オレカバトル2 ストーリーズ   作:セッツァー

22 / 52
第1章 第十話 アーケロン漂流記:前編

前回、アンカーからの試練を乗り越え、マヨリに引き続いてクラスチェンジを果たしたトリト。

オロロソを止めるため、決意を新たにした2人だったのだが、2人には気がかりなことがあった。それは……。

 

トリト「シャッパ達、今頃どうしてるんだろう…?オレ達のこと、探してるのかな…?」

マヨリ「アズミにアーケロンも共にいるだろうし、無事であると信じたいが…。」

そう、シャッパ、アズミ、アーケロンの行方である。トリト達は渦潮に巻き込まれ逸れてしまった身。おそらく、今も自分達のことを探しているのだろうとトリトが考えていた、その時だった。

アンカー「おいお前ら!今すぐ海岸に来い!デケェカメ…みてぇなのが海岸に来てるぞ!?」

トリト「もしかして…!」

マヨリ「あぁ、すぐに向かうぞ!」

 

海岸…

アーケロン「キュイー♪」

マヨリ「やはりアーケロン!無事だったのだな!しかもクラスチェンジまでしておるではないか!」

トリト「すげぇー!!めっちゃデカくなったなお前ー!!」

アーケロン「キュー!」

そこにいたのは守護竜アーケロン。トリト達と旅をしていたアーケロンがクラスチェンジしたモンスターである。そして、続け様にアーケロンの背中から声が聞こえてくる。

???「その声…もしやおひい様ですか!?」

???「ふぅ、やっと見つけたぜ!まさか2人ともここに流れ着いてたとはな!」

トリト「ふ…2人ともー!!…って、 2人ともクラスチェンジしてるー!?

背に乗っていたのは、拳闘士シャッパ忠臣アズミ。2人ともクラスチェンジを果たしていた。

アズミ「おひい様…身共はおひい様のことが心配でこの3日間、夜も眠れず…。よくぞご無事で…!」

マヨリ「泣くでないアズミよ。妾はこの通り元気だ!案ずることはない!」

アズミ「…おひい様、何と言うべきか…変わりましたね…。吹っ切れた感じがすると申しますか……。」

マヨリ「まあ、色々あってな。」

シャッパ「シャッシャッシャ!お前らもクラスチェンジしてたのか!かっけぇじゃねぇか!」

トリト「おっちゃんにちょっと根性叩き直されてな?お前らこそ、再会してみたらクラスチェンジして、一体何があったんだ?ちょっと聞かせてくれよ?」

シャッパ「おっ?聞きてぇか?少し長くなるぞ?」

マヨリ「ふむ、妾も其方達に何があったのかは知りたい。話してみよ。」

アズミ「承知しました。あれは、おひい様たちと逸れた後のこと……。」

 

漂流1日目…

あの後、身共達も竜宮城周辺からの脱出を図ったのですが、アーケロンのバリアでも耐えられず、身共達も揃って漂流してしまいました。そして流れ着いたのが…鬼ヶ島。オレカ界でも凶暴なモンスター達が集うと言われている危険地帯です。そして、ここが鬼ヶ島だと知ったシャッパがこのようなことを言いましてな…。

シャッパ「なぁ。オレ、もっと強くなりてぇ!誰にも負けないくらいに強くなって、トリト達を助けてぇんだ!だから頼む!ここで特訓させてくれ!」

アズミ「はぁ!?」

正直、頭を抱えました。身共達はおひい様を探さねばならぬのにと。そして、身共の静止も聞かずに、ズカズカと鬼ヶ島を進んだシャッパはある者と出会った。それは……

???「おうおうおう!?テメェ、この俺様の縄張りに土足で入ってくるとは、いい度胸じゃねぇか!あん!?」

シャッパ「なぁお前、一つ聞いていいか?お前…強いか?」

???「あん?たりめぇだ!俺様を誰だと思ってやがる!?この辺りじゃあ鬼最強と名高い、極赤鬼様とは…俺様のことよ!!」

シャッパ「ほー?最強ねぇ…。とてもそうには見えんがなぁー?」

極赤鬼「あ"…?テメェ今何つった?この極赤鬼様にケンカ売ってんのかゴラァ!?」

シャッパ「話が早くて助かるな…!ちょうど特訓相手が欲しかったところだ!!」

極赤鬼「テメェ…ナメてくれるじゃねぇか!!いいぜ、この極赤鬼様にケンカ売ったこと、あの世で後悔しやがれー!!!」

そうして、オレと極赤鬼の戦いは始まった。最初はオレが劣勢だったが、戦っているうちに強くなってる気がしてな、いつの間にかクラスチェンジもしてた。そんで、クラスチェンジした後は互角の戦いを繰り広げて…3時間ぐらい殴り合ったかな?んで、両者ノックアウトで引き分けに終わった。

極赤鬼「はぁ…はぁ…テ…テメェ…やるじゃねぇか…。いいパンチだったぜ…!」

シャッパ「はぁ…はぁ…お前こそ…。その金棒の一撃、中々に効いたぞ…!」

極赤鬼「ハッ…!テメェのこと、鬼気に入ったぜ…!今日から俺様とテメェは…ライバルだ!!」

シャッパ「シャッシャッシャ…!ライバルか…悪くないな…!」

アズミ(……身共は何を見せられているのだろうか…?)

そうして、オレと極赤鬼の間に、いつのまにか奇妙な友情が芽生えてな、熱い握手を交わして、ちょっと極赤鬼と語り合った後に鬼ヶ島を後にしたってわけよ!

 

トリト「へぇ〜!よくわかんねぇけど、これって"漢の友情"ってヤツかな?」

シャッパ「かもな!よし!オロロソの奴をぶっ飛ばしたら、アイツにまた会いに行ってやるか!んで、今度はオレが完勝してやるつもりだ!!」

アズミ「はぁ…身共はあんな島、二度と御免だがな…。」

マヨリ「ふむ…。シャッパのクラスチェンジの経緯はわかったが、アズミとアーケロンはどのようにしてクラスチェンジしたのだ?」

アズミ「おっと、話の途中でした。ここからは鬼ヶ島を出た後、2日目の話になります…。」

 

後編に続く。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。