⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎は人類の裏切りものである   作:橘花改

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3話途中参戦

 俺がリベンジを果たしてから約一か月が経った。なんやかんや一か月以上枠が空いたのは初めてじゃないか?まあ良い。それよりもこの一か月で変わったことが一つをある。スタークとの連絡が一才つかないことだ。今までうざいくらいダル絡みしてきたり、特訓にも付き合ってくれたのに急に連絡が取れなくなった。ただ今は樹海、戦場で考え事をしても仕方がない。

 

友奈「来た!」

 

健介(前みんなで倒したやつか。攻撃方法はわかってるから、今回は比較的楽だな。みんなの特訓相手にしてもいいかもな。)

 

美森「あれが五体目。」

 

風「落ち着いて、ここで迎撃するわよ。」

 

友奈「一か月ぶりだからちゃんとできるかな?」

 

樹「えーとですね、ここをこうこう。」

 

友奈「ほうほう。」

 

風「えーい!成せば大抵なんとかなる!シノゴの言わずピシッとやるわよ!」

 

二人「は、はい。」

 

健介「脳筋にも程があるだろ。」

 

風「健介!なんか言った?!」

 

健介「いえ、何も。」

 

風「とにかく、勇者部ファイトー!」

 

三人「おおー!」

 

 そう会話をしていると突如敵の身体が爆破した。

 

友奈「東郷さん?!」

 

美森「私じゃない。」

 

健介(東郷でもないとすると一体誰が?もしかして前みたドラゴンのやつか?)

 

 だがすぐに答えは出た。

 

???「ちょろい!」

 

 二双の短剣を持った少女が上空から落ちてきたのである。

 

???「封印開始!」

 

 地面に降り立ち

 

???「思い知れ、私の力!」

 

風「あの子一人でやるき?!」

 

 敵の御霊が出てきた。そしてそいつはガスを出してきた。

 

美森「ガス。」

 

友奈「何これ!」

 

樹「見えないよぉー」

 

???「そんな目眩し、気配で見えてんのよ!」

 

 そして御霊を切った。

 

???「殲・滅」

 

精霊「諸行無常」

 

風「って、やば!缶で吸わないと!」

 

 しかしバーテックスから離れていても缶は吸った。

 

風「この距離からでも吸えるのね。」

 

健介「今まで近づいた意味。」

 

風「やめて言わないで、悲しくなるから。」

 

 そしてバーテックスを殲滅した少女が降りてきて。

 

友奈「えーと、誰?」

 

???「揃いも揃ってボーっとした顔してんのね。こんな連中選ばれた勇者ですって?」

 

友奈「あのー」

 

???「何よちんちくりん。」

 

友奈「ちん!」

 

夏凛「私は三好夏凛。大赦から派遣された正真正銘、正式の勇者。つまりあなたたちは用済み。ほい、お疲れ様でした。」

 

四人「えー!」

 

健介「じゃあさぁ、その三好さんさぁ。」

 

夏凛「な」

 

健介「ちょっと付き合え。」

 

 そう言って剣を巨大化させ、夏凛を吹き飛ばした。

 

夏凛「ちょっと!何すんのよ!」

 

健介「いやーな、少し打ち合った見たくなっただけさ。」

 

夏凛「あっそ!なら付き合ってあげる!」

 

 すぐさま攻撃を仕掛ける。

 

健介「単調だな。どうした?完成型もこの程度か?」

 

夏凛「うっさい!」

 

 攻撃の速度が上がる。

 

健介(この戦い方、どこかで・・・)

 

 それは健介にとって一番馴染みのある戦い方だった。

 

健介「お前、スタークとどういう関係だ?」

 

 そう、スタークの攻撃方法に似ていたのである。

 

夏凛「なんであのマスク男のこと知ってんのよ!」

 

健介「あいつの元で学んでいたからだ。」

 

風「ちょっと待ったぁー!」

 

 風が剣を巨大化させ二人の間に割って入った。

 

風「ちょっとちょっと、なんであんたら喧嘩してんのよ!」

 

夏凛「それはあっちに聞きなさいよ!』

 

健介「俺は単純にそこのやつに腹が立った。それだけだ。」

 

風「それだけって・・あんたねぇ。」

 

健介「それはあっちで話そう。もう樹海化も解けるし。」

 

風「それもそうね。」

 

 世界は崩壊した。

 

健介「あいつはいないのか。」

 

風「それでなんで三好って子に攻撃仕掛けたの?」

 

健介「単純にお前らのこと罵倒したのが気に食わんかった。」

 

風「気に食わなかったって、あんたそれにしてもあれはやりすぎよ!」

 

健介「ああ、俺もどうかしてたと思う。でもなんなんだろうな、感情を制御できなかったとでも言うべきか。」

 

風「ひとまず、あんたはもう帰って頭冷やしてきなさい。」

 

健介「ああ、悪いがそうさせてもらう。」

 

 次の日部室

 

健介「そうくんのかよ。」

 

夏凛「なんであんたがいんのよ。」

 

 すごく嫌そうに言う

 

健介「昨日のことは悪かったな、すまんかった。」

 

 頭を下げる。

 

夏凛「あっ、そ、そう、いいわよ許してあげる。」

 

 慣れてないように言う。

 

夏凛「っま、まあいいわ転入生のふりなんてめんどくさい。まあ私がきたからにはもう安心ね。完全勝利よ!」

 

美森「なぜ今このタイミングで?どうして最初から来てくれなかったんですか?」

 

夏凛「私だってすぐに出撃したかったわよ。でも大赦は二十三十に万全を期しているの。最強の勇者を完成させるためにね。」

 

美森「最強の勇者?」

 

夏凛「そ、あなたたち先遣隊の戦闘データを得て、完璧に調整された完成型勇者!それが私。私の勇者システムは対バーテックス用に最新の改良を施されているわ。その上、あなたたちトーシロとは違って、戦闘のための訓練を長年受けてきている!」ガン

 

美森「黒板に当たっていますよ。」

 

風「しつけがいがありそうな子ね。」

 

夏凛「なんですって!」

 

樹「喧嘩しないで。」

 

夏凛「ふん!まあいいわ。とにかく大船に乗ったつもりでいなさい。」

 

友奈「そっかよろしくね夏凛ちゃん。」

 

夏凛「いきなり下の名前。」

 

友奈「嫌だった?」

 

夏凛「ふん、どうでもいい。名前なんて好きに呼べばいいわ。」

 

友奈「ようこそ勇者部へ。」

 

夏凛「はぁ、誰が?」

 

友奈「夏凛ちゃん。」

 

夏凛「部員になる話なんて一言もしてないわよ。」

 

友奈「へ、違うの?」

 

夏凛「違うわ。私はあなたたちを監視するためにここにきただけよ。」

 

友奈「え、もう来ないの?」

 

夏凛「また来るわよ。お役目だからね。」

 

友奈「じゃあ部員になっちゃった方が、話が早いよね。」

 

美森「確かに。」

 

夏凛「まあいいわ。そう言うことにしといておきましょうか。そのほうがあなたたちを監視しやすいでしょうしね。」

 

風「監視監視ってあんたねぇ、見張ってないと私たちがサボる見たいな言い方やめてくれない。」

 

夏凛「偶然適当に選ばれたトーシロが、大きな顔するんじゃないわよ。大赦のお役目はおままごとじゃないの、ぎゃあああああああ!」

 

 牛鬼が夏凛の精霊をかじっていたのである。

 

夏凛「何してんのよ!この腐れ畜生!!!」

 

精霊「外道め!」

 

友奈「外道じゃないよ牛鬼だよ。ちょっと食いしん坊くんなんだよね。」

 

夏凛「自分の精霊のしつけもできないようじゃ、やっぱりトーシロね!」

 

美森「牛鬼にかじられてしまうから、みんな精霊を出しておけないの。」

 

夏凛「じゃそいつを引っ込めなさいよ!」

 

友奈「このこ勝手にでてきてしまうんだ。」

 

夏凛「はぁあんたの勇者システム壊れてんじゃないの?!」

 

精霊「外道め。」

 

友奈「そういえばこの子喋れるんだね。」

 

夏凛「ええ、私の能力に相応しい強力な精霊よ。」

 

友奈「あっでも東郷さんには三匹いるよ。」

 

美森「えっとー出ました。」

 

 三体の精霊が出てきた。

 

健介「それ言ったら俺七体いるぞ。」

 

 そう言って全く同じ姿の精霊を七体出した。

 

夏凛「ななって、あんたそれ全部同じじゃない!」

 

健介「あら、バレました?」

 

夏凛「バレるわよ。まあいいわ、私の精霊は一体で最強なのよ!言ってやんなさい。」

 

精霊「諸行無常。」

 

美森「達観してますね。」

 

夏凛「そこがいいのよ!」

 

 そんな時タロットカードで占いをしていた樹が言い放った。

 

樹「どうしよう、夏凛さん。」

 

夏凛「今度は何よ!」

 

樹「夏凛さん死神のカード・・・」

 

夏凛「勝手に占って、不吉なレッテル貼らないでくれる!」

 

風「不吉だ。」

 

美森「不吉です。」

 

健介「不吉じゃん。」

 

夏凛「不吉じゃない!ともかく、これからのバーテックス討伐は、私の監視のもと励むのよ!」

 

友奈「部長がいるのに?」

 

夏凛「部長よりも偉いのよ。」

 

友奈「ややこしな。」

 

夏凛「ややこしくないわよ!」

 

風「事情はわかったけど、学校にいる限りは上級生の言葉を聞くものよ、事情を隠すのも任務の中にあるでしょ。」

 

夏凛「ふん、まぁいいわ。残りのバーテックスを殲滅したらお役目は終わりなんだし、それまでの我慢ね。」

 

友奈「うん。一緒に頑張ろうね!」

 

夏凛「ぐ、頑張るのは当然!私の足を引っ張るんじゃないわよ!」

 

友奈「ねぇ、一緒にうどん屋さん行かない?」

 

夏凛「必要ない。行かないわよ。」

 

友奈「もう帰るの?」

 

 友奈の言葉に耳も貸さず、そのまま部室を後にした。

 

 放課後かめや

 

友奈「うどん美味しいのに。」

 

美森「頑なな感じの人ですね。」

 

風「ふふふ・・・」

 

樹「お姉ちゃんどうしたの?」

 

健介(嫌な顔)

 

風「ああ言うお堅いタイプは張り合いがいがるわね。」

 

樹「張り合うの?」

 

健介「張り合わんでいい。」

 

友奈「うーん、どうやったら仲良くなれるのかな?」

 

 健介宅(マンション)

 

健介(また堅物なやっちゃがきたが、どうすっかな。スタークに聞けば一発でわかるんだがな。)

 

 そう考えながら自宅の扉を開けようとした瞬間。

 

夏凛「うげ。」

 

 最近よく聞く声が聞こえた。

 

健介「三好もここの住まいだったか。」

 

夏凛「ええ、なんなら隣よ。」

 

健介「チョッチ付き合え。」

 

夏凛「いやよ、誰があんたと話すものか。」

 

健介「昨日のことで怒ってるなら謝るから。」

 

夏凛「ふん、まあいいわ。それで話って?」

 

健介「スタークについてだ。」

 

夏凛「あのマスク男ね。そいつがどうしたのよ?」

 

健介「スタークとどういう関係なんだ?」

 

夏凛「ただの師弟関係よ。それ以上でも、それ以下でもない。」

 

健介「俺についてはどこまで知っている?」

 

夏凛「先代勇者。そして負傷により戦線離脱、そして目が覚めた時には全てが終わっていた、でしょ。」

 

健介「よくご存知で。」

 

夏凛「話は終わり?」

 

健介「最後に一つ。スタークは今どこにいるか知ってるか?」

 

夏凛「いや知らないわ。そもそもあいつが来るのは不規則だったし師弟関係って言ってもあくまで武器の使い方を教えてもらっただけよ。」

 

健介「そうか、引き留めて悪かったな。」

 

 次の日勇者部部室

 

 なんか三好が水泳選手並みの記録打ち立てた後に友奈と話してこの現状に危機感を持ったらしいが、こっちからしたらなんのこっちゃ。

 

夏凛「仕方がないから、情報交換と共有よ。」

 

 煮干しを食べながら

 

夏凛「わかってる?あんたちがあんなにも呑気だから、今日も来てあげたのよ。」

 

風「煮干し?」

 

夏凛「何よ。ビタミン、ミネラル、カルシウム、タウリン、EPA、DHA、煮干しは完全食よ。」

 

風「まあいいけど。」

 

夏凛「あげないわよ。」

 

風「いらないわよ。」

 

美森「じゃあ私のぼた餅と交換しましょう。」

 

夏凛「何それ?」

 

美森「さっき家庭科の授業で。」

 

友奈「東郷さんはお菓子作りの天才なんだよ。」

 

美森「いかがですか。」

 

夏凛「いいらないわよ。」

 

健介(食いてえ。)

 

風「あんた、食いたそうにしてるわね。」

 

健介「バレたか。」

 

美森「健介くんも食べます?」

 

健介「いいのか?じゃ遠慮なく。」

 

 食べる。

 

美森「お味はどうですか?」

 

健介「いやぁマジうまい。うんほんとうまい。」

 

風「あんた語彙力どこにやったのよ。」

 

健介「いやほんとのこれを言葉にすんのはむずい。」

 

夏凛「そろそろ説明してもいい?」

 

風「あどうぞ。」

 

夏凛「いいバーテックスの出現は周期的なものだと考えられてきたけど、相当乱れている。これは異常事態よ。帳尻を合わせるため、今後は相当な混戦が予想されるわ。」

 

美森「確かに一カ月前も複数体出現したりしましたしね。」

 

夏凛「私ならどんな事態でも対処できるけど、あなたたちは気をつけなさい、命を落とすわよ!他に戦闘経験値を貯めることで勇者はレベルが上がりより強くなる。それを満開と呼んでいるわ。」

 

友奈「そうだったんだー」

 

美森「アプリの説明にも書いてあるよ。」

 

友奈「そうなんだ!」

 

夏凛「満開を繰り返すことで、より強力になる。これが大赦の勇者システム。」

 

友奈「へーすごーい。」

 

美森「三好さんは満開経験済みなんですか?」

 

夏凛「いやまだ。」

 

風「なーんだ、あんたもレベル1なんじゃ、私たちと変わりないじゃない。」

 

夏凛「基礎戦闘能力が桁違いに違うわよ!一緒にしないでもらえる。」

 

風「そこは私たちの努力次第ってことね。」

 

友奈「じゃあじゃあ、これからは体を鍛えるために朝練しましょうか。運動部みたいに。」

 

樹「いいですね。」

 

風「樹あんたは絶対朝起きられないでしょ。」

 

樹「うへ。」

 

 友奈が笑うが

 

美森「友奈ちゃんも起きられないでしょ。」

 

友奈「うげ。」

 

夏凛「なんでこんな連中が神樹様の勇者に。」

 

友奈「なせば大抵なんとかなる!」

 

夏凛「何それ?」

 

友奈「勇者部五ヶ条!大丈夫だよ。みんなで力を合わせれば、たいていなんとかなるよ。」

 

夏凛「なるべくとか、なんとかとか、あんたたちらしい見通しの悪いふわっとしたスローガンね。全くもう、私の中で諦めがついたわ。」

 

風「私らはーそのあれだ!現場主義なのよ!」

 

健介「行き当たりバッタリなだけでしょ。」

 

夏凛「それ今思いついたでしょ。」

 

風「はいはい考えすぎると、禿げる禿げる。」

 

夏凛「禿げるわけないでしょ!」

 

風「はい、じゃあここから次の議題。樹。」

 

樹「はい。」

 

 プリントを手渡す。

 

樹「と言うわけで、今週末は子供会のレクリエーションをお手伝いします。」

 

美森「具体的には?」

 

樹「えーと折り紙の折り方を教えてあげたり、一緒に絵を描いたり、やることはたくさんあります。」

 

友奈「わー楽しそう。」

 

風「夏凛にはそうね暴れたりない子のドッジボールの的になってもらいましょうか。」

 

夏凛「はあ、ていうかちょっと待って私もなの?!」

 

風「ん、昨日入部したでしょ。」

 

夏凛「け、形式上。」

 

風「ここにいる以上部の方針に従ってもらいますかなね。」

 

夏凛「それも形式上でしょ。それに私のスケジュールを勝手に決めないで!」

 

友奈「夏凛ちゃん日曜日なんか用事あるの?」

 

夏凛「いいや。」

 

友奈「じゃあ親睦会も兼ねてやった方がいいよ!楽しいよ。」

 

夏凛「なんで私が子供の相手なんかを!」

 

友奈「いや?」

 

夏凛「わかったわよ、日曜日ね。ちょうどその日だけ空いてるわ。」

 

友奈「よかったー。」

 

夏凛「ふん緊張感のない奴ら。」

 

 そんな時着信が入る。

 

健介「あー悪い用事ができた。祖父の享保でいけなくなったわ。」

 

風「そいつはしゃーない看取ってきなさい。」




しれっと出てくる健介の精霊 七人岬
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