青い海の小さなおはなし   作:一般通過社会人

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昼寝

 

〜執務室〜

 

指揮官「はぁ…あ、終わったんだった。」

 

ベル「はい。これで今日の業務は終了です。お疲れ様でした。」

 

シリアス「流石です。誇らしきご主人様。」

 

ユニオン寮から帰って来た。今日は午前の間に書類が片付いたので、終わりだ。…。

 

指揮官「執務室閉めて良い?」

 

ベル「大丈夫です。私達はロイヤルメイドの業務に戻りますので…偶には、早めにお休み下さい。」

 

指揮官「そうする。」

 

此処に来てから毎日働きっぱなしだったからな。こういう日もあっていいだろう。

 

ベル「それでは、また明日。」

 

シリアス「お疲れ様です!」ペコッ

 

指揮官「お疲れ〜。」

 

執務室から出て、鍵を閉める。さて…どうしようか。

 

指揮官「中庭…行ってみるか。」

 

外の空気も吸いたいし。いい天気だ。昼寝するのも良いだろう。

 

 

〜中庭〜

 

指揮官「…お、良い感じ。」

 

陽の光も程よく当たっている、ちょっと樫の木が1本植えられた小高い丘を見つけた。ちなみに中庭と言っても学校みたいな狭さではなく、東京ドーム◯個分みたいな感じで表現されるほど広い。むしろ庭園の方が合ってるかも。

 

指揮官「…ふぅ。」ザッ

 

芝生の上に寝転び、目を閉じる。若草のいい匂いと木に遮られちょうど良くなった日光が心地よい。…ふぁ。

 

指揮官「いい…かん…じぃ…zzz…。」

 

あっという間に瞼が落ちてきた。

 

 

〜中庭〜

 

…。

 

??????「ラフィーちゃんどうしたの〜?わ、この人って…。」

 

ラフィーII「ジャベリン、先客居た。たぶんこの人…。」

 

ジャベリン改「指揮官…だよね。初めて見たよ…。」

 

ラフィーII「うん…ラフィーも。」スッ

 

指揮官?の上に寝転がる…中々良いベッド。

 

ジャベリン改「ええっ!?ダメだよラフィーちゃん!」

 

ラフィーII「大丈夫大丈夫…ラフィーは眠いから大丈夫…zzz。」

 

ジャベリン改「あ…寝ちゃった。」

 

ジャベリンを置いて一足先に、ひと肌の温もりに意識を落とした。

 

 

 

〜数時間後〜

 

指揮官「………ピッ!?」ビクッ

 

こんにちは。指揮官です。私は今、大ピンチです。

 

指揮官「…誰?」

 

ラフィーII「zzz…。」

 

ジャベリン改「…もうたべられないよぉ…zzz。」

 

なんて古典的な寝言なんだ…いやそうじゃない。…駆逐艦、か?ベル曰く、身長はクイーンと同じぐらいって言ってたし。

 

指揮官「…。」

 

白い方は上に寝転がってるから起こす…のもアレだな。起きるまで待つか。ピンク色の娘は…。

 

ジャベリン改「んへへ…指揮官…zzz。」スヤァ

 

…可愛いからそのままだな。

 

指揮官「…二度寝しよう。」

 

俺は基本的にダメ人間なのである。名前も知らないこの娘達を言い訳に二度寝する。

 

 

〜更に数時間後〜

 

指揮官「ふぁ…あ、もうこんな時間か。」

 

腕時計を見ると17時。ちょっと寝過ぎたな。

 

指揮官「…まだか。」

 

ラフィーII「zzz…。」

 

ジャベリン改「んぇ…zzz…。」

 

流石起こさないとマズい。よし…。

 

指揮官「おーい…。起きて〜…。」

 

ラフィーII「zzz…。」

 

ジャベリン改「ん…あと5分…zzz…。」

 

…なんて古典的な(以下略)

 

指揮官「おーい!起きろ〜。」ユサユサ

 

ラフィーII「んっ、んん…あっ、しきかん…。」ギュッ

 

指揮官「ん゛ん゛っ。えーっと…初対面…だよね?」

 

何この可愛い生物。小さいおててで抱きついて来たんだけど!?

 

ラフィーII「アレン・M・サムナー級駆逐艦…II型艦装のラフィー…。」

 

指揮官「ラフィー…?ベンソン級の方しか知らない…。」

 

ラフィーII「そっちは前の私…その頃も強かった…。」

 

指揮官「戦艦と至近距離で撃ち合うんだからそうだろうね。」

 

前…II型艦装って事は、同じ名前を継承した艦は改装扱いになるのか?うーん覚える事が増えた。

 

ラフィーII「あ、もう暗い…ジャベリン、夜だよ…。」ユサユサ

 

ジャベリン改「ふぁ…あ、あれ?指揮官…。」

 

指揮官「アオイ・ベネットです。よろしく。」

 

ジャベリン改「指揮官こんにち…こんばんは!Jクラス駆逐艦のジャベリンです!」

 

わあ元気。元気な娘は可愛いね。ジャベリン…知らない子だな。

 

指揮官「よろしく…あっこらラフィー、寝るんじゃない。」

 

ラフィーII「指揮官があったかいのが悪い…ラフィー悪くない…。」ウトウト

 

ジャベリン改「こーらー。ラフィーちゃん、指揮官さんに迷惑かけちゃダメでしょ。」

 

ラフィーII「ジャベリンお母さんみたい…。」

 

ロリ母ちゃんか…。

 

ジャベリン改「えっ!?そんな褒めないでよぉ…。」テレテレ

 

指揮官「褒めてる…のか?」

 

ラフィーII「褒めてる褒めてる…指揮官、一緒にご飯食べよ…?」

 

指揮官「あー…。」

 

食堂か…。うーんまだ早いだろ。レッドアクシズ勢と出くわした時が怖い。

 

指揮官「ごめんラフィー、ジャベリンと二人で行って欲しいかな〜?」

 

ラフィーII「え〜…。」シュン

 

ジャベリン改「私も指揮官と一緒にご飯食べたいです!」キラキラ

 

ジャベリンが期待の眼差しで見てくる。………。

 

指揮官「…わ、分かったよ。行くって。」

 

ラフィーII「ラフィー、大勝利…ぶい。」

 

…食堂に向かった。ラフィーにしがみつかれたまま。

 

 

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