青い海の小さなおはなし   作:一般通過社会人

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書きたくなったので書きました。後悔はしてません。


プロローグ

 

…あーあ。

 

指揮官「遂に…か。」

 

…おっと。自己紹介がまだだった。俺は…まあ、指揮官とでも名乗っておく。

 

指揮官「…ったく。あのジジイ共が。」

 

俺はHigh School…あ、ユニオン育ちなのだが、その卒業式のあと家に帰ろうとしたら突然迷彩服を着た怖いお兄さん達に囲まれて誘拐…いや、熱烈なスカウトを受けて最低限の知識を叩き込まれて船に詰め込まれ、気づいたら此処、アズールレーンの母港に着任するハメになった。最低限の知識と言っても此処の兵器…KANSEN達についての事ばかりで戦術などは習っていない。

 

??????「もし。」

 

指揮官「っお!?」

 

後ろを振り向くと銀髪の美人が立っていた……メイド?凄い格好。日本のメイド喫茶でも見たこと無いぞ…あ、俺は転生者って奴だ。

 

ベルファスト「貴方が本日付けで着任された指揮官様でしょうか?」

 

指揮官「あっはい……?どなた…?」

 

ベルファスト「申し遅れました。私、エディンバラ級二番艦のベルファストと申します。ロイヤル最大の巡洋艦にしてメイド長を務めております。」スッ

 

指揮官「これはご丁寧に。本日より着任した指揮官です。」ペコッ

 

銀髪美人がスカートの裾を摘んでカーテシーをする。わっ綺麗。ベルファスト…イギリスの軽巡だったか?名前しか知らんけど。しかし…。

 

指揮官「…。」

 

ベルファスト「ご主人様?」

 

指揮官「…あっはい?」

 

ベルファスト「いえ、急に黙り込んでしまわれたので…何か気になる所でも?それとも…。」

 

指揮官「あっいえお構いなく。」

 

思ってたんと違う…ジジイ共はバケモノだの兵器だの言ってたし、民間じゃ救世主だとか神だとか言われてたもんだからもっとこう…人の形してないもんだと。

 

ベルファスト「…やはり、ご主人様もそう思われますか?」

 

指揮官「……?」

 

ベルファストの顔が曇る。

 

ベルファスト「我々KANSENはやはり、人間の皆様にとっては友になれないのですね…。」

 

指揮官「……??」

 

ベルファスト「初代様以外、我々KANSENを友として、女として扱ってくれる指揮官様は現れませんでした。恐ろしいのでしょう?我々が。」

 

指揮官「……???」

 

ベルファスト「今度こそ…貴方ならもしかしたら。そんな希望を抱いてこの場に来ました。今度こそ、我々KANSENをちゃんと人として見てくれる指揮官が来てくれるのではと。怖がらずに接してくれる指揮官が来てくれるのではと。ですが…私の思い上がりだったようですね。不快な思いをさせてしまい、申し訳ありません。今後はこのような事が無いよう、我々ロイヤルメイド一同心よりお使えさせていただきますので…。」グスッ

 

指揮官「…えっちょ。泣かなくても良いじゃん…。」

 

ベルファスト「す、すみません…。」グスッ

 

あーもう。童貞に美女の相手させんなよ…。

 

指揮官「…いや別に、怖がってた訳じゃなくて。」

 

ベルファスト「…では、どういう…?」

 

指揮官「…いやイメージと違っただけですから…。ホントにお気になさらず。」

 

ベルファスト「……し、失礼しました。早とちりを…。」ペコッ

 

指揮官「あっいえこちらこそ紛らわしくて申し訳ない。」ペコッ

 

お互いに頭を下げる。…気まずい。助けてシスター。年上女性と話す機会なんてアンタら以外ロクにないんや。

 

ベルファスト「…ふふっ。」

 

指揮官「…ははっ。」

 

気まずいってお互いに限界突破すると笑えてくるよね。

 

ベルファスト「ふふ…失礼しました。それでは、早速ですがこの母校を案内させていただきます。…改めまして、よろしくお願い致します。」スッ

 

指揮官「こちらこそ、よろしくお願いします。」

 

…割と、楽しく過ごせるかも。

 

 

 

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