アイツが来る。
〜廊下〜
指揮官「…。」スタスタ
ジャベリンは頑張ってくださいと言っていたが、正直クイーンからの返答待ちなのだ。クイーンに許可を貰って重装甲の『彼女達』の力を借りたい。
指揮官「…。」
あの装甲が必要だ。武蔵さんには悪いが…ちょっと一芝居させてもらう。
指揮官「わ。」ザッ
??「…しつれ…!?♡!?♡」ボンッ
考え事をしながら角を曲がると、見たことが無いKANSENとぶつかりそうになった。…赤い着物、ケモミミは見えないが重桜かな?ハイライトも何か無いし…。しかし…すっごいばいんばいんだな…。着崩してるから余計に…おっと、凝視する訳にはいかない。
指揮官「…失礼します。」スタスタ
??「……はぃぃ…。」カオマッカ
…真っ赤になって固まってしまったが…まあ良いか。その場を後にした。
〜その夜 自室〜
指揮官「…ふぁ。」
最近昼寝をロクにできてないから夜はすぐに眠たくなる。結局あの後は執務室の椅子に座ってスマホイジるだけだった。
指揮官「…寝よ。」
おやすみ。
〜翌朝〜
指揮官「…ふぁぁ。」
よく寝た。さて…………?
指揮官「ピッ。」
あっえったぁあやかあたやなか!?おっぉっあぅ…落ち着けもちつけ。まずは現状確認。毛布の中に誰か居る。下半身がガッチリ抑えられてるし、温かい…ぶっちゃけもうヤバい。あと絶対大型艦だ。ラフィーやジャベリンならこんなに膨らみ()が大きくない。まな板って言ってるわけじゃないよ。
指揮官「…神様仏様エリザベス様、私をお守り…いやこの状況を何とかしてください…。」
恐怖だが捲ってみよう。嫌だなぁ…。
指揮官「…誰?」ペラッ
いや、知ってる。昨日廊下で会った人だ。あのばいんばいん…ゲフンゲフン。豊かな母性の象徴を持った重桜のKANSEN。でも名前知らない。誰だお前は!?
指揮官「えぇ…マジで誰…。」
??「!」ピクッ
あっ起きた。…うっわエッッッッ!!あっ着物がずり落ちて…ちょっ見え…見え…ないっ。良かった…。
大鳳「この火照り、そしてこのときめき……やっと会えましたわ、指揮官様!大鳳、不束者ですが、よろしくお願いします♡」
指揮官「大鳳…さん?装甲空母の…?」
大鳳「呼び捨てでお願いします♡はい♡装甲を強化された最新型空母ですわ。噂通り博識ですのね♡」
指揮官「はは…。」
笑うしかない。
大鳳「指揮官様♡演習の件…聞きましたわ。あのババア共…指揮官様に迷惑をかけて…!」イラッ
指揮官「バっ…はは。」
ババアって…仲悪いのか?
指揮官「…えーっと、何で此処に…?と言うか鍵は…?」
大鳳「複製しましたわ♡」
指揮官「昨日の今日だよね!?」
マジかコイツ。とんでもないのに絡まれた。
大鳳「何で、ですか…一目惚れですわ♡」
指揮官「えぇ…?」
そんなのゲームか物語の中だけだろ…?
大鳳「ありますわ♡特に貴方のような…素敵な殿方に、女性は弱いのです♡」スリスリ
指揮官「サラッと心の中読まないで…。理由になって無いし…。」
もうヤダ…良い匂いだし、柔らかいし…。
大鳳「初心な指揮官様も素敵ですわぁ♡」
指揮官「悪かったな初心で!」
ああそうだよ!どうせ俺なんて18年生きても彼女無しの童貞だよ!
指揮官「とりあえず離れて…。」
大鳳「はい♡」スッ
大鳳が上からどく。脚を引き抜き、ベッドの外に降ろした。
指揮官「……はぁ。」
大鳳「ふふっ♡」ニコッ
大鳳が微笑む。うわっ顔が良い…大和撫子だぁ…。
大鳳「ふふ…今日1日はご一緒させて下さい♡」
指揮官「えぇ…良いけどさ…。」
大鳳「ありがとうございます♡」
…どうしてこうなった?
〜執務室〜
指揮官「…。」カキカキ
シリアス「……!」チラッチラッ
ベル「……。」チラッ
大鳳「…♡」ジーッ
…気まずっ。シリアスは警戒してるし、ベルもベルで偶に大鳳の方に視線を送ってる。大鳳は…二人を無視してずっと俺を見てる。
指揮官「……よし。」カタッ
ベル「お疲れ様でした。」スッ
シリアス「誇らしきご主人様。これからのご予定は…。」
指揮官「特に無いよ。」
シリアス「でしたら、少々お時間を…。」
大鳳「私もご一緒しても?」
シリアス「…すみません大鳳様、護衛に関する事ですので…。」
大鳳は…急進派である。無いとは思うが、一応…。
指揮官「…ごめん大鳳、一旦外してもらえないかな?」
大鳳「分かりましたわ、なら客室でお待ちしております♡」ガチャ
ベル「私もこれで失礼します。」ガチャ
ベル達が退出する。周囲の確認を済ませると、シリアスが手紙を出して来た。
シリアス「陛下からお返事を預かって参りました。」スッ
蝋で封をされた手紙が机に置かれる。封を開けて中を読む。…よし。
指揮官「クイーンに伝えてくれ、明日の15時から行く。」
シリアス「了解致しました。それでは…。」ガチャ
…ここからが勝負だ。
〜客室〜
指揮官「来ましたよ…わっ。」
大鳳「指揮官様ぁ〜♡ようやく二人きりですね♡」ギュッ
指揮官「近いよ…。」
当たってるって。
大鳳「当ててるんです♡」
指揮官「ナチュラルに心の中読むなって。」
うーんこの。で…。
指揮官「何か話したい事があるんでしょ?」
大鳳「あら…流石です指揮官様♡」
指揮官「わざわざ待ち合わせ場所に客室選ぶんだ。余程他所に聞かれたくない話でしょ。」
大鳳「そこまで…ふふ♡ますます惚れてしまいますわ♡」
大鳳がデレる。さて何の話か…。
大鳳「それでは早速…。」
〜中庭〜
信濃「んぅ…。」ギュッ
大鳳「ん…♡」ギュッ
指揮官「…………ぁ?」
大鳳と話した後、何時もの所で昼寝を始めた。何故か良く眠れたようだ…。信濃さん?知らんよいつの間にか居たわ。
指揮官「…それにしてもこれは。」
美女二人のサンドイッチって俺前世で得積みすぎじゃね…いや、そんなでもなかったわ。やっぱ神って居ないんだな(唐突な無神論)
信濃「ん…ふぁ…汝、良く眠れたご様子…。」
指揮官「お陰様で…。」
大鳳「……ん、あ?何で信濃様が此処に…?」
信濃「妾と汝は幾度も同衾した仲故…。」
大鳳「……は?指揮官様?」
指揮官「いや信濃さんがいつも勝手に来るだけだからね?」
大鳳「…分かりましたわ。信濃様ですし、我慢します。」
大鳳って割と聞き分け良いよね。ヤンデレっぽいけど我慢してくれる。
信濃「大鳳…大鳳はどちらに?」
大鳳「私は指揮官様に従うだけですわ。正直あの女狐共の言うKANSENが支配する世界…あまり乗り気ではありませんの。」
指揮官「あ〜やっぱり?」
信濃「やはり…とは?」
指揮官「大鳳はっきり言って尽くしたいタイプでしょ。」
大鳳「正解ですわ♡私は素敵な殿方に出会ってその御方に尽くすのが夢…もう素敵な殿方は見つけましたし、あとは死ぬまで尽くすだけですわ♡」ギュッ
指揮官「素敵な殿方?何処何処?誰それぇ?」キョロキョロ
大鳳「もう…指揮官様に決まっているじゃありませんか♡」
指揮官「大鳳の基準が分からん…。」
信濃「素敵な殿方…妾も汝ならば…。」ギュッ
指揮官「うーーん?」
昼寝ばっかりしてる指揮官の何処が良いのか…。
大鳳「もう…まあ良いです。これからたーっぷり♡教えて差し上げますわ♡大鳳の愛を♡」
信濃「妾も…負けていられぬ…。」
指揮官「やめてキャパオーバーだって。」
オデノセイヘキハドボドボダ!!銀髪ロングあざといメイドに、脳筋ドジっ娘パワーメイド…それに加えてヤンデレツインテ着物美女に、ゆるふわ系銀髪ハグ魔…あれ、銀髪多いな。
ラフィーII「何してるの…。」ズッ
指揮官「わっへ!?ラフィーさん…。」
ラフィーII「お昼寝しに来たら指揮官がエッチしてる…。」
指揮官「してねぇわ!?」
ラフィーII「美女二人に挟まれて何もしない…根性無し…。」
指揮官「っゴフッ!?」ピキーン
黒閃っ゛!!(渋谷での真人戦のアレ)
出てるよたぶん…。KANSENの馬力でやるとか殺意たっか。
大鳳「あらあら…小娘が、嫉妬は見苦しいですわよ?」
ラフィーII「嫉妬してないもん…。」プクッ
大鳳「してますわね。顔に出てますわね。」
ラフィーII「あ、アルバコア。」
大鳳「!!!ああああああアルバコア!?!?!?!」ビックゥッ!!
ラフィーII「うそ。」
大鳳「……。」ヘナッ
瞬殺…意外と打たれ弱いな…装甲は何処行った?
信濃「……。」サスサス
指揮官「空母の天敵は潜水艦だから、多少はね?」ナデナデ
大鳳「ありがとうございます…。」ナデラレ
信濃「…。」ズーン
指揮官「あっごめん信濃さんそう言う意味じゃ…。」
めんどくせぇぇぇ…。やっぱり空母は潜水艦に弱いのか…。
ラフィーII「対潜は大事。」
指揮官「駆逐艦が言うと説得力がヤバいな。」
その後は結局ラフィーと一緒に4人で昼寝?した。