1:スレ主
助けてくれ
2:名無しの転生者さん
新スレだ
新たな覚醒者に祝福を
3:名無しの転生者さん
今度はどこの世界だよ
4:名無しの転生者さん
>>1
落ち着いて状況説明しろ
以下、テンプレ
ここは『転生・転移・覚醒』した人間のための相談スレです
・お前が見ている現象は幻覚ではない可能性が高い
・なぜこのスレに書き込めるのかはこの場の誰も知らないから聞くな
・とにかく落ち着け
・まずは以下の情報を書け
①現在地(部屋 / 森 / 都市 / ダンジョン 等)
②身体の状態(人間か / 人外か / 怪我 / 拘束の有無)
③周囲の言語(日本語 / 英語 / 不明)
④周囲の人物(兵士 / 研究員 / モンスター 等)
⑤自分の能力(念じたら出来そうな事があれば試せ)
【重要】
・慌てて動くな
・拘束状態の場合はまず情報収集
【よくあるケース】
・異世界転移
・ゲーム / 漫画世界
・ダンジョン発生
・人外転生
5:スレ主
テンプレサンクス
白い部屋に閉じ込められてるっぽい
周りには誰もいない
6:名無しの転生者さん
監禁スタートか
7:名無しの転生者さん
詰み寄りっすねぇ〜
8:名無しの転生者さん
言語は?
壁とかになんか書いてないか?
9:スレ主
ドアっぽい仕切りがある以外はなんも無い
それと俺は日本語以外はからっきしだ
10:名無しの転生者さん
わかったことがある
スレ主は馬鹿
11:名無しの転生者さん
迂闊に動くなよ
ドアとか開けたら爆散するかもしれん
12:スレ主
あと俺の体がなんか人間っぽくない
13:名無しの転生者さん
人外転生かぁ
14:名無しの転生者さん
見た目についてもっと書いて
抜くか判断する
15:スレ主
抜くな
オレンジと水色っぽい体色
腕が触手みたい
胸に光る紫のコアっぽいやつ
16:名無しの転生者さん
奇抜なデザインやな
17:名無しの転生者さん
スクショは?
言葉よりそっちの方が早い
18:スレ主
どうやるの
19:名無しの転生者さん
念じろ
20:スレ主
なんかできた
ほい
<<画像>>
21:名無しの転生者さん
ちけえ
顔面だけって下手かよ
22:スレ主
初めてだから難しいんだって
23:名無しの転生者さん
デオキシスじゃん
24:スレ主
なに?
25:名無しの転生者さん
宇宙人っすね
いや宇宙ポケモンか
26:スレ主改めデオキシス
あー思い出したわ
デオキシスね
そんなポケモンいたわ
なっつ
昔近所のタカシが改造デオキシス出してきてムカついたな
ノーガードぜったいれいどデオキシスとかおもんねーよ
27:名無しの転生者さん
おちけつ
28:名無しの転生者さん
伝説ポケモンかよ
SSR勝ち組転生とか解散解散
29:名無しの転生者さん
>>28
幻のポケモンな
間違えんなよ雑魚
30:デオキシス
いや勝ち組かこれ
白い部屋でカプセルの中にぎゅうぎゅうに詰め込まれて身動き取れないのに?
31:名無しの転生者さん
情報後出しすんな
32:名無しの転生者さん
通りでミチミチした顔のデオキシスだと思ったわ
33:名無しの転生者さん
ホルマリン漬けのイカかよ
34:デオキシス
やっべ
明らかに研究員って感じの奴らが入ってきた
助けて
35:名無しの転生者さん
草
これもう解剖寸前だろ
36:名無しの転生者さん
アディオス
デオキシス
37:名無しの転生者さん
おい諦めるな
動けないなら目で情報探せ
38:名無しの転生者さん
耳も聞こえるだろ
何話してるか盗み聞きしろ
とにかく情報集めろ
39:デオキシス
研究員は外国人
武器は持ってなさそう
あとカプセル越しじゃ何話してるかは聞こえん
40:名無しの転生者さん
つっかえ
さっさと諦めたら?
41:名無しの転生者さん
おまえエスパータイプだろ
エスパーなら他人の思考くらい読め
42:名無しの転生者さん
テレパシーとかないん?
43:デオキシス
思考読むってどうやるんだ
44:名無しの転生者さん
念じろ
45:名無しの転生者さん
それで大体できる
46:デオキシス
そればっかじゃねえか
ちょっと待ってろ
47:デオキシス
できた
48:名無しの転生者さん
はっや
49:名無しの転生者さん
さすが伝説ポケモン
50:名無しの転生者さん
まぼろしだっつってんだろカス
51:デオキシス
喧嘩すんなよ
いや
でもこれすごいな
他人の思考が頭に流れ込んでくる
52:名無しの転生者さん
だが残念
デオキシスは英語がわからない!
53:デオキシス
英語理解できるんだよなぁ
54:名無しの転生者さん
は?
さっきのは嘘だったのかよ!
55:名無しの転生者さん
デオキシスって脳(?)のスペック高いんだっけ
56:デオキシス
そうっぽい
考えたらその分すぐに理解できるようになる感じ
57:名無しの転生者さん
やっぱり当たり転生やん
58:名無しの転生者さん
んで
なんて言ってんの
59:デオキシス
「呪力反応なし」
「エネルギー革命」
「合衆国に栄光を」
とか言ってる
60:名無しの転生者さん
呪力?
つーことはだ
61:名無しの転生者さん
お
どの世界かわかったん?
62:名無しの転生者さん
はー待て待て
これって"呪術廻戦"じゃね?
63:名無しの転生者さん
はー待て待て
これって"呪術廻戦"で間違いねえよ
64:名無しの転生者さん
>>62
>>63
おまえら結婚しろ
65:名無しの転生者さん
呪術でアメリカっていえば死滅回遊編か
66:デオキシス
なにその物騒な名前の編
つーかそもそも"呪術廻戦"ってなんだよ
67:名無しの転生者さん
あーはいはい
原作知識"無い"パターンね
68:名無しの転生者さん
>>65
決め付けるのは早計
時系列ハッキリさせてからだろ
>>66
安心しろデオキシス
呪術世界なら
五条悟ってやつがいるからそいつを頼れ
69:デオキシス
どういう人よ
70:名無しの転生者さん
最強の教師で人類の味方
71:名無しの転生者さん
過去編主人公で善人寄り
あのミゲルを10分間抑え込んだ実績の持ち主
72:名無しの転生者さん
とりあえず研究員たちに
五条悟に会わせろ
って言え
73:名無しの転生者さん
誰それってなったらなんとかして逃げろよ
74:デオキシス
なるほど
頼りになりそうだ
ミゲルってやつの名前も覚えとくわ
タイミング見てテレパシーする
逃げる準備もしとく
攻撃技も色々使える予感がするしなんとかなりそうだ
75:名無しの転生者さん
がんばれデオキシス
76:名無しの転生者さん
期待してるぞデオキシス
77:デオキシス
ありがと
78:名無しの転生者さん
つーかその攻撃技とやらでカプセルくらい破壊できるんじゃ……?
79:デオキシス
あっ
80:名無しの転生者さん
まあ最初は穏便にね?
♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️♾️
正直に言って私は興奮していた。
研究者として、これ以上ないほどの幸運を掴んだ気分だった。
目の前のカプセルの中には――未知の生命体がいる。
それもただの新種ではない。
宇宙から飛来した生命体なのだ。
これほどの大きさの生物が、呼吸を必要とせずに生命維持を可能にしている。
生物学、物理学、エネルギー工学。
あらゆる分野に革命を起こしかねない存在。
私たちが数日前に確保したこの検体は、現在のところ仮称"EX-01"と呼ばれている。
半透明の保存液の中に閉じ込められたオレンジと水色の体。
腕が触手であること以外は完全な人型。
一際目を引く紫色の発光体――おそらくエネルギーコア。
このコアが発する光、そしてその脈動が検体の生命活動の証だ。
今は休眠状態なのだろうか?
エネルギー循環系がどうなっているのか興味が尽きない。
中央の紫色のコアから、未知の波長のエネルギーが全身へ拡散している、というのが現状の見立てだ。
"呪力"。
我々がかつて観測し、エネルギー革命を夢見たソレ。
未だ合衆国のものにはなっていない。
そしてこの検体は"呪力"とは明確に異なる仕組みで生きている。
素晴らしい。
かつての同胞が成し得なかった"エネルギー革命"を今度こそ。
「知的生命体の可能性は?」
隣の研究員が聞く。
「現時点では不明だ」
私は端末を操作しながら答えた。
「だがこれほどヒトに近い形をしているんだ。ある程度の知能はあるかもしれない」
もしそうなら、なおさら価値は高い。
宇宙由来の生命体。
未知のエネルギー体系。
異星の知性という希少性。
この研究は、確実に歴史に残る。
……もちろんアテが外れる可能性もある。
なにせ実験はこれからだ。
組織の採取。
コアに刺激を与え、エネルギー反応の強制励起を試みる。
そのどれもに心が躍る。
しかしこの検体は貴重だ。
焦らずに段階的に解析していけばいい。
私はカプセルの前に立ち、ガラス越しに検体を観察した。
人でいう頭部に、パーツを削ぎ落とした顔のような部分がある。
その顔にある目のような器官が――
ギョロリと動いた。
「どうしました?」
再び見た検体の目の位置は変わっていなかった。
気のせいだろう。
この検体は光に関心を示さないことは調査済みだ。
私は再び端末のログを確認する。
その時だった。
突然、頭の奥で声が響いた。
『聞こえるか』
周囲を見回す。
他の研究員はなんの関心も示していない。
聞こえていないようだ。
謎の声が頭に響くような感覚。
直接脳にコンタクトを取られているのか?
私だけに聞こえる声は続いた。
『あなたをこの集団の代表と見ている。その上で質問がある』
ゆっくりと視線を上げる。
カプセルの中の検体が、やはりその目でこちらを見ていた。
『五条悟という人間を知っているか』
――――思考が止まる。
今、なんと言った?
サトル・ゴジョー。
半世紀以上前に名を馳せた"呪術師"の名だ。
私は端末を取り落とし、無意識にカプセルへ近づいた。
『私はその人物に会う必要がある』
感情は感じられない。
淡々とした事務的な声。
まるで機械が喋っているようだった。
『手配を。そうすれば私は何もしない』
検体の腕にあたる部分が微かに蠢いた。
嗚呼。
コイツは休眠などしていない。
ただ動いていないだけだった。
自らの立場を理解した私は、ゆっくりと後ろを振り向いた。
「……作業停止」
静かに言う。
「全員この場で待機しろ。私は"上"に連絡する」
研究員の一人が怪訝な顔をする。
「どうしました?」
私はカプセルを指差した。
「この検体」
一拍置く。
「サトル・ゴジョーの名前を出した」
部屋の空気が、一瞬で凍りついた。
数秒後。
誰かが呟く。
「……日本に送ろう」
別の研究員が即座に頷いた。
「同意する」
「"呪術"はもう懲り懲りだ」
「厄介ごとは勘弁してくれ」
判断は驚くほど早かった。
かつて米軍によって実施された日本での作戦行動がどうなったか。
あの戦場で何が行われたのか。
あの国で渦巻く"呪い"がどれほど厄介なものなのか。
全員知っている。
この検体は、五条悟にーー"呪術"に関係する存在。
そんなものを、我らの愛する合衆国本土に置いておく理由はない。
私は端末を閉じた。
歴史的発見のはずだった。
だが今は違う。
この検体は――既に魅力的な研究対象ではなくなった。
カプセルの中の生命体が、再び声を送ってくる。
『感謝する。私はここで座して待つ』
私は溜息を一つだけついた。