前回、ドラコマキナを突破したアラン一行。
しかし、アラキシュ達もこの様子を見ており、管制室にて策を講じていた。
アラキシュ「ほう…ドラコマキナを突破するとは、以前より強くなったものだな。」
ブレイク「如何するで申すか?私達はいつでも出れるで申すが…。」
アクセラ「ハッ、あんなウスノロ相手なら、アタイらでも楽勝さね!」
アラキシュ「いや、いい。お前達が出るのはまだ後だ。」
アクセラ「じゃあどうすんのさ?このままここまで行かせるつもり?」
アラキシュ「ブレイクよ、奴らのルートでは、この後はどこへ向かう?」
ブレイク「はっ!兵器工場で申す!」
アラキシュ「そうか……。codeⅣを起動させろ。ドラコマキナを下した奴らには丁度いい。」
ブレイク「こ…codeⅣをで申すか!?しかし、アレはまだ試作段階で暴走する危険性も…!」
アラキシュ「構わん、それはそれで面白いデータが得られそうだからな…!」
要塞・通路…
イブリス「ねーえー?結構進んだけどさ、まだ奥には到着しないわけ?いい加減この要塞のおもちゃ(タレットをはじめとした罠多数)で遊ぶのも飽きてきたんだけどー?」
アンヴィル「文句言うんじゃねぇ!これでも最短ルートなんだ!俺の記憶が正しければ、この先の兵器工場を抜けた先にある広間を抜ければ管制室、アラキシュの野郎の部屋だ!」
ダルタン「このまま何事も無ければいいんだが…。」
要塞・兵器工場…
たどり着いたのは、巨大な兵器工場。ここでタレットなどが作られているようだ。
アラン「ここで兵器を作っていたのか…。改めて奴の技術力の高さが窺えるな…。」
フランケン「うん…?アンヴィル、これはなんだい?この機体だけ、妙に厳重に守られているが…。」
アンヴィル「あん?んだこりゃ…?俺も初めて見るな…。もしや、コイツが例の発掘兵器か…?いくらか最新式のパーツが使われてる辺り、既にアラキシュに改造された後みてぇだが……。」
そこにいたのは、沢山の銃火器が搭載された巨大なロボット。今はまだ電源が入っていないようだ……。
フランケン(このロボ…博士が作った機体に似ているような…。)
そうして兵器工場を進もうとすると、放送が流れる。
ザザ…
アラキシュ《ここまで進んで来るとは、思ったよりやるではないか。》
アラン「アラキシュ…!」
アラキシュ《さて…ワシがこうして放送を流しているのは、それの紹介をしようと思ってのことだ。そのロボは砂漠に埋まっていた古代兵器でな、砂漠から発掘してワシの技術力で蘇らせたというわけだ。》
ダルタン「なるほど、随分物騒なものを発掘したんだな。それをより物騒に改造するとは…。」
アラキシュ《さて。お喋りはここまでとしておこう。では行け!プロトタイプcodeⅣよ!侵入者を排除するがいい!!ガッハッハッハァ!!》ブツン。
フランケン「みんな、気をつけるんだ!ロボが……!」
ウィーン。ギギギギ……
ビコンッ!
codeⅣ「ワタシハ大量破壊兵器、プロトタイプコードフォー。アナタタチノ殲滅ヲ、プログラミングサレテイマス。」
イブリス「へぇー、コイツ喋れるんだ。今までのポンコツ共とは違って、少しは楽しめそうだね?」
アンヴィル「呑気なこと言ってる場合じゃねぇ!来るぞ!!」
codeⅣ「侵入者ヲ5名確認。コレヨリ、殲滅ヲ開始シマス。」
codeⅣ「標的確認、ミサイル発射。」ドン!ドン!ドン!
codeⅣの左肩の砲門からミサイルが発射される。
ダルタン「撃ち落とす!」バキュンバキュン!!
ドカガァァン!!
そして、ダルタンがいち早く反応し、銃でミサイルを撃ち落とす。しかし間髪入れずにcodeⅣは攻撃を続ける。
codeⅣ「チャージ砲用意。ターゲットロック。」
イブリス「あれー…?もしかしてこっち狙ってる…?」
アラン「させるかっ!」ヒュンッ
ビーーーー!!
アランはワイヤーをcodeⅣの右肩キャノン砲に巻きつけ、発射直前にチャージ砲の軌道を逸らす。
codeⅣ「砲撃失敗。ヨリ確実ニ排除スルタメ、攻撃方針ヲ変更シマス。」
そう言うと、codeⅣは砲身を全て発射できるよう用意する。
アンヴィル「…!ヤベェ!?」
codeⅣ「全砲門一斉掃射。」
ドガガガガガガガ!!
シュゥゥゥ……
避けようのない攻撃を受けたアラン達はなすすべなく倒れてしまう。しかし、たった1人、立ち上がった者がいた。
フランケン「う…うぅ……。」
codeⅣ「想定外ノ生命力ヲ確認。確実ニ排除シマス。」
フランケンはよろめきながらも立ち上がると、口を開く。
フランケン「きみ…もしかすると…昔codeⅢと呼ばれていなかったかい…?昔、きみと似たようなロボを見たことがある……。」
codeⅣ「……肯定。ワタシハコノ姿ニナル以前、"プロトタイプコードスリー"ト呼バレテイマシタ。」
フランケン「なら良かった…。少し…話をしないかい…?きみの生みの親を…私は知っている……。」
codeⅣ「……"ハカセ"ヲ…?」
数分後…
アラン「う…うぅ……。あれからどうなった…?」
アランは起き上がると、衝撃の光景を目にする。フランケンとcodeⅣが話をしており、codeⅣのカメラアイからは、オイルが漏れでていたのだ。さながら、涙を流すように…。
ダルタン「フランケン…その…大丈夫なのか?」
フランケン「あぁ、とりあえずはね。……この子も、難儀な人生を歩んできたものだ…。昔、危険すぎるとして開発中止に追い込まれ、奇しくもこのような形で利用させられるとはね…。」
アンヴィル「お前、このロボを知っていたのか?」
フランケン「あぁ。この子を…と言うよりは、生みの親をね…。私を生み出してくれた人と同じだから、通じるものがあるんだ。」
イブリス「えーっと…とりあえずもう進める感じ?」
フランケン「多分な。私は、もう少しこの子と話をしたい。君たちが気絶している間に治療も済ませた。先に行っててくれ。」
アラン「……わかった。行くぞ。」
フランケンをcodeⅣの側に置いていき、アランは兵器工場を抜けていった。
フランケン「…こうして話ができるのも、きみにも心があるからなのだろうね…。」
codeⅣ「ココロガ……。」
フランケン「さて、私たちはもう少し、思い出話でもするとしようか。」