⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎は人類の裏切りものである   作:橘花改

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むずい


八話休息

 七体のバーテックスを倒したから大赦は休息を与えてくれたのだが

 

健介「俺にどうしろと・・・」

 

 ビーチに来ていたがそもそも俺は男であり他のみんなは女だから、いるのがはばかれる存在だ。

 

友奈「海、入らないの?」

 

健介「単純に水に入るのが苦手なんだよ。」

 

 無論、嘘である。

 

友奈「そっかーしょうがないね。」

 

 ビーチに来て海に入らないのもどうかと思うが

 

健介「寝るか。」

 

 ということで寝ることにした。他の下手に関わるとめんどくさくなるから、しょうがないね。

 

健介「どこだここ?」

 

 なんか白い空間にいた。大方夢の世界というやつなんだろうけど。

 

???「ごめんなさいね、ここに呼んで。」

 

 誰かがいた。

 

健介「誰だ?」

 

 どこかで見たことがあるはずなのに誰なのかわからない。

 

???「それに答えることはできない。」

 

健介「じゃあ、なんでここに呼んだんだ?」

 

???「あなたに警告しに来ただけよ。」

 

健介「警告?」

 

???「その力で満開するのをやめなさい。」

 

健介「なぜだ?」

 

???「危険すぎるからよ。」

 

健介「現状誰かの記憶が流れ込んでいるだけなのに、本当に危険なのか?」

 

???「別に私の記憶なら問題ないけど、彼の記憶が流れてくるのは非常に問題よ。」

 

健介「そうなのか?」

 

???「あなたの自我が保てなくなると言ったらどうする?」

 

健介「なに?」

 

???「前回は代用で私の記憶を流し込んだけど、あと2回しかその代用は務まらない。」

 

健介「待ってくれ、なんでお前はそんなことがわかるんだ?」

 

???「そういう立場にいるから。」

 

健介「言いたいことはわかったが、だとしてもみんなを守るためなら使うさ、この力を。」

 

???「なら私から言うことはもうないわ。そろそろ時間よ。」

 

健介「最後に名前教えてもらっていいですか?」

 

千景「郡千景。よく覚えてなさい。」

 

 そうして世界は暗転した。

 

千景「もっともこの世界な記憶はほんとんど引き継げないのだけどね。」

 

 現実

 

風「そろそろ起きなさーい。」

 

健介「うん?ああ、もう時間か。」

 

 旅館部屋

 

友奈「うわー!すごいご馳走!」

 

健介「これはすげえな。」

 

樹『カニです!カニがいます!』

 

 目の前にはカニ料理に刺身など豪華すぎる品々揃いだった。

 

友奈「しかもカニカマじゃないよ!本物のカニだよ!ご無沙汰してます、結城友奈です。」

 

風「あのー部屋間違ってませんか?ちょっと私たちには豪華すぎるような。」

 

女将「とんでもございません、どうぞごゆっくり。」

 

美森「私たち高待遇みたい。」

 

夏凛「ここは大赦がらみの旅館だし、お役目を果たしたご褒美ってことじゃない。」

 

風「つまり食べちゃってもいいと、あ」

 

樹『でも友奈さんが』

 

 しかしみんなが心配するよそで友奈はもう食べていた

 

友奈「うん!このお刺身のコリコリした歯応え、たまりませんね!」

 

美森「もう、友奈ちゃん。いただきますが先でしょ。」

 

友奈「ああ、そうだった。ごめんごめん。」

 

夏凛「あらゆる手段で味わおうとしてるとは。」

 

風「色々敵わないわね、友奈には。」

 

樹『尊敬してます!』

 

美森「それじゃあ改めて。」

 

友奈「うん。」

 

六人「いただきます。」

 

 すぐさま風がものすごい速度で食べ始めた。

 

友奈「せっかくだから写真撮っておこう。家族に自慢するんだ。」

 

風「私も思い出して味わえるように。」

 

 そしていくつか写真を撮った後。

 

美森「場所的に私がお母さんをするからご飯おかわりしたい人は言ってね。」

 

夏凛「東郷が母親か、厳しそ。」

 

健介「罰としてお灸据えてきそうだな。」

 

美森「それだけじゃないわ。門限を破る子は柱に貼り付けます。」

 

かりん「ッヒ」

 

友奈「まあまあお前そこまでしなくても。」

 

美森「あなたが甘やかすから。」

 

夏凛「おいおい夫婦か。」

 

 そんな夫婦ごっこしている中風が

 

風「時々言ってるかどさ、こういうのをさ日常的に食べられる身分になりたいわね。自分で稼ぐなり、いい男見つけるなりで。」

 

樹『後者は女子力が足りませぬ』

 

風「そうかな?この浴衣姿に酔い立ってこない?」

 

 話している中夏凛が同じ刺身を取り

 

風「ちょっと夏凛!刺身は人数分なんだから同じに二つ取っちゃダメよ!」

 

夏凛「ぶつぶつ言ってるのが悪いのよ。ていうか女子力言うなら東郷の所作を見習いなさいよ。」

 

 そこにはなんともまあ一つ一つの所作が美しい東郷の姿であった。

 

樹『うつくしい!』

 

友奈「あーただ普通に食べているだけなのに。」

 

風「さすがお嬢様。やるわね。」

 

美森「そんなに見られたら食べづらいです。」

 

夏凛「まあ私もそこそこマナーにはうるさいけどね。」

 

 そう言いながら思いっきりマナー違反をする夏凛の姿があった。

 

樹『それがすでにアウトです』

 

夏凛「っえ、嘘!」

 

健介「刺し箸、後迷い箸かな?」

 

友奈「まあ、あまり細かいこと気にしなくても。」

 

夏凛「そう!食事は楽しむのが一番!」

 

風「最低限のマナーを守ってればいいのよ。」

 

友奈「おー!そうだそうだー!」

 

健介「ええ〜」

 

樹『こう言う時は団結するんだ』

 

 そして幾分か時が経った時

 

風「うあー私の邪眼がさらなる生贄を求めている。」

 

健介「頭おかしいんじゃねえの。」

 

樹『ごはんおかわりだそうです』

 

友奈「おお通訳した。」

 

夏凛「て言うか普通に言え。」

 

風「三杯目だから遠慮してるの。」

 

夏凛「居候か。」

 

美森「はいはい。」

 

風「おかずも少なくなってきたわね。」

 

 そんな中何か気づいたように上を見て

 

風「確かお供物って時間が経てば自分で食べてしまってもいいのよね。」

 

 そう言い神棚のまんじゅうを見つめる

 

友奈「そうですけどやめましょうよ!」

 

風「冗談よ冗談。」

 

夏凛「冗談に聞こえないっての。」

 

友奈「先輩がお供物手をつける前に次行こう次。樹ちゃん次何するんだっけ。」

 

樹『このあとはみんなでお風呂です!」

 

 風呂場

 

健介「あいつら何してんだ。」

 

 隣からの夏凛の発狂の声

 

健介「まじ何してんだ。」

 

 風呂後

 

夏凛「私は端っこ。」

 

風「私は部長だから真ん中。」

 

友奈「お、すかさず樹ちゃんが隣についた。じゃ私は東郷さんの隣。」

 

健介「俺は消去法で友奈の隣か。」

 

風「女五人、男一人集まって旅の夜。どんな話をするかわかるわね夏凛。」

 

夏凛「えーっと、「辛かった修行の体験談とか。」

 

風「違う。」

 

美森「正解は国のあり方について存分に語るです。」

 

風「それも違う!樹!正解は?」

 

樹『コイバナ・・・?」

 

風「そうそれよ。恋の話よ。」

 

美森「もう一度お願いします。」

 

風「恋の話よ。何度も言わせないで。」

 

友奈「では、誰かに恋をしている人?」

 

 しかし誰も手を挙げない

 

健介「まああったとしてもこの空気で手は上げられないわな。」

 

友奈「まあ勇者とかでみんな忙しかったし。」

 

夏凛「そういうあんたはなんかあるの?風。」

 

 風に問いを投げかける

 

風「そうね、あれは2年の時だったわねry。」

 

夏凛「なるほど。」

 

 そこで夏凛は気づく

 

夏凛「あんたたち落ちついてるわね。」

 

樹『この話十回目っス』

 

夏凛「ええ」

 

風「何よ!」

 

夏凛「それしか浮いた話ないのね。」

 

風「あるだけいいでしょ。」

 

夏凛「で断ったの?」

 

風「だって同年代の男子って子供に見えるもん。あー次の話題!友奈!なんか際どいの。」

 

友奈「そんな無茶振りを。」

 

美森「際どいのなら任せてください。」

 

風「東郷は違う意味で際どいでしょ。」

 

 そんな中隣から寝息が聞こえる。夏凛である。

 

友奈「夏凛ちゃん寝てる。」

 

風「はしゃいでたからね。そういえば健介はどこ行った?」

 

友奈「バッチリ寝てますね。」

 

風「知らないうちに。それじゃ、私たちもそろそろ寝ようか。」

 

 次の日

 

健介(ちょっと早く起きたな。)

 

 太陽が出てすぐの時間くらいに起きてしまった。

 

健介「外に行くか。」

 

 外

 

健介「意外と寒いな。」

 

 そして意外の人物もいた。

 

健介「なんでここにいる、スターク。」

 

スターク「イチャ悪いか?」

 

健介「いや特に。」

 

 そのあとあとは終始無言だったがスタークが突然

 

スターク「なあ、聞きたいことがある。」

 

 質問をしてきた。

 

健介「なんだ?」

 

スターク「もし自分が愛する人のために死なないといけない状況になったらお前はどうする。」

 

健介「死ぬさ。」

 

スターク「じゃあ方向性を変えよう。お前は愛する人に自分を殺してくれって頼めるか?」

 

健介「それは・・・」

 

 当然悩む。だってそれは互いに傷つける結末にしかならないからだ。

 

スターク「いや悪かったな。こんなくだらない質問をして。お礼にこれをやるよ。」

 

 そう言って何もラベリングされていない缶を渡してきた。

 

健介「中身はなんだ?」

 

スターク「コーヒーだ。」

 

健介「俺コーヒ飲めないんだが。」

 

スターク「いいから飲んでみろ。」

 

 そして覚悟を決めて飲んでみた。

 

健介「旨いな。」

 

 意外に旨かった。

 

スターク「ならよかった。」

 

健介「コーヒーショップでも開けば。」

 

スターク「無理だな。それじゃ休息楽しめよ。じゃあな。」

 

健介「意外だったな。」

 

 スタークの意外な一面を知れた気がする。




時間がない
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