〜自室〜
今日は休日だ。いや、正確には指揮官の休日は無い。最低限の勤務日数をクリアすれば、自らが決めて良い事になっている。逆に言えば自らで決めなければ無いと言うことなのだが…。
ラフィーII「………!」ゴゴゴ
大鳳「………指揮官様。」ゴゴゴ
ヴェスタル「はぁ…。」ゴゴゴ
シリアス「もう少しご自愛くださいませ。少し残念になったご主人様。」ゴゴゴ
ベル「ご主人様の矯正もメイドの務めです。」ゴゴゴ
指揮官「……。」セイザ
…実は俺、決めるのが面倒くさくてこの母港に来てからずーっと休日無しでやって来たのだ。今はそれがバレてヴェスタル…この母港の医療を統括しているKANSENと、何時ものメンツに詰められている。
ヴェスタル「私初めて見ましたよ。休日申請を『面倒だから』で無視する人。」ゴゴゴ
指揮官「い、いやね?昼寝してるし良いかな〜って…。」
ラフィーII「そんな事関係ない。お休みの日は大事。」ゴゴゴ
大鳳「指揮官様…流石の大鳳も落胆を隠せません。少し雑すぎます。」ゴゴゴ
指揮官「んな事言われても…。」セイザ
雑は元からなんだよ。
ベル「ご主人様。お仕置きが必要ですね。」ゴゴゴ
シリアス「このシリアス、ご主人様の為でしたら鬼にもなる覚悟です。」ゴゴゴ
優しいままの君で居て。無理だろうけど。
ヴェスタル「……はぁ。あのですね指揮官。休日は必要だからある制度なんです。365日働き詰めだと、いつか身体を壊しますよ。」
指揮官「ど、何処かで纏めて取ろうかなぁ…って考えてたり…。」
ヴェスタル「…具体的なプランを聞かせてもらっても?」
指揮官「………無いです。」
ラフィーII「…ヴェスタル。」
ヴェスタル「
ラフィーII「…ふんっ!」ギュッ
指揮官「おっふ!」
ラフィーのもちもちボディーが正面に貼り付く。……まあ色々ぺったんこだし良いか。
ヴェスタル「……そして指揮官様。大鳳さんから、指揮官の食生活に関しても罪状が上がっていますけど。」
指揮官「ギクッ。」
ベル「ほう…?」ギロッ
ヴェスタル「…指揮官様。3食レーションバーとエナジードリンクだけとか言う狂気の沙汰を隙あらば続けていたそうですね?」
指揮官「……はい。」
だって楽だし。栄養食だし、ぶっちゃけ運動不足だからこれぐらいがちょうど良いかなあって。
ベル「……。」ゴキゴキ
指揮官「ピッ!?」
ヤダこの人!?何かゴキゴキ拳鳴らしてるんだけど!?軽巡とはいえKANSENの馬力で殴られたら俺死ぬ!死んじゃう!!
ヴェスタル「申し開きは?」
指揮官「……料理できないしこれで良いかなって!」
大鳳「ダウトです。料理できない人の冷蔵庫に味噌や漬物がある訳ありませんわ。お米も袋で買ってありましたし…絶対に面倒だからたまにしかしてないだけです。」
ヴェスタル「ほう…!?」ゴキゴキ
っちぃっ!!!(クソデカ舌打ち) コイツに冷蔵庫触らせるんじゃなかった。
大鳳「裁判長。判決を。」
ヴェスタル「
大鳳「フンッ!!」ギュッ
指揮官「っぐうっ!?」
ああああああああっ!大鳳の、大鳳のグラマラスボディーがぁぁっ!?俺の理性を没収していくっ!!
ヴェスタル「まだ終わりませんよ。貴方、3食レーションとエナジードリンクに加えて酷い日は菓子パンとカップラーメンだけで済ませる日もありましたね?」
指揮官「………先生!これ以上人の過去を抉るのはやめませんか!?」(帷を忘れた特級術師)
ヴェスタル「あったんですね。不健康につぐ不健康です。というか貴方この母港に来る前もしてたでしょう。もう完全に常態化してます。要監視対象ですね。」
指揮官「……。」セイザ
ベル「……裁判長。判決を。」
ヴェスタル「
ベル「失礼します♡」ギュッ
シリアス「私も…!」ギュッ
指揮官「くぁwせdrftgyふじこlp!?」
ぐぁぁぁぁぁっ!?腕が、腕がぁぁぁっ!?二人の豊かな装甲が当たってるぅぅぅぅ!?
ヴェスタル「はぁ…中々に賢い指揮官と聞いていたのですが、私生活はダメダメでしたか…。」
ラフィーII「女性耐性もダメダメ…。」ギュッ
指揮官「いやラフィーに抱きつかれても…。」
大鳳「ふふっ。」ギュッ
指揮官「あああああっ!?」ビックゥッ!!
ラフィーII「むぅ……!」
くっ…どうせ俺は弱者男性ですよ…。
〜購買部〜
不知火「いらっしゃいませ……わ、フルアーマー指揮官ですか。」
指揮官「うっせーやい。」
結局今日一日はいつものメンツに囲まれて過ごす事になった。何でこうなった?というかこのメンツが一日中監視する意味とは…。
ベル「ご主人様がだらしないからでは?」
大鳳「そうです。」
シリアス「両手に花ですよ。ご主人様。」
指揮官「うっせーやい。」
両手に花は嬉しいが前後にも花があったら過剰だろ。
ラフィーII「むぅ…今日は指揮官のおごり…。」スッ
指揮官「……一升瓶は開けるなよ。」
ラフィーII「今日は開けないもん…。」
ラフィーがカップ酒をカゴに入れる。というか相変わらず清酒だけなのね。もっとビールとか…。
ラフィーII「ビールも…。」スッ
缶ビールもカゴに入る。お前ほんと遠慮ないよな。
シリアス「……。」モジモジ
指揮官「……シリアスも入れて良いんだよ?」
シリアス「いえ…、シリアスは…。」モジモジ
大鳳「あら。入れないのですか?じゃあ私は遠慮なく。」スッスッ
指揮官「……。」
大鳳がお菓子を入れる。え、遠慮ない…。
ベル「……。」スッ
指揮官「ベルも飲むのね…。」
ベル「今日は私もお休みですので。」
指揮官「なら俺に構わなくても良いんだよ?」
ベル「好きで居るので。」スッスッ
指揮官「そう…。」
ワ、ワインボトルにチーズ…。高そう。
指揮官「シリアスも遠慮なく入れて良いんだよ?」ツンツン
シリアス「で、ですが…。」モジモジ
指揮官「入れちゃおうよ〜我慢は毒だよぉ?」ツンツン
シリアス「……し、失礼しますっ!」スッ
堕ちたな。その後は適当にツマミと食材、ジュースを買って終わった。おおよそ健康的とは言い難いラインナップがカゴの中に入っているが、まあ俺アルコール飲めないだからね…。健康問題になる事は無いからね…。
〜自室〜
指揮官「……暇だ。」ダラッ
大鳳「ゲームは…。」
ラフィーII「飽きた…。」ダラッ
飽きた。だいたいラフィーとやり尽くしたからな。買うのも面倒くさい。
ベル「…ところでご主人様。いつからラフィー様を部屋に上げるようになったので?」
指揮官「え?……いつだっけ?」ダラッ
ラフィーII「ラフィーも覚えてない…。」ダラッ
ベル「爛れに爛れていますね…。」ヤレヤレ
ベルが目元を抑える。うっせぇバーカ。俺悪くないもん。
大鳳「英雄色を好むと言いますし…。」
指揮官「無い無い。俺が英雄とか無い。」
シリアス「誇らしきご主人様ならなれますよ!」
指揮官「えぇ…気は乗らないなぁ…。」
ラフィーII「指揮官は名誉や名声じゃなくて怠惰な生活ができれば良いだけの男…。」
指揮官「うっせぇ酒カス。」
実際その通りなのが悔しい。俺はぶっちゃけ平和とかお金とか名声とかどうでも良いと思っている。俺はただ毎日のんべんだらりと生きたいだけなのだ。
ラフィーII「図星…。」フッ
指揮官「うっせぇ酒乱まな板ロリ。」
ラフィーII「………言って良い事と悪い事がある…!」
指揮官「あっ気にしてたのね…ごめん。」フッ
ラフィーII「……!」スッ
ベル「そこまでですよお二人とも。子供じゃないんですから。」
シリアス「メイド長、指揮官は未成年ですしラフィーさんも肉体的には子供です。」
指揮官「うん。」
ラフィーII「肉体的には…。」ズーン
ベル「…そうでした。」
我はまだ18…もうちょっとで19である。
大鳳「……可愛いです♡」ギュッ
シリアス「大鳳様!?」
指揮官「ちょっ…わ。」
ラフィーII「む…。」
大鳳が俺ごとラフィーを抱きしめる。うぎぎ…力強っ。
大鳳「ふふ…屈強な初代様も悪くありませんでしたが、私は今の指揮官様が大好きです♡」
指揮官「うっ…うん、嬉しいけど…離れてね?」
大鳳「嫌です♡」
ラフィーII「いい気味…。」ギュッ
指揮官「んん゛っ!!」
くっ…俺の理性に大鳳の徹甲弾が突き刺さる…俺はもう駄目かもしれない。
シリアス「……ずるい。」ギュッ
ベル「私達も行きましょうか。」ギュッ
指揮官「ん゛ん゛ん゛っ!!!」
しっ、死ぬっ!クソっ肝心な所で
大鳳「指揮官様ぁ♡此処で、大鳳で卒業しちゃいましょうか♡」ハーッ
シリアス「!!!…誇らしきご主人様!そういう事はこの『シリアスで』お願いします!!」ズイッ
ぐああああっ!?生ASMR止めろ!ハーッ♡ってするなっ!!シリアスも近い!!
ラフィーII「むぅ…難攻不落…?」
大鳳「そうですわねぇ…下は少し硬くなっていますけど…。」サワサワ
指揮官「セクハラだっ!?」
やめっ大鳳止めろっ!!サワサワすんな!更に硬くなっちゃうでしょ!
ベル「もしかしたら今まで休みなしでやってきたツケが回ってきているのかもしれません。」
シリアス「…誇らしきご主人様。今日はこの『シリアスが』誇らしきご主人様を癒します。どうぞ、『何用でも』お申し付けくださいませ。」シュン
指揮官「お前ちょっと残念そうにしたなお前。バレてるからな。そしてまだ望み捨ててないなお前。それもバレてるからな。」
このエロメイドが…。
大鳳「仕方ありませんわね…これ以上
ラフィーII「このクソボケは一回わからせないと駄目かも…。」スリスリ
指揮官「俺一応上官だからな!?」
何だこのまな板。上官をクソボケ呼ばわりしやがったぞ。
ラフィーII「……またまな板って言った?」ギロッ
指揮官「気のせいだろ。」
ラフィーII「……。」ジーッ
へっざまあみろ。言わなきゃバレないんだよ言葉なんて。
ベル「…とりあえず、今日はご主人様を骨抜…ダメに…徹底的に休ませます。ご主人様は私達に任せて、どうぞお寛ぎくださいませ。」
指揮官「はぁ…。」
他人に見られながらくつろぐのは初めての経験だが、まあ良いか。その後は何事も無く休日を過ごした。