遂に竜宮城へ着いたトリト達はそこでオロロソと対峙。
しかし、オロロソの力の前になす術なく倒れていく仲間達。そしてトリトの命も尽きようとしていたその時、トリトは奇跡的に波騎士トリトへランクアップを果たす。今この時より、反撃の時が始まる…。
トリト「オレは波騎士トリト!!ここからは、オレの波に乗らせてもらうぜ!!」
オロロソ「まさか死の間際にランクアップするとは…これは中々に楽しめそうだ…!」
トリト「いっけー!トライデント!!」ブォン!
トリトはトライデントを放り投げた!
トリト「なぁオロロソ、海の狩りをなんて言うか知ってるか?」
トライデントはオロロソ目掛けて飛んできた!!
ドスッ!!
オロロソ「ぬぅぅ!?(コイツの槍、さっきまでより勢いが…!?)」
トライデントはトリトの手元に帰ってきた!
トリト「『釣り』って言うんだぜ?」
オロロソ「な…生意気な…!だがそれでこそなぶり甲斐があると言うもの!!」
トリト「ほらほら、もう一回だ!!」ブォン!
オロロソ「また来るか!このオレに同じ手は二度も…」
ザンッ!!
水流の斬撃が飛んできて、オロロソの爪を切り裂く!
オロロソ「!?…マヨリ貴様ァ!!」
マヨリ「逆波には気をつけるのだな、オロロソよ。」
オロロソ「チッ!だが爪を片方潰されただけ、防げぬ訳では…!」
シャッパ「そうだな。上からの槍は防げるだろうが…腹がガラ空きだ!シャイニー・パンチ!!」
オロロソ「こ…コイツまだ…!」
バグオォン!!
オロロソ「ゴフッ!?」
グサッ!!
腹にシャッパの拳が入った直後、トリトの投げたトライデントが背に突き刺さる!!
オロロソ「ぬぅぅ…!!クッ…フフフフ…、どうやらオレは、貴様らのことを所詮雑魚と過小評価していたようだな…。なら名残惜しいが、貴様らにはここで海の藻屑となってもらおう…!!」
ザザァァァ…
マヨリ「EXが来るぞ!構えよ!!」
オロロソ「永遠におねんねしているがいい…!クルーエルエグゼキューション!!」
マヨリ「オロロソよ、まさか忘れた訳ではないだろう?」
バッシャァァァァァァ!!!
シュゥゥゥ…
マヨリ「妾たちには、守護竜がついていることを!」
アーケロン「キュイー!!」
アーケロンのバリアが、オロロソの攻撃から身を守った!
オロロソ「守護竜の力か…うっ!?貴様ら…何をした…!?」
突如として、オロロソを猛毒が襲う。体を蝕む毒にオロロソは思わず膝をつく。そして背後を見てみると、背中には紫色の棘が刺さっており、そこにはアズミがいた。
アズミ「はぁ…はぁ…拾式・毒刺身弐型だ…!貴様がEXを放った直後に撃たせてもらった…。どうだ?コイツの毒はよく効くだろう…?」
オロロソ「チィッ!小癪なぁぁ!!」
アズミ「今です、トリト!おひい様!奴にトドメを!!」
トリト「わかった!マヨリ、行けるな?」
マヨリ「あぁ、もちろんだとも!」
2人は同時に駆け出し、オロロソが動く前に仕掛ける。
マヨリ「受けるがよい!玉依流・潮盈珠剣!!」
ドドドドドドドド!!
いくつもの水の剣がオロロソの身体を貫き、壁に磔にする!
オロロソ「う…動けん!?」
マヨリ「今だ!トリト!!」
トリト「あぁ!…荒れ狂う波よ、大地を飲み込め!トライデントオブ…ストームサージ!!」
ザッパァァァァァァン!!
巨大な波がオロロソを飲み込み、壁を突き抜けて押し流していく。
そして、波が止まった後には、倒れ伏したオロロソの姿があった。
オロロソ「な…なぜだ……なぜこのオレが、こんな雑魚どもに…!?」
マヨリ「もう終わりだオロロソ。大人しくこの城を返してもらおうぞ!」
オロロソ「ま…まだだ…オレは…まだ…」
トリト「もうお前には、何もできないだろ?大人しく諦めろって!」
オロロソ「…『何もできない』か……。フ…フフフ……クッフフフ…!」
シャッパ「な…何がおかしい!?追い詰められてヤケになったか!?」
アズミ「いや待て!…コイツ、まさか!?」
オロロソ「クックックックッ…!まさか貴様ら雑魚如きに奥の手を使うことになるとはなぁ…!」
マヨリ「オロロソ!悪いことは言わん!!それだけはよせ!!二度と正気には戻れなくなるぞ!?」
トリト「な…なぁマヨリ、一体何がどうなってるんだ!?アイツは何をしようと…!?」
オロロソ「ここまでコケにされては、もう手段は選べん…!使わせてもらおうか…我らが一族に伝わる『深海の秘術』を…!!」
マヨリ「…!?皆の者、一時撤退だ!!今すぐここから…」
オロロソ「オオォ……ハァァァァっ!!!」ドォォンッ!!
マヨリが撤退を促すより早く、オロロソの深海の秘術が発動する。
すると、巨大な黒い渦潮がオロロソを中心に発生し、竜宮城を飲み込んでいく。
トリト「や…ヤバい!みんな!ここから逃げるぞ!!アーケロンに乗れ!!」
アズミ「待て!おひい様が見当たらない!おひい様はどこだ!?」
シャッパ「何!?…はっ、見ろ!あそこだ!!」
マヨリ「くっ、うぅ……!」
マヨリは逃げ遅れ、竜宮城の柱に掴まっていたが、いつ振り落とされてもおかしくない状況だった。
トリト「マヨリ!!オレ…助けてくる!!」
シャッパ「待てトリト!!いくらお前でもあそこに近づくのは危険だ!!巻き込まれるぞ!?」
アズミ「くっ…もう時間がない…!悔しいが、トリトがおひい様を助けて無事でいてくれると信じるしかないか!!アーケロン!今すぐここから離脱するぞ!」
アーケロン「キュー!!」
シャッパ「トリト…無事でいてくれ…!」
黒い渦潮付近…
マヨリ「うぅ…腕の力がなくなってきた…。妾の命運もここまでか…?」
トリト「マヨリーー!!」
マヨリ「トリト!?何故ここに!?ここにいては其方も…!」
トリト「なんでって…マヨリを助けるために決まってるじゃないか!!さぁ、掴まって!!」
マヨリ「……感謝する!」
そして、トリトがマヨリに手を伸ばし、マヨリもそれに応えるため、トリトに掴まろうとする。
……だが。
バギィッ!!
マヨリ「しまった!?あぁぁーっ!?」
トリト「マヨリーー!!!」
柱が限界を迎え、マヨリと共に渦潮に飲まれていく。トリトはすかさずマヨリを抱きしめ、はぐれないようにする。
トリト「絶対に…離さないからな…!!耐えてくれ…!!う…うわぁぁぁ!?」
そして…渦潮に巻き込まれたトリトとマヨリは、アーケロンに合流することは遂に叶わず、シャッパ達と離れ離れになってしまった。
渦潮が止まると、その中心には一体のモンスターが立っていた。
オロロソ?「……これだ。この力が欲しかったんだ…!!今から魔王の名は捨てよう。オレこそは、邪神オロロソ!!さぁ、殺戮を始めよう…!魔海に永遠の安らぎをもたらすために…!」