造の魔法使い   作:星のニースケ

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風呂でエシュ視点はないですからね。


第3話 異界生活開始2

やぁ、俺だ。歩田だ。先ほど優雅な入浴中に、俺の今までの人生の中で、順位に表すならば、12位くらいにランクインするような恥ずかしい失敗をしてしまった。これから75日間は右の人と目を合わせることはできないだろう。俺は目にも留まらぬ速さで着替えて逃げるようにのれんをくぐって出た。すると前の方から、門番で左の方にいた人が少し早歩きで、こっちに向かって来た。この人も風呂に入るのだろう。おっと、ここは挨拶しなきゃな。

 

歩田「こんばんわ」

 

左の人「ん、あぁこんばんわ。君は今日国王様と一緒に歩いていた子だね?」

 

よく覚えているなぁ。まぁ、あんまり前の話じゃないんだけど。

 

歩田「はい。そうです。」

 

左の人「ここはとてもいい所だよ。これからよろしく!」

 

歩田「こちらこそ!」

 

挨拶を交わし、俺は食堂へと向かう。

 

???「侵入者か!?」

 

ん?なんだ?周りには誰もいないよなぁ。どこにいるんだ侵入者は?俺からは見えないけれども、この人は見えるのかなぁ?やっぱりここで雇われている人ってみんなすごい人なのかな?

 

歩田「すみません。侵入者っていうのはどこにいるんですか?まだ何もできないですけど盾にはなれますよ?」

 

俺は男らしい声でそう言った。なかなかに格好良かったんじゃない?今の。みんなも格好いいって思ったでしょ?

 

???「違う!お前のことを言っているんだ!この黒髪丸メガネ隠キャ」

 

こいつ、なかなかに言いよる。黒髪丸メガネまでは1500歩譲って許せるが、隠キャって部分だけは絶対に許さない。俺は即座に言い返す。

 

歩田「隠キャ?お前みたいな赤髪巨乳ロリには絶対に言われたくないわ。」

 

ん?あれ、これ全然言い返せてなくね?むしろ褒めてね?

 

???「何だお前は?気持ち悪い...。もうここで死んでもらおうか。」

 

歩田「ちょ、まてよ!」

 

俺は慌ててキム○クのセリフを言うが、そんなこと聞いてくれるはずもなく、女は手に持っていた剣を、俺に思いっきり振りかざした。

 

スパンッ!

 

歩田「っ!」

 

俺は左肩から右の腰に向けて心臓み通るように斬られた。

え?俺の物語ってこんな終わり方?まだ高校2年性だよ?これから楽しいことたくさんある予定だったじゃん!何でこんな巨乳ロリなんかに人生終わらされんだよ!?しかも勘違いだし!あぁ、人生で一度はU○Jとか、外国とか行っておきたかったなぁ。女子に一度は告白してみたかったなぁ。そして、親以外の裸を拝みたかったなぁ。あ、親の裸は拝んでないよ?勘違いしないでね?

けれど、そんな俺の夢は、一人の少女によって身体と共に、斬り捨てられてしまった...。

 

短かったけれども、一人の少年。針井歩田くんの物語はこれにて、

おしまいおしまい〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歩田「ん?」

 

何だ?なにかがおかしい。本来ならほとんど即死で俺はもう永遠の眠りについていたはずだ。しかし俺はなぜか意識がある。チラッと切られた自分の体を見てみると、何と体が再生していた。今はもう膝のところらへんまで再生している。

しかし、俺の目に飛び込んできたのは、再生途中の体だけじゃなかった。切られて飛び立った血や内臓なんかも俺の目に飛び込んできた。昔からグロいのが苦手な俺は一瞬にして気絶してしまった.......。

 

???「おーい、起きろ〜」

 

ん?何だ?誰の声だ?あぁそうか、俺は少女に切られて死んだはずだから、ここは天界か?

いや!違う!俺の体は再生していて命は助かっているはずだ。思い出した!内臓とか見て気絶したんだったな。だったらこの声の主は誰だ?

 

???「おーい、そろそろ起きてくれよぉ〜」

 

この声...。はっ!?エシュトーニか!

 

歩田「お望み通り、起きてやるよ。」

 

そう言って起き上がるとエシュは心配な顔から、普段の顔に戻った。あってまだ一日も立っていないが、普段の顔って言っても良かったのだろうか?

 

エシュ「はぁ。もう3日も気絶してたんだよ?大丈夫どこか痛くない?」

 

なんかやけに優しいな。

 

歩田「あぁ、問題ない。そうか、3日も気絶していたか.....え、三日!?」

 

エシュ「うん。三日気絶していたよ?」

 

え、あれ内臓見ただけで三日も気絶しちゃうの?俺。そんなにメンタル弱かったっけ?そんなことを疑問に思ったが、何より生きていることが幸せに思えた。

 

エシュ「そういえば何だけどさ、何で生きてるの?うちの部下の話だと肩から腰にかけて斬られたんでしょ?」

 

歩田「俺もよく分からないんだがど、斬られた後の体チラ見したら再生してた。」

 

俺は実際に見たことだから、当たり前のことのように、そのまま話した。

 

エシュ「普通に言うけれども、再生するって凄いことだからね?」

 

歩田「だけれども、エシュさんならできるんじゃ?」

 

エシュ「私の力では無理だ。安心処の奴らならできなくはないと思うが。」

 

それはとても意外な返答だった。いくらこいつでもできないことがあるんだなぁと思ったと同時に、こいつができないことを俺はできると分かったから、俺はとんでもない優越感に浸ることができた。若干ニヤニヤしながら俺はさっきこいつが言った、安心処という場所について聞いた

 

歩田「安心処って何ですか?」

 

エシュ「あぁ、安心処って言うのは、星付麗奈(ほしつきれいな)と星付華奈(ほしつきかな)って言う姉妹がやっている病院だ。まぁ他の人もいるが、有名なのはその二人だ。星付麗奈は成功すると思ったらどんな手術でも成功させられる程度の能力。星付華奈は薬を変幻自在に操れる程度の能力だ。(なんだこいつ、ニヤニヤしてて気持ち悪い。)」

 

歩田「なんかすごそうですね。ちなみに麗奈さんの能力はわかりやすいんですけど、華奈さんの変幻自在と言うのはどうゆうことですか?」

 

「一回聞いて分からなかったところはすぐに聞くのが一番だ。」と高校の教師の頭岡(あたおか)先生が言っていた。

 

エシュ「変幻自在は、作った薬の作用を変えたり、弾幕として扱ったりできる。けれども薬の作用が難しければ、薬を作るのに時間が結構かかってしまうらしい。」

 

歩田「へぇ〜教えてくれてありがとうございます。」

 

エシュ「あぁ、そういえばだが、お前の体が再生するのって現世の時からか?」

 

歩田「いいえ。傷とか治るのにちゃんと時間かかりましたよ?」

 

俺は結構ドジだから、遊んでいる時に転んでしまい怪我をする。と言うケースが後を絶たなかった。その度に早く治れ〜って念じていたのもいい思い出だ。

 

エシュ「そうか。なら大体の確率でそうだと思うが、お前の能力は体が傷付いたら再生する程度の能力だろうな。」

 

結構いい能力だ。これもチート能力の一つなんじゃないのか?だって、心臓斬られて死んでないんだったら死なないんじゃないか?

 

エシュ「残念ながら死ぬときは死ぬ。脳、首、心臓の3点を0..5秒の内に斬られたり、魔力切れになった時にこの3点を刺されたりしても死ぬ。」

 

なぁんだ。不死身じゃなかったのか。まぁ、不死身だったらそりゃ最強能力になっちゃうもんな。

 

エシュ「この前本で見たことがあるが、確かその能力の再生する順番は骨、肉などの体を構成する部分次に血管や内臓そして脳や心臓。最後に足の小指の痛みらしい。」

 

!?何で心臓とかの次に足の小指の痛みなの!?タンスとかにぶつけたらずっと痛いってこと?嫌だよ?そんなの。

 

エシュ「この能力を持っていると、どうやら足の小指の痛みが引く時間は、普通の人の二倍かかるらしい。」

 

歩田「はぁ!?」

 

クソだ。クソすぎる。いくら他の部分が優れているからってそれはないだろう。あの痛みがいつもの二倍?タンスには今までの三倍は気を使わないとな。

 

エシュ「そんなことどうでもいいからこの前予定してたけどできなかった自己紹介タイムやるから食堂来てね。」

 

自己紹介タイム?あぁ、俺が中1の自己紹介で名前言う時に、緊張で声が裏返って恥ずかしい思いをしたあれか。苦い思い出が蘇ってくるなぁ...。

まぁさっさと食堂行くか。

 

歩田「よっこらせっと」

 

急いで行ったほうがいいか?少し走っていくか。

俺はやや急ぎめに、食堂に向かった。

 

 

 

 

 

 




主人公の能力が明らかになりましたね。
これからも小説投稿頑張っていくのでみてくれたら嬉しいです。
毎日一話投稿を目指したいです。
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