ガッシャーン!!!
ダーン!!
歩田「いったーい!!!」
いくら何でも投げる力強すぎませんか?今俺どのくらい速度出てたんだろう?背中がめちゃくちゃズキズキするんだが・・・まぁ、もう治ったけどな!
俺は突き破った壁を見てみる。「・・・こりゃひでぇな」と心の底から思う。つい最近、ここの工事があったのにまた修理しなきゃいけないんじゃないか?
風月「きゅ〜う」
歩田「え?」
スウゥ〜、どうやら風月さんに直撃したみたいだ。それのせいで風月さんはもうすでに気絶している。「すいません」と心の中で呟いたから多分許されただろう。
女召「ちょっと、何の音?」
歩田「こんばんわ⭐︎」
女召「いや、『こんばんわ⭐︎』じゃねえんだよ。何をしてんの?」
歩田「いや〜、神様にぶん投げられちゃってさ、仕方ないじゃん?」
女召「それって仕方ないの?てか神様に何したらぶん投げられるんだよ?」
歩田「あぁ、それは」
〜歩田説明中〜
女召「はぁあ!?お前が神!?」
歩田「まぁ、そうなるよね」
どんな説明を受けたって、その説明の中に「その人が神」というフレーズがあったらそっちにしか集中できなくなるだろう。もしも、これを読んでいる皆様の友達(友人)が突然話してる時に、「僕は神だ」なんて言われたらどう思うだろうか?きっと大半は厨二病はほどほどにと思うことだろう。
女召「いや、それは流石にないでしょ。あんまり厨二病を拗らせないほうがいいと思うよ?」
歩田「まぁ、本当なんですけど。信じられないんだったら・・・」
あれ?何神社だっけ?てか、そもそも何神社か見てなくね?ずっと歩かされて少々キレてたところがあるからまぁ仕方ないか。
女召「なによ?」
歩田「信じれないんだったら、焔紫薙倉命さんがいる神社に行けばいいさ」
神社名は知らないけどいる神だったら知ってたからそれを言った。知ってるかは知らんけど。
あと、相手が結構なタメ口で話してくるからいつの間にか俺もタメ口で話していたことに気がついた(だからなんだよ?)。
女召「え?焔紫薙倉命?」
歩田「そう、知ってる?」
女召「いやいやいやいや、知ってるに決まってるじゃない!有名神様よ!?」
歩田「え?有名?何で」
女召「そりゃ、戦に関することよ。この国で一番強い神様よ?」
歩田「あぁ、それは何となく知ってる。ちなみに何の神様なの?」
女召「強さと炎だけど?知らないの?」
歩田「うん。聞くの忘れてた」
女召「で、焔紫薙倉命様に神認定されたの?」
歩田「そうだね」
女召「じゃあきっと本当ね」
歩田「あっ、信じてなかったんすね」
女召「そりゃそうよ。厨二病かと思ったわよ」
歩田「アハハ」
女召「それじゃあここら辺と風月は私が片付けておくから、風呂にでも入っといて」
歩田「はーい」
なんか勘違いかもしれないけど少し女召さんと仲良くなれたような気がした。第一印象はメスガキみたいな感じだけど、この人もいい人なのかもしれない。
スタスタ
久しぶりの風呂についた。前入った時はやらかしてしまったけど、もうあんなことはしないから大丈夫だ。
俺は女・・・男風呂に入った。本当になんで混浴じゃないのかが気になる。こうゆう館は大体の確率で混浴だって本で読んだぞ?
俺は脱衣所に入り服を脱ごうとする・・・
歩田「あっ、」
そこで初めて気づいた。俺、病院から抜け出したから病院服を着たままだったわ。ていうか、今まで他の人にこの服の状態のことを聞かれなかったのが不思議だ。普通気になるだろう?病院服を着ている人が歩いていたら。
そしてさらに、焔紫さんにぶん投げられたせいで所々破けてるし。・・・借りパクすればバレないか。そう俺は思い何も気にしないことにした。
歩田「風呂風呂〜」
ギィイ
俺は中に入る。うむ、やっぱり広い。どうやら俺以外に人はいないらしい。・・・この前はこの状態でやらかしたんだよな。
まぁ、俺の入浴シーンを見ても誰得でもないので・・・カットで。
カンッ!
歩田「ふぅ、気持ちよかったぁ〜」
やっぱりここの風呂は気持ちいいなぁ〜。なんか、入った瞬間に体全体がじんわりと暖かくなるんだよなぁ。これってもしかして魔力が回復してる証なのかな?あとで聞いてみよっと。
服はまぁ、病院服でいいか(よくない)。
ギィイ
えーと、次はご飯かな?確か6時になったら食堂が開くんだっけか。今は何時なんだ?俺はもう一度風呂に戻り時計を確認する。時計は18時25分を示している。つまりもうご飯が食べられるということだな。
俺は歩いて食堂に向かう。
スタスタ
エシュ「歩田!」
歩田「あっ、エシュ。よっ!」
エシュが廊下の奥の方から急いでこっちに向かってくる。なんかあったのかな?
エシュ「よっ!じゃないんだけど!?歩田、病院から抜け出したんだってね?」
歩田「えぇ、まぁ。俺の本能で家に帰りたくなったんで」
エシュ「麗奈からの苦情めっちゃきたんだよ?」
歩田「そうですか!」
俺は爽やか風に返す。
エシュ「本当になにをしてくれているのかな?ていうか、なんで生きてるの?病院からも何故か生きているって言われたけど」
歩田「まぁ、俺、不老不死の神なんで」
エシュ「・・・は?」
歩田「いやぁ、俺神なんですよね。これからは俺に敬語使ってもらえますか?神なんで」
エシュ「いや、神だからと言って敬語は使わないんだけども・・・ていうか歩田が神の根拠は?」
歩田「俺に神力が備わってるんですよね。みえないんですか?」
エシュ「オーラ系は本当にすごい人にしか見れないし・・・魔力は観れるんだけどね」
歩田「そうなんですかw」
エシュ「・・・調子に乗らないほうがいいわよ?だって私はそこら辺の神より強いからね」
歩田「焔紫薙倉命さんよりもですか?」
エシュ「あぁ、勿論」
まさかの即答をしてきた。あれ?確か焔紫さんって神の中でも10番目くらいには強い神なんじゃないの?
エシュ「私は神よりも強い魔法使いだが?」
エシュの顔に嘘をついてる感は全くない。つまり本当のことなのかもしれない。
歩田「すみませんでした!」
エシュ「よろしい♪あと、ちなみにだけどこの館にはもう1人神様があるわよ」
歩田「・・・もしかして、冥さん?」
エシュ「正解!全知全能を司ってるぞ」
歩田「すごいですよね、全知全能って」
エシュ「まぁ、今はその能力はないけどね」
歩田「え?」
エシュ「冥は異界の神じゃないから、意外だとその能力は使えないわ」
確かに、俺も現世だと傷がすぐ治ったりはしなかったな。決まった場所でしかその能力は使えないのか。
歩田「じゃあ、どこの神様なんですか?」
エシュ「わからないわ。突然現れたの」
歩田「え?」
エシュ「突然この館に現れたのよ1500年くらい前に」
歩田「そんな、神が突然現れることってありますか?」
エシュ「それが起こったのよ。私たちにもよくわからないわ」
歩田「へ〜?」
エシュ「で、千年前に大暴走して私以外の全員を皆殺しにいてしまったのよ」
歩田「えっ?」
え?皆殺し?今、皆殺しって言った?あの全員を殺す?えっ?まじで?
エシュ「それで今のメンツになったのよ」
歩田「冥さんの暴走はエシュが止めたんですか?」
エシュ「いや、私でも無理だったけど、空間を守っている人が来て助けてくれたのよ」
歩田「その人の名前って?」
エシュ「青花鬼(あおはなおに)よ」
歩田「・・・そうですか」
空間を守っていると言ったから紫さんかと思ったけど違ったみたいだな。全く知らない人だ。
エシュ「知り合いなの?」
歩田「いや全く」
エシュ「そう、おっともうかんな時間だわ。ご飯を食べに行かなきゃね」
歩田「あっ、そういえば」
グゥぅぅ〜
俺の腹の音がなる。ちょい恥ずだな。
エシュ「ワープ!」
そう唱えると一瞬で食堂についた。てか、こんな距離なのにどんだけめんどくさがりなんだ?この人は
人は10人ほどいる。その中には冥さんもいる・・・よし、話に行こう。コミュ障だけど勇気を振り絞って俺は冥さんに話しかけに行った。