ガチャ
俺はトレーニング部屋の中は入る。・・・あれ?なんかこの前よりも少しでかくなってる?まぁ、トレーニング部屋とかは広いほうがいいか。
とりあえず、最初は火魔法からやろうかな?この前は麗奈さんに対して使ったけれども、どれほど熱かったのかはわからない。「どれくらい熱いか分からないものを他人に使うな!」と言いたくなる気持ちはわかるが、あの場面なら仕方がないだろう?麗奈さんに多分怪我はなかったからいいじゃないか。っと、俺はここに来てまで言い訳をしに来たわけじゃなかったな。
練習練習〜
俺は少し精神を研ぎ澄まし見えない力を手に集中させる。
歩田「燃えろ」
ボッ!
歩田「おぉ、ついたついタァ。あんまり温かみはないんだな」
俺は思う。何故これは炎のはずなのに全く熱く感じられないのだろうか。あと、火魔法と日魔法の違いはなんなのかが気になる。俺はどちらも同じようなもののように感じる。火と日・・・なんの違いがあるんだ?
日魔法使えるかどうかは分からないが使ってみようか?いや、そうしよう。そうしなければいつまで経っても進まないだろう。
俺はさっきと同じような感覚で集中する
歩田「燃えろ」
・・・
うん、全く反応がなかったね!熱くもならなかったし・・・熱く?俺は何か頭の中で稲妻が走ったような気がした。
もしかして、火魔法は何かを燃したり、相手に火傷をやせたりするためにある。つまりは熱くさせるためにあり、日魔法は暖かくするためにあるのではないだろうか。熱くと暖かくこのイメージの違いによってさっきは日魔法が成功しなかったのではないのだろうか。もしもこの仮説が違ったら俺は途方に暮れることになるだろう。
歩田「暖かくなれ」
右手が少し明るく輝く。すると周りが急に暖かくなったような気がした。もう11月で辺りは冷え込んでいるはずなのに、この場所だけは夏と秋が合わさったような暖かさを感じることができた。
・・・成功、なのか?勿論、日魔法を成功させたのかは日魔法の正解がわからない俺は全くわからないが、ひとまずは成功したということにしておこう。
エシュ「やっぱり、歩田はすごいね。魔力量だけじゃなく才能もある」
歩田「ヒェッ!?」
突然真後ろから声が聞こえたものだから、俺は驚いて間抜けな声が出る。
歩田「なんだ、エシュか」
エシュ「悪いね、驚かせるつもりは全くなかったんだが...」
歩田「見てたんですか?」
エシュ「まぁね。歩田が魔法に興味を持ってかれ始めたからね。それに、そもそも歩田がこっちに来てもらうための条件として『魔法を教える』と言っていたはずだしね」
歩田「エシュ、お前...」
エシュ「ん?なんだ?」
歩田「あの約束、守ってくれるんだなぁ...」
約束を守る。人間、いや日本人としてはかなり当たり前のことかもしれない。だがしかし、こいつ(エシュ)に関しては「約束は、破るためにある!」と言ってくるから、信用というものはかなりなくなったような気がした。・・・しかぁし!ちゃんと約束を覚えていたではないか!俺は何故かエシュに感激した。俺もなんで感激したかはわからない。けれども!成長した子供を見たような気分になってなんだか、言い表せないような気分になった。
エシュ「いや、それぐらいで感激されると私も少し傷つくんだが...」
歩田「いいえいいえ!エシュさん、これは喜ばしいことだと思いますよ!!はい、エシュの成長を祝ってバンザーイ、バンザーイ、バンザーイ」
エシュ「え?えっ?」
歩田「ほら、エシュも!バンザーイ!」
エシュ「バンザーイ?」
エシ歩「バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ......」
〜1時間後〜
エシ歩「バンザーイ」
エシュ「ねぇ、そろそろやめない?これいうの15回目なんだけど...」
歩田「ん?あぁ、そうだな・・・え、1時間経ってる...」
めでたしめでたし〜
何これ?