造の魔法使い   作:星のニースケ

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頭痛が痛くてかけませんでした(白目)。


第7話 魔法の自主練習

魔法の初日の練習が終わった。

 まだ始まって少ししか経ってなく、1日が暇になりそうだ。俺たちはまだ火を出すところまでしかやっておらず、全く実戦で使えるような状態じゃない。これを練習と言ってもいいのか?

 そこで、俺はあることを思いついた。

 それは、現世では絶対にしてこなかったもので、俺が嫌いだったものだ。タイトルにもあるから、分かった人もいるだろう(メタ)。そう!『自主練習』だ。

 今日のうちに火の魔法を完璧に使えるようになって、エシュや、風月を驚かせてやろう。

 そうと決まれば、まず最初に作ろうと思うのは刀だろう。炎の刀は多分男のロマン。使えるなら使ってみたいと思う人もいるだろう。

 さっき火を出した感覚と同じ感じに俺は炎の刀で斬られているのを妄想しながら念じてみる。

 

歩田「ゔぉぉぉぉーーー!!!」

 

歩田「お!」

 

 刀ができた!と、思ったら持ち手だけだった。持ち手だけだと迷うとか全くないからなんかダサい気がする。ていうか全然熱くないな。なぜ?

 

エシュ「おいおい、まだ作り出すとこしかやっていないのに、物を創造するのは無謀だぞ。しかもまだ始めたばかりだから次は月魔法を覚えたほうがいい」

 

歩田「え!?あぁ、エシュか。・・・月魔法?それがこの炎の刀を作るのに関係あるのか?」

 

っていうか、こいつ見てたのかよ。

 

エシュ「月魔法は魔法の中で最も重要な魔法と言っても過言ではない。そもそもの話魔法の祖先は月魔法とされているんだぞ。月魔法は習得できると、満月の日とかに魔力量が上がったり、魔法射出速度が上がったりする」

 

歩田「月魔法が魔法の祖先なのかぁ。あれ?月魔法って属性魔法じゃなかったっけ?」

 

 確か属性魔法は生まれた瞬間から決まっているはずだから、後から習得できないはずだ。

 

エシュ「あぁ、月魔法は月属性の魔法とは違う。月魔法は魔力を上げたり、魔法を使いやすくするために習得する。そして、月魔法は属性魔法じゃなくて誰でも使うことができる。月属性は属性魔法で、浮遊魔法とかは月属性魔法だな。」

 

歩田「そんな違いがあるんだな。紛らわしい」

 

 月属性魔法は浮遊魔法があるのか。使ってみたいなぁ。昔から俺は空を飛んでみたいと思っていた。誰しもが必ず通る道であろう。

 俺は空を飛んで街を見下ろして、「人がゴミのようだ」と、あの有名なセリフを言ってみたかった。

 

エシュ「じゃあ、月魔法を習得しよう。」

 

歩田「はーい。・・・て、どうやるの?」

 

エシュ「ん?月魔法は魔導書を読まなきゃ習得できないよ?いまから大図書館にいって魔導書を借りるんだ」

 

歩田「へぇ、魔導書か」

 

 魔導書ということは、魔法陣やらが描かれているのかな?

 

エシュ「歩くのは面倒くさいから、ワープていくよ、目は閉じてね」

 

歩田「はーい。(歩くのは面倒くさいってこいつ、にーとみたいな生活していたんか?)」

 

 エシュはすぐにワープホールを作った。やはり詠唱は必要ないらしい。

 

エシュ「早く入ってね」

 

歩田「はーい」

 

 目を閉じてワープホールをくぐると、とても大きな赤色の建物の前にワープした。なんか拡大した赤レンガ倉庫みたいだ。

 

歩田「ここが、図書館?」

 

エシュ「そうだ、中に入るぞ。中は結構広いから迷子にならないようにね。迷子になったら1日は見つかんないからな」

 

歩田「ならんわ」

 

 確かに広そうだけれども俺はもう高二だ。迷子になったら笑いもんだろう?迷路ぐらいでしか迷子になったことはない。

 

〜5分後〜

 

歩田「ここ、どこ?」

 

 成程、さっきの発言はフラグだったらしい。俺は見事にエシュとはぐれ、謎のところに来ていた。普通の本とは違う感じがする、なんか黒いオーラみたいなのが出ている本が周りにある。そして、そのオーラに押しつぶされそうなほど空気が重い。

 本の内容を見てみると、内容は呪いなどといったものだそうだ。内容の9割はよく分かんないけどなんか凄そうなことはわかった。

 

歩田「ん?(なんか、クラクラしてきたぞ?)」

 

 きっと、ここに長くいるせいだ。「早くここを出よう」と思っていると俺は一つの本に目がいった。

 

『人造人間開発日記』

 

 なんだ、あれは?ここにある本とは全く雰囲気が違う。本当に読んではいけなさそうなオーラが漂っている。だけどなんとも言えない魅力的なオーラも漂っている。早くこの本を読みたいという気持ちになり、この本を手に取る。

 

歩田「ヨッt、ア、レ?」

 

バタン!

 

 

◆ 

 

 

 

???「おーい、おーい!大丈夫ですかぁ〜?あれ?これやばいやつでしょうか?脈は一応ありますが。そもそもなんでこんな場所にいるんでしょうか?もしかして、この邪気に精神をやられたのでしょうか?いや、それはないですか。そもそも邪気でやられてたら暴走しますもんね。迷子でしょうか?でも、体つきは子供に見えないですし。あれ?この本...まさか...」

 

歩田「ん?」

 

 誰かがボソボソと喋っている。独り言にしては文字量が多い気がする。この声はエシュのものではない。じゃあ誰の声だ?

 

???「あれ?今声がしたような気がしますね。おーい?起きているんですかぁ?」

 

歩田「あれ?俺気絶していましたか?」

 

なんか俺こっちに来てから、気絶すること多くね?

 

???「はい。死んでいるような感じでしたよ。」

 

歩田「心配かけてすみません」

 

 見た感じこの人はこの図書館の人のようだ。胸の辺りには名札のようなモノをつけている。だけど図書館職員番号とやらが書かれていて、名前は書いていないらしい。

 おそらく俺はこの人に迷惑をかけただろう。

 

???「謝らなくていいですよ。ちなみになんでここにいるんですか?ここはとても危険な場所なんですよ?それにこの本...下手したら死んでましたよ?」

 

 え?しぬ?まぁ、俺は死なないんですけど

 

歩田「すみません。ちょっと友人と逸れてしまって、この図書館内を彷徨っていたらいつの間にかここにいて」

 

???「あぁ、逸れた方なんですね?なら迷子案内所に行きましょうか。(あれ?本当に迷子だったんですか。)」

 

歩田「本当にすみません」

 

???「いえいえ、ちなみにお名前と年齢とその友人の名前はなんですか?」

 

 ショッピングセンターとかにある放送のやつで言うのかな?結構恥ずいな。

 

歩田「えっと、名前は針井歩田です。年齢は17です。友人の名前はエシ

ュトーニヒァです。」

 

 俺たちは歩きながら話す。この人もよく見ると可愛い。アニメの登場人物にいそうだ。

 

???「友人の方は国王様だったんですね。そういえばあなたが新聞に載っていたのを思い出しました」

 

歩田「え?新聞?」

 

 いつの間にそんなのに載っていたのか?新聞に載ったのは久しぶりだな。俳句でなんかの賞とったとき以来だな。

 

???「えぇ、知らないんですか?『異界に新たなメンバー!連れ添い人はなんとあの国王様!』っていう記事に載っていましたよ」

 

 見出しがちょっと誇張されているんだが?てか、勝手に新聞にすんなよ。絶対、○春みたいな感じの新聞会社だろ。

 

歩田「えぇ、まじかぁ...。ちなみに書いている人は誰ですか?」

 

???「書いている人は、この国の新聞記者の、印付栞(いんつきしおり)さんっていう人です。この国の新聞記者で一番売れている方なんですよ。まぁ誇張記事が多いのであんまり信用されてないんですけど」

 

歩田「じゃあ、結構な人が俺の存在を知っているんですか?」

 

???「はい、八割は知っていると思いますよ」

 

歩田「8割!?」

 

 じゃあ結構な人が俺のことを知っているってことだ。これくらい知っていたらもう有名人じゃないのか?これからは有名人の顔をして歩こう。

 

歩田「へぇ、そんなに...。そういえば、急ですけどあなたの名前って?」

 

 結構話したのに名前を聞き忘れていた。

 

恵衣麗「そういえば言い忘れていましたね。私の名前は、天乃

恵衣麗(あまのえいれ)ですよ。ここの司書です。・・・

さぁ、王様も心配しているでしょうし、早く放送しましょうか。」

 

 いつの間にかついていた迷子案内所の中に入ると、恵衣麗さんはマイクの音声を入れた。

 

恵衣麗「えー、迷子の案内をします。高校2年生17歳の針井歩田君の友人のエシュトーニヒァさんは2階の迷子案内所に来てください。これで迷子の案内を終わります」

 

〜一方その頃のエシュ視点〜

 

来館者1「ねぇ、今の聞いた?17歳の子が迷子だって。」

 

来館者2「きいた、きいた。しかも、連れ添い人はあの国王様なんだって。17歳にもなって迷子とか恥ずかしいねぇ」

 

エシュ「(なんであいつ「迷子になるなって」言ったのに、迷子になってんのよ?周りからの目が恥ずかしいじゃないか!あっ、迷子案内所ってここか。早歩きしすぎてすぐについたな。)」

 

ギィぃ

 

〜歩田視点〜

 

エシュ「なんでお前迷子になってんの!?」

 

エシュはドアを開けるなり、俺に怒鳴りつけてきた。

 当たり前だ。きっと周りからの視線が痛かっただろう。俺はほぼノーダメだけど。

 

歩田「ごめんね?」

 

エシュ「お前のおかげで恥ずかしい目にあったんだけど!?」

 

歩田「まぁ、誰にでも迷子になることはあるじゃん?ね?」

 

エシュ「・・・魔導書借りてるから早く帰るよ」

 

 エシュは急に落ち着きモードになった。情緒不安定なのかな?

 

歩田「はーい」

 

 エシュは案内所でワープホールを開き、いつものように早く入れ催促をしてきた。帰り際、恵衣麗さんと手を振ってワープホールをくぐった。

 

エシュ「ちなみに、迷子になってる間はどこにいたの?」

 

歩田「図書館の奥の方にあった、呪いとかに関する本があるところで、ある本を触った瞬間に気絶した」

 

エシュ「なんでそんなところに...。・・・その本っていうのは?」

 

歩田「あぁ、『人造人間開発日記』っていう本。何か知ってる?」

 

 あれ?いつもなら忘れてるようなことだけど、なんでこんな鮮明に覚えているんだ?

 

エシュ「...うーん、わからないな。そもそも呪いには詳しくないし...」

 

歩田「でも、呪いって感じではなかったんだよなぁ」

 

エシュ「どっちみち私は知らないよ」

 

 エシュでもわからなかったら、俺が分かるはずもないだろう。そもそもずっと異界に住んでいたわけでもないから、わからなくて当然なのだが。

 

エシュ「その本のことは一回忘れて魔導書を見よう」

 

 

歩田「はーい」

 

この本を読めば、炎の刀とか作れるようになるのかな?ワクワク

 

 




恵衣麗は「このすばらしい世界に祝福を」のウィズを想像しています
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