⬜︎⬜︎⬜︎⬜︎は人類の裏切りものである   作:橘花改

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折り返し地点


13話足りないもの

 <結界外>

美森「貴方ですか」

 

 奉火祭を実行するために結界の外に現れるとそこにはスタークが立っていた

 

スターク「ようやく来たかぁ」

 

美森「何故あなたがそれを持っているのですか?」

 

 スタークの手元には雨木健介が使っていた莫邪があった

 

スターク「自分のものを持っていてなんか悪いかぁ?」

 

美森「それは健介のものでは?」

 

スターク「そんなことはどうだっていい。それよりも本当にいいのか?」

 

美森「はい。これは私のしでかした責任。だから私が償わければいけないのです」

 

スターク「なんでこうも健気なのかねぇ。彼奴等も、こいつらも」

 

 スタークからしたら恐らく聞こえていない声量だと思ったのだろうが、美森にはバッチリ聞こえていた

 

美森「それは、どういう意味ですか?」

 

スターク「なんだぁ?俺相手にいっちょ前に探ってんのか」

 

美森「いえ、ただ貴方はなんなのかと少し気になって」

 

スターク「それは全て終わったら分かることだ。だから安心しとけ」

 

美森「はぁ」

 

 Over the Evolution

 Cobra Rider System

 Revolution!

 Are you ready?

 

スターク「・・・変身」

 

 Black Hole!

 Black Hole!

 Black Hole!!

 

 Revolution!!!

 

スターク「・・・」

 

 レバーを回し黒いエネルギーが拳に集まる

 

 Ready GO!

 Black Hole finish!

 Ciao

 

 そのためたエネルギーを東郷美森にぶつけた。それにより東郷の身体はブラックホールに包みこまれた

 

スターク「よいしょ」

 

 そのブラックホールは地上から離れ上空に固定された

 

スターク「・・・」

 


 

 <犬吠埼宅>

園子「ゼロは無。そんな概念を思いついた。インドの人たちはすごいと思うヨガヨガー」

 

風「いや、そういうのより、もっとこう高校受験用の対策を」

 

 現在、園子と風は犬吠埼宅で受験の勉強会をしていた。現役三年生が最近まで学校に通っていなかった二年生に教わると言うのも不思議な話だが

 

樹「なんで二年生の園子さんがお姉ちゃんを教えてるんですか?」

 

そして台所から樹がお菓子を持って現れた

 

園子「わーいお団子」

 

風「乃木はそこらの家庭教師よりも賢いのよ。そう見えないと思うけど」

 

樹「えーじゃあ私の勉強も見てもらいたいなー」

 

風「それはいいわね。樹はちょっと心配だからね」

 

樹「いろいろありすぎて夏の間勉強しなかったからね」

 

園子「二年までの成績は良かったんですよね」

 

風「べらぼうに良かったわよ!!でも今はべらぼうに悪いわよ!」

 

 原因は明白であり数々の勇者活動、散華による影響が挙げられるだろう

 

園子「ハウス」

 

 園子の一言で懺悔していた風の動きが止まった

 

樹「お姉ちゃん・・」

 

風「だってしょうがないじゃない。三年になって色々ありすぎたのよ」

 

園子「フーミン先輩が頑張ったから今があるんだよね。ベットでずっと見てたから。

勇者部楽しそうだなー楽しいだろうなーって。

また学校に行けるようになるなんて思ってなかったな、嬉しいな。

でもあれを見ると私はまだ幸せなのかな

 

風「なんて?」

 

園子「ううん。じゃあ勉強しよう!」

 

 そういいふざけたマスクをつけた

 

園子「わたすの好きな複素数行列からやるべさ」

 

風「わからない、わからない・・・」

 

 そんな時園子のスマホが鳴った

 

園子「もしもし〜」

 

健介『今度の土曜、暇か?』

 

園子「暇だけどどうしたの〜」

 

健介『遠足の時にした約束、まだ果たしてねぇことを思い出してな』

 

園子「そう言えばそうだねー」

 

健介『とういうことで今度の土曜よろしくな』

 

園子「わかったよー」

 

 そしてスマホを机においた

 

風「誰から?」

 

園子「介っちからなんよー」

 

風「なんて?」

 

園子「土曜に焼きそばを作ろうって」

 

風「なんで焼きそば?」

 

園子「色々あったんよーそれよりも勉強しよう!おー!」

 

風「お、おー」

 

樹「お姉ちゃん、頑張って」

 

 <健介視点>

 数時間前

健介「こうして二人で出かけんのは久しぶりだな銀」

 

銀「ほんと久しぶりだな」

 

健介「最近は大抵勇者部のメンツと行動したりその前は四人・・・じゃなくて三人で行動してたからな(なんで、今四人が出てきた?)」

 

銀「ほんとそうだな。それじゃ行きますか!」

 

健介「行くって、どこに?」

 

銀「そんなの決まってるじゃん、そう」

 

 少女等移動中

 

銀「イネスだー!」

 

健介「お前まじか」

 

 銀は讃州市イネスがないと聞いてわざわざ、大橋市まで移動したのである

 

銀「とりあえずじゃあまずアレ食うか!」

 

健介「アレ?ああ、あれか」

 

 少女等移動中

 

銀「ジェラートが・・・潰れたなんて・・・」

 

健介「しゃーない。どんまい」

 

銀「仕方ない別のもん食うか」

 

 そう言い別の所に行こうとしたがとあるものが見えた

 

健介(ぼた餅屋?)

 

 なんでもないぼた餅屋を見ただけなのに何か引っかかるところがあった

 

健介(なーんかおっかしいな?)

 

銀「どうした健介?」

 

健介「いやちょっとな。そう言えば銀?」

 

銀「どうした?」

 

健介「あの時の約束ってどうしたんだ?」

 

銀「あの時?ってあーアレか」

 

健介「そうあれ」

 

銀「いやまだしてないな。園子があんな状態だったから」

 

健介「土曜あたりでいいか?やるの」

 

銀「いいぜ」

 

健介「じゃあ今電話するか」

 

 そう言いスマホを取り出し連絡した

 

園子『もしもし〜』

 

健介「今度の土曜、暇か?」

 

園子『暇だけどどうしたの〜』

 

健介「遠足の時にした約束、まだ果たしてねぇことを思い出してな」

 

園子『そう言えばそうだねー』

 

健介「とういうことで今度の土曜よろしくな」

 

園子『わかったよー』

 

健介「行けるって」

 

銀「了解」

 

 <数日後>

樹「じゃジャーン」

 

 樹がケーキを持ってきた

 

園子「ケーキ!どうやって密輸したの?」

 

銀「密輸て」

 

樹「今日、家庭科の授業があったんです」

 

園子「その手があったか」

 

健介「どの手だよ」

 

友奈「樹ちゃんが作ったの?」

 

樹「はい」

 

 そう言い蓋を開けたが見た目はお世辞にも上手と言える状態ではなかった

 

樹「作り過ぎちゃったから持ってきちゃった」

 

風「偉いぞー我が妹ー」

 

健介「シスコンか」

 

夏凛「独特のセンスね」

 

風「表現力が豊かだと言いなさい」

 

 そうしてケーキを“8”等分したのである

 

風「さ、食べよ食べよー」

 

 だが味に関してはなかなかの出来だった

 

樹「どうです?」

 

夏凛「そうね。見た目はともかく」

 

友奈「おいしー」

 

園子「おねさんプロだね」

 

銀「美味しいなーこれ!」

 

健介「うん、うまい」

 

 ふと何かを思い出した

『どうせ祝ってもらってないだろ。だったらせめてここでは祝わないとな』『ありがとう、本当にありがとう』『おいおい泣くほどかぁ?』

 

健介(片方、どーっかで見たことある気が。まあいいか)

 

風「樹がついに食べられる料理を・・・」

 

健介「どシスコンか」

 

樹「お姉ちゃん帰って傷つくよ」

 

園子「いっつん、いっつんお店屋さんやろう!ゆくゆくはフランチャイズで!」

 

樹「園子さんはスケールが大き過ぎてボケなのか、なんなのかわかんないですよ。でもありがとうございます」

 

友奈「いくらでも食べられるね」

 

 そして六人が残りの一切れに手を伸ばした

 

健介「?」

 

友奈「じゃあ夏凛ちゃんどうぞ」

 

夏凛「いやいや。樹が作ったんだから、樹が食べるべきよね」

 

樹「私は授業でも食べたから、園子さんどうぞどうぞ」

 

園子「部長こそどうぞどうぞ」

 

風「二つも食べたら女子力的に心配よね。切った人にどうぞ」

 

銀「いやーかくいうアタシもそこまでお腹、減ってないんだよね。健介どうぞ!」

 

健介「手すら伸ばしてないんだが」

 

夏凛「そもそもなんで8等分に切り分けたのよ、銀」

 

銀「いやーそれはーその」

 

健介「7当分は難しいからじゃないか」

 

銀「そう!それ!」

 

健介(ダウトだな。以前5当分に大体切り分けられるんだから、7当分も行けるだろ)

 

 そしてふと友奈の方に目をやると友奈も何か考えている風だった

 

園子「7等分できたよー」

 

樹「どうやって切ったんですかー?」

 

園子「数学数学」

 

健介「暗算で!?バケモンかよ」

 

友奈「・・・」

 

 <土曜日>

 三ノ輪宅

銀「よし。みんな集まったな」

 

園子「なんよー」

 

銀「じゃあ、やるか!」

 

 そう言い手際よく焼きそばの準備を始めた。さすが園子というところもありテキパキ作ることに成功した

 

健介「そんじゃ分けるか」

 

 そう言い皿を出し分け始めた。

 

 

四つに

銀「あれなんで四つに?」

 

健介「・・・なあ?俺たちほんとに三人だったか?」

 

園子「・・・そう。あれ違う?もう一人・・・」

 

銀「もう一人、遠距離型がいた・・・はず」

 そして全て思い出した

 

健介「思い・・・出した」

 

園子「なんで私達・・・忘れてたんだろう・・・」

 

銀「とにかく!!探しに行こう!」

 

健介「今日は無理だ」

 

銀「なんでだ!」

 

健介「時間がもう遅い。時計を見てみろもう五時を回ったぞ」

 

銀「でも」

 

健介「探したいのは俺も同じだ。だがあまりにも、不確定要素が多すぎる」

 

銀「・・・わかった」

 

健介「とりあえず明日動く予定を軽く立てよう」

 

 そう言い地図を出した

 

健介「大赦本部の剣山には銀と俺がカチコミに行く。園子には悪いが坂出の方に行ってくれないか」

 

園子「いいけど、介っちはどうするの?」

 

健介「大丈夫、俺にはコイツがある」

そう言いスマホを見せた

 

銀「スマホ?でももう勇者アプリは入っていないはずじゃあ」

 

健介「俺もそう思ってたさ。だが残念、勇者アプリはまだ残っている」

 

園子「大赦にスマホは回収されたはずじゃあ」

 

健介「さあな俺も詳しいことは知らん。ただ以前と同じく勝手に勇者アプリが入ってた」

 

銀「アタシのビルドドライバーもあくまでスターク個人が渡したものらしいから、今もあるし」

 

健介「よしこれで行こう。それじゃあさっさと帰ろう」

 

銀「また明日な」

 

 <帰り道>

スターク「よぉ」

スタークはふんぞり返りながらベンチに座っていた

 

健介「なんのようだ」

 

スターク「いやな〜に、今回は警告だけさ。お前たちが何をしようといてるのか、俺は知らんが、やめておけ」

 

健介「なぜだ」

 

スターク「なぜ、ね〜」

座っていたベンチから立ち上がった

 

スターク「それはお前が一番わかっていることだろ」

 

健介「は?それはどう言う意味だ?」

 

スターク「それは自分で考えることだ。ただ、まぁ、ヒントはくれてやる」

 今まで上を見上げていたスタークはこちらに向き直って言った

スターク「神の怒りは買わんことだ」

 

健介「それはもう答えじゃないか?」

 

スターク「そうか?まあいい。じゃあな」

そう言いスタークは笑いながら闇の中に消えていった

 

健介「何がしたいんだ?アイツ?」

 

 <次の日>

現在時刻は十二時、人がいればいるほどこちらが動きやすくなるから。最悪人質を取れば銃火器に対処できる

健介「向かうぞ」

 

銀「ああ」

 両者互いに変身完了していた。そして大赦本部のある剣山に向かった

 

スターク「この方角は・・・大赦本部か」

 

 <大赦本部前>

健介「突っ込むぞ」

 

銀「ああ」

扉を勢いよく開けた

 

健介「さぁ!!御用、だ・・・?」

 

銀「・・・え?」

その場には誰もいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

その場には死体の山があった

 

健介「なんだよ…これ…(おいおいおい、ここまでやるか!?普通!?)」

 

銀「どう言う・・・ことだ?うぷ」

あまりの光景に銀は吐きそうになってしまった

 

健介「見るな。落ち着け」

銀落ち着かせるのに数分かかった

 

健介「一回外に出るか?」

 

銀「・・・いやいい。・・・行こう」

 

健介「わかった。取り敢えずデータだけもらっていくぞ」

 

銀「・・・ああ」

 

健介「だが警戒は忘れるな。いつなんどき、そもそも敵がスタークかすらわからんからな」

そうして資料室に入りデータを探し、取ってすぐさま出ていった。ただそこにも死体があったため、時間が少しかかった

 

 

 

 

 

??「子孫にはちゃんと協力しないとね」

    《時間逆行》

 

??「これでよし」

 

 

 <外>

 

健介(ここまでやるのか?いやでもなぜだ?あまりにも突拍子すぎる。

俺達に協力をしたつもりなのか?いや、だとしてもあまりにも回りくどすぎる)

 銀の精神状態もあり、その場で固まっていると急に扉が開いた。そして中から人が出てきた

 

健介「は?????」

当然困惑する。なぜならその顔は扉のすぐそばで息絶えていた死体の顔だったからである

 

健介(取り敢えず今はすぐにこの場を離れよう)

そうして変身できない銀を抱えて剣山から離れた

 

 

 <部室>

風「二人とも一体どうしたのよ?」

 

園子「よく聞いてね」

 

 園子の重苦しい雰囲気に事情を知らない三人は肯定するしかなかった

 

園子「今この記憶は嘘ってこと」

 

風「っえ?」

 

園子「何かとんでも無く悪いことが起きていて、それがなんなのかわからないけど、私たちはそれをなかったことにしてる」

 

 突如の園子のカミングアウトに三人はほうけるしかなかった

 

夏凛「何を言ってるのよ。ねえ友奈」

 

友奈「私、思い出した」

 

夏凛「ちょっと」

 

友奈「勇者部にはもう一人、とても大切な友達がいたんだよ。忘れられるわけがない。絶対忘れたりなんかしちゃいけないのに、私、どうして」

 

風「友奈、落ち着いて」

 

友奈「みんな思い出して!東郷さん!ここに東郷美森って子がいたんだよ!」

 

夏凛「そういえば東郷って今どこ?ッハ!」

 

 おそらくここにいる全員が思い出した瞬間であった

 

風「東郷・・・東郷美森・・・」

 

夏凛「っえ。どういうこと・・・何これ?なんで・・・なんで私たち誰も東郷の記憶がないの!これ最初から世界にいなかったみたいになってる!」

 

健介「みたいじゃなくてガチっぽいぞ」

 

 今までいなかった健介と銀が部室の扉を開けて入ってきた

 

夏凛「アンタたち今までどこにいたのよ」

 

健介「大赦本部に行って確認してた。それでそれがこの資料ってわけ(あれについては触れないでおこう)」

 

 そう言って先の戦いの資料を見せてきた

 

健介「壁の破壊については書かれてあるが、それをやったのがスタークになっている」

 

銀「確かにスタークならやりそうだが、壁の破壊をしたのは須美だ」

 

風「私部長なのに・・また」

 

友奈「でも、もう思い出した。なんで何が起こっているの」

 

園子「わっしー、今どこで・・何してるの・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

安芸『もう気付いたようですよ』

 

スターク「はぁ?早すぎねえか?(まあ知ってたが)」

 

安芸『どうするのですか?』

 

スターク「多少早いくらいなら問題ねぇさ。あのクソ神には俺が言っとく」

 

安芸『お願いしますよ』

 

スターク「そういや本部から何か連絡、来なかったか?」

 

安芸『いえなにも連絡来てませんよ』

 

スターク「そうか(勇者がカチコミしたのになんも連絡しねえのか?)




美森「・・・」
スターク「・・・」
美森「あの・・・」
スターク「なんだ?」
美森「いや・・・その・・・、いえ何でもありません」
スターク「そうか」
美森(気まずい)
スターク(気まず。結界にぶち込んだの俺だけど。そもそもどういうコンビだよ)
美森「そういえば何故あなたがあの時あそこにいたんですか?」
スターク「どっかの誰かさんにお願いされたから」
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