パンドラ「というわけで、最初に見せてやるは序章、『リタニア王国』での物語だ。このお話は、一人の戦士が魔王を倒す旅に出て、その魔王を打倒するまでを描いた王道ストーリーだ!……まぁ、どんでん返しは結構多いけどな。」
パンドラ「あっ、そうだ。この「前書き」って言うのか?ここでは、それぞれの物語が始まる前に、心に留めて欲しいことを言っておこうと思う。これを覚えておけば、物語に深みが増すと思うぜ。……多分。」
パンドラ「まぁ、この章でオレ様が言いたいことは…"どんな状況でも友人を信じ抜くことができるか?"だな。もし、信じてたオマエの仲間が何か悪いことをしてしまったら?そこに何か真意があるかもしれないと思えるか…そんなところかな?」
パンドラ「…っと!前置きはここまでだ!早速、覗いてみようじゃねぇか!!序章、スタートだぜ!!」
序章 第一話 旅立ちのスタン
オレカ界、リタニア王国。
オレカ界の南に位置するこの国は現在、一帯を支配する魔王バスカーによって支配されかけていた。モンスターの猛攻も止まない中、リタニア王国にて、一人の戦士が魔王を討つべく特訓に明け暮れていた。
???「えい!とうっ!やあっ!」
彼は戦士スタン。この物語における主人公である。
マナナ「いよいよ明日旅立ちだね!いつもより気合いが入ってるんじゃない?」
ボット02「キアイジュウブン、ボクニモツタワッテキテル」
スタンと共に旅に出る予定の魔法使いマナナとロボットのボット02も、特訓に付き合っていた。
スタン「02もわかるか?絶対にオレがバスカーを倒して、リタニア王国を救うんだ!」
マナナ「旅は当然、僕たちもついて行くから、サポートは任せてよ!」
スタン「あぁ、頼りにしてるぞ、2人とも!」
そして翌日…ついに旅立ちの日がやってきたのだが……
スタン「はぁ!?グレンがもう先に魔王討伐に出発した!?」
スタンが言っているのは剣士グレン。スタンの友人にしてライバル的な存在で、剣術の腕は間違いなくスタンより上。
アリア「えぇ。仲間も連れずに一人で出て行っちゃって…」
そして、この事を伝えたのが騎士アリア。スタンとは仲がいい女騎士である。彼女は今回は旅に出ず、王国の護衛を任されたようだ。
スタン「こうしちゃいられない!マナナー!02ー!オレ達も出発するぞ!グレンに先を越されてたまるか!」
アリア「ちょっ…はぁ…一応言っておくけど、スタンもグレンも目的は同じ魔王討伐でしょ?なら合流したら協力でも申請してみたら?」
スタン「うーん、もし申し出たとして、アイツ素直に聞き入れるかな…?」
マナナ「グレンって結構ドライだからね…。多分頼んだとしても、向こうから断るんじゃないかな……」
スタン「まぁ、本当についてきて欲しいなら、もうオレ達に言ってるもんな…。まぁ過ぎたことは仕方ない!さぁ、出発だ!!」
アリア「待って!」ぐいっ!
スタン「ぐぇっ!?」
出発しようとしたスタンのマントが引っ張られる。
アリア「なんの対策もしないでバスカーのところに行く気?勇気と無謀は違うものよ?」
スタン「じゃあどうしろって言うんだよ…?」
アリア「そうね…。そう言えば、前にヒートさんから聞いたんだけど……」
スタン「ヒートさんって、街のはずれに住んでるダジャレ好きの?」
アリア「そ。そのヒートさんが見たこともないドラゴンを見たって言ってたのよね…。そこまで詳しくは言ってなかったし、ダジャレが面倒くさくて途中から聞き流してたからあんまり覚えてないけど……」
スタン「見たこともないドラゴンかぁ…。もし仲間にできたら魔王も倒せるんじゃないか!?」
マナナ「いいアイデアじゃないか!じゃあまずはドラゴン探しのために、ヒートさんに話を聞かないとね!」
スタン「なら決まりだな!ヒートさんに会ってドラゴン探し、そんでドラゴンを仲間にする!」
02「サンセイ!サンセイ!」
スタン「よーし、なら改めて…出発だー!!」
こうして、スタン達は旅に出ました。果たして、無事にドラゴンを見つけ出すことはできるのでしょうか?
まだまだ冒険は始まったばかりです!!