく神経衰弱をしているのだろう。やはり、現世の文化や遊びが結構異界に流れ着いているのだろう。

 しばらく試合を勝手に見守っていたが、3人は全く俺に気づかない。素晴らしい集中力だ(歩田の影が薄いだけ)。3人とも和気藹々と神経衰弱を楽しんでいる。「俺も混ざりたい」なんて思うけど、インキャが女子3人グループに介入する勇気はない。少し近くに寄って俺の存在に気づいてもらおう。そう思い3人に俺は近づき距離、約5mまで近づいた。

 しかし、気づいてもらえる気配はなく3人は第二ラウンドに入った。俺は気づいてもらうのを少し早いと思うが諦めた。

 

心「かまってもらいたいんだ?」

 

歩田「ヒェッ!?」

 

 急すぎてあまりにも間抜けな声が出た。普通に恥ずかしい。

 

歩田「まぁ、そうですけど」

 

心「あなたの魂、そうゆう感情だらけね。こんなにそうゆう感情が多い人、久しぶりに見たわ。」

 

歩田「心さん、でしたっけ?ていうかそうゆう感情ってなんですか?」

 

 そうゆう感情?サッパリ何言っているのかわからない(白目)。

 

心「性欲とかの感情よ。混ざりたいと思う気持ちはあるけど、この小説じゃあ書けないような内容の気持ちばっかりね。魂の外側なんて全部性欲よ。」

 

歩田「えっ、そんなに?」

 

心「えぇ、ここの感情なんて気持ち悪いったらありゃしないよ。もはや、性欲以上の何かね。」

 

歩田「えぇ、そんなに考えてるかなぁ?」

 

 確かに考えることもあるけどそこまでではないと思う。多分。

 

心「ていうか、混ざりたいんだったら声をかければいいじゃない。まぁ、あなたにはそれができないみたいだけど。」

 

歩田「じゃあどうしたらいいんですか?」

 

心「知らないわよ。自分で考えなさい。」

 

 あんだけ言っていたのにこうゆうところだけは適当だな、この人は。

 

歩田「うーん」

 

心「仕方ないわね。自分に興味を惹きつけたいんだったら誰がいい?」

 

歩田「えっ?」

 

心「なるほど、風月ね。」

 

 なんと、俺は答えていないのに俺が一番最初に心に浮かんだ人を言い当てている。もしかしたら、魂と言っているけど心を読むことも、できるのかもしれない。

 

風月「ねぇ、歩田も一緒にやらない?」

 

歩田「えっ、あぁやる。」

 

 これは驚いた。本当に俺に気がついたのだ。心という人もすごい人なのかもしれない。

 

歩田「あの。ありがと・・・あれ?」

 

 心さんにお礼をしようと思ったがそこに心さんの姿はなかった。

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