造の魔法使い   作:星のニースケ

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第34話 歩田はロリコン

 エシュがめんどくさいから魔法を教える事をやめるということを、まだ一回しか魔法のレッスンをしてないのに言ったらしい。エシュの性格がかなり終わっているということはもうすでに気付いているのだが、風月も巻き込んでた約束をこんな早くに破棄するような奴だとは流石に思ってもいなかった。

 こんな奴が国王やってて大丈夫なのか?とは思うが、まだあいつのやってきた政策とかを知らないからなんとも言えないが、どんな政策も大体は中断されているのであろう。

 

風月「何か考えてるの?」

 

歩田「いや、ただエシュがどんなことを国民のためにやってきたのかなぁって思ってて」

 

風月「結構色々やってきたような気がするけど?」

 

歩田「へぇ、例えば?」

 

風月「例えば都市部以外の道路の整備ぃ、は途中でやめてて、税金を減らす政策は、国民に言われてるだけでやってなくてぇ、高校までの資金を全部国が援助するってやつは自分の分の税金がなくなるからやだって言ってたから・・・・何もやってないね」

 

歩田「・・・自分の分の税金って何?」

 

風月「あぁ、それはうちの国は税金を他の国よりも本当は多くとってるんですけど、エシュさんは自分の国の税金だけが異様に高いって思われたくないから、その他の国よりも高くなってる税金の部分を自分のお金にしてるんです。エシュさんはそれを『自分の国に変なレッテルを貼られないための政策』って言ってたね」

 

歩田「うわぁ、国崩壊待ったなしだな」

 

風月「まぁ、でもエシュさんは国民から人気があるんですけどね」

 

歩田「ふーん、じゃあエシュはどのタイミングで洗脳したんだろうな?」

 

風月「洗脳はしてないと思うけど...」

 

 あいつに人気があって俺が嫌われる意味がわからないのだが。・・・俺ってそんなに性格悪いかな?

 

歩田「で、風月は何やってたんだ?」

 

風月「午前はちょっと神社に参拝しに行ってたよ。久しぶりに神様に会ってきたり」

 

歩田「神様って案外いるもんなんだな」

 

風月「ちょっと遠い神社だけどね。いい場所だよ歩田も行ったら?神同士挨拶にでも」

 

歩田「いやぁ、そんなにコミュ力があるわけでもないし、てかどこの神社ですか?」

 

風月「あぁ、そこが肝心だったね。蔌雅神社ってところだよ」

 

歩田「蔌雅?」

 

 うーん、なんか聞いたことあるような、ないような。なんだろうなこの感じ一体どこで...ハッ!焔紫さんとか天美さんのところにいた、なんだっけ駄目神だっけ?そこぐらいしか覚えてないのだが、取り敢えず俺が言ったところの神社ではないかと推測できた。

 

風月「うん、神様が3人いるんだけどそのうちの1人に力を借りてるっていうか押し付けられてるっていうか、まぁどうでもいいけどその力を借りてる人に会いに行ってたの」

 

 ていうか、神様を1人っていうんだな。

 

歩田「力を借りるとかってできるのか?」

 

風月「そうだね、神様次第で借りれるよ。エシュさんが私は千歳って言ってたけど、千歳生きていられるのは神様の力を借りてるからなの」

 

歩田「はぁ、なるほどなるほど」

 

 なるほど、全くわからないことがわかったぞ!いろいろと話に神が出てくるとややこしくなるな!俺の祖先の神といい何なんだこの煩雑さは。

 

歩田「因みに風月、」

 

スッ

 

歩田「ん?」

 

 なんか今通ったか?にしては音もないし人影もない。俺の勘違いか?

 

風月「どうしたの?」

 

歩田「なんか通ったような気がして」

 

風月「あぁ、ただの執事だから気にしないで」

 

歩田「執事?」

 

 そういえば、自己紹介の時にもいたような...2人いたはずだけどどうも顔と名前を思い出せない。どっちもイケメンだったことは覚えてるんだが。

 

風月「人影がない感じ、蒼真(そうま)だと思うけど」

 

 全く覚えとらん。誰じゃそりゃ。

 

風月「覚えてないの?」

 

歩田「いやいや、そんなわけ!覚えてるよちゃんと(大嘘)」

 

風月「怪しいなぁ。じゃあフルネームは?」

 

 まずい、ここで覚えてないことが風月にバレたらどうなるだろうか?

 

(風月「うっわ、同じ館に住んでる人の名前も覚えられないとか最悪、・・・そう言うところだよ?そろそろ自覚したら?エシュさんの粗探す前に自分のダメなとこ直せよ。本当にキモい。・・・一旦死んで?」)

 

 って、成りかねない!あぁ、どうしよう。何か回生の一手はないか?話を逸らすような何かはないか!?

 

歩田「風月って何コン?」

 

 0.5秒ほど考えて辿り着いた結論がこれだった!!

 

風月「え?何急に」

 

歩田「俺はさぁロリコンなんだけど、ロリの中でも少し胸が大きめの方が好きなんだよね。後年齢は俺に近いほうがいい。なんか萌えるし可愛いし・・・〜以下略〜」

 

 めちゃくちゃインパクトの強い事を言い続けることで前の質問を忘れさせよう大作戦!

 

〜十分後〜

 

歩田「あれ?風月さんは?」

 

 まいっか。あの質問をされるよりかは全然マシだしな!

〜めでたしめでたし〜




蔌雅さんの司ってるやつ森羅万象から天災地変にしました。
〜次回予告〜
 謎の生物『テシテシ』が歩田の部屋に住み着いていた!こいつの正体は何なのか、その謎に迫る!
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