スタン「ここで合ってるんだよな?」
マナナ「うん、間違いないよ。スタンはここに来るのは初めてかもだけど、僕は魔法の修行でよく来てたからね。」
ボット02「ミチノリキロクカンリョウ!イツデモヒートサンノトコロニ、イケマス!」
スタン一行は、アリアから話を聞いてヒートのもとを訪れていた。目の前にあるのは掘立て小屋。ここにヒートが住んでると言うが……
コンコン!
スタン「すみませーん!ヒートさんいませんかー?」
???「ん?誰だー?このヒート様になんかようかい?……ってマナナじゃねえか!後ろにいるのは友達か?もしかして、俺に友達を紹介しようかい?ってか?」
マナナ「あはは…まぁそんなところです。」
彼は炎情召喚師ヒート。三度のメシよりダジャレが好きな召喚師である。結構ふざけた性格だが、これでも昔は魔王討伐の旅に出たことがある歴戦の戦士だ。
ヒート「とりあえず中に入りな。あっ、この掘立て小屋の中を掘ったって、なんもないからな?」
スタン「そ…それじゃあお邪魔します…。」
ヒート「見かけによらず広いだろ?ヒーローを迎え入れるには中もひぃろくないと…な?」
スタン「噂には聞いてたけど、ヒートさんって本当に隙あらばダジャレを連発するんだな…」ヒソヒソ
マナナ「まぁまぁ…魔法の腕とか実力は確かだから…」ヒソヒソ
ヒート「ところで、俺に何か話があってここに来たんじゃないか?どんな話も手放しで聞いてやるから言ってみな?」
スタン「あっ、そうだった。あの、アリアから話を聞いたんですけど、見たこともないドラゴンを見たって…。オレ達、そのドラゴンに会いたいんです!どこに行けば会えますか?」
ヒート「あー、あの時の話か……。よーしわかった!特別にダジャレ特盛エディションでたっぷり…」
マナナ「あっ!一応ダジャレは抑えておいてもらえますか?重要な手掛かりとかも聞きたいので…」
ヒート「ちぇっ、わかったよ……」
スタン一行(((すっごい不服そう……)))
ヒート「あれは確か一週間くらい前だったか…。俺は召喚師っていう職業柄、色んなモンスターを探しては契約して回っててな、その日も新しくモンスターと契約できないかって出かけてたんだ。そんな時、急に空が暗くなったんで上を見上げてみたら……宝石の付いた白く輝くドラゴンがいたんだ。」
スタン「白いドラゴン…。」
ヒート「ああ、俺は旅の中で色んなドラゴンを見てきたが、あんなに綺麗なドラゴンを見たのは初めてだったよ。そのドラゴンはすぐに飛んでいっちまって、以来会えてねぇな…」
マナナ「そのドラゴンがどっちに飛んで行ったかってわかりますか?」
ヒート「あぁ…確か西の山の方に飛んで行ったかな?でも、言っておいてなんだが、会えるかわかんねぇぞ?一週間だから、もうとっくにどっかに行っちまったかもしれねぇし。」
スタン「でも、いるかもしれないなら、行く他はなしだ!」
ヒート「おう、そうか!俺もオマエらの旅に足袋を履いてついて行きたいのは山々なんだが、これからテングリさんと会う約束をしててな…。今日も言葉の研究に勤しまなきゃならねぇ。だから、あとはお前ら次第だ!」
ボット02「ルートトウロクカンリョウ!サイタンルートでアンナイシマス!」
マナナ「今日は貴重なお話、ありがとうございました!それじゃあ、行ってきます!」
スタン「よーし!目指すは西の山!行くぞー!」
ヒート「おう!つけてくる奴には気をつけて…ってな!」
そして、スタン一行は西の山へと歩みを進めていった。果たしてスタン一行は、無事に白いドラゴンを見つけることはできるのでしょうか?
数分後……ヒートは呪師テングリと言葉の研究に勤しんでいたが、何かが引っ掛かかっている様子。
ヒート「うーん……」
テングリ「どうしたか? 浮かない顔を しているが?」
ヒート「いや…ついさっきまでマナナ達が来ててな、西の山へにっしっしと向かって行ったんだが、なーんか言い忘れてるような…」
テングリ「西の山!? あそこは確か ベヒモスの…!」
ヒート「あーっ!!忘れてた!!そうじゃん!あそこベヒモスの縄張りじゃねぇか!!テングリさん!すぐに俺たちも西の山に行くぞ!アイツら、無事だといいんだが…!」
テングリ「承知した。 友の頼みは 聞かねばな!」