⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎は人類の裏切りものである   作:橘花改

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九話生き残り

 眼前には六個の端末が置かれていた。

 

風「バーテックスに生き残りがいて戦いは延長に突入したまとめるとそう言うこと。だからみんなにそれが返ってきた。」

 

友奈(戦いがまだ続く。)

 

風「ほんといつもいきなりでごめん。」

 

美森「先輩もさっき知ったことじゃないですか。仕方ないですよ。」

 

友奈「東郷さんの言うとおりです、先輩。」

 

夏凛「まあ、そいつを倒せば済む話でしょ。私たちは一斉攻撃だって殲滅したんだから生き残りの一体やニ体、どんとこいよ。」

 

 煮干しを食べながらそんなことを言う夏凛。

 

樹『勇者部五箇条なせば大抵なんとかする!!』

 

風「ありがとう、みんな。」

 

 そして部室の扉を開け、廊下の窓を開け、こう叫んだ

 

風「よーし、バーテックス!いつでも来なさい!勇者六人がお相手だ!!」

 

 後日部室

 

友奈「結城友奈、入りまーす。」

 

美森「こんにちは。」

 

風「ウィース!」

 

友奈「しっかりそのキャラ定着しましたね。」

 

風「いやこんなに眼帯が似合うとはね。」

 

 そして考えごとをしている東郷に風の新しい精霊が飛びつく。

 

風「あーごめん、そいつ好奇心旺盛で、犬神と違ってあんま言うこと聞かなくてさ。」

 

美森「先輩の新しい精霊、ちょっと苦すぐったい。」

 

 そうやって風の新しい精霊が東郷をくすぐっていると東郷の四体の精霊が守るように出て来た。

 

友奈「東郷さんのはいつみても賑やかだなぁ。」

 

 東郷の精霊が友奈を睨むと。

 

美森「全員気おつけ。」

 

 精霊が一列に並ぶ

 

友奈「さすが!訓練されてる〜」

 

 また二体の精霊が友奈たちの前を横切る。

 

樹『私の雲外鏡と木霊も出てきてしまいました』

 

 そして友奈のも出てきた。

 

友奈「私のも飛び出てきた。牛鬼、他の精霊食べちゃダメだからね。」

 

 そんな時部室が開かれる。

 

健介「戻ったで〜ってなんでこんな精霊いんの?」

 

夏凛「みんな勝手に出てきたのよ。」

 

健介「なるほど。」

 

風「大赦が新たな精霊を使えるよう端末をアップデートしてくれたのはいいけど、ちょっとした百鬼夜行ね。」

 

友奈「ほんと賑やか、もういっそ文化祭これでいいなじゃないですか?」

 

美森「良くないわ。」

 

健介「見えないのにどうすんだよ。」

 

友奈「ですよね〜」

 

夏凛「全くあんたら精霊の管理ぐらい東郷みたいにちゃんとしなさいよっウワァァァ!!。」

 

 牛鬼がまた夏凛の精霊、義輝を食べたのである。

 

精霊「諸行無常」

 

健介「俺も出すか。」

 

 そう言って九尾の狐を出した。

 

夏凛「これ以上ややこしくすんな!」

 

 数分後

 

風「はぁようやっと端末に戻ったわね。」

 

友奈「そういえば健介くんの新しい精霊の九尾の狐って黒色なんだね。」

 

健介「そうなんだよな。俺的には白色のイメージがあったからびっくりよ。」

 

夏凛(それにしても私だけ新たな精霊なしとか、どう言うことなのよ。)

 

樹『敵・・・いつくるのかな

  ドキドキ』

 

夏凛「そうね、私の勘では来週あたりが危ないわね。」

 

風「実は敵の襲来は気のせいでしたーだったらいいんだけどね。あの諸葛孔明だって負け戦はあるのよ。弘法も筆の誤り、神樹様も予知のミスくらい」

 

 そんな期待を裏切るようにアラームが鳴った

 

風「ええ!」

 

友奈「噂をすればってやつかな。」

 

夏凛「風が変なことを言うから。神樹様からの的確なツッコミね、これは。」

 

風「あんただって勘外してるじゃない。」

 

 樹海

 

健介「前見なかったか?あれ?」

 

美森「ええ、前に樹ちゃんが倒したのと同じやつですね。」

 

友奈「双子座の名前の通り二体でワンセットなのかな。」

 

健介「恐らくな、じゃ俺は突っ込むわ。」

 

風「ちょっと待ちなさい!」

 

 風が何か言ったがもう遅かった。健介は突っ込んでくるバーテックスに相対した。そして剣先をバーテックスに向けて巨大化させた。相手は時速何百kmで突っ込んでくる。当然相手は切れた。

 

風「よくやった、このまま封印の儀、いくわよ!」

 

 御霊が出てきた。

 

風「でた!」

 

友奈「って何この数!」

 

 何百個の御霊が出てきた。

 

風「私がやるわ!」

 

 風は恐れていた。満開ゲージが溜まることを。

 

夏凛「トドメは私に任せてもらうわよ!」

 

風「夏凛!やめなさい!部長命令よ。」

 

夏凛「ふっふーん、私は助っ人としてきているのよ。好きにやらせてもらうわよ。」

 

健介「何やってんだ?あいつら?」

 

 風と夏凛が言い争いをしていると上から友奈が降ってきた。

 

友奈「勇者キィィック!!」

 

 そのまま御霊を全て破壊した。

 

 缶が吸った

 

友奈「何事もなかった。なせばなんとかなるね。」

 

夏凛「友奈!」

 

 友奈以外の五人が降ってきた。

 

友奈「思ったより簡単だったね。」

 

夏凛「あんたなんで勝手に。」

 

 友奈の満開ゲージが進んでいた。

 

友奈「ごめんね新たな精霊の力を使いたくてつい先ばしちゃった。反省してます。」

 

風「友奈。」

 

美森「友奈ちゃん、体は平気?」

 

友奈「うん平気。元気そのものだよ。大丈夫大丈夫。」

 

 樹の頭を撫でる

 

健介「まあ友奈の反省会は現実に戻ってからでもいいんじゃないか?」

 

風「健介、あんたもだぞ。」

 

健介「マジすか。」

 

風「まじ。」

 

夏凛「そういや樹海、全然解けないわね。」

 

 バーテックスを倒したのに樹海解けないのである。

 

風「そういえば確かにそうね。」

 

 そんな時どこからか拍手が聞こえた。

 

スターク「ブラボーブラボー、良くぞ頑張って全てのバーテックスを倒してくれた。」

 

健介「スタークか。なんのようだ。」

 

スターク「いやぁ、缶を回収しにきただけだが。」

 

風「これのこと?」

 

 缶を見せた。

 

スターク「正解!さぁそれを渡してもらおうか。」

 

健介「それを使って何をするつもりだ。」

 

スターク「それをお前たちが知る必要はない。」

 

健介「だったらそれは渡せないな。みんなごめん戦ってくれるか?」

 

風「あんな怪しい奴に使わせてたまるもんですか。いいわよ。」

 

 その他全員が賛同した。

 

スターク「はぁ、やっぱりこうなるかぁ。」

 

 Evol Driver

 

 Cobra! 

 

 RIDER SYSTEM!

 

 Evolution!!

 

 ハンドルを回す

 

 ARE YOU READY?

 

スターク「変身。」

 

 COBRA!

 

 COBRA!

 

 EVOL COBRA!!

 

 ファハッハッハッハァッ!

 

スターク「さあお前らの力を見せてみろ。」

 

 結果はボロ負けだった。

 

スターク「無様だなぁ。」

 

 樹のワイヤーはちぎり、東郷の銃撃は打ってから避けられる。三好と雨木、風の三人の連携攻撃に対しては何事もなかったかのように対処。結城の拳は真正面から受け止める。そして缶はすでにスタークの手元にある。

 

健介「まだダァ!」

 

 雨木は立ち上がり仕掛ける。

 

スターク「はぁ。」

 

 簡単に受け流し反撃を仕掛けた。

 

スターク「前にも言ったはずだ。その戦い方は誰が教えたと思っている。」

 

健介「黙れ!」

 

 急激に攻撃の質、速度ともに上がった。

 

スターク「いいぞいいぞ、お前の全力を出しきれぇ!」

 

 前回は満開を使って出した鎌を出し攻撃を仕掛ける。鎌を投げ剣で攻撃を仕掛ける。巨大化させ相手を牽制し鎌が戻ってくると同時に剣を縮小し、鎌と同時攻撃を仕掛ける。

 

スターク「だがまだ甘い!」

 

 健介をそのままふき飛ばした。

 

スターク「だが面白いものは見れた。代わりにこれをやるよ。」

 

 そう言って赤い何かを渡してきた。

 

スターク「じゃあな。」

 

風「ちょっと健介、大丈夫?」

 

健介「一応大丈夫だ。悪いな缶を守れなくて。」

 

風「いいのよ。」

 

 そして世界は崩壊した。

 

美森「戻ったけど。」

 

友奈「ここ屋上じゃないよね。」

 

健介「坂出市か。」

 

美森「ちょっと待ってください。なぜ坂出市の名前が出てくるのですか?」

 

健介「あれほんとだ。今は大橋市なのに、なんでだ?」

 

友奈「どっちにしろ、だとしたら結構離れてる場所に来ちゃったね。」

 

 スマホを触るも反応がない。

 

友奈「あれ電波入ってない。」

 

美森「私の改造版もダメ。」

 

???「ずっと呼んでいたよ。わっしー、介っち、会いたかったー」

 

 健介からしたら懐かしい声が聞こえた。

 

健介「園子、でいいんだよな?」

 

園子「そうだよー、乃木さんちの園子だよー」

 

 そして後ろからドラゴンモチーフのやつも出てきた。

 

健介「お前は!」

 

園子「まぁ落ち着いて。ミノさんもいつまでその姿でいるの。」

 

健介「ミノ、は?」

 

 相手は変身を解除して真の姿を露わにした。

 

銀「久しぶりだな。健介。」

 

健介「銀でいいんだよな?」

 

銀「それ以外何があるんだよ。」

 

園子「話を戻していいかな。」

 

銀&健介「あどうぞ。」

 

園子「どうやってあなたたちをここに呼んだかと言うと、そこの祠を使ったんだよ。」

 

友奈「これうちの学校にもある。」

 

美森「同じだね。」

 

園子「バーテックスとの戦いが終わった後ならそこの祠使って呼べると思ってね。」

 

友奈「バーテックスをご存知なんですか。」

 

園子「一応あなたの先輩ってことになるのかな。私、乃木園子って言うんだよ。」

 

友奈「讃州中学、結城友奈です。」

 

園子「友奈ちゃん。」

 

美森「東郷美森です。」

 

園子「美森ちゃんか。」

 

友奈「先輩っていうのは乃木さんも。」

 

園子「私も勇者として戦ってたんだ。三人のお友達と一緒にえいえいおーってね。」

 

健介「・・・・」

 

園子「今はこんなになっちゃったけどね。」

 

友奈「バーテックスが先輩をこんな酷い目に合わせたんですか。」

 

園子「ああえーっとね、敵じゃないよ。私これでもそこそこ強かったんだから。ああえっと友奈ちゃんは満開したんだよね。」

 

友奈「え。」

 

園子「わーってさいて、わーって強くなるやつ。」

 

友奈「あっはいしました。わーって強くなりました。」

 

美森「私もしました。

 

園子「そっか、咲き誇った花はその後どうなると思う?満開の後に散華という隠された機能があるんだよ。」

 

美森「散華・・花が散るの散華。」

 

園子「満開の後、体のどこかが不自由になったはずだよ。」

 

美森「!」

 

健介(ああそういう)

 

友奈「それって。」

 

園子「それが散華。神の力を振るった満開の代償。花一つ咲けば、一つ散る。花二つ咲けば、二つ散る。その代わり勇者は決して死ぬことがないんだよ。」

 

友奈「でも死なないなら、いいことじゃないかな。」

 

園子「そして戦い続けて今みたいになっちゃったんだ。元からボーッとするのが特技で良かったかなって、全然動けないのはきついからね。」

 

友奈「痛みはないの?」

 

園子「痛みはないよ。敵にやられたものではないから。満開して、戦いし続けてこうなっただけ。敵はちゃんと撃退したよ。」

 

友奈「満開して、戦い続けて。」

 

美森「じゃあその体は、代償で。」

 

園子「うん。」

 

銀「・・・」

 

友奈「どうして、どうして、私たちが。」

 

園子「いつの時代だって、神様にみそめられて供物となったのは無垢な少女だから。汚れなき身だからこそ、大いなる力を宿せる。その力の代償として体の一部を供物として捧げていく。それが勇者システム。」

 

美森「私たちが、供物。」

 

園子「大人たちは神樹様の力を宿すことができないから、私たちがやるしかないとはいえ、酷い話だよね。」

 

美森「それじゃ、私たちはこれから、体の機能を失い続けて」

 

友奈「でも十二体のバーテックスは倒したんだから、大丈夫だよ東郷さん。」

 

美森「友奈ちゃん。」

 

園子「倒したのはすごいよね。私たちの時は追い返すのが精一杯だったから。」

 

友奈「そうなんですよ。もう戦わなくてもいいはずなんです。」

 

園子「そうだといいね。」

 

友奈「それで失った部分はずっとこのままなんですか?みんなは治らないんですか。」

 

園子「治りたいよね。私も治りたいよ。歩いて友達を抱きしめに行きたいよ。」

 

スターク「お話は終わったか?」

 

 ライフルモード手にしたスタークと他の神官が出てきた。

 

健介「スターク!」

 

 勇者とスタークを中心に神官が周りを囲った。

 

園子「彼女たちを傷つけたら許さないよ。私が呼んだ大切なお客様だから。あれだけ言ったのに合わせてくれないんだもん。だから自力で呼んじゃったよ。」

 

 周りの神官が頭を下げた。

 

スターク「相変わらず頭のネジがおかしい連中だなぁ。」

 

園子「スタークさんも例外じゃないよ。」

 

スターク「俺にその脅しが聞くと思ってんのか。」

 

園子「傷つけたらあなたの秘密をばらすよ。」

 

スターク「ばらす前にお前の意識ぶっ飛ばせば済む話だろう。」

 

園子「相変わらずだねー」

 

 FULL BOTTOLE

 

 ボトルをセットして健介と銀はスタークが本気だと察知したが遅かった。

だが引き金が引かれることはなかった。

 

スターク「・・・・・はぁ」

 

 友奈の精霊牛鬼と健介の精霊九尾の狐が園子を庇うようにスタークの目の前に現れた。

 

スターク「気が変わった。命拾いしたな。」

 

 そういうとスタークはどこかに消えた。

 

園子「ごめんねーあの人にも事情があるんだよ。」

 

友奈「はあ。」




ちなみにスタークは精霊が誰か見えてます

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