オレカバトル2 ストーリーズ   作:セッツァー

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第1章 第五話 竜宮城の激闘!魔王オロロソ!:前編

竜宮城を目指すトリト一行は、竜宮の使いギョギョによる襲撃に遭いながらも、クラスチェンジを果たしたアーケロンとトリトの活躍により窮地を脱する。そして、ついに竜宮城の前までたどり着くのだった。

 

竜宮城前…

トリト「この海流の渦を超えた先に、竜宮城があるんだな?」

マヨリ「うむ。出入りするには、アーケロンのバリアに守ってもらう必要がある。皆の者、アーケロンを中心に集まれ!アーケロン、頼んだぞ。」

アーケロン「キュイー!」

アーケロンにバリアを展開してもらい、トリト一行は渦の先へ進んでいく。そして、渦を抜けた先で見たものは……

 

トリト「うわぁー!すっげぇー!!」

アンカーからの話で聞いていた通りの豪華絢爛な城、この場所こそが竜宮城である。

シャッパ「シャッシャッシャッ!本当に豪華だな!これなら竜宮城と言われても納得いくぞ!」

トリト「それにここ、陸地みたいに海水が入ってこないし、普通に息もできる!不思議だなぁ〜!」

アズミ「おい貴様ら、何をしに来たか忘れたわけではないだろう?」

トリト「おっと、そうだった!早くオロロソをブッ飛ばして、この城を取り戻そうな、マヨリ!」

マヨリ「あ…あぁ……そうだな……。」

トリト「んー?どうしたんだ、マヨリ?なんか浮かない顔をしてるけど…大丈夫か?」

マヨリ「……何でもない。先を急ぐぞ。」

トリト「……?」

マヨリの表情に曇りを感じつつも、トリト達は竜宮城へと入り、決戦に臨むのだった。

 

トリト「ハロー!!オレはトリト!オロロソさんいませんかー!?

アズミ「バッ…貴様!?敵の本丸に乗り込んでおいて、そんな愚直に挨拶する奴があるか!?」

トリト「良いだろ別に?それっぽい奴も来たみたいだし…。」

ズン…ズン…

オロロソ「フフフ…来たようだな?一応お前らのような雑魚共でも客人だ、まずはもてなしの挨拶でもしておこうか…。ようこそ、我が竜宮城へ!」

トリト「一応聞くけど、お前がオロロソだな?」

オロロソ「如何にも。オレこそが魔王オロロソ!この竜宮の主だ!」

トリト「マヨリから話は聞かせてもらった!オレ達にぶっ飛ばされたくなかったら、大人しく竜宮城を返してもらうぞ!!」

オロロソ「おやおや、人聞きの悪いことを言ってくれるなぁ…?ここはもとからオレの物だぞ?まさか、マヨリから何も聞いていないのか?」

トリト「えっ…?なぁマヨリ、それってどう言う…」

マヨリ「奴の戯言に耳を傾けるな!オロロソ、今日こそ貴様からこの竜宮を必ず取り戻す!覚悟しろ!!」ダッ!

トリト「あっ、おい!?」

トリトの言葉を遮るようにマヨリは怒号を上げ、オロロソに剣を構え先陣を切った。

オロロソ「フフフ…!せいぜい楽しませてくれよ、この魔王オロロソを!!」

 

マヨリ「ハァーっ!!せいっ!!」

ガキィン!

オロロソ「どうしたどうした?そんな怒り任せの剣では、このオレには届かんぞ?」

マヨリ「くっ…黙れ!!」

オロロソはマヨリの剣を長い爪で防ぎ、挑発する。そして怒りに燃えるマヨリを諭すべく、遅れてトリト達も戦いに参戦する。

シャッパ「マヨリ落ち着け!あんな野郎の挑発に乗るんじゃねぇ!」

アズミ「シャッパの言う通りです!おひい様、一度冷静になって下さい!このままでは奴の思うツボです!」

マヨリ「しかし…!」

トリト「なぁマヨリ、何か複雑な事情があるのかもしれないけどさ、今そういうことは後回しにした方がいい!今は…コイツを倒すことだけを考えるんだ!」

マヨリ「トリト…。」

オロロソ「フッフッフッ…雑魚共が群れて来るか…。いいぞ、何匹でも来るがいい!まとめて三枚おろしにしてやろう!」

 

トリト「行くぞ!トライデントの連撃、受けられるか!ダリャリャリャリャ!!」

ドドドドドドドド!!

オロロソ「…フン。」ガシッ!

オロロソは爪でトライデントを止めた!

トリト「なっ…!?」

オロロソ「その程度の攻撃…あくびが出る…な!」

ザクッ!!

トリト「うわぁ!?」

アズミ「トリト!!…チィッ、ならば動きを封じるまで!"弐式・護身水撃"!!」

バシャァァァ!!

オロロソ「ギョギョ達を止めた魔法か。成程、発想は悪くないな…だが。」ドス!

オロロソは爪を地面に突き立てて弐式・護身水撃を防いだ!

オロロソ「当たらなければ意味はないだろう?」

アズミ「くっ…これでも駄目か…!」

オロロソ「本当の水魔法とは…こうやるんだ!"タイダルカタストロフ"!!」

バシュゥゥゥ!!

アズミ「ぐ…あぁっ!?」

シャッパ「アズミ!!テメェよくも!ダァリャァァァ!!」

バゴン!!

シャッパ「おいおい…冗談だろ…?オレの拳を喰らって何ともねぇのかよ…!」

オロロソ「華奢な身体に見えるだろうが、これでも鱗は硬い方でな。悪くないパワーだが…!」フッ…

シャッパ「なっ!?き…消えた…?」

オロロソ「速さが足りんなぁ?」

シャッパ「!?しまっ…」

ザクッ!!

シャッパ「ぐあぁぁ!?」

仲間達が為すすべなく倒れていく中、オロロソはその目をマヨリに向ける。

オロロソ「ふむ…もう少しオレを楽しませてくれるかと思ってたが、期待外れだったかなぁ?さぁ、次はお前だ、マヨリ。」

マヨリ「オロロソ…貴様ァ…!」

オロロソ「フッフッフッ…うん?」

カンッ!

トリト「おいオロロソ…オレはまだ立ってるぞ…。マヨリに手を出すなら…まずオレを倒してからにしな…?」

マヨリ「トリト!?」

オロロソ「ほう…随分頑丈なオモチャじゃないか?いいだろう、気に入った。お前は特別甚振ってマヨリへの見せしめにでもするか…!」

ザクッ!

トリト「ぐぁぁぁ!?」

マヨリ「トリト!!」

オロロソ「おやおや…まだ一回切り裂いただけだぞ?さぁ、いつまで耐えられるかな?」

ザクザクザクザク!

トリト「ぐっ…ぐぅぅぅっ!!」

トリトの身体をオロロソの鋭利な爪が容赦なく切り裂いていく。トリトの身体から血が絶え間なく流れ、その度に傷の上からさらに傷がつけられていく。

マヨリ「も…もう良いトリト!なぜ妾のためにそこまで…!?」

トリト「だ…だってオレ、困ってる人は放っとけないから…。マヨリが困ってるなら…たとえ命にかえたって、助けてやりたいって思ってるから…!

マヨリ「トリト……。」

オロロソ「あーあ、もうボロボロだな貴様。フン、飽きた。最期は一思いに心臓を貫いて終わらせてやる。」

マヨリ「や…やめろオロロソ!!」

トリト「ハァ…ハァ…心配すんなってマヨリ…。ここから奇跡起こして勝っちゃうから…。大丈夫だって……多分……。」

マヨリ「ば…馬鹿を言うのも大概にせよ!この状況からどうやって勝つと!?」

トリト「マヨリ!……任せとけ。

オロロソ「おしゃべりは終わったか?なら、お前の命も終わりだな?」

ヒュンッ!

マヨリ「トリトォォォォ!!」

オロロソの爪が心臓を貫かんとしたその時、奇跡は起こった。

 

\バシュゥゥゥ!!/

 

オロロソ「!?この光、コイツ…まさか!?」

ヒュンッ!ドスッ!!

オロロソ「ぐおぉ!?」

光の中からトライデントが飛び出し、オロロソの身体を突き刺す。そして、光が晴れた。

マヨリ「トリト…其方、その姿は……。」

トリト「どうやら、ホントに奇跡が起きたみたいだな。じゃあ改めて……ハロー!!オレは波騎士トリト!!ここからは、オレの波に乗らせてもらうぜ!!」

 

後編へ続く…。

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