妹に撃たれない方法   作:Brooks

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ヤダ、何かテアボロカッコいい


第80話 押し込まれる航路

 

サイド5、テキサスコロニー港湾の管理室には、朝から紙の束が増え続けていた。

 

発着表の赤い修正灯は昨夜のうちに一度消えたはずだった。だが始業と同時に、また一つ、また一つと点き始める。セイラは机の端へ昨夜の便組みを寄せ、新しく届いた通達を開いた。まだ封の折り目が固い。

 

テアボロは帽子も脱がず、その横へ立つ。

 

「読んでみろ」

 

セイラは紙を追い、すぐに顔つきを変えた。

 

「臨検下待機時の責任限定、航路変更時の追加危険審査、補助曳航の事前承認制……」

 

そこで一度、紙をめくる。

 

「再保険照会が発生した場合は、当該便の追加危険負担が確定するまで暫定条件を適用、です」

 

管理室にいた港湾事務員が小さく唸った。

 

「暫定じゃなかったんですか、今までのは」

 

セイラは下の行まで読み、ゆっくり息を吐く。

 

「違います。これ、当面の標準運用になってます」

 

エドワウは壁際に立ったまま顔をしかめた。

 

「また特定便だけの話じゃないんですか」

 

「そういう書き方じゃないわ」

 

セイラは紙を裏返し、別紙を重ねた。

 

「サイド5宙域の寄港便全体です。とくに外縁共同開発網に関わる便は、全部この扱いになります」

 

テアボロは鼻で息を吐いた。

 

「恒常化だな」

 

「標準化、って書いてあります」

 

「同じことだ。癖にする気だ」

 

エドワウは思わず言った。

 

「こんな条件で回せるんですか」

 

テアボロは机に手をついた。

 

「回らなくするための条件だ。だが止めれば、それで向こうの思い通りになる」

 

「止めないで、どうするんです」

 

「痩せながらでも回す」

 

その言い方に、エドワウは反射的に言い返しかけた。だがセイラがすでに次の紙へ目を落としているのを見て、言葉を飲んだ。

 

彼女は冷静だった。冷静というより、今は冷静でなければ話にならないと理解している顔だ。

 

「次便以降で一番きついのは、曳航補助ね」

 

「分かってる」

 

「違う。今までみたいに、付く前提で便組みできないの」

 

セイラは鉛筆で表の余白を叩いた。

 

「待機が入って、迂回が入って、それでも補助推進を当てにできないとなると、到着時刻の吸収が全部船体と乗員に乗る」

 

港湾事務員が小さく首を振る。

 

「そんな組み方、現場じゃ持ちません」

 

テアボロはその事務員を見た。

 

「持たせるんだ。持たせるために、どこで何を削るかを今から決める」

 

「削るって」

 

エドワウが言うと、テアボロは即座に返した。

 

「時間だ。積み込み順序だ。荷姿だ。確認の重ね方だ。削るのはそこまでだ」

 

「整備は」

 

「削らん」

 

「でも」

 

「そこを削ると、人間の命に変わる」

 

それは怒鳴り声ではなかった。低く、当たり前のことを言う声だった。

 

管理室の窓の向こうで、タグ車がゆっくりと資材枠を押している。動いてはいる。だが、動いていることと回っていることは違う。セイラの表には、昨日まで残っていた余裕欄がもう見当たらなかった。

 

そこへ保険会社の連絡員が入ってきた。曖昧な作り笑いを貼り付けている。

 

「マスさん、確認書の受領をお願いします」

 

テアボロは振り向きもしない。

 

「受領したら軽くなるのか」

 

「そういうものではありません」

 

「そうだろうな」

 

連絡員は差し出した書類を引っ込めずに言う。

 

「当面の標準運用です。特定便に限った扱いではありませんので、以後の契約でも」

 

「聞いている」

 

テアボロはその書類をひったくるようには取らなかった。むしろ丁寧に受け取って、ざっと目を走らせる。

 

「曖昧な文句ばかり増やしやがって」

 

「安全のためです」

 

「安全のためなら、現場が死なないように書け」

 

連絡員は目を伏せた。

 

「私どもも上の方針で」

 

「お前を怒鳴っても船は動かん」

 

そう言って、テアボロは書類をセイラへ渡す。

 

「便ごとに照らせ。どこから首が締まるか、今のうちに全部洗う」

 

「分かった」

 

連絡員が帰り際、逃げるような足取りで戸口を出ていく。その背を見送りながら、エドワウは唇を噛んだ。

 

向こうも末端なのだろう。それは分かる。分かるが、その理解で胸の苛立ちが減るわけではない。

 

「エドワウ」

 

テアボロが呼ぶ。

 

それだけで、エドワウは顔を上げた。

 

「桟橋へ出るぞ。机の上で分かるのは半分だ」

 

「今からですか」

 

「今だからだ。紙の文句が船にどう乗るか、自分の目で見ろ」

 

ズムシティの士官学校では、午前講義が終わる頃、舗道の白さが妙に眩しく見えた。

 

行き交う学生の制服はきちんと整っている。だが、その間を流れる空気は昨日までと少し違っていた。講義棟の脇の前庭に呼ばれたガルマは、同級生と並び、その向かいに前日声をかけられた技術科の上級生を見た。さらに別の学生が一人、少し憮然とした顔で立っている。

 

訓育担当士官は壁際に立ち、手帳を閉じた。

 

「昨日の件だけではない」

 

それが第一声だった。

 

「研究見学、奨学支援、短期研修。名目は違うが、似た話がいくつも出ている」

 

技術科の上級生が小さく頷く。

 

「やはり」

 

同級生が不安そうに尋ねた。

 

「全部、本当に交流事業なんですか」

 

「本物も混じっているだろう」

 

担当士官は平板に答えた。

 

「だから切り分けが難しい」

 

そこで、憮然としていた学生が口を開く。

 

「でも、外を見たいと思うことまで悪いみたいに言われるのは違うと思います」

 

その言葉で場が少し静かになった。

 

学生は引っ込まなかった。

 

「月面の施設が進んでるのは本当でしょう。見てみたいと思っただけです。それで変な目で見られるのは、おかしいです」

 

ガルマはすぐには何も言えなかった。

 

それは正しいと思ったからだ。外の施設を見たい。よりよい研究環境を知りたい。若い者がそう思うのは自然だ。頭ごなしに否定できるものではない。

 

訓育担当士官も、そこは切らなかった。

 

「見たいと思うこと自体は咎めん。外を見るなとも言わん」

 

学生の表情が少しだけ動く。

 

「なら」

 

「だが」

 

担当士官の声が低くなる。

 

「相手が何を見ているかは別だ」

 

その場の全員が聞き入った。

 

「お前の望みを見ているのか、お前がどこで迷うかを見ているのか。そこを間違えるな」

 

学生は言い返しかけて、やめた。腹の底ではまだ納得していない。だが、まったく不安がないわけでもない。その両方が顔に出ていた。

 

技術科の上級生が口を開く。

 

「昨日もそうでした。こちらの答えより、答えるまでの間に興味があるようでした」

 

ガルマも頷いた。

 

「設備や交流の話だけなら、あんな聞き方にはなりません。こちらが何に反応するかを見ていたんです」

 

担当士官は腕を組み直した。

 

「若い者を取り込みたいのではない。若い層の空気を見たいのだろう」

 

その言葉で、昨日から胸に引っかかっていたものが少し形を持つ。

 

個人への勧誘ではない。士官学校の中にどんな迷いがあり、どんな誇りがあり、どこまでなら揺れるか。その気配そのものを測られている。

 

それがガルマには、妙に腹立たしかった。

 

自分一人の不快ではない。もっと大きなものの表面を、外から指でなぞられているような感覚だ。

 

「今後も似た接触があれば報告しろ」

 

担当士官が言う。

 

「追い払う必要はない。だが、話した内容も、相手が何を知りたがったかも忘れるな」

 

「はい」

 

学生たちが答える中で、さっき反発していた学生だけは少し遅れて頷いた。

 

ガルマはその横顔を見た。

 

見てみたいと思っただけだ、という気持ちは本物だろう。だからこそ、その自然な願いの中へ別の意図が混ぜられると厄介になる。

 

兄上に伝えるべきことは、昨日より増えていた。

 

単に嫌な接触があった、では足りない。実際に効くかもしれない接触だということまで、持っていかなければならない。

 

テキサスの桟橋は、昼が近づくほど騒音の種類が増える。

 

タグの補助推進器が低く唸り、荷役アームの関節が軋み、小型運搬車が絶えず行き来する。海のないコロニーの港でも、そこに流れる時間は波のように忙しい。

 

テアボロは桟橋の先で、入ってきた便の船腹を見上げていた。エドワウがその隣に立つ。

 

「左舷寄りが少し深いな」

 

作業主任が手元の記録板を見ながら答えた。

 

「擦過痕が二箇所です。抜けてはいませんが、昨日より一段深い」

 

「どこで食った」

 

「過密帯です。通常線を外れてから、待機が長かった。補助推進器も二度過負荷が出てます」

 

エドワウは顔をしかめた。

 

「昨日より悪くなってます」

 

作業主任は苦い顔で頷く。

 

「便が押されると、どうしても寄せが荒くなります。乗員も休みが足りません」

 

そこへタグ担当の男がやってきた。手には油のついた手袋を持っている。

 

「補助推進器、このまま続けると焼きます」

 

テアボロはすぐに訊く。

 

「どれくらい持つ」

 

「整備をきっちり入れればまだいけます。ですが、短い整備で回し続けたら危ないです」

 

作業主任が口を挟んだ。

 

「整備を一つ飛ばせば、今日中に次便へ間に合います」

 

エドワウは思わずそちらを見る。

 

テアボロは振り返りもせずに言った。

 

「その一つを飛ばした先で死ぬ」

 

作業主任は黙った。

 

「だが時間は」

 

「削るのはそこじゃない」

 

テアボロはようやく作業主任へ向いた。

 

「荷姿だ。順序だ。待機中の無駄だ。そこを削れ。整備と固定具は最後まで削るな」

 

タグ担当がうなずく。

 

「補助推進器を焼いたら、次は便じゃ済みません」

 

船員の一人が、船腹に手を当てたまま言った。

 

「待機のたびに予定が崩れます。休みも仮眠も、全部ずれていくんです」

 

その声には疲れがあった。弱音というより、もう隠しきれない摩耗だ。

 

セイラが桟橋まで歩いてきた。管理室から持ってきた端末を見ながら言う。

 

「便はまだ回ってる。でも、中の余裕はもう回ってない」

 

エドワウが振り向く。

 

「数字でそう出たの」

 

「数字だけじゃない」

 

セイラは船体の擦過痕を見た。

 

「待機、迂回、過負荷、休養不足。全部、次の便へ持ち越してる」

 

エドワウはそこで声を強めた。

 

「なら止めるべきです」

 

テアボロが即座に返す。

 

「止めればそこで終わりだ」

 

「でもこのままじゃ」

 

「分かってる」

 

テアボロの声は低いままだった。

 

「分かった上で、まだ止める時じゃないと言ってる」

 

エドワウは食い下がる。

 

「どうしてそこまで」

 

テアボロは船体から目を離さずに答えた。

 

「今ここで便を切れば、港の内側から信用が死ぬ。荷主も船員も、次から自分の都合で勝手に動き始める。そうなると、本当に収拾がつかん」

 

それから短く言った。

 

「次の便は俺が見る」

 

エドワウは思わず言い返した。

 

「机からでも見られるでしょう」

 

「足りん」

 

テアボロはきっぱり言った。

 

「机からじゃ、今どこが崩れ始めてるか半歩遅れる。次は俺が直接見る」

 

セイラが眉をひそめる。

 

「あなたが出る前提で組み直すんですか」

 

「そうだ」

 

「危ないわ」

 

「危なくない便が、どこにある」

 

その言葉に、セイラも黙るしかなかった。

 

エドワウだけが、まだ納得できない顔をしている。

 

テアボロはそんな彼を見て、少しだけ口元を緩めた。

 

「そんな顔をするな、エドワウ」

 

「しますよ」

 

「するのはいい。だが、怒ってる間に崩れるものもある」

 

その言い方に、エドワウは返す言葉を失った。

 

ただ、胸の奥の反発は消えない。むしろ、分かり始めたからこそ余計に嫌だった。理屈が見える分だけ、止めにくい。

 

桟橋の向こうでは、次の便の積み替えが始まっていた。金属音が鳴るたびに、時間が削れていくのが分かるようだった。

 

ズムシティでは、キシリアがここ数日分の報告をまとめて見ていた。

 

机の左には学生接触の記録。右にはサイド5宙域の便数、遅延時間、積み替え件数、保険条件見直しの推移。どちらも一日分の騒ぎではない。薄く、だが確実に積み重なった変化だ。

 

ギリアムが控えている。情報将校が紙を一枚差し出した。

 

「学生接触はさらに増えています。士官学校周辺だけでなく、技術学校、工廠見習いの枠まで」

 

「若い所から迷いを拾うつもりね」

 

キシリアは椅子にもたれずに言った。

 

ギリアムが手帳を閉じる。

 

「記事にするにはまだ薄いでしょうか」

 

「まだ薄いわ」

 

キシリアは表の数字へ視線を移す。

 

「でも、薄いまま積み上がると一番効く」

 

将校が続けた。

 

「サイド5宙域の方は、便数維持のまま遅延時間だけが増えています。とくにテキサス寄港線で顕著です」

 

ギリアムが低く言う。

 

「民間の方が先に音を上げます」

 

「だからそちらを先に締めるのよ」

 

キシリアは淡々としていた。

 

「若い所から空気を測り、民間から呼吸を細らせる。綺麗なやり方だこと」

 

そこへギレンが入ってくる。呼ばれていたのか、たまたまではない歩幅だ。

 

キシリアは紙を一枚差し出した。

 

「見て」

 

ギレンは受け取り、数字を追った。

 

「本数は残しているのか」

 

「ええ。だから向こうは『止めてはいない』と言える」

 

ギリアムが口を挟む。

 

「学生への接触も、民間への圧力も、全部『ただの確認』で通す気でしょう」

 

ギレンは紙を机へ戻した。

 

「綺麗だから厄介だ」

 

キシリアが頷く。

 

「向こうが自分の正しさを疑わないうちは、まだ踏み込む」

 

ギリアムが問う。

 

「では報道は」

 

「まだ積め」

 

ギレンが短く言った。

 

「相手が逃げられなくなるまで」

 

キシリアは兄の横顔を見た。

 

「民間の方が先に軋む」

 

「だろうな」

 

ギレンは窓の外の灯りを見た。

 

「そこをこちらが回収できなければ、相手の思い通りだ」

 

それだけ言って部屋を出る。

 

キシリアはその背を見送り、ギリアムに言う。

 

「民間の声を拾う線を太くしなさい。叫びになる前の、まだ低い声の段階から」

 

「はい」

 

「学生の方は」

 

「写真と証言を積みます」

 

キシリアは小さく頷いた。

 

怒るのはまだ先だ。今は相手の手が、どこまで伸び、どこで最初に軋みを生むかを見極める。

 

そして、その軋みはもう始まっている。

 

夜のテキサス港は、昼より静かに見える。

 

だが静かに見えるだけで、止まってはいない。管理室の照明はまだ落ちず、外では遅い便の積み替えが続いている。昼の騒音が引いた分だけ、紙をめくる音や端末の着信音がやけに大きく響いた。

 

エドワウは管理室の外に立ち、硝子越しに中を見ていた。

 

テアボロは机にかがみ、次便の便組みを見直している。セイラは別の端末で条件表と時刻表を照らし合わせ、必要な箇所に印を入れていく。どちらも疲れているはずなのに、まだ止まらない。

 

エドワウはたまりかねて中へ入った。

 

「どうして、あそこまで自分で抱えるんです」

 

セイラが顔を上げる。

 

「抱えたいからじゃないわ」

 

「それは分かる。でも」

 

「分かってない」

 

セイラの声はきつくはなかった。だが、曖昧さもなかった。

 

「あの人が手を離したら、その瞬間に切れる線があるの」

 

エドワウは黙る。

 

セイラは端末の画面を戻しながら続けた。

 

「荷主、船員、港の事務、保険、工区。みんな自分の都合で動いてる。それを一度つないでるのが、今はあの人なの」

 

「それでも危ない」

 

「危なくても回すしかない時がある」

 

その言い方に、エドワウは言葉を失った。

 

止めるべきだという思いは消えない。だが、止めれば全部助かるほど話が簡単ではないことも、もう分かり始めている。

 

奥で紙を見ていたテアボロが、顔も上げずに言う。

 

「二人とも、次便の書類をこっちへ」

 

セイラがすぐに揃えた紙を渡す。

 

エドワウは思わず訊いた。

 

「まだやるんですか」

 

「まだじゃない。ここからだ」

 

テアボロは紙を受け取る。

 

「明日の危ない便は、俺が出る前提で組む」

 

管理室の空気がそこで少しだけ変わった。

 

セイラが言う。

 

「本気なのね」

 

「そう見えないか」

 

「だったら私も行く」

 

「お前は残れ。無線と時刻の方が重い」

 

セイラは反論しかけて、やめた。その役割の重さを、自分が一番よく分かっているからだ。

 

エドワウは一歩前へ出た。

 

「僕も行きます」

 

テアボロはようやく顔を上げた。

 

「お前は来るだろうな」

 

その言い方は、確認ではなく既に織り込んだ声だった。

 

「だが、来るなら感情で動くな。怒るのは勝手だ。だが持ち帰るものを間違えるな」

 

エドワウはその言葉をすぐには返せなかった。

 

前にはただ腹が立っていた。今も腹は立つ。だが、それだけでは足りないと分かり始めてもいる。どこが危なく、何が削られ、どこを守るべきか。それを見て持ち帰れということだ。

 

テアボロは再び紙へ目を落とした。

 

「夜のうちに組み直す。朝にはもう逃げ道がない」

 

管理室の外では、遅い便の警告灯が短く瞬いた。

 

エドワウは言い返せなかった。

 

止めるべきだという思いはまだ胸にある。だが、止めれば助かるほど簡単ではないことも分かってしまった。その中でなお、テアボロが自分で危ない便の前へ立とうとしている。

 

その背中が、この夜は妙に遠く見えた。

 

管理室の灯りは更けても消えず、桟橋の先には次便の船影が黒く浮かんでいた。明日の朝、その便がどこを通り、何を積み、何を削られたまま出るのか。

 

まだ誰にも分からない。

 

だが少なくとも一つだけ、エドワウには分かっていた。

 

次は、もう机の上だけでは終わらない。

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