〜執務室〜
指揮官「ぴろぴろぽっぽーん。」
武蔵「何言っているの汝…。」
赤城「遂にストレスでおかしくなったのですか…?」
シリアス「あぁ…お労しやご主人様…。」
あれから2日。サディアのKANSEN達も戦力に入れる+ペーターさん達の居場所がヴェルリンと言う事が判明したので、諸々の事情を考え直さないといけなくなった。皆には内緒だが2徹だ。ハゲそう。
武蔵「場所はヴェルリンの一区画。セイレーンが攻めてきた時に爆撃されて一度は灰になってしまったけど、それでも他の地区に比べて被害が少なかったから早く復興できたようね。」
赤城「特に商業施設が多いです。ヴェルリン中央は集中的に爆撃されたので物流網が壊滅、新しい物流網の構築の為に此処が選ばれたようですね。」
指揮官「俺達はこれを守りつつ、KANSEN達も助けないといけない。」
赤城「えぇ。必然的に艦装はオーバースペック過ぎて使えません。」
使えたとしても小口径の砲か機銃、対空砲の出番だろう。46cm砲なんてもってのほかだ。
赤城「サディアのKANSEN達もそれを分かっているから海兵隊を出したのでしょう。」
指揮官「オイゲンさんから粗方聞いてるんでしょうね。俺達にできる事は援護…不測の事態が起きた時の対処です。」
どんな戦争でも予備兵力は必要だ。一つ前提が崩れただけで総崩れになるようでは困る。
武蔵「サディア側の戦力は…海兵隊100、駆逐艦5、軽巡1。」
赤城「収容施設側は対KANSEN用装備で武装した警備兵が約60…これだけ戦力差が開いていれば制圧、救出は大丈夫でしょう。」
指揮官「問題はセイレーンが出てきた場合。」
陸上では船である量産艦が使えない為、人型個体…エクセキューターシリーズ以上が出てくる筈だ。
赤城「人型個体…エクセキューターシリーズは砲撃が得意な場合が多いですからね。」
武蔵「正直に言って駆逐艦5隻と軽巡1隻では対処は難しいわよ。」
指揮官「かと言って大型艦では砲撃の威力が高すぎる。」
重巡を出そうにも砲撃の威力が高すぎる。かと言って六隻では対処は難しい…なら。
指揮官「何処か思いっきりやれる場所に誘導できるよう準備をしておく。」
赤城「それしか無いですね…コレが周辺の地図です。」
地図がだされる……うん?
指揮官「…お?水路があるな大きめの。」
武蔵「鉄血はセイレーンとの戦いで量産艦で対抗したわ。今は瓦礫になってしまったけど…造船所があった。この水路は建造した量産艦を海まで運ぶ為の水路。海まで繋がっている筈よ。」
シリアス「鉄血はKANSENが少なくてかなり被害を受けましたから…。」
みんなセイレーンの被害に遠からず遭っている。直接爆撃されたり砲撃されたりは勿論、物流の破壊による食糧難や貧困、経済格差など…元を辿ればセイレーンのせいなんて良くある話だ。鉄血は元々貧富の差が酷かったのと、土地が痩せていて食糧自給率が低かったのも響いているようだが。
武蔵「量産艦は狭すぎて輸送路として使うのが精々だけど、私達KANSENなら作戦行動できる十分な広さがあるわ。」
指揮官「此処に誘い込む。」
武蔵「ここなら重巡や戦艦の砲も使えるわ。」
赤城「人選はこちらでやっておきますね。」
指揮官「頼みます。」
KANSENの強みは艦の時代よりも小回りが効くようになったこと。艦装にすれば極論そこら辺の河川のような狭いスペースでも移動は可能だし、陸路も行けるようになった。戦艦のKANSEN達なら実質要塞砲が地形の制限なく動き回ってるような物だ。そりゃ強い。
指揮官「あとは…噂を流すタイミングか。」
武蔵「相手に準備の時間を与えない為にも発令から一日以内に攻め込みたいわね。」
指揮官「リットリオさん達の準備が終わり次第速攻で良いか。」
赤城「それで良いでしょう。ビスマルクに伝えておきます。」
指揮官「お願いします……あ、これで終わりか。」
シリアス「そうですね…今日の業務は終わりです。お疲れ様でした。」
終わった〜…。眠い。
武蔵「とりあえずご飯でも食べてきなさい。どうせレーションで済ませているんでしょう?」
シリアス「お供します。」スッ
指揮官「じゃ、お疲れ様でした。」
〜食堂〜
指揮官「モグモグ…。」
シリアス「……。」ジーッ
指揮官「……んぐっ。あのさ、シリアスも飲み物とか…。」
シリアス「大丈夫です。誇らしきご主人様を見ていたいのです。」
指揮官「…なら良いけど。」
ずーっと見られてるとむず痒い。シリアスってこういう所があるからな。……いや、ベルも割とあるな。こっちが食べてる所を微笑ましく見てくる。何なんだ?
ラフィーII「指揮官。」
指揮官「ラフィーか。」
ラフィーII「ここ数日見かけなかった…またレーション?」
指揮官「ちょっと忙しくて。」
ラフィーII「…それに、寝てないでしょ。」
指揮官「……そんな事ないよ?」
シリアス「ご主人様?」ゴゴゴ
ラフィーII「…ホントに?」ギロッ
指揮官「…二徹です。」
シリアス「ご主人様。食べ終わったら自室に。」
ラフィーII「私も行く…逃さない。」
指揮官「…うす。」
何故バレた…クマも消した筈。
ラフィーII「指揮官、行動に出やすい…。」
指揮官「……いや、それ分かるのラフィーだけでは。シリアスにもバレなかったし。」
シリアス「……。」シュン
ラフィーII「……うるさい。」カオマッカ
可愛い奴め。ラフィーの場合は勘なのか観察眼なのか分からんからな…。シリアスはごめん。別にシリアスが悪いわけじゃないよ。
〜寝室〜
指揮官「あっぴろぽっぽーん…。」グデーッ
ラフィーII「指揮官がおかしくなった…。」
シリアス「本日2回目ですね…。」
奇声発したくなるぐらいには眠気がヤバい。あ〜…。
指揮官「オフトゥンふかふか…ラフィーはまな板…。」
ラフィーII「…は?」
シリアス「ご主人様がおかしくなりました…どうすれば…。」オロオロ
ラップが作れそうだ。
指揮官「シリアス可愛い…ラフィーはかわい…い?」
ラフィーII「なんでそこで詰まるの…?」
シリアス「えへへ…。」テレテレ
……早くもネタ切れ。やめよ。
指揮官「……おやすみ。」
ラフィーII「……ラフィーも。」バッ!
指揮官「グエッ!?」
酷い…。
ラフィーII「唐突に罵倒されてラフィーは傷ついた…埋め合わせを要求する…。」ギュッ
指揮官「ごめんね。」
ラフィーII「誤って済むならヴェスタルは要らない…。」スッ
指揮官「勘弁して下さいラフィー様。」
ラフィーが端末を取り出す。ただですら健康診断引っかかっているのに今この状態を見られたら罰ゲーム確定だ。それだけはヤダ。
ラフィーII「指揮官はラフィーを抱き枕にして寝るべき…。」
指揮官「はいよろこんでー!」ギュッ
ラフィーII「ついでに頭も撫でるべき…。」
指揮官「イエスマム!」ナデナデ
ラフィーII「んふぅ…。」
ラフィーが言うがままにする。いいもん…どうせ役得だもん…。
ラフィーII「このまま寝るべき…。」ギュッ
指揮官「う…ん…。」
目が閉じてくる。2日ぶりの睡眠だ。おやすみ…。
〜翌日〜
指揮官「……。」パチッ
ラフィーII「すぴ〜…。」ギュッ
…目の前にラフィーのちっぱい。未だにまな板の域を出ないが、少し膨らみがある。普段ダボダボの服しか着てないから分からんかった。
ラフィーII「ん…。」ギュッ
指揮官「うーん…。」
ちっぱいじゃなければなぁ…ホントに惜しいなぁ。で、それはそれとして…。
シリアス「zz…。」ギュッ
指揮官「……なんで。」
シリアスが俺の背中にくっついて寝ている。柔らかい物が当たってる。ヤバい。と言うかシリアスってこんなに積極的だったっけ?いつもエロ発言はするけど行動に移すことは無かったから油断していた。
指揮官「……ほら、起きて。」ユサユサ
ラフィーII「ん…んん…あ、朝…?」
シリアス「ふぁ…あ、すみません誇らしきご主人様。ラフィー様が羨ましかったのでつい…。」
指揮官「羨ましいって…まあ良いや。心臓に悪いから無断ではやめてね。」
シリアス「はい…。」
ラフィーII「…指揮官、ラフィーは?心臓に悪い?」
指揮官「お前は勝手に忍び込んで来るだろ。あと無いし。」
ラフィーII「ッチ。」
もう慣れた。流石に時々侵入されてれば慣れる。
ラフィーII「むぅ…やっぱり大きいのが良いんだ…。」
指揮官「そりゃ俺も男ですし。」
やっぱりね、男の子は大きいのが好きなのよ。ボンキュッボンよ。
ラフィーII「ラフィーも大きくなりたい…。」ペタペタ
指揮官「KANSENに体型の変化ってあるのか…?そもそも成長するのか…?」
ラフィーII「太るくらいは普通にある…でも背が伸びたり胸が大きくなる事は無い…悲しい…。」シュン
指揮官「一生そのままか…残酷だねぇ。」
ラフィーII「でも皆女の子の日はある…謎…。」
指揮官「……反応に困るけど確かに謎だな。」
男の俺があんまり言うのもマズいが、普通に矛盾してるんだよなぁ…ホルモン何処行った?
シリアス「永遠の謎ですね…人体実験する訳にも行きませんし。」
指揮官「うーん…よし、考えるのやめた。」
ラフィーII「それが良い…。」
そもそもKANSEN自体が海上スキーしたり艦装を船の形にしたり物理法則にだいぶ喧嘩売ってる存在だし…そういうもんだろう。
指揮官「……よし、今日も一日頑張るぞい。」
シリアス「はい!頑張りましょう!」
ラフィーII「ラフィーも頑張る…。」
もうちょっとだ。