転生クロウ・リード「やるかぁ!魔法少女プロデュース!!」   作:久保サカナ

9 / 10

これまでのあらすじ

瑠衣・サイファー「スタート画面で下、上、左、右、L、Rっと………」



UA10000突破&お気に入り200件突破ありがとうございます!!!


※ケロちゃんの本名間違えていたため改訂しました!指摘してくださった方ありがとうございました!


6スレ目 強くてニューゲームや!! ※改訂しました

 

 

 

突如として現れた謎の喋って浮くぬいぐるみ………知世はとりあえずビデオに映した、彼は怪しげな大阪弁で自己紹介を始めるのだった。

 

 

「やー!よく寝たわー、あんさんら起こしてくれてあんがとさん!!」

 

「最近のぬいぐるみって浮くんだね…」

 

「あら、大道寺トイズも空を飛ぶドローンのおもちゃを扱ってますわよ」

 

「おもちゃやない!わいは封印の獣、ケルベロスや!!」

 

 

おもちゃ扱いされて締まりの無い顔でプンスコプンスコ怒る自称・封印の獣ケルベロス、キングストームで敵対者に地獄を見せそうな名前であるby閣下。

 

そんな彼に「何を封印してるの…?」と尋ねるさくら、なかなかに肝の座った少女である………リュールは念の為彼女達を守れる様に前に出た、するとケルベロスは水を得た魚の様に己の使命を語ろうとしたが………

 

 

「この本や!この本には『クロウカード』というカードが入って………ってええっ!!カードがあらへん!!なんでや!!カードはどこや〜!!!」

 

 

まさしく大阪系なオーバーリアクションで嘆きキョロキョロとカードを探すケルベロス、なんだか見ていて気の毒になって来たのでさくら達は持ってたカードを手渡すのであった。

 

 

「おお!あんがとさん!!ひいふうみい………5枚だけやないか、残りはどこや?」

 

「え〜と、私が風(ウィンディ)って読んだら急に風が吹いて…飛んでっちゃった!」

 

「私は2枚キャッチしたよ」

 

「私は1枚がやっとでした…」

 

「私も…」

 

「私はビデオを回しておりましたので…ゼロですわ」

 

「「「「「「AHAHAHAHA!!!!!」」」」」」

 

 

とりあえず笑うしか無い一同、そこでケルベロスのお腹が「グゥー」と音を立てて鳴ったのだった。

 

知世の「とりあえずもっと明るいところでお茶とお菓子でも頂きながらお話をしませんこと…?」という提案を受けて、ひとまず一同プラスケルベロスはリビングに戻るのである、カードキャプターさくらという作品において1番肝が据わっていて冷静なのは彼女かもしれない。

 

 

(ツバサでも知世の有能さは世界を越えても凄まじかった)

 

 

そして、リビングにて。

 

ケルベロスは一同の持って来たお菓子を一通りパクつき、紅茶で喉を潤すとようやく「クロウカードとは何か」を説明するのであった。

 

 

「『クロウカード』…その封印が解かれし時、この世に災いがおとずれる。しゃれじゃないで、まじや。『クロウカード』ちゅうんわな、この世で1番強いクロウ・リードちゅう魔術師が創った凄まじい魔力を持ったカードや」

 

「私も占いを齧っているから知っているけどオカルト業界じゃあクロウ・リードもクロウカードもものすごく有名だよ。こないだもオークションでクロウ・リード製の魔道具が10億で落札されたしね、有名なクロウカードならもっと値段が跳ね上がるだろうね」

 

「じゅ!じゅうおくえん!?ほぇぇ…そんなすごいものがうちに…」

 

「話を戻すで。カード一枚一枚が生きててな、カードにはそれぞれ『名前』『姿』『魔力』が与えられてて、例えば風のカードには風の魔力があるんや」

 

「だから、地下室なのに風が吹いたんですのね…」

 

「クロウの込めた魔力が凄まじ過ぎて、カード達は意思を持ちそれぞれ好き勝手に行動したがりよる上に並のもんでは歯が立たん。そやから、クロウはこの本を創りカードを封じ込めて、守護役としてわいを表紙に置いたんや」

 

 

そこまで話したケルベロスはヴェイルの激辛唐辛子せんべいを食べてしまい、「辛っ!」と声を上げて慌ててリュールからジュースを貰った。

 

 

(なお、辛いものを食べたらマヨネーズが効く…らしい。冷たい水だとかえって逆効果になるそうだ)

 

 

「じゃあ、何であなたははカードが飛び散った時にお仕事をしなかったの?」

 

「いや〜うっかり寝てもうたわ。大体30年くらいぐっすりや!!」

 

「それでも封印の獣なんですか?」

 

「人生色々や!!!!!」

 

 

リュールのツッコミにまるで野党の如く大声で自分の失態の誤魔化しを押し通そうとするポンコツ守護役ケルベロス………これはケロちゃん呼ばわりも止むなし。

 

しかし、ケルベロスは気を取り直したのか一同をぐるりと眺めて、「この中であの本を開いたのは誰や?」と問いかけたのである。

 

 

「わたしだけど…」

 

「ふむふむ、おまえさん、名前は?」

 

「さくら…」

 

「よっしゃ!さくら、そこ立ってみ」

 

 

そこで、原作通りNO説明で詐欺どころかヤクザ紛いの契約を迫ろうとしたケルベロス、しかしリュールが「待ってください!」と声をかけた。

 

 

「ケルベロス!まさか貴方はさくらちゃんに契約を迫ろうとしているのですか?」

 

「そうやで、お嬢ちゃん、知っとったのか?」

 

「今時、説明無しとか無いよ…ちゃんと事前に何をして欲しいか言って同意を得ないと!コンプライアンス違反だよ!!」

 

 

前世が前世だっただけにそういうところはしっかりしているリュール&ヴェイル姉妹、その言葉にケルベロスは一瞬、不機嫌な顔になり「コンプラだかきんぴらだか現代は面倒くさいやっちゃな」と改めてさくらに向き直り説明責任を果たすのだった。

 

 

「さくら、おまえさんにはこれから飛び散ったカードの捕獲者…カードキャプターになってもらうで!」

 

「ほぇぇ!?ムリムリムリ!!絶対に無理!!!」

 

「ムリもカタツムリもあらへん、さっきも言うたやろ。カードは悪さをするさかい早く捕まえんとあかん、カードを吹き飛ばしたおまえさんがやるのが筋というものやろ!!」

 

「ぶっちゃけ寝こけて仕事をサボっていた貴方にも責任の半分はあると思いますよ」

 

「赤井さんなら責任は50:50って言うだろうね」

 

「それはわいも責任を取って筋は通すつもりや、幸いにもそっちの金髪の…「瑠衣だよ、瑠衣・サイファー」瑠衣が捕まえてくれたカードのおかげでわいも本気を出せる」

 

 

するとケルベロスは5枚のカードが納められた本を手に取った、すると次の瞬間、彼は炎に包まれて巨大化したのである。

 

そこに立っていたのは純白の巨大な翼を持ち鎧の様な衣裳を身に纏う鬣の無い精悍な獅子が立っていた、この姿ならばまさしく封印の獣ケルベロスと呼べるだろう。

 

彼は低くなった声で「わいもカードを捕まえる時はこの姿で一緒にキャプターするで!わいは強いんや!!」とアピールした。

 

更に「カードキャプターになったら魔法も使い放題や!空だって飛べるし、日常生活が便利になること間違い無しやで!!」とカードキャプターになることのメリットをプレゼンし始めたではないか。

 

 

これには心を動かされるさくら、彼女も年頃の女の子である、魔法少女には憧れるものなのだ。

 

 

知世は「さくらちゃんが魔法少女!!素晴らしいですわ〜〜〜!!!」と大興奮している、業界の闇を知らないのである意味で純粋である。

 

リュールとヴェイルは自分たちもカードを捕まえる時はサポーターに付くと約束した、乙女心の友情は武士の絆である。

 

瑠衣は「面白い舞台を最前席でマナーとドレスコードを守って観客となる」気が満々だ、この世界では観客に徹する気の様だ。

 

これには、さくらも溜め息を一つ吐くと「わかった、自信はないけどやってみる!…でもケロちゃんもちゃんと助けてね?」と了承したのであった。

 

 

そして、つつがなく封印の鍵を手に取ったさくらはカードキャプターとなったのである、これには瑠衣も、リュールが実況中継しているのを見てた連盟民もスタンディングオベーションだ。

 

 

なお、ケロちゃん呼びにはケルベロスが「カエルやない!」と文句をつけたが、普段のぬいぐるみ姿とやらかしたうっかりで結局ケロちゃん呼びになったのである。

 

 

 





瑠衣・サイファー「ぶっちゃけ初手ネオ・グランゾンさ。最近の流行りは『強くてニューゲーム』なんだろう?」


閣下は火と地のカードを捕まえてケロちゃんにネオ・グランゾン出現コードこそ打ち込みましたが、これ以上は手出しをする気はありません。

ちなみに前回の火と地が残ったら不味いというフラグですが、すぐに閣下が捕らえケロちゃんが回収出来たので発動しませんでした。


本人曰く「普段はもっと悲劇的なものばかり観るからね、たまには平和なハッピーエンドの気分なのさ」とのこと。


ツッコミどころが多いと思われますが許してちょんまげ!


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