目指すは頂点!シュラの道~ゲームの世界に転生したので最善√で最強になります~   作:RKtomousumono

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タグは思いつかないし、ジャンルはあってるのかわからないけど、とりあえず第一話です。


#1 「最速√だとクリアできても世界が平和にならないので最善√で行こう」

転生。

都合よくトラックにはねられて転生(通称:トラ転)、神様がなんかやらかしたりして転生(通称:神様転生)、通り魔に刺されて転生・・・。

死因は何であれ、『転じて生まれる』というのは読んで字のごとく一度死してから生まれ直すということ。

 

「それにしたって生まれ変わるのはこの世界じゃないほうがいいと思うんだけどね・・・」

 

『Dominate All Labyrinth』-通称『DAL』。一部オンライン機能もあるRPGであり、発売から約一年の間は人気なゲームであった。

メインダンジョンである『ラビリンス』-『迷宮』の攻略が中下層に入るまでは。

ストーリを進めるのに必ず潜る必要のあるダンジョンである迷宮の完全攻略はとても難易度の高いものであった。

その階層をクリアしないと他プレイヤーは呼べない。

かと言って仲間として使えるNPC探索者を連れて行くとなるとギルドの制度によって費用がかかりすぎる。

PTに魔物を入れていると信頼度次第では背中からザクッ→がめおべらがテンプレである。

というかそもそも中層で推奨されている中級職に行くまでのフローチャートがおかしい。何故一番簡単な『聖騎士』に就くのに合計して11の下級職と初級職に就かなければならないのであろう。

そんな問題点が浮上し、晴れてクソゲー認定されたDALは、今ではRTA走者か一部の変体しかプレイしないゲームになってしまったのです。

 

「――と、以上で『迷宮』及び『ダンジョン』と、『探索者』様のお仕事についての説明は終了となります。何か質問がある際はあちらのカウンターまでお進みください」

 

いつぶりだかに聞いたチュートリアル終了を知らせるカウンター職員の音声()

ここがゲームでないことは何となく理解できている。

まず入口周りがゲームの時より()()。魔物の脱走がない前提での行動だろう。

第一層・・・最初の階層にもかかわらず常に五人組やら七人組やらの大人数PTが目立つ。たまーに一人二人の探索者もいる。

ひとまず誰もいないであろう岩陰に身を潜め、魔物解体用のナイフを利き手に持ち、逆の手のひらを斬る・・・度胸はないので軽く指先をチョン。

ピリッとした痛みとHPの減少、そして指先からの出血・・・。

 

「よりによって『+(プラス).(ドット)』かよ・・・後ろの穴はあらかじめほぐすものなのか?」

 

+(プラス).(ドット)』エディションとは、別名『運営さんは"ちょっと"という言葉の意味を知らないバージョン』、DALのR-18エディションのことを指す。

運営曰く『本編よりも"ちょっと"難しくしたハードモードなだけだよ』だそうだ。誰も性癖のハードさまで求めてはいない。

元々キャラクターは男女問わずビジュがいいゲームであったので、そう言うファンアートは多かったのだが・・・HPとMP、それとSAN値によってスチルが変わるR-18シーンの追加なんていらないだろ。何で戦闘中の立ち絵まで変わるんだよ。

順当に自キャラと推しの好感度を高めておっぱじめる、魔物姦、触手プレイ、同人誌でよく見るダンジョン。

グロリョナスカトロなんでもござれ。性癖の倉庫。それが『+(プラス).(ドット)』である。

通常版のゲームとの違いはHPが減少した場合に感覚がある点、出血がある点。後は見たくなかったがSAN値ゲージがある点。

何で視界にそんなのがあるのか。この世界は標準装備らしい。

 

「ともかく俺が主人公じゃないにせよ『迷宮』の攻略はすべきだろうな・・・RTAしてみるか・・・?」

 

このゲームにおけるRTA。

それはバグにグリッチをふんだんに使ったプレイである。

しかも最終目標が『エンディングを流す』に集約されているため、最速で走るとバッドエンドになる。世界滅亡エンド・・・最悪ですね。自分の生きている世界を滅亡させたくない。

じゃあRTAじゃなくて最善√にしよう。できる限り強くなって、最善√で完全攻略してみよう。

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