駆け足で館の玄関まで行くと15人くらいの人が玄関ら辺で戦っているのが見えた。
歩田「うわぁ、結構人いるなぁ」
山の麓から攻めてきている人達は200人くらいいる。街の方も騒がしいからこれからさらに攻めてくるのであろう。
風月「ほら!立ち止まってないでこっちきて!」
館の外では説得して戦わないようにするのではなく、積極的に戦っている館の人たちがいた。特に冥さんは攻めてきてる人たちを鎖で縛っているのでかなり酷い。この世界には言葉で終わらせるという概念は存在しないのだろうか?
風月「歩田も戦って!」
歩田「・・・風月、メガホンとかってあるか?」
風月「え?メガホン?なんで?」
歩田「やりたいことがある、とにかくメガホンどっかにあるか?」
風月「・・メガホンはないけど私のスマホにメガホンみたいな機能があるよ」
歩田「じゃあ貸してちょうだい」
風月「(これで何をしてくれるのだろう?)」
風月は何をするんだろう?と考えているのであろう表情でスマホを俺に渡した。
俺がこれでやりたいこと、それは!
歩田「スゥ、みなさん!」
うわ!結構音量出た。まぁ、そのおかげか館の人たち含めてほぼ全員が俺を注目する。
歩田「エシュ...国王が税金を横領していたのは事実です!しかし、それで館に迫るはどうなのでしょうか!?攻めるべきはここじゃなく、国王がいる場所でしょうが!!!」
風月「え?ちょっと歩田!なんでそんなこと言うの?逆効果じゃん!」
歩田「まぁ、見てみろって」
野次1「・・・確かにそうだな」
野次12「確かにここを攻めてもなんにもなんないな」
野次124「おい!みんな帰るぞ!!今から攻めるのは国王がいる場所だ!!!」
野次達「おーー!!!」
風月「・・・」
歩田「あっ、冥さんその人達の鎖解いてあげてください」
冥「えっ・・・うん」
歩田「ふぅ、一件落着!」
館の人「・・・」
攻めてきていた人達はみんな山を降りていっている。やはり、こういう時は武力じゃなくて言葉で解決するのが一番だろう。頭岡先生も「言葉は稀に暴力よりも力を持つ」って言ってたしな。
〜3週間後〜
エシュ「た、ただいまぁ...」
風月「大丈夫でしたか!?」
エシュ「大丈夫っちゃ大丈夫だけど、疲れたぁ」
風月「何があったんですか?」
エシュ「一旦謝罪が終わったと思ったら、めっちゃ人が攻めてきて・・・」
歩田「どんまい」
エシュでも、あんな大量の人が攻めてきたら疲れるんだな。今回の件は完全にエシュの自業自得だからこれくらいしかかける言葉がない。
エシュ「今日はもうねるよ」
風月「あっ、はい。・・・あれ?寝てる?」
次回は3週間の中で起きたことをやっていきます