青い海の小さなおはなし   作:一般通過社会人

14 / 35


 

〜翌日 廊下〜

 

指揮官「あ〜終わったぁ…。」ポキポキ

 

シリアス「お疲れ様でした…。」ズーン

 

指揮官「…やっぱりショック?」

 

シリアス「はい…まさか、そんな…。」

 

指揮官「確定じゃないけど、間違いないと思うよ。」

 

クイーンとの密談を済ませた。密談の内容は…まあ全て終わってから話す。

 

シリアス「それでは、今日はこれで…。」

 

指揮官「あぁ。ゆっくり休んで。」

 

…ちょっとシリアスには刺激が強すぎたか。

 

 

〜食堂〜

 

ジャベリン改「あ、指揮官!」

 

綾波改「指揮官、偶然なのです。」

 

指揮官「…お、二人とも。」

 

あれから夕飯時までテキトーに暇を潰した。購買部のお陰で母校は娯楽には困らなくなった。

 

ジャベリン改「珍しいですね。あれから食堂使って無いでしょ?」

 

指揮官「米が食いたくなったんだよ。」

 

ジャベリン改「米…ですか?」

 

綾波改「分かるのです。重桜人は偶に無性にお米を摂取したくなるのです。」

 

指揮官「分かってるね。流石綾波。」

 

綾波改「えへへ…。」

 

米食いたい病は重桜人なら誰もが抱える発作のようなものである。

 

〜数分後〜

 

三人「「「いただきます。」」」

 

ん〜鯖はやっぱり塩だな。味噌は缶詰で食べたい。

 

ジャベリン改「私は鮭派です!」

 

綾波改「サンマが好きです。」

 

指揮官「サンマは秋に食べたいね。」

 

綾波が訝しげな視線が飛んでくる。…何?

 

綾波改「…指揮官ってユニオン育ちなのに重桜色が濃い気がするのです。」

 

指揮官「あ〜…。」

 

なるほどそういう…。でも前世の話をしてもなぁ…。よし。

 

指揮官「遺伝子じゃね?」

 

綾波改「ちょっと羨ましいです。」

 

ジャベリン改「KANSENは遺伝子とか無いですからね…。」

 

指揮官「ふーん…。」

 

良く分からんな。やっぱりKANSENでも無いものは欲しくなるのだろうか。

 

綾波改「あ、でも…遺伝子が羨ましいって言うより、家族って物に憧れがあるって言ったほうが誤解がないかもです。」

 

指揮官「……なるほど。」

 

ジャベリン改「憧れますよね…そういう、固い絆で結ばれた間柄って。」

 

指揮官「分かるよ。……凄く良く分かる。」

 

俺も…前世含めて家族って物には縁がなかった。いや、前世は有るにはあったが…あまり良い物ではなかったのだ。

 

綾波改「…ごめんなさいです。」ズーン

 

ジャベリン改「軽率でした…。」ズーン

 

指揮官「…あ、ごめん顔に出てた?」

 

綾波改「はい…指揮官のご両親は…。」

 

指揮官「前にも言ったけど、顔も知らないよ。知ってるのは親父の書いた文字と名前だけ。…でも、手紙は毎週欠かさずに来てたからね。愛されてたと思う。」

 

ほんとにな。覚えてる。5歳の頃まで手紙が来ていた。毎回欠かさずに返事を書いてたっけ。おかげで院の中で一番字が綺麗になった。

 

武蔵「…失礼するわ。」カタン

 

指揮官「あ、武蔵さん。」

 

武蔵「本当は呼び捨てが好ましいが…汝の好きに呼びなさい。」

 

指揮官「ありがとうございます。」

 

やっべ。聞かれてたな。武蔵さんが向かいに座った。

 

武蔵「綾波から孤児院育ちだとは聞いていたが…。」

 

指揮官「…はい。」

 

武蔵さんが悲しそうな面持ちで口を開く。

 

武蔵「大丈夫。既に乗り越えた事なのだろう?ならばこれ以上の詮索はしない。だが、もし寂しくなったら…何時でもこの武蔵の胸に飛び込んできなさい。」

 

指揮官「…ありがとうございます。」

 

優しい人だ。穏健派なのも納得。

 

ジャベリン改「…はい!しんみりは此処までです!食べましょう!」

 

綾波改「そうなのです。武蔵さんは…鯛の天ぷらです?」

 

武蔵「えぇ…好物なの。特に揚げたてが。」

 

指揮官「揚げたての白身魚って死ぬほど美味いですよね。」

 

武蔵「おや、グルメね。」

 

指揮官「武蔵さん程では。」

 

4人で食事を楽しんだ。…皆優しくて助かる。

 

 

〜自室〜

 

指揮官「ふぁ…眠。」

 

あくびが出る。今日は昼寝してないからな…。

 

大鳳「そうですね…休息は大事ですよ?」

 

指揮官「…いつの間に入ってきたの?」

 

大鳳「さっきですわ♡」

 

大鳳がいつの間にか背後を取っていた。NINJAめ…。

 

指揮官「…もう寝たいんだけど、何かあるの?」

 

大鳳「いいえ?同衾、ってやつです♡」

 

指揮官「やめて寝れなくなるから。」

 

大鳳「照れてます?」

 

指揮官「当たり前だあっ!!」

 

大鳳レベルの美女と同衾して照れるなは無理だろ。

 

大鳳「っ〜…!」クネクネ

 

指揮官「勝手に人の心の中読んで悶えないでくれます?」

 

大鳳「指揮官様…もう合意ですね♡」ドサッ

 

指揮官「あっ…待て待て待てマジでヤバいって!」

 

空母パワーに勝てない!!あっ…。

 

 

〜翌朝〜

 

指揮官「……ふぅ。」

 

大鳳「んぅ…。」スヤァ

 

へっ…抱きしめただけで倒れやがって。返り討ちにしてやったぜバカヤロウ。まあ俺もヤバかったけど。(紙装甲で反動技を使うアホ)

 

シリアス「おはようございます。誇らしきご主人さ…ま…。」ガチャ

 

指揮官「…ヤッてないからな?勘違いするなよ?」

 

シリアス「は、はい…いえでも本当に…?」カオマッカ

 

指揮官「本当だって。脱いでないだろ?」

 

シリアスが入ってくる。状況を確認すると顔を真っ赤にして手で覆った。おい指の隙間からチラチラ見るな。バレてんぞ。

 

シリアス「…誇らしきご主人様。男女の「まぐわい」ということにご興味があるのでしたら、この『シリアスが』謹んでお教えさせていただきます。…いつでもお申し付けくださいませ。」

 

指揮官「自分の名前強調したな。やけに強調したなお前。」

 

さてはコイツエ◯担当…いや元々だったわ。

 

シリアス「…さて。今日も頑張りましょう。」

 

指揮官「無理矢理空気変えたな。でも良いよ。」

 

身支度をして自室を出た。朝から疲れた気もするが、まあ良い。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。