指揮官「…。」
KANSEN?「ッヒ…。」ビクッ
ベルファスト「…。」スタスタ
ん〜…警戒されすぎで草。いや笑えない。ベルファストさんに母港を案内してもらっているが…道行く所で会ったKANSEN達に睨まれるか怖がられている。たぶん話しかけてもロクに相手してもらえないだろう。
指揮官「…。」
ベルファスト「…こちらが、執務室でございます。」ガチャン
指揮官「…あ、どうも。」
ベルファストさんが執務室の扉を開ける。…扉は鍵付きか。重要書類とかもあるから、しょうがないな。
ベルファスト「改めまして…ようこそアズールレーンへ。歓迎致します。」
指揮官「よろしくお願いします。」
ベルファスト「…さて。」
指揮官「…さて?」
ベルファスト「ご主人様。私の事は『ベル』とお呼び下さい。」
指揮官「えぇ…いきなり愛称呼びッスか。」
ベルファスト「貴方はこの艦隊の指揮官です。少なからず、威厳というものも必要になります。」
指揮官「はぁ…。」
ベルファスト「優秀な指揮官になる事は、まず自分に自信を持つ事から始まります。その為には優秀なメイドを愛称で呼ぶ事も必要であると存じます。」
指揮官「必要…かなぁ?」
ベルファスト「必要です。」ズイッ
近いな。その格好で近づかないでくれよ。股間にクる。
ベルファスト「ベルとお呼び下さい。」ズイッ
指揮官「お、おう…ベル?」
ベルファスト「はい♡」スッ
うーんこの。たぶんコイツ呼ぶまで離れないつもりだったろ。
指揮官「…はぁ。で、気になった事なんだけどさ。」
ベルファスト「はい?」
指揮官「何か…殺風景すぎね?」
ベルファスト「…はい。」
此処まで見てきたが…前線で戦う兵士達の居住区も兼ねている所にしては殺風景が過ぎる。ましてや此処に住んでいるのは…たぶんベルファストさん…ベル然り、他のKANSEN達しかり女性の筈。あんなんで士気持つのか?
ベルファスト「初代様の頃は黎明期でしたのでそもそもそこまで考慮する余裕が無く、二代、三代目は…そもそもそう言った物は兵器の維持に不必要であるとの事でしたので…。」
指揮官「あーね。」
人類を護ってくれてる存在に対してそんな硬派な対応しても良い事無いだろうに…。
指揮官「ま、ともかく何とかするか…。」
ベルファスト「…!」パアッ
指揮官「…。」
目に見えて笑顔になったな。意外と顔に出やすいのか。
指揮官「まずは…母港の改装からか。あー書類が増える〜…。」
ベルファスト「お手伝い致します。」
指揮官「あんがと…。」
仕事は増えるが…しょうがないか。
〜ロイヤル寮〜
ベルファスト「以上、新しいご主人様についての報告でございます。」
?????「ふーん。」
今回の指揮官は大丈夫そうね。
ベルファスト「素敵な殿方です。まるで…。」
?????「初代みたい、ね?」
ベルファスト「…流石でございます。」
?????「何年の付き合いだと思ってるのよ。それぐらいは分かるわ。」
ベルファスト「しかし、まだ問題もあります。」
?????「他の陣営がどう動くかね。特に…レッドアクシズが。」
ベルファスト「はい。特に重桜の方々は一番警戒されているので…。」
?????「でも今すぐ解決できる問題じゃないわ。彼女達の傷は深い。」
ベルファスト「わかっております…。」
?????「庶民のクセに初日にこの私に挨拶しに来なかったのは減点だけど…貴女が認めたなら大丈夫そうね。」
ベルファスト「はい。今度は断言できます。彼は…我々に必要な存在です。」
?????「ふふ…まあ良いわ。…ベル。」
ベルファスト「はい陛下。」
エリザベス「これからも…このエリザベス様のために頑張りなさい!」