◈天織有栖→三人称
「なーんてことがありましたの。お姉様がわたくしの見えないお相手と仲良くお話していて……キーッ!思い出しただけでも腹立たしいですわ!!」
「へー、そーなんですかー。よかったですねー」
「よくないですのっ!!!あなた、わたくしの話を全く聞いていないではありませんか!!」
「先日の『
「それはわたくしもですの!」
「だったらなおさら仕事してくださいよ……」
「常盤台に不審者がいるのも問題でしょう。わたくしや周囲の生徒には見えていないようですし、常盤台を管轄する第〇〇三支部の
「はぁあ……それって、この人ですか?」
初春が操作するパソコンの画面には、幾つかのウィンドウが開かれている。そのうちの一つが
「天織有栖……お姉様が言っていた名前ですわね。写真の特徴もお姉様の証言と一致しますし、昨日わたくしたちが会っていたという方はこの方でしょう。能力は……
「では、やはり見えない事をいいことに白昼堂々我が校の制服を着て不法侵入した不届者、ということですわね」
「それが、正式に入学した記録がちゃんとあって……あれ、出席日数0なのに進級できてますね」
「そんなわけありませんわ!?どうにかレベルを誤魔化して入学できたとしても、出席した記録がないなら進級なんてできませんの!*5そもそも、お姉様以外に認識されないのなら、誰が成績をつけますの!!?」
「認識されないから、出席日数0なのでは?出席してても気付かれなければ欠席扱いですし」
そうして、初春は新たなウィンドウを幾つか出した。そこに映っているのは、管轄外であるはずの常盤台中学の監視カメラの映像。その中から、黒子の証言する15時頃の図書室の映像を抜き出し、黒子たちの動きを追っていく。
「ありました。……なーんだ、見えない少女っていうから監視カメラにも映らないのかと思いましたけど、しっかり映ってますね」
初春飾利の目にはしっかりと御坂美琴と会話をする白髪の少女の姿が映っていた。その姿は間違いなく先ほど確認した天織有栖のものであり、彼女と対話する御坂美琴含めておかしいところはない。キョロキョロと周りを見回す白井黒子と彼女らを奇異の目で見る周囲を除けば、だが。
「はて、わたくしの目にはお姉様が一人で喋っているように見えますの」
「えぇ?そんなわけありませんよ。ここにしっかり───」
パンッ、とモニターの画面諸共監視カメラの映像が消えた。それだけでなく第一七七支部を含めた周囲全ての電気が消え、街が暗闇へと包まれる。
「ブラックアウト……どっかで雷でも落ちたんですかね」
「そんなわけありませんの。
「じゃあどっかで強力な『
「お姉様……」
二人の知る限り、学区全域を停電させられるような雷を落とせる『
犯人は本来のレベル以上のパフォーマンスを見せたため不可解な点が多い
能力者が学生のみであることから学生のみで構成される
逆に大人のみで構成される治安維持組織として
佐天涙子と同じ学校でよく彼女にスカートを捲くられている
凄腕のハッカーだがこのあとの出番はない
未来予測すら可能な性能であり、多くの実験に使われる
月に一度地球上の量子全ての動きを演算するという荒業で学園都市の天気を正確に予報する
どっちが良いと思うか
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短編
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分割
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両方あると嬉しい