一つの夏と結ばれた華 閑話集   作:見知らぬ誰か

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その2

 これは一夏と結華、千冬の3人で行った桜見のお話である。

 

 

 

――ある日の金曜日 寮長室前

 一夏と結華は2人でそこに来ていた。理由は千冬に用事があった為だ。

 一夏が部屋のドアをノックする。

 

「失礼します1026室の織斑と「鉄装」です。織斑先生に用事があって来ました」

 

 少ししてドアが開き千冬が出てくる。

 

「なんだ?」

「家族での行事で話したい事があるんですが・・・・・・」

「あまり聞かれたい話ではないんだろう?入って話すか?」

「「はい」」

 

 2人は寮長室に入る。

 

「「失礼します」」

「ここには私たちしかいないからいつも道理でいいからな?で用事と言うのは?」

「いや・・・・・・もう花見の季節だから千冬姉と俺たちで行かないか?って思って」

「別に行ってもいいが私を誘う理由と日時を言え」

 

 一夏はそこで口をつぐんため結華が口を開いた。

 

「誘う理由は気の知れた人と行きたいから・・・・・・日時は明日か明後日にしようと思ってるわ」

「なぜ箒じゃないんだ?」

「『家族』で行きたいから・・・・・・それだけだ」

「分かった。偶然にも今週末は休みを取っているからな・・・・・・どちらでもいいぞ」

「じゃ、土曜日・・・・・・集合は学園前に8時集合で」

「分かった。では明日」

「おやすみ、千冬姉」

「おやすみなさい。千冬さん」

 

 2人はそろって部屋を出て行った。

 その後千冬は1人つぶやく。

 

「もうそろそろ話さんといけないな・・・『結華の親』の事を・・・」

 

 若干気を重くしながら残っていた仕事を千冬は片付け始めた。

 

 

 

――翌日8時 IS学園前

 そこには少し早く来ていた一夏と結華が立っていた。まだ早い時間のためその周りには誰も居ない。

 そして8時ちょうどに千冬が来た。

 

「遅かったか?」

「大丈夫よ。行きましょう」

「そうだな」

 

 3人は一番近いバス停に向かった。

 

 

 

 

 花見会場に行くまでに3人はしばらく会話をしていた。

 

「2人で行けばいいものを何で私を誘ったんだ?」

「こういうには家族全員でやるもんだろ」

「そのほうが楽しいわ」

「そうか・・・・・・結華は家族同然なのだな・・・・・・」

「千冬姉白状だな・・・・・・」

「酷い・・・・・・」

「い、いや・・・・・・そんな意味で言ったのでは・・・・・・」

「ま、家族にするんだけどな」

「?どういうことだ?」

「そのままの意味よ。私と一夏は結婚するわ」

「早くないか?もう少し考えて・・・・・・」

「こんな優良物件放って置くはず無いわよ・・・・・・家事できる、マッサージできる、優しい捨てる条件が無いわ」

 

 千冬も同じ事を考えていた。もし一夏のことが好きな出来た場合を考えて・・・・・・。

 

「結華、一夏話は変わるが・・・・・・その・・・・・・結華の親についての話なんだが」

「え・・・・・・?」

「今話すのか?」

「2人とも知っておかなければいけないことだと私は思う」

 

 一夏と結華は黙る・・・・・・

 

「本当は2人が付き合い始めた時点で話さなければならなかった・・・・・・最低でも一夏には・・・・・・な」

「「・・・・・・・・・」」

「だが一夏はあの時に『聞きたくない』、と言ってな・・・・・・どうする?聞きたいか?」

 

 2人は少し考え、そして答えた。

 

「俺は結華に任せる。今聞くか、後で聞くかはそれは俺の一存では決められないからな」

「私は・・・・・・まだ心の準備ができてないわ・・・・・・だから、少し時間をくれないかしら」

「そうか・・・・・・では、今日は花見を楽しむとしよう」

「ああ」

「はい」

 

 そしてバスが花見会場に着く・・・・・・

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