オレカバトル2 ストーリーズ   作:セッツァー

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前回のあらすじ
ついに合流を果たしたトリト達とシャッパ達。
しかし、再会したら3体ともクラスチェンジしてた!?詳しく話を聞くことになったトリトとマヨリは、まずシャッパのクラスチェンジの経緯を知る。
シャッパのクラスチェンジの経緯を知った後、アズミ達もクラスチェンジした経緯を話し始める…。


第1章 第十一話 アーケロン漂流記:後編

漂流2日目…

身共達は、オロロソのいる竜宮城近辺の海域を避けつつ、アーケロンに乗って一日中海の上でおひい様を探しました。

しかし、この時身共はおひい様を探すことに焦って、失念していたことがありました。それは、如何なる者も絶対に通ってはいけない海域を通ってしまったこと。そこは、あらゆる船が沈められてきたと言われている魔の海域でした。そこを通ってしまった身共達に、次なる受難が襲いかりました。

 

シャッパ「なぁアズミよ、少し休憩にしないか?お前がマヨリのことを心配してるのはわかる。だがこんな海の上であてもなく探しても、無駄に体力を消費するだけだぞ…。アーケロンも少し疲れてきてるしな…。」

アーケロン「キ…キュー…。」

アズミ「おひい様がどこかで危険な目にあっているのではないかと考えると、身共が落ち着けんのだ!!休んでいる暇などない!」

シャッパ「それに、マヨリはきっとトリトと一緒にいる。アイツを信じてやれねぇか?」

アズミ「それは…そうなのだが……」

ホエー

アズミ「うん?シャッパ、いまあくびでもしたか?」

シャッパ「いや?確かに疲れているが、あくびは出してないぞ?」

ホエー…

アズミ「まただ。…というか、少しずつこのあくび大きくなってないか…?」

シャッパ「だよなぁ…。なぁ、アズミ。オレはなんだか猛烈に嫌な予感がして来たぞ…。」

アズミ「気が合うな…身共もだ…。」

わ れ の な わ ば り でー、

う る さ く し て る の はー…

ザバァァァアン!!

???「貴 様 ら か ぁ ぁ!?

シャッパ「な…何だこのバカデカいモンスターは!?く…クジラか!?」

アズミ「しくじった…!ここはナラクジラの縄張りだったか!!アーケロン、全速力でここを離脱だ!!」

アーケロン「キュー!!」

ナラクジラ「に が す かー!!」ギュオオオ!!

アズミ「マズい!す…吸い込まれるっ!?くっ…間に合わな…」

バクンッ!

そうして身共達は、ナラクジラに全員まとめて食べられてしまったのです。

 

アーケロンが間一髪でバリアを張ってくれたので、一命は取り留めましたが、ナラクジラの体内で身共は一度絶望しました。焦った身共のせいでこうなったのだと、これでは側近失格ではないかと。そこで励ましてくれたのが、シャッパでした。

シャッパ「おいアズミ!お前のマヨリへの忠誠心はこんなものか!?本気でマヨリを慕ってるなら…このくらいでへこたれねぇで、ここから出れるよう行動しやがれ!そんで絶対にマヨリと合流して、お前がまたマヨリを守るんだ!!」

シャッパは食べられた後もずっと、ナラクジラの体内でパンチを撃ち続けていたのです。その姿を見て、身共は再起しました。

アズミ「…まさかお前に諭されるとはな。…あぁそうだ!身共はマヨリ様の側近!こんなことでへこたれていては、側近の名折れだ!!」

次の瞬間、身共はクラスチェンジしていました。クラスチェンジした身共は、ナラクジラの体内でEXを発動。毒でナラクジラを苦しめ、身共達を吐かせることに成功したのです。

ナラクジラ「ホ エ ー!? こ り ゃ た ま ら ん!?貴 様 ら、 許 さ ん ぞ ー!!

何とか脱出したは良いものの、そこは既に深海の奥深く。しかもナラクジラも怒って追撃して来ました。

そこで立ち上がったのが、アーケロンでした。アーケロンはバリアを展開した瞬間、守護竜アーケロンへとクラスチェンジを果たし急速に浮上。海面からEX技『アビスガーディアンブレス』を放ち、ナラクジラを追い払ったのです。

シャッパ「やったなアズミ、アーケロン!!オレ達生きてるぞーー!!」

アーケロン「キューキュー!!」

アズミ「ふっ、そうだな。では待っていてくださいおひい様、身共が今すぐ参ります!!」

そしてその後、シャッパからの提案で一度ご友人のいる大陸の方へ戻ろうということになり、3日間の漂流を経てここまでたどり着いたという訳です。

 

トリト「……なんつーか、波瀾万丈だったんだなぁ…。正直、オレ達より大冒険しててびっくりしてるぞ…。」

シャッパ「シャッシャッシャッ!!だろー?あんな体験中々ないぜ?」

マヨリ「だが、そんな苦難を乗り越えて、よく妾のもとへ帰ってきた。褒めて使わす。」

アズミ「はっ!ありがたきお言葉!!」

アンカー「とりあえず、再会できて良かったな。んでお前ら、もう行くのか?」

マヨリ「あぁ。アンカーよ、ここまで世話になったな。」

トリト「なぁおっちゃん、良ければおっちゃんもオロロソ止めるのに協力してくれないか?」

アンカー「へっ、悪いが遠慮しとくぜ。こんな老いぼれにできることは少ねぇしな…。それに、この件はお前らの問題だ。俺が手を出すのは無粋ってもんよ!」

トリト「そっか…。わかった!じゃあ、いってくる!!」

アンカー「おう!キッチリ、嬢ちゃんの兄貴に一発かましてきな!!」

シャッパ「おい待て!?今サラッととんでもないこと言ってなかったか!?」

マヨリ「そういえば、シャッパにはまだ伝えてなかったな。このことは道すがら話すとしよう。」

トリト「それじゃあみんな、今度こそオロロソを倒して竜宮城を取り戻すぞ!!」

一同「おーっ!!!

 

こうして、全員合流を果たしたトリト達。

そしてアーケロンに乗り、再び竜宮城へと向かう。オロロソを止めるために!

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