短めです。
〜前衛艦隊〜
愛宕「……!」ジャバッ
ラフィーII「ん…追ってきてる。」ジャバッ
指揮官『それで良い。適当に時間を潰す。』
ラフィーII「了解…。」
…さーて。俺は頭をフル稼働させて反省文を考えよう。何の反省かって?さっきの悪口だよ。
指揮官『もうちょっとだ。』
ラフィーII「何待ってるの…。」
指揮官『イラストリアス達の航空支援だ。』
ラフィーII「なるほど…。」
既に要請はした。此処で確実に愛宕を潰す。潰してしまえば相手が降伏するか、こちらが潰しに行くかだ。
〜主力艦隊〜
イラストリアス「指揮官から支援要請です。」ボロッ
インドミダブル「了解ですわ。しかし、こちらも余裕はありません。速めに終わらせなければ。」
インプラカブル「えぇ…少し、マズいわね…。」ボロッ
敵はインプラカブルに攻撃を集中させている。今の所甲板に影響は無いが。
イラストリアス「戦闘機の数も残り少ない。旗艦に攻撃を集中していますが、正直沈められるか…。」
インドミダブル「えぇ…まさか、これ程までに練度の差があるとは。」
インプラカブル「悔しいわね…。」
相手の卓越した回避行動と圧倒的な艦載機の練度の差が此処に来て足を引っ張っている。指揮官様…。
イラストリアス「……?これは…!」
指揮官から通信が入る。なるほど…これなら。
イラストリアス「……よし、準備完了。発艦します!」
インプラカブル「私も行くわよ!」
インドミダブル「はい!」
艦載機達が次々と発艦する。決着は近い。
〜前衛艦隊〜
愛宕「待てっクソガキっ!!」ジャバッ
指揮官『待つかよオバサン!!』
愛宕「殺すっ!!」
よしよし来てるな。そしてあの様子…周りには気づいてない。
ラフィーII「指揮官、そろそろ…。」
指揮官『そろそろだな。』
その時、上空に戦闘機が見えた。
愛宕「…!?アレは…!」
ラフィーII「此処ぐらいで良い?」
指揮官『ああ。十分だ。』
紫電改二。敵の戦闘機だ。つまり此処は敵の警戒範囲内。
愛宕「…正気?貴女、私達の腹の中に入ったも同然よ?」
指揮官『お前こそ大丈夫か?3対一とかならまだしも、速力の劣る重巡で駆逐艦を空母に到達する前に仕留められると思ってるのか?』
ラフィーII「うん。これは演習。旗艦を潰しちゃえば勝ち。」
愛宕「……そういう事。でももう見つかったわよ貴女。終わりね。直ぐに迎撃の艦載機が飛んでくるわ。」
指揮官『無理だな。こっちにも空母は居る。お前らの重桜式の雷撃じゃラフィーにはまず当たらないし、爆撃機や戦闘機の爆弾を使ったらイラストリアス達を攻撃する爆弾が足りなくなる。分かるか?お前が今すべき事は目の前のラフィーを倒すしかない。今から反転してこっちの主力を潰しに行っても間に合わないからな。』
愛宕「くっ…。」
既に敵旗艦の位置は割れている。そして双方消耗してる状態だ。弾の数にも制限がある。相手はこちらの主力を地道に一人ずつ潰したかったようだが、現実は一人も持っていけていない。
愛宕「……良いわ。乗ってあげる。…勝負よ。」
ラフィーII「負けない…!」
やる気十分。さて勝負だ。
〜敵主力艦隊〜
加賀「姉様!警戒中の紫電から入電!敵駆逐艦が警戒範囲に入った!!」
赤城「……っ!そういう事…くっ。」
天城「…全艦最大船速…っ!?」
赤城「これは…!!」
発艦した機からの応援要請。敵の艦載機が直ぐそこまで来ている。逃げ切れない。
天城「全て…全て同時ですか…。」
加賀「姉様…これはもう…。」
敵の駆逐艦がこちらに突貫してきたら対応しきれなくなる。かと言って此処で逃げても艦載機にも駆逐艦にも追われ、無駄に消耗するだけ。こちらは複数被雷しており、速力も落ちている。逃げ切れる保証は無い。
天城「……最後まで抵抗します。今ある機は全て上げなさい。目標は敵駆逐。」
加賀「爆撃機で愛宕を支援して駆逐艦と敵旗艦を潰してもらうしかないですね…。」
赤城「……雷撃機は主力に向かわせます。」
何処で、何処で間違った?私は…。
〜前衛艦隊〜
愛宕「っ!沈みなさい!」ドン!
ラフィーII「嫌…!」バシュッ!
魚雷と砲の殴り合いが続く。
ラフィーII「!指揮官、戦闘機…!」
指揮官『お、来たか。』
ラフィーII「どうする…?」
指揮官『回避に集中。ストライカーを展開して攻撃はそっちに任せろ。』
敵の戦闘機が迫る。ラフィーはストライカーを展開し、最大船速で回避に集中する。
ラフィーII「っ…!」
指揮官『安心しろ。俺が居る。』
ラフィーII「うん…!」
爆撃機と戦闘機が次々と爆弾を投下する。雷撃機は…なるほど、主力を狙いに行ったか。やっぱり判断はあっちが上だな。
ラフィーII「うっ…ダメ、避けきれない…!」
指揮官『死ぬ気で耐えろ。防御姿勢。』
爆弾の2つがラフィーに命中する……よし。
ラフィーII「撃てる限り…諦めない…!」
指揮官『砲弾は使い切って良い。発射。』
ラフィーII「了解…!」ジャバッ!!
愛宕「っ!?突貫…いや…!」
ラフィーII「接射…!」ドン!
愛宕の背後に周り艦装に向けて砲を突き立て、撃つ。愛宕の艦装を大きく破損させる…が。
ラフィーII「っ…!?」
愛宕「まだよ…!」
愛宕が主砲をラフィーに向ける。マズい。
指揮官『避け…無理か!?』
ラフィーII「っ……!」
愛宕「発射……くうっ!?」サバッ!!
愛宕が突然姿勢を崩す。アレは…。
ラフィーII「味方雷撃機…。」
指揮官『よし…来たか。』
で、愛宕は…。
愛宕「っ……あらら、困ったわね……。」シュウ
ラフィーII「……終わった。」
愛宕が消える。これで前衛艦隊は全滅させた。
指揮官『……あ、ラフィー、終わり。降参だってよ。』
ラフィーII「そう…勝った…ラフィー、ねんねに戻る時間……。」
…一段落か。いや、俺はこれからだ。